関西学生アメリカンフットボール リーグ戦総括

Last updated, 1997 Jan. 02 at 20:45 JST.

TEAM 勝敗分 順位 上段=獲得合計/獲得平均   下段=喪失合計/喪失平均
点数 総距離 ラン パス FD数 F-TO 反則
京都大学 6-1-0 324 46.3 3284 469.1 2236 319.4-8.3 1058 151.1-9.4 134 19.1****
98 14.0 1684 240.6 815 116.4-3.2 869 124.1-5.0 96 13.7 1.6-1.3 263 37.6
立命館大 6-1-0 251 35.9 3053 436.1 1778 254.0-6.5 1275 182.1-8.7 130 18.6****
113 16.1 1408 201.1 823 117.6-3.5 584 83.4-5.1 66 9.4 1.6-1.0 278 39.7
関西学院 6-1-0 204 29.1 2262 323.1 1164 166.3-4.3 1098 156.9-5.3 122 17.4****
53 7.6 1247 178.1 636 90.9-2.7 611 87.3-4.5 69 9.9 1.1-0.9 262 37.4
甲南大学 2-5-0 117 16.7 1821 260.1 1012 144.6-3.7 808 115.4-6.0 91 13.0****
217 31.0 2625 375.0 1607 229.6-7.2 1013 144.7-6.8 111 15.9 1.4-1.7 204 29.1
近畿大学 3-4-0 114 16.3 1806 258.0 1263 180.4-5.0 543 77.6-4.4 96 13.7****
166 23.7 1864 266.3 1028 146.9-4.1 838 119.7-6.5 101 14.4 2.0-2.6 193 27.6
関西大学 1-6-0 81 11.6 1562 223.1 926 132.3-3.8 631 90.1-4.6 69 9.9****
232 33.1 2710 378.1 1984 283.4-7.3 736 105.1-5.2 93 13.3 1.1-2.1 216.5 30.9
同志社大 2-5-0 92 13.1 1396 199.4 751 107.3-3.2 645 92.1-5.6 65 9.3****
196 28.0 2679 382.7 1844 263.4-5.8 835 119.3-6.8 135 19.3 1.4-2.0 301 43.0
大阪産業 2-5-0 131 18.7 1971 281.6 1348 192.6-5.1 623 89.0-5.4 100 14.3****
239 34.1 2938 419.7 1742 248.9-6.0 1196 170.9-9.5 136 19.4 1.6-1.9 214 30.6

細字数値は、総ヤードを試合数で除した平均を示す。
ランの細字数値は、総獲得ヤード/試合数−総獲得ヤード/ラン回数を示す。
例)82.4-3.1は、1試合平均82.4ヤード、1回平均3.1ヤード

パスの細字数値は、総獲得ヤード/試合数−総獲得ヤード/パス投球回数を示す。
例)150.6-6.0は、1試合平均150.6ヤード、1投球平均(パス失敗、インターセプトを含めた平均)6.0ヤード

F-TOの項は、ファンブル回数−(ファンブルロスト回数+インターセプト回数)を示す。
例)1.0-1.4は、1試合平均1.0回ファンブル、1試合平均1.4回のインターセプトとファンブルロストのターンオーバー


優勝争いは3強一歩リード、その他は差がないと予想したとおり、3校同率
優勝、中位も同率5位が3校という結果に終わった。順位争いという点では
面白いのだが、関西学生の上位と下位に大きな実力の壁ができてしまったの
が残念だ。来期のリーグ戦も、序盤は無風状態が続くかと思うと興味が半減
してしまう。

この混戦の中、新顔の大阪産業大学が1部残留した。若手中心のメンバーで
思い切りの良いプレーは楽しかった。荒いところもあったが、後半の躍進が
来期につながると非常に面白い。近畿大学も活躍した若手が残る。甲南大学
は、例年通り善戦止りで黒星を重ねた。選手構成は充実していたと思うが、
それだけでは越えられない大きな壁に、またも遮られた。

京都大学は、1試合平均の獲得距離、得点とも、学生社会人通じて1位だが、
喪失距離は学生6位であった。序盤戦から安心できない内容が続き、ついに
11月12日、関西学院の前に取り繕うことができなくなった。
立命館大学は、攻守とも徐々に整って来たが、今期京都大学に3連敗のディ
フェンスと、QB分担できなかったオフェンスが結果論だが残念だ。

関西学院は、スタッツ上にその特徴がよく現われている。ディフェンスは法
政大学に続く僅差の2位と、質の高さが伺える。ところが、オフェンスはFD
数で京都大学立命館大学と同等だが、獲得距離、得点が極端に少ない。刻ん
で進むけれども、ビッグプレーがないので自らが試合を組み立てられない苦
労が数字上にはっきりと現われた。関西学院は、京都大学を本気にするきっ
かけを与えたが、その勝利は精神力を集中させた極限での結果である。それ
をプレーオフで見ることが出来なかったのは残念だが、来春に期待する。

入れ替え戦の結果、関西大学の残留、同志社大学の降格、神戸大学の昇格が決定した。
関西大学9−6大阪体育大学、同志社大学13−14神戸大学


リーグ戦表へ