関西学生アメリカンフットボール プレーオフ 決勝 結果


12月07日(土) 長居陸上競技場 13:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計
京都大学 7107024
立命館大 00606
(現地観戦)
立命館大のリターンで試合開始。先発QBは19番東野だった。しかし第1シリーズ3回のプレーは全てランで、やはり傷が癒えてないのだろう。次のシリーズからは10番大橋との併用となるが、パスは大橋、ランは東野という役割分担が見えてしまった。その10番も怪我で万全でない。第2シリーズ、ショットガンファンブルロスのロングシチュエーションから、QB10番から今日のメインターゲットTE85番へのパスでFDを更新する。再度TE85番パスでFDを更新で勢いに乗りかけるが、次のWR22番へのミドルパスがインターセプトされる。

京都大学も先発QB16番杉本だったが、QB8番田中と交互に出場する。インターセプトで得た自陣32ヤードからの攻撃を、QB8番のドローフェイクRB31番へのロングパスで一気にエンドゾーン前10ヤードまで進み、最後は16番左OTキープで先制する。

立命館大学は、次の自陣20ヤードからのシリーズも第3Dをパスインターセプトで攻撃権を失う。2回連続のターンオーバーと、フィールド中央であったのが立命館大学にとって波に乗るきっかけを失った。
京都大学は、QB8番の20ヤードパスと、パーソナルファウルで得た敵陣15ヤードから、16番キープ3連続でTDを挙げる。徐々に立命館大学にプレッシャーがかかり、オフェンスチームが万全でないことが焦りを生み、ランはショートで止まり、パスは失敗が多く、攻撃が続かない。

後半は、立命館大学のディフェンスで開始。だが、QB16番の強引なキープが止まらない。第3Q4分28秒、QB8番からWR16番へ9ヤードTDパスが決まり、京都大学24−0立命館大学。
次のシリーズから立命館大学はQB19番のパス等、今日始めてのロングドライブでTDを返すが、京都大学のオフェンスも止まらない。後半は立命館大学も健闘したが、時間との戦いが加わり、京都大学が逃げ切った。

立命館大学は、春の平成ボウルを含めて今年の京都大学に3連敗、いずれもディフェンスシステムが崩壊してしているが、オプション対策はなかったのだろうか。オフェンスは、傷つきながらもいろいろ試みていただけに残念だ。
京都大学は、関西学院の敗戦が生まれ変わるきっかけとなったが、QB8番のパス以外、強引なキープや後半のロングゲインを許す辺りなど、以前のチームに戻ってしまったかと思うようだった。ディフェンスは、ブリッツ、QBサック等が決まっていたが、それは、プレー選択の幅がない手負いの獅子が相手だったからに過ぎない。


プレーオフ