関西学生アメリカンフットボールリーグ戦 第7節 結果

11月23日 西宮ST 13:30
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
近畿大学 14001428 3-4-0
関西大学 00077 1-6-0
(毎日放送テレビ アメリカンフットボールハイライトより)
関西大学の8位と入れ替え戦出場、近畿大学の4位が確定した。

11月23日 西宮ST 16:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
甲南大学 3372134 2-5-0
大阪産業 020132053 2-5-0
(毎日放送テレビ アメリカンフットボールハイライトより)
この結果、2勝5敗で2校または3校が並ぶ可能性があるが、同志社大学、甲南大学に勝利している大阪産業大学の1部残留が確定した。同志社大学の試合結果に依って抽選で入れ替え戦出場校が決定する。

甲南大学には、厳しい結果を招く敗戦となった。

 

(11月26日02:10追記)個人的な知り合いである協会の人に抽選方法を確認した。
同志社大学、甲南大学、大阪産業大学の3校から1校を決める抽選を行い、そのチームは入れ替え戦出場から完全に除外される。残りの2校同士の試合結果で敗者が入れ替え戦出場となるということであった。
つまり、大阪産業大学が2校に残った場合、対同志社大学、対甲南大学ともに勝利している。したがって、抽選とはいえ、この試合が終了した時点で大阪産業大学の1部残留が確定した。
同志社大学2/3、甲南大学1/3の確率で入れ替え戦出場である。


11月24日 西宮ST 12:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
関西学院 31621747 6-1-0
同志社大 70007 2-5-0
(現地観戦)
同志社大学は第1Q早々の主戦QB7番負傷退場が痛かった。

関西学院が徐々にペースを掴みリードを広げていく。後半は多彩なメンバーが登場、プレーオフを睨んでの撹乱と選手の温存、オンサイドキックを試みる余裕を見せた。


11月24日 西宮ST 15:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
京都大学 141771048 6-1-0
立命館大 7103727 6-1-0
(現地観戦)
京都大学が、この2週間で全く別のチームに生まれ変わった。これまでのリーグ戦では、勝つけれども何か消化不良の試合が連続していたが、やっと本当の力を示してくれた。
試合はコイントスで選択権を得た立命館大学が、前半の選択権を放棄、京都大学のリターンで始まる。試合前のスターティングメンバー発表ではQB8番だったが、実際にセットしたのは16番。いきなりのオプションピッチRB36番が右オープンを駆け上がりFD。しかし、続くプレーはQB8番がセット。京都大学はQB併用で立命館大学ディフェンスにプレッシャーをかける。そして、自陣35ヤードから始まった第2シリーズ、第3DでRB35番へのスクリーンパスが成功。そのまま一気に60ヤードを駆け上がり京都大学が先制する。

一方の立命館大学は、京都大学のランディフェンスが強力で、中央突破オープンともヤードが稼げず、2メンカバーされているWR22番、WR7番、TE85番を中心に展開。自陣17ヤードから始まった第2シリーズ、WR22番へのクイックパスなどで2回FDを更新、最後はQB19番が左へのピッチフェイクで大きな空間ができた右サイド約50ヤードを駆け上がりたちまち同点となる。だが、京都大学はQB16番の中央突破、WR28番の逆サイドへのオープン50ヤードTDランで突き放す。京都大学14−7立命館大学。

京都大学ディフェンスバックスは、パスを恐れてかスナップと同時に後ろに下がる。そこへ立命館大学QBスクランブルでFD。QBマークするとWR7番へのパスでFDで、第2Q早々に同点に追い付く。
京都大学ディフェンスがパニックになりかけているのを救ったのがスペシャルチームだ。パントやキックオフのリターンでリバースフェイクを繰り返していた。そして、とうとう80ヤードのロングゲインを獲得した。これを確実にTDに結び付け京都大学21−14立命館大学。
続く立命館大学の攻撃もWR7番、22番やQBの右オープンなどで、エンドゾーンまで9ヤードに侵攻する。しかし、京都大学のディフェンスは、RBを尽く止める。そして、ここをFGに抑えて得点差を付けることに成功した。その後RB28番35番85番にQB16番キープ等で1TD1FGを追加した。京都大学は前半パントで攻撃権を放棄したのは第1シリーズのみ、立命館大学もパント1回、第4Dギャンブル失敗1回という見事なオフェンスを展開した。

第3Qは立命館大学のリターンで開始。パスがヒットするがTDに至らずFGで得点。次の京都大学は久しぶりにパントに追い込まれるが、立命館大学のリターナーがファンブル。リカバーした京都大学がTD、さらに、立命館大学のパスをインターセプトしてTDに結び付け、京都大学45−20立命館大学とした。
その後、立命館大学はQB10番に変更、東野を温存するとともに、大橋によるオフェンスを披露することでプレーオフへの撹乱の布石を打つ。さらに、オンサイドキックの練習も忘れなかった。

私の印象としての京都大学の勝因は、ディフェンスをランに重点を絞って、要所でのゲインを許さなかったこと、また、ランオフェンスを中心に展開し立命館大学ラインのプレッシャーを受ける前にボールを動かしたこと、QB8番16番併用にあると感じた。
立命館大学も健闘していたので、なぜ敗戦したのか原因を追及されると困るのだが、要所のFD更新ができなかったことぐらいか。展開の綾もあり、再戦すれば同じ結果には絶対にならない試合展開であった。

試合終了後、フィールドで行われた表彰式で3校の主将が優勝トロフィーをもらった。その後、協会事務所で、初の3校による甲子園ボウル出場決定戦の組み合わせ抽選が行われた。


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