関西学生アメリカンフットボールリーグ戦 第6節 結果

11月09日 西宮ST 12:40
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
関西大学 07007 1-5-0
同志社大 01313026 2-4-0
(毎日放送テレビ アメリカンフットボールハイライトより)
同志社大学は、シーズン前半の不調が嘘のように元気だ。この勢いだと最終の関西学院戦は非常に面白いものになりそうだ。楽しみが増えた。

11月09日 西宮ST 15:40
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
立命館大 141271043 6-0-0
甲南大学 737017 2-4-0
(GAORA中継より)
立命館大学のキックオフ、甲南大学のリターンで試合開始。
甲南大学は簡単に第3Dとなるが、ここで右奥へパス成功でFD。そして、次の第3D、ホットライン22番へのTDパス成功。ロングパス2本で甲南大学が先制する。
次のキックオフ、関西学院戦のコピーを見るようにオンサイドキックが成功、しかし、このシリーズはFD更新できずパントとなる。甲南大学のこの試合にかける意気込みが伺えた面白いシーンであった。

だが、立命館大学オフェンスは、もっと強烈だった。RB3番の3回連続キャリー、QBキープ、RB38番等で4回連続FD更新から最後はQBキープでTD。あっさり同点となる。立命館大学のラインが強力で、全くQBにプレッシャーがかからない。次の甲南大学のシリーズを簡単に終了させると、3回連続FD更新から最後はホットライン22番へのTDパス成功。

甲南大学ディフェンスが完全にコントロールされてしまい、オフェンスも健闘したが点差を詰めるまでには至らなかった。オフェンスは、相手ラインが強力で中央ランプレーが全く進まなかったが、クイックピッチのオープンランや、ショートのスクリーンパス、ショットガンからのミドルパスが要所で成功していた。立命館大学のディフェンスはラインは強力だが、そこを突破、あるいは迂回するとゲインできそうだ。前節関西学院のTDドライブ、今日の第3QTDドライブはそのような組み立て方がされていたように思う。


復活!関西学院。関西学生は上位も大混戦

11月10日 西宮ST 12:40
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
京都大学 60006 5-1-0
関西学院 770721 5-1-0
(現地観戦)
関西学院のリターンで試合開始。今期初先発のQB7番がシングルバック体形でセットする。5、5、20、10ヤードのオープンサイドパスが成功。そこから、RB2番、32番が左OTと中央突破でロングゲインを重ねてTDに結び付けた。ノーハドルオフェンスとクイックパスで惑わした急襲が成功した。
だが、京都大学オフェンスも黙ってはいない。ロングパス3本とQBキープの4プレーで簡単にTD。しかし、次のTFPがこの試合の明暗を分けたか。京都大学はフィールドに10人しか入っていない。そこで、意識的にディレイの反則罰退をして1名入って来るのを待った。しかし、キックは失敗する。これが、以後QBに精彩を欠く原因になったのではないか。これは、結果論である。キックブロック1名不足のままチャレンジする手もあったが、ここで失敗していれば、何故1人不足したまま蹴ったかということになる。京都大学にすれば、悪い方向に展開してしまったと言わざるを得ない。

以後のシリーズは、関西学院は相変わらずシングルバックからパス主体に攻めるが、2回に1回以上は必ず成功しFDを重ねる。ラインもパスプロテクトが完璧でほとんどQBにプレッシャーがかからない。それに対して、京都大学はパスコントロールが悪く、パス失敗とQBサックを繰り返す。ランは中央もオープンも数ヤードで完璧に止められて手がない。

第2Q、関西学院がパントしたボールに、京都大学の選手が逃げながらも触れてしまいイーブンボールに。それを関西学院が押さえた地点は敵陣11ヤード。ここで、2プレーで簡単にTDを獲得。試合の流れは、完全に関西学院のものになる。京都大学は第3Qに心機一転新たな気分で望みたかったが、それも打ち砕かれた。第2Q最後のパーソナルファール15ヤードを第3Qキックオフに課されてしまった。

第3Q京都大学は、QB16番の投入や、オプションに活路を見い出してショートゲインするが、勢いを取り戻すまでには至らない。関西学院は、ショートパス、ロングパスに最後は中央突破まで通して、この2年間、完封されていた借りを返すとどめのTDを挙げる。

結局、技術レベルの高低ではなく、意気込み、気迫の違いが明暗を分けたように思う。京都大学は実力を出し切れないまま敗戦した。トップレベルの戦いではよくあることと言えばそうだが、試合の悪い流れを引き戻す 方法はなかったか。次の立命館大学戦までに立ち直っているだろうか。尾を引きそうな敗戦だけに非常に心配だ。

関西学院は、ここ数年単位上位下位全ての戦いを含めても1番の出来だった。全てが良い方向に回転した試合を久しぶりに見たような気がする。とりあえずは、次の同志社大学戦を油断することなく勝利して結果を待ちたい。たとえ、今年は無理でも、この勝利は来年以降につながる。そういう意味でも「関西学院復活」だ。


11月09日 西宮ST 15:30
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
近畿大学 7028035 2-4-0
大阪産業 7001320 1-5-0
(第2Q終了まで現地観戦)
(毎日放送テレビ アメリカンフットボールハイライトより)
近畿大学、大阪産業大学の追い上げに少し苦しみながらも待望の2勝目を挙げた。大阪産業大学は、総獲得ヤード337−175で圧倒的に上回っていたにもかかわらず、ファンブル5回、インターセプト1回で自滅してしまった。

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