関西学生アメリカンフットボールリーグ戦 第1節 結果

09月07日 長居球技場 13:30
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
甲南大学 00000 0-1-0
近畿大学 1430017 1-0-0
(現地観戦)
甲南大学のオフェンスがなかなか進まない。パスは正確性を欠きWRとの呼吸もあわない。オープンランも近畿大学の上がりのスピードを超えられない。ただ一つ進むプレーが10ヤードぐらいのフックパターンパスだけでは苦しい。
一方の近畿大学は、LBとDBの中間へのパスを次々と決めて着実に前進する。ランも甲南大学LBとのスピード競争で上回っていた。

関西学院の背番号1番1年生QBがTDデビュー

09月07日 長居球技場 16:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
関西学院 60309 1-0-0
関西大学 03003 0-1-0
(現地観戦)
関西学院のQBは期待の1年生、新人の有馬だった。関西大学の攻撃をどうにか封じた後の登場となった。ポジションは自陣15ヤード地点。そこからのプレーを非公式記録として再現すると、次のようになる。
ドロー(3)−右オープン(15)−左45度パス(9)−右オープン(0)−左45度パス(20)−右オープン(0)−左45度パス(反則で無効)−右オープン(8反則で無効)−左オフタックル(15)−関西大学タイムアウト(残り35ヤード)−右45度パス−右オフタックル−左サイドラインパス−右オフガード−(残り5ヤード)−ドロー−ドロー−ドローでTD獲得。(私のメモにより。()内は獲得ヤード)
リーグ戦のデビュー戦、それも第1シリーズでTDを獲得したのである。さらに、第3Q最初のシリーズも上記攻撃パターンで自陣25ヤードから敵陣13ヤードまで攻め込んだが、FG失敗で得点出来なかった。すごい新人が現われたものだ。QB、RB、WRは見事なコーディネートされていて、確実にヤードを稼げる攻撃パターンがあるのは頼もしい。課題は、他の攻撃パターンが進まないことである。色々と試みていたが次以降に期待したい。
一方の関西大学だが、私はシーズン前にそれ程高い評価をしていなかったが、実際はすばらしいものがある。最初のシリーズ、自陣30ヤードからの攻撃でランパスが10ヤード刻みで進んでいく。とくにラインのパスプロテクトは完璧で、関西学院ラインが全くQBに触れなかった。QBにはWRを探す時間が十分に与えられ、WRがDBを振りほどいたところにパスが通じる。しかし、敵陣8ヤードまで攻め込みながらパスインターセプトとなった。さらに、ディフェンスも中央ランプレーをことごとく止めた。この試合では、重要なところでファンブルやインターセプトでターンオーバーとなってしまったが、今後に十分期待できる。

09月08日 宝が池球技場 11:20
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
立命館大 707721 1-0-0
同志社大 077014 0-1-0
(毎日放送テレビ フラッシュボウルシリーズハイライトより)
第3Qに逆転されるなど、立命館大は苦戦したようだ。さらに第1、3Qの得点をQBの個人技中心で挙げたところに今年の課題がある。第4QのWR、RB一体となった得点の挙げ方でないと上位校との戦いは苦しいのではないか。 同志社大は、ロングパスを通されるなど、個人技中心のランパスを止められないディフェンスが課題か。

09月08日 宝が池球技場 14:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計 勝敗
京都大学 14771442 1-0-0
大阪産業 30003 0-1-0
(毎日放送テレビ フラッシュボウルシリーズハイライトより)
京都大学注目のスタートQBは田中であった。最初のシリーズからTDを挙げるなど、正確なパスヒット(成功率10/13)と充実したRB陣は他校にとって脅威だ。ディフェンスは最初のシリーズでFGを奪われるまでの侵攻を許したが、それ以降は持ち直したようだ。
立命館大、関西学院が苦戦したのに対して、無難に勝利した京都大学が優勝候補の筆頭であることは間違いない。

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