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前半は、リクルート6−0松下電工で終了。一見、松下電工ペースの守り会いの試合のような印象を受けるが実際は全く違う。リクルートオフェンスは、早い段階から松下電工強力ディフェンスを引き裂き、中央突破で8、9ヤードを確実に稼ぐ。それも、RB32番一人にである。キャリアーは決まっているのだから止められそうに思うのだが、それは素人考えなのだろう。リクルートオフェンスラインが特別に強力というのではなく、うまい具合にかわしているというのが正直なところだ。それでも、前半を6点差で終了したのは、要所でパスが通らなかったり、ランオフェンスだけではエンドゾーンに届かない、あるいは、松下電工ディフェンス最終ラインの頑張りによる。 松下電工は、後半の第2シリーズで敵陣26ヤード第4D1ヤードギャンブルを、RB33番が中央突破でTDし、一度は逆転する。だが、リクルートもすかさず、50ヤードからの第4D1ヤードギャンブルで、ドローフェイクからQBの左オープンランで再逆転。次のシリーズでもFGを成功させて、リクルート15−7松下電工と1TD以上の差がつく。 以後、松下電工オフェンスは、焦りも手伝って前半から正確性の欠くパスがさらに決まらなくなる。リクルートに追加点を許してから、松下電工はショットガンで20ヤードパスを4本成功でTDを獲得するが、リクルートが逃げ切った。 松下電工のオフェンスが波に乗れないのはいつものこととしても、ランディフェンスが全く通用せずに1回で8、9ヤードも走られるようでは為す術がない。リクルートは、昨年の東京スーパーボウルで見たのと全く異なった凄いチームになってしまった。 |
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得点配列からすると、点の取り合いの凄い試合である。両チームとも勢いがつくと止まらないオフェンスだけに、ディフェンスチームの苦労が伺える。終了35秒前のオンワードTDパスで逆転勝利、東京スーパーボウルへ進んだ。
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