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リクルートが最初の2回のシリーズを全てTDに結び付けて先制する。核となったプレーは今までと同様のRB32番の粘り強いランである。さらにリクルートラインが京都大学のディフェンスラインを完全にコントロールした。RBにジャストタックルが決まらず、粘り強い走法と相まってタックラー3人掛かりで止まったときはロングゲインという状態を繰り返した。 京都大学オフェンスの中央突破とオープンは、リクルートの速いコンテインを受けてロングゲインにつながらない。その中で、効果的なのがQB16番杉本のキープだった。自陣10ヤードから右サイドをかけ上がり、並走したRB36番へピッチしてTDというシーンがあったが、途中でサイドラインを踏んでいて得点ならず。京都大学のオフェンス開始ポジションが自陣奥深くで、リクルートの積極的なブリッツもあり、ショートランで刻む以外に手はなかったようだ。この様な状況下のビッグプレーが、自陣10ヤード付近、左カウンターフェイク右パワーOTでRB35番の85ヤードTDランであった。
後半も、ほぼ同じ様なペースで展開されるが、徐々に京都大学ディフェンスがRB32番とラインコントロールにアジャストしだし、リクルートオフェンスを完封した。だが、京都大学もQBのパスコントロールが戻らず、パントの応酬で時間が消費してしまったのが悔やまれる。第4Q、リクルートタイムアウト後の怒涛の攻撃も、京都大学ディフェンスは執念で復活して、エンドゾーン前で抑える。 京都大学の前半の不振はディフェンスが原因、後半はディフェンスが盛り返すもオフェンスが原因で、両者の歯車が噛み合った時は、残り数分になっていた。最後の試合なので多くは言わないが、今日の敗戦パターンは関西学院戦に似ている。それでも、そのままで終わらなかったのは、あの敗戦で学んだ結果であろう。できれば2ポイントTFPで18−19にしてほしかったが。
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