昨年と同じ組み合わせとなった。京都大学は2年連続8回目の出場、法政大学は3年連続5回目の出場である。
昨年は京都大学24−17法政大学だったが、内容的には京都大学の圧勝という印象を受けた。 (現地観戦)
今年は、法政大学はディフェンスが充実している。日本大学のパス、東京大学のランを抑えての出場で、秋のシーズン全8試合の平均7.0失点は脅威だ。京都大学もQB併用でランパスとも充実している様に見えるが、対関西学院戦のように悪い回転をすれば鉄のカーテンに遮られる可能性もある。ただ、ある程度の京都大学の得点、法政大学の失点は予想出来そうだ。
問題は、法政大学オフェンスと京都大学ディフェンスの関係である。法政大学は、オプション中心に展開するだろうが、今年こそはパスを随所に織り混ぜてほしい。京都大学ディフェンスは、プレーオフで立命館大学を圧倒したように見えるが、QB故障でプレー選択内容が予測できる状態での圧勝に過ぎない。予測できるにもかかわらず、数回大きなゲインを許したことが問題である。京都大学ディフェンスを揺さぶるだけのプレー選択が法政大学にあるか否か。もっとも、京都大学も1週間で生まれ変わることの出来るチームである。そう簡単には突破できないか??
法政大学も3年連続出場となれば、甲子園勝利のための対策も完璧であろう。色々な準備期間のあった法政大学の冷静さと、プレーオフの状態を維持したまま突入できる京都大学の勢いと、どちらが有利だろうか。京都大学の勝利であれば大差、法政大学の勝利なら得点上は僅差だが、どちらの勝利でも完勝パターンと予想する。