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2014年度のシーズンが始まりました。今年もAK'sをよろしくお願いいたします。 ******** 両チームともに昨年に引き続いての年度の開幕戦となったこのカード、私の個人的な観戦ポイントとしては、関西学院大学QB#11斎藤のパフォーマンスはいかに、というところを最大の目標に置いた。 当然のことながら、ほぼメンバー交代するOLとかディフェンス全般のパフォーマンスとかも重要なポイントなのだが、春の早い段階でチームプレー云々を言っても意味がないので、とりあえず、目的を一つだけ決めての観戦だった。 ただし、昨年の甲子園ボウルやライスボウルやそれ以前から時々思うところがあったQBパフォーマンスの確認の意味もあるので、突然思いついたわけではない。 関西学院大学前半のオフェンスによる得点は、1回目と2回目のドライブ。1回目は短いパスをつないだテンポのいい攻撃がつながり、2回目は短いパスとロングパス(IR22ヤード、OR46ヤードの)で得点につながった。 ただし、観たかったのは、得点なったシリーズではない。得点につながらないシリーズがあるのか、それは第2Qのどの時間帯に現れて、どのように崩れていくか、だった。そして、その攻撃シリーズは第2Q中盤3回目のドライブに現れた。第1Dでターゲット不明のまま投げ捨て、第2DのスクランブルでなんとかFD更新するのだが、続く第1Dでは長めのパスを試みてサック寸前のノーゲイン、第3Dでロングパス失敗となって無得点に終わる。 この試合、QB#11斎藤による攻撃シリーズを第2Qでもう一度観たかったのだが時間切れになってしまったのが残念。ただし、後半にもQB#11斎藤が出場していても、第3Q最初は、第1Q同様のパフォーマンスに戻るので、もしも後半も出場したのならば第3Q中盤以降でどのようなパフォーマンスを見せてくれるかがポイントになる。 なぜここに着目したか。例えば昨年の甲子園ボウルやライスボウルを振り返ってみると、第1Qの早い時間帯の攻撃ほど、パスにも判断にも迷いがなく切れがあって得点につながる。ライスボウルの第1シリーズは速攻(おそらく3プレー?)のロングドライブで得点しているし、甲子園ボウルでも2回ともエンドゾーン直前まで連続ゲインしている。 しかし、試合時間が経過するにつれて、ターゲットのいないところへのパスや投げ捨てるシーンが増えていくのがほぼ第2Q(??)あたりというパターンの試合は、実は甲子園やライス以外でも見られる。緊張感がなくなるのか、緊張感が増すのか、試合に向けてのコンディションなのか、そこのメカニズムは外から見ている限りではわからないのだが。 というのが私の思うところであって、今年の早い段階で第2Q中盤以降での完璧なオフェンスドライブによる得点シーンを観ておきたい。第2Qでの得点力UP、ここがQB#11斎藤君と関西学院大学攻撃の今年のパフォーマンスを決める。ただし、個人のことではなく、そのような起用方法等含めた全体的な視点が重要だと思っています。 ******** 一方の関西学院大学ディフェンスだが、こちらについては、あまり観戦ポイントを置かない観戦だった。 結果的には2回に1回は慶應義塾大学攻撃にロングドライブを許すことになった。だが、春の試合なので交代出場している選手も多く、これからコンビネーションを作っていこうとする段階なのだから、とりあえずは止むを得ないとも言える。 フォーメーションは昨年と同様にDL3人でLBとDBは4人4人を基本にシチュエーションによって3人5人という隊形だった。 慶應義塾大学の2回目の攻撃で自陣25ヤードからのロングドライブは、RB#29、QB#18による中央突破のランプレー中心による組み立てで、5〜10ヤードのゲインを繰り返していた。 関西学院大学ディフェンスがズルズルと後退していくのだが、最終的にはゴール前での堅守と攻撃パターンの関係で、慶應義塾大学は無得点に終わる。ここで慶應義塾大学に得点が入っていれば、少し違った試合展開になったか、それとも、ならなかったか。 というパターンも、実は、昨年の甲子園ボウル第2Qやライスボウルに現れている。甲子園ボウル第2Q、日本大学がランドライブを続けて最長時間の攻撃シリーズを構築していた。エンドゾーンまで10数ヤードに迫った第3Dショートヤード、パス失敗となってFG3点に止まる。QB#11斎藤のパフォーマンスが乱れていた時間帯だったので、TD7点ならば試合の流れに少なからず影響を与えたかもしれない。 ライスボウルでは、オービックが第2Qからランプレー中心の攻撃を仕掛けるようになる。 社会人として時間のない(?)状況のオービック選手が、ライスボウルの対戦相手関西学院大学の試合映像を観ようと思ったときに、甲子園ボウルの映像が選択されるのは想像に難くない。なので、ライスボウルでの関西学院大学敗因の一つは、対学生で弱点を見せたこと(日本大学に中央突破ランドライブを許したこと)だろう。 つまり、ライスボウルで学生が社会人に勝利するためには、少なくとも対学生で完封できるほどのディフェンス力がないと社会人相手には苦しい、というのが短絡的ではありますが、昨年最後の2試合での感想です。 今年も関西学院大学ディフェンスはDL3人態勢で臨むのだろうか、というのがこの慶應義塾大学との試合を観ながら考えていたことです。ただし春の最初の試合を観ただけではなんとも言えないので、今後の展開を見ていこうと思っています。 ところで、慶應義塾大学2回に1回のロングドライブで上記した以外のドライブで、パスでも進まれていたことが少々気がかり。スタッツにも大きな数字は残っている。確かに慶應義塾大学QB−WRには、決まればビッグゲインといういい関係のラインはあったのだが。 ******** なお、昨年の甲子園ボウル最優秀選手賞は、オフェンスチームがリズムを乱し、ディフェンスにも中央ランに一抹の不安を抱える状態の中で、第2Qと第3Qに確実に3点を積み重ねてセイフティーリードを確保したK#12三輪君でもよかったと思っています。 (以上、甲子園ボウルとライスボウルにおいて、書きたかったこと、でした。) ******** ******** この試合の関西学院大学オフェンスで特筆すべきところは、RB#46橋本、#36西山という大型RBが頭角を現してきたこと。さらにRB#98梶原も健在で、#28鷺野のスピードとあわせて緩急重軽多彩なランドライブのシーンも想像できそうだ。 攻守ともに連携に関するところはイマイチで個人技によるゲインという印象は拭えないが、春最初なので。次回観戦予定は、龍谷大学戦?明治大学戦?? |
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神戸大学の得点は大阪教育大学のパント絡みによる2TD(スナップ乱れによる敵陣1ヤードからの攻撃・パントブロックからのリターンTD)、大阪教育大学の得点はリターンTD2回。攻撃チームが獲得した得点は神戸大学の1TDだが、これもRB#22中平による60ヤード超のビッグゲイン絡み。得点シーンだけをみれば、両チームともに攻撃チームではドライブが続かなかった春らしい試合、ということになるのかもしれないが。 神戸大学QBは#7櫻井が先発だったが、おそらく第1シリーズのみで、その後を#9鳥取が担当という起用方法だったと思う。(神戸大学サイトの)スタッツにあるラン4パス1という比率は、ほぼ試合全般を通しての攻撃パターン(観戦メモより)である。 試合後半になるにつれて少しずつ攻撃が進むようになっていくのは、いろいろな意味で動けるようになってきたからだろう、FG失敗とかファンブルロストなどで得点につながっていないので、スコアだけを見ればさびしく感じるが、神戸大学らしいRB#22中平とQB#9鳥取とOLとで試合を作っていこうひとつの方向性は見えた。 そこにWR#18多田、#19岸岡、#80八田、#81重田、#12新水などのレシーバー陣へのパスが、どの程度、つながるようになるか。QBのプレースタイルとも関係してきそうだが、今後に期待。 ******** 一方のディフェンスでは、昨年までCBだった#14佐藤がSにポジション変更になっていたが、おそらく今年のディフェンスチームの中で最も試合出場年数が多いのは#14佐藤だと思う。 2年の春からCBで先発出場するようになって試合経験を重ねてきた。2年前、その当時のDBメンバーは前年メンバーが卒業してしまい、ほぼ全員入れ替わりで6名7名で交代出場しながら経験を重ねていく状態。誰もがWRに簡単に抜かれたり、はっきりと判るパスインターフェアの反則をしていた。 そんな状態の2年の秋にはCBスターターの座に就く。誰かが試合出場しなければならないという押し出された状況だったが、試合経験を重ねるごとに安定感が出てきたのも事実。昨年は実力に裏打ちされた真のスターターとなった。観戦記は書かなかったが、個人的には、2年間の成長・変化はしっかりと認識しているつもりである。 今年はDB(S)ということでディフェンス全体を見ながら最終ラインを死守するという役割。経験に裏打ちされたパフォーマンスを期待したい。 さらに攻守兼任になった最上級生#98久保、昨年一気に頭角を現したDL#13村上、この試合でも再三のパスカットを見せてくれたCB#2林などに注目したい。全体的には若い学年の多いディフェンスメンバーになりそうだ。 ここ2、3年、春の試合観戦数でもっとも多いのが神戸大学。なので、今春は、4月最初の試合は失礼させていただきました。次回観戦は、おそらく関西大学戦。そして、今春も試合観戦数で最も多いのが神戸大学になるかもしれない。 |
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関西大学攻撃を振り返ってみると、第1シリーズでは、自陣からRB#20地村による連続キャリーで敵陣侵攻するも、さすがに連続キャリーが続けば中央大学守備も対応しはじめる。ここからパスに切り替えたがパスはつながらず、K#20地村によるFG3点先制にとどまる。 第2シリーズ付近からはOLが押し込まれるシーンが見られるようになり、ファーストプレーのランでロス、続く左IRへの10ヤードパスなどで盛り返すがFD更新ならず。 第3シリーズもファーストプレーのランでロス、その後WR#25原田へのミドルパスヒットと、パント時の中央大学反則によってなんとかドライブが続く。そして、フィールド中央付近からはQB#12岡口のキープランやTE#1田中、WR#19奥村などへのパスも加わったが、最終的にはミドルパス2本失敗とラインが押し込まれたランプレーで攻撃権放棄に終わる。 後半は膠着状態が続いたが、その第2シリーズ久しぶりにRB#20地村、#47森本のランゲインが続いて自陣を脱出、WR#19奥村への連続パスヒットで久しぶりに敵陣侵攻するのだが、FG3点まで。 このあたりからは、いろいろなところの連携部分にも乱れが目立つようになり、パスミス・スナップ乱れ・QBサックで10ヤードロスなどで攻撃リズムが掴めなくなって行く。 それでも逆転された最終シリーズは、自陣とフィールド中央で第4ダウンに追い込まれるものの、いずれもWR#80前田、#1へ田中のミドルパスヒットでドライブがつながった。最後は中央大学タイムアウト連続3回行使のプレッシャーの中でK#1田中が逆転のFGを決めた。 この試合の攻撃バックス陣RBでは#20地村と#47森本がメインのキャリア、レシーバーは、WR#19奥村、#25原田、#82梅田、#80前田、TE#1田中と多彩な陣容となった。しかしOLは押し込まれるシーンも多く、中央をゴリゴリとランでドライブを続けるという攻撃スタイルにはならないかもしれない。 QBは#12岡口が1試合すべてを担当した。DLプレッシャーを受けた時の逃げ方や対応方法には課題がありそうだが、練習を重ねれば解決していける雰囲気はある。今の段階では3番手の扱いのようだがバックアップQBとして十分に機能していくだろう。 ******** ディフェンスは確かにスピードはある。DT#95福岡、59中溝、DE#99中村、#94阿島、ほかに#93新川、#92高谷などが交代出場。2列目と3列目は前後半でほぼ総替えに近い状態で、前半ユニットS#13田中、#28左海、CB#10小阪田、#44小栗、後半ユニットはOLB#11東條と#7湯川、ILB#43帯川、CB#3大島、#28左海、S#40森岡、#24岩永という布陣だった。 DLは#94阿島などサイズがあるのに動きが俊敏な印象がある。ただしスピードを前面に押し出した守備は試合前半のみだったのは、故意かスタミナ切れかは不明。 2列目以降は、前半ユニットではすれ違いなシーンがあったりと前のめりの印象、後半ユニットのほうが落ち着いていた中でもS#40岩永のファインプレーがあったりという守備陣だが、いずれにしても今年もパス守備が課題になりそうです。第4Qの関西大学失点(中央大学の得点)はTEへの29ヤードのロングパスによる。 また、第1Qには、中央大学第4Dパントフォーメーションでボールを蹴ろうとしていたパンターの瞬時の判断でスクランブルに変更、23ヤードランによるFD更新いうシーンがあったが、春らしい試合ということで。ただし中央大学パンター選手の状況判断はすばらしかったです。 ******** ということで、2014年度の関西大学初戦は、中央大学に対して9−7という薄氷の勝利となったが、この試合についてはあまり観戦ポイントらしきものはおかないで観戦することにした。その理由はいくつかあって、春の試合だからということと、日本代表として選手を派遣していることもありどのような陣容になるか不明だったこと。 そして、それよりももっと大きな理由があって、ここ数年の関西大学は試合ごとにオフェンスの方向性が全く異なることが多く観戦ポイントを置いてみても、あまり意味がないのではないか、ということ。 ここ数年の秋リーグ戦での関西大学の戦い方を見ていると、攻撃スタイルについては試合ごとに全く違う取り組み(選手起用方法を含めて)をしているように思える。これは、対戦相手に的を絞らせないといういかにもアメリカンフットボールらしいところは面白く、そして、興味深いところになる。秋シーズン前半を終えたあたりでは、最低でも1チーム半は構成できるような陣容になっていることが多い。 しかし、シーズン後半、大きな試合になればなるほど、私の考えているところとはまったく違う正反対なオフェンス方針になってしまう。もっとも比較対象が「私の考えている方針・・」なので、そんなこと知るか、で済ませてもらって構わないのだが、せっかく、6ヶ月もの時間をかけて対戦相手に的を絞らせないような取り組みをしておきながら、ここ一番の試合では、誰もが容易に想像できるような選手起用方法になってしまうところが、私的には面白くないのである。(ここ数年での思い、であって、昨年限定ではなく、一昨年なども含む。) 今回この中央大学戦のRB(TB)は、#20地村と#47森本のほぼ2名でローテーションしていたが、今年もオフェンスのキーポイントになりそうなポジションの一つである。 中央大学戦のメンバー表によるとRB登録11名+QB3名。ここで理想的かつ単純な計算を行うと。14名×2プレー=28プレー。28プレー×7ヤード=約200ヤード。1ドライブ60ヤード×3回=180ヤード。 ランナー14名が、確実に5ヤード以上ゲインする自分の得意なランプレーをOLと共同で検討して2プレーを準備。それを自己申告して実践。第3Q終盤までに全員が達成したらTD数3個(+パス分2個)は獲得できているはず。(第3Q終盤までランパスバランスアタックで、パスでも約30プレー費やしていると仮定。さらに相手ディフェンスチームについては、それなりに具体的に想定する必要はある。)バランスアタックでこの計算どおりに行っていれば、おそらく試合スコアはリードしているはずで、第4Qは勢いで逃げ切れるかも?? 1人が30プレー全部でゲインするのは無理でも、1試合で僅かに2プレーしか出番がないならば、全員がその瞬間に責任を持って渾身のプレーをすれば30プレー全部でビッグゲインになる、そしてキャリアが異なれば相手守備チームは大いに混乱するはず、という主旨です。 以上は理想的な机上計算であって、例えばOLのスタミナに関しては無尽蔵という非現実的な条件の下で強引に展開している。だから実際には「全員全プレー5ヤード以上ゲイン」はありえないでしょう。それでも、全員がその瞬間に責任を持って渾身のプレーをするという姿勢は生きてくるはずです。 個人に依存したり怪我人を起用し続ける攻撃スタイルが、チーム方針なのか選手個々人から止む無く1名が起用されているのかはわかりませんが、今年は傾向が掴めない選手起用とプレー選択という新たなの試合展開も見たいです。 |
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明治大学VS関西学院大学の観戦ポイントは、前回慶應義塾大学戦と同様。うちひとつは、QB#17伊豆が最終2シリーズを除いたほぼフル出場状態だったので該当せず。 オフェンスでは、RB#36西山と#46橋本のパワフルランナーが大活躍と、IR#84樋之本が様々なパスコースに対して経験を積んでいた。 そして、おそらく試合後半から出場なった#14芝山のスピードが脅威的。右サイドでSEの位置についてロングパスターゲットとなる。そして第3Qの81ヤードのTDパスキャッチとなった。おそらく来年以降#17伊豆と#14芝山でホットラインを形成するようになるのは間違いないだろう。 ******** 試合は関西学院大学が先制点を獲得するところからスタートした。しかし、明治大学の最初の攻撃から関西学院大学のランディフェンスの穴が目に付く状態だった。明治大学の最初の2シリーズは反則ロスやパスを試みて失敗等で2回ともパントを蹴ることになる。 しかし、2回目のパントを関西学院大学りターナーがファンブルロストしたあたりから試合の流れは明治大学に傾き、関西学院大学ディフェンスの劣勢が際立っていく。 一時は明治大学がリードする展開に、さすがの関西学院大学攻撃もなりふり構わないプレー選択となってRB#46橋本へのショベルパス29ヤードでTD、RB#46橋本によるドロー52ヤードでTDと、強引に得点を重ねた。 さらに第2Q最後、明治大学FGトライ直前にはタイムアウト2回要求、ハーフタイムを同点で迎えるのを避けたい願望全開で、シーズン中盤のような緊迫した試合になった。 ******** 関西学院大学守備メンバーは若干1.5軍であったかもしれないが、明治大学のランプレーでは、攻撃側から見て左サイドを徹底的に突いていた。このサイドのDEやOLBはそれなりに今年のスターターメンバーだと思うのだが。 明治大学攻撃がどこかで奇をてらってパスを混ぜたりするのではないかと危惧していたのだが、いい流れを崩さずにラン偏重で徹底的に押しまっくる。 圧巻は、第2Q明治大学自陣31ヤードからのTDドライブで、ラン9回連続含め、ラン11回パス1回という徹底ぶり。そして左OT付近は6回ともゲインし、1プレー10ヤード超も3回と荒稼ぎ状態、DLが押し込まれLBDBのタックルが甘い状態でキャリアの足元に絡みつくのがやっと。同じポイントで何度もゲインされるという対処の仕方も探し出せない状態だった。 試合は第3Qの明治大学のパントリターンファンブルで関西学院大学の攻撃が続いたあたりから得点差が広がっていく。点差が広がったことで明治大学がパスを加えていったこともあるが、関西学院大学守備のメンバーが少しずつ交代していってリフレッシュしたことで、試合前半から出場し続けている明治大学OLやRBとの力関係が逆転したかもしれない。試合展開を考える上では大きなファンブルだった。 |
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今春も関東と関西の対決となる試合がいくつか設定されています。春なので勝敗は二の次で試合内容重視な観戦なのは変わりません。したがって関西の大学が勝利しようが関東の大学が関西の大学に勝ってもあまりそこに意味を置くつもりはありません。 けれども、シーズン最大のイベントが甲子園での大学選手権決勝であって関東対関西の図式になるのがほぼ間違いないとなれば、春であっても東西対決は勝敗という結果に目が行くのもやむを得ないところがあります。 そういう観点で今年の東西対決のカードを眺めてみると、、いくつか面白いカードがあるのですがが、その中でも特に興味を惹かれるのが、5月17日にアミノバイタルフィールドで行われるの立命館大学と早稲田大学の試合です。 昨年春のこの対戦は5月のGWに立命館大学キャンパスで行われ、第4Q終盤までもつれる接戦の末に24ー21で立命館大学がなんとか逆転勝利となった。(スコアとチャートはこっち) 当然のごとく、昨年のメンバーと今年は全く違うのだが、チームカラーとか底力とか育成方針に年毎の変化はないだろうということも鑑みると、やはり今春の対戦は如何にという興味につながっていく。 さらに今回は、それ以外の大きな要因がある。それは、今年の立命館大学チームのスターター選手が、攻撃も守備も昨年メンバーからほぼ全面的に入れ替えの状態にあり、戦力状態が全く読めないのである。そんな今年のチームは、果たしてどのようなイメージなのかを見ることができる試合を選ぼうとしたときに、17日早稲田大学戦、24日京都大学戦、14日パナソニック戦あたりが候補になる。 もっとも、京都大学には昨秋リーグ戦で黒星を喫しているとはいえ、京都大学と立命館大学ではチーム作成スケジュールがまったく異なるので、申し訳ないが、春の対戦ではあまり参考にならないのではないかと考えている。 パナソニック戦は、それなりに参考になるだろうと想定しているのだが、肝心のパナソニック陣容が予測できないので、この試合ひとつだけで今年の攻守メンバーについて思い巡らせるのも心もとない。 そんなこんながあって17日の早稲田大学戦は、もしかしたら何らかの参考になるのではないか、ということも相まって、私的には今春の東西対決の中でもイチ押しのカードになりました。 なので、春は関東メインになる某誌には重点取材をよろしくお願いするとして、ここからが一番重要なことなのですが、実は、この日、私は観戦できないことが確定しています。 「前日に東京出張して、最終の新幹線に乗ろうとしたときに、階段を踏み外してしまって新幹線に乗り遅れたら東京宿泊しても止むを得ないよね??」と提案してみたのですが、見事に却下されてしまいました。新幹線エクスプレス予約のポイントも6月末有効期限が990点も残っているにもかかわらず、いまのところ、その有効な使い道がない状態なので、とても困っています。 ******** なお、途中にも書きましたが、昨年のチームと今年のチームは違います。なので昨年が接戦になったからと言って、今年も必ず接戦になるとは限りません。 また、攻守ともに総替えとなった先発メンバーですが、それ故に昨年よりもポテンシャルが劣る、とも言えません。未知数だというだけで、もしかしたら昨年よりも今春のほうが良いパフォーマンスを展開する可能性も十分にあります。 なので、とりあえずは「イチ押し」と書きましたが、戦前段階でこの試合内容を完璧に予測することは不可能で、僅差もあれば大差もあるという試合になります。ほかの東西対決がある程度のスコア予測ができることと比較すると、予測の振れ幅が大きい試合であることは事実です。というところを観戦ポイントにしてみてください。よろしくお願いいたします。 |
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