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今年の甲南大学チームは、オフェンスはQB筆頭に選手の交代が激しく再建の年なのは間違いない。一方でディフェンスは昨年までの選手がほぼ残る状態なので、ディフェンスパフォーマンスでチーム全体を引っ張る・試合の流れを作り出すということも可能だが、5月時点では、ここまでには至らなかった。 関西D1との対戦では2敗という結果を残した5月だが、今年のチームが始動しはじめた段階のものなので、参考にもならない。現在は、そこから約4ヶ月が経過している。その間、試合形式以外の対外交流を重ねて、大きく変化しているはず。なので、どのような変貌を遂げたのかを確認することをを、観戦ポイントとしてあげておきたい。 オフェンスは、その陣容とプレースタイル。春はQB#13小野と#3永吉、RB#29三谷、#34永井、#10蒲生、#8青野、WR#85前田、#15西山、#88上田、TE#92林によるバランスアタックだったが、どのような攻撃組み立てを行うチームになったか。QBパフォーマンスとラインの機動力UPで、関西大学ディフェンスに挑む。 ディフェンスは経験者を豊富に抱える陣容で、各ポジションともにアスリートが存在する。経験値はあるので、春夏を経過すれば、最低でも昨年同様のディフェンスプレーは保障されるが、もちろん、さらなるパフォーマンスUPによってチームを牽引することになる。 この試合を甲南大学視点に立てば、ディフェンス健闘してロースコアゲームへ持ち込み、再建途上のオフェンスがなんとか得点を重ねていく、というストーリーになるか。試合の流れを、甲南大学ディフェンスチームが作り上げられるか否か、ここがそのまま試合結果をも大きく左右する。 そしてシーズン全般を見ても、オフェンスが実戦を通しての最終調整を行っている間(特にリーグ戦前半戦)は、ディフェンスが試合の主導権を作り出せるか、というところがキーになりそう。その第1回目。関西大学オフェンスのゲームプランを、甲南大学経験豊富なメンバーが粉砕したい。 ******** 関西大学の今年のオフェンスチームは、RBにもWRにもTEにも、ビッグネームが存在、QB#19井上もパスを投げることが出来るし、スクランブルもある。そして巨大なラインズが攻撃の礎を作る。 では、今年の攻撃スタイルは、ランでもパスでもいけるバランスアタック、ということで、まとめてもよいのだろうか。 6月の2試合を見ていると、相手ディフェンスのウイークポイントを探って、そこを徹底的に突きまくるスタイルという印象。 考えてみれば至極当然な話なのだが、ウイークポイントを探り当てるまでは、パスとランで、コツコツ当たっていくだろうが、その後は、どちらか一つに的を絞って白星を求めた最短コースを辿っていった。 したがって、対戦相手によってはラン重視にもパス重視にもなる、そんな変幻自在なオフェンススタイル??。もしもこの印象が真実ならば、今後対戦するチームから見ると、スカウティングが難しくなるかもしれない。 なので、この甲南大学戦でのオフェンスは、どのようなプレーで狙っていくのか、それは、対戦してみないと判らない・・。 とりあえず、QB#19井上から、RBとWRでランとパスを仕掛けるが、時間経過後に、バランスよく組み合わせるか、どちらか一方に重点を多くか、それは、関西大学オフェンスチーム&スタッフの考え方次第。 そして甲南大学ディフェンスのウイークポイントにマッチすれば、得点は重なるし、相手ディフェンスが上回る部分が多ければ多いほどロースコアになっていく。 上記したように、至極当然・あたりまえ、と言えばそうなのだが、今年の関西大学オフェンススタイルは、このように変幻自在に対応していくことになる??これが、春を終わっての私の感じたところです。個人的には、このことが真実か否かを探りながらシーズンを送ることになります。 ちなみに昨年シーズンのリーグ戦序盤戦オフェンスチームは、試合毎にテーマを持って臨んでいた。それを今年のチームにも当てはめるのか否か、ここは、チームの考え方次第です。 ******** この試合を関西大学視点で見れば、オフェンスチームとしての完成度(ランナーとOL、QBレシーバーの連携)、特にはQB#19井上のパススクランブル・パスターゲットの選択などの様々な判断に注目したい。さらに、ラインのパワー・サイズの成長度合いにも注目。 そして、最終的には、関西大学オフェンスチームは、どのようにして甲南大学ディフェンスを攻略していくかだが、試合の中でウイークポイントを探り当てて具体的なストーリーが描けたならば関西大学優位、均衡するならば、甲南大学ディフェンスチームが試合の主導権を握ることになる。 関西大学のディフェンスチームで個人的には気にかかるポイントは、春の課題の一つだったLBDB陣の連携部分。甲南大学レシーバー陣は豊富で、集中力・執着心のある選手も多いので、このパスの攻防は見所の一つになるかもしれない。 そして甲南大学OL#74尼谷、#67林とRB#29三谷による中央ランプレーに対して関西大学DL#68清家、#91池井、#10小林などが、どの位置で対応するか。一般的に中央突破ランで4ヤードゲインできれば、オフェンス優位(3×4>10=ファーストダウン更新)だが・・・ 最後に両チームのリターナーを挙げておく。関西大学はNEWERAでもリターナーを担当した#22前田。甲南大学は春の試合でビッグリターンを見せた1年生#8青野が担当することになる??。 両リターナーのスピードとランテクニックに注目。もちろんカバーチームがどの程度のリターンに抑えるかという守備視点でも見ておきたい。 2011年、関西学生アメリカンフットボール開幕戦。王子スタジアム17時試合開始です。 |
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京都大学は、春最終戦、日本大学戦で攻守ともに、切り崩されてしまったが、その後の2ヶ月で大きく成長したことだろう。 オフェンスはQB#17今村、RB#21高木、#33田原、WR#1上廣、#8薮田によるバランスアタックを試みる。春はパス精度に若干の課題があったが、そこがどの程度改善されただろうか。また、DB陣によるパスディフェンスも春の課題としてあげられるが、改善の兆しが見えてくるか。 一方の神戸大学は、春の試合ではRB#9羽星などによる中央ラン突破パワープレーを繰り返していた。さらにWR#87東江、#11中島、#81麻生などへ短いパスを内と外にヒットさせるバランスアタックを展開した。 では、秋本番、どのようなオフェンススタイルになっているのか、特にランプレーのコース比率とランパスの組合せに興味がある。 ちなみに春最終戦となった社会人チームとの試合では、この中央ランプレーとショートミドルレンジのパスをつなぐ攻撃で勝利している。春シーズンの終わり方としては、対戦相手の力量差を勘案しないといけないのだが、京都大学のそれとは好対照だ。 春の出来事とはいえ、そして、対戦相手を同列に扱って良い力量なのかの判断材料が欠けているのだが、表面上は、神戸大学パス攻撃と、京都大学パス守備の噛み合わせは、神戸大学パスがヒットする方向に働くのだが、さて本番は??。というのが、この試合の最大の見所としてあげておく。 神戸大学パスオフェンスと京都大学パスディフェンスのWRDB対決、京都大学大型DL#92徳原、#91畠中、#98森田のプレッシャーが、神戸大学の若いOL陣+QB#7林に加わっても神戸大学オフェンス優位なのか、それとも、京都大学がパス攻撃を遮ることになるのか。 ******** 京都大学オフェンスは、QB#17今村と、FB#33田原、TB#21高木のパワープレーと春課題だったQBWR間の連携パス、そして大型TE#87畠野への縦クイックパスでディフェンスLBDBに揺さぶりをかける。 対する神戸大学ディフェンスDLLBは半数が今期スターターながら、DL#92白石、#94都間、LB#52柳下、#41高松、#8長渕、DB#34吉江、#2梅本のディフェンス中央縦ラインは厚い。 京都大学のパワーランは、この縦のラインに真っ向勝負を挑む形になるが、OL#65駒井、#57上森などのOL陣が神戸大学DLLBをどこまでコントロールできるか、ここは試合の流れを分ける重要なポイントになりそう。 京都大学オープンプレーには神戸大学OLBのスピードもあるので、単純には抜けないかも。なので、WR#1上廣、#8薮田などへのアウトクイック、あるいはミドルレンジで神戸大学DBとの1対1競争に持ち込むことが出来れば、だが、神戸大学DB陣も#13小川、#23湯澤、#25田中など、動きの良い選手は存在する。 このように京都大学のランパスプレーに対して、神戸大学ディフェンス側も対抗手段はありそうな陣容である。 もしも神戸大学ディフェンスに対して京都大学攻撃ドライブが繋がりにくいような状況になれば京都大学得点は伸びない。もともと、京都大学オフェンススタイルは得点を取るのに時間を要する傾向があるので、なおのこと、ロースコアになってしまいそうだ。 そのときに、京都大学守備は、神戸大学のパス&ランに対応できているか否か。このあたりが、試合得点差に直接結びつきそうだ。 京都大学勝利のストーリーは、攻撃が神戸大学ディフェンスに対してライン戦でオーバーパワーしていること、中央ランでゲインを重ね、精度良くパスがヒットする状況。そしてパスディフェンスが整備(DBパスカバレッジとDLプレス)されていることされていて、神戸大学パスが手詰まりな状態にすること。 反対に、神戸大学勝利のストーリーは、クイックミドルのパスとインサイドランで京都大学ディフェンスを揺さぶりながら、得点を重ねていく。神戸大学ディフェンスが、京都大学の重厚なランプレーに対抗できれば、京都大学得点スピードを落とすことができる。 おそらく3TDが勝敗の別れ目になるか。先に、この得点に到達したチームの逃げ切り勝ち?という、例年通りの僅差の試合になりそうだ。ちなみに、過去10年での最大得点差は、06年の24点差で、反対に7点差以内は6回もある。(2010年:17−15、09年:14−09、08年:23−03、07年:21−14、06年:40−16、05年:21−20、04年:20−07、03年:24−17、02年:14−07、01年:27−00) 以上、春の最終戦からの延長線で考えるとこのようなストーリーに到達するのだが、この考え方でよいのか否か、というのが個人的に確認したいポイントです。 ******** という展望を考えていたのが、今週の月曜日。そして、現在、水曜日深夜。一瞬は台風による雨天の可能性も??という事態に陥りそうだったのですが、どうも土曜日には台風一過の晴天になりそうな状況です。 両チームともにパス攻撃・パス守備の成否が試合の行方の鍵を握る、そんな試合展開に、水を注されずにすみそうですが、パス攻撃は水物、その日のちょっとしたタイミングのずれから、QBWR間の歯車が大きく狂うということも十分に考えられます。 どうやら、天候については、雨を心配しなくてもよさそうなのでバックスタンドでの観戦も苦にはならないと思いますが、試合展開のもつれだけは、やってみないと判らないところです。 2011年、関西学生アメリカンフットボール開幕戦。西京極陸上競技場17時試合開始です。 |
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関西学院大学攻守は、どのような陣容で試合に臨むだろうか。春と同様の選手構成で、春と同じ試合展開になるのか、それとも、試合組み立てが大きく変化するだろうか。夏を越えて、なんらかの配置換えがあるのか。こればかりは、試合当日になってみないと、わからない。その他にも、春から何が変化したのかを確認することが、まず最初になる。 具体的にオフェンスチームで挙げていくと、QB#11糟谷とWRの連携成熟度、ランとパスのプレー比率、ランプレーではスピード系とパワー系の比率、そして、OLの選手構成とパワーUP量(春の先発スターター4年生ラインズ#57谷山、#58小林、3年生#71和田に、#73木村、#79友國など2年生を起用していた)などが主な項目。 プレー比率については、今シーズン今後の試合展開と対戦相手の対応方法を大きく左右することになる。ただし、秋開幕戦の姿がシーズン最後まで変化しないことはありえないので、まずは始点の確認から。 そして、どのようにして得点を重ねていくかという試合展開の部分。コツコツとランパスを繋いでいくスタイルになるか、それとも、ビッグゲイン一発でTDをとりに行くだろうか。試合なので勝利すればいいのだが、今シーズンの今後の成長につながるドライブと、そうではないものがある。 ディフェンスについては、DLLBDBの中で最も選手層が薄かったという点でLBに新たな選手が加わっているか、ここは個人的に気になるポイントである。スターターは春と同じ選手構成になるだろうが、試合展開に係わらず、また、スターターのパフォーマンスに関係なく、機械的に様々な選手を起用して経験を重ねながら選手層拡充を図っていくかも。 それ以外のDLDBは春の段階でのベストメンバーは固まっていたので、開幕戦先発メンバーは春と同じ顔ぶれになるだろう。そしてディフェンスプレーとしては、中央ランに対するラインズとLBのパフォーマンスに注目したい。 ******** 同志社大学についても、秋リーグ戦展望で示したように、春の段階でも、かなりの上向きの成長曲線になっていたようなので、ひと夏超えた時点の姿を確認するところから始まる。 オフェンスは、2年生QB#14中沖が上級生のラインとバックスを指揮することになる。若いQB故に春の姿から大きく変化しているだろう、ここが同志社大学攻守の中で最大の上昇カーブを描くはずだ。 そして、QBパフォーマンスが劇的に変化しているとなると、それはそのまま攻撃パターンが変わることになるので、実際に試合を見ないと判らないところだが、少なくとも昨年メンバーによる昨年同様の攻撃パターン、RB#41土井の中央ラン突破とSB#46青木へのクイックパス、WR#82黒田と#8山林へのミドルレンジ以上のパスはある。そこに新規プレーがいくつか加わることになるだろう。 ディフェンスも各ポジションともに新旧選手が交じり合う構成になっているので、まずは、DLLBDBそれぞれのパフォーマンスに注目。特に昨年メンバーがほぼ残るLB陣と若手ながらスピードあるDB#28吉川、#22水田によるランディフェンスは注目したい。 ******** この試合の行方は、同志社大学オフェンスの出来如何で展開が大きく変わる(反対の表現をすれば、関西学院大学ランディフェンスの出来如何)。 関西学院大学ウイークポイントとして例年取り上げられている項目が今年も有効か。対戦相手のチームスタッフが、この弱点を狙わない理由がないと思うのだが、実際に同志社大学がどんな戦術で試合に臨んでくるだろうか。OL#54内堀、#79庄林、#71馬場、#77中村が切り崩してRB#41土井、#2中島などによる中央ラン突破で前進できれば、パスもヒットしていくだろう。 (ただし、関西学院大学ディフェンス側が中央ラン突破に対応済みならば、話は、まったく異なってくる。その時は、新たな攻撃チーム側の対応方法・ストーリーを考えなければならない。現時点では、とりあえず省略。第2節以降で考えることにします。) 実際に、今年もランディフェンスに課題が残るのであれば、この試合でも同志社大学得点はいくつか重なっていくだろうので、最悪でも点の取り合いに持ち込めるか。 そして同志社大学ペースで試合が運ぶならば、関西学院大学オフェンスペースが崩れる、リズムが乱れて攻撃シリーズのいくつかが無得点に終われば、次第にパスプレーが増えていく展開? そのときに同志社大学DBは、#5中嶌、#29岸田というスターター3年目2年目の選手に、今年2年生ながら動きの良い#28吉川と#22水田という少数精鋭のアスリートが揃っている。パス攻撃VSパス守備の攻防になるか?? ******** 関西学院大学にとっては、王国が示しているように、今シーズン今後の方向性が見えてくる試合になるだろう。 そして、同志社大学にとってみれば、この一戦に重きを置くか、それともシーズン7戦のうちの一つとして見るかによって、若干、戦術が変わってくる。 もしも、この一戦に向けて仕掛けてくるならば、ある意味では、ターゲットが絞りやすい試合。それでも、粉砕されるかどうかは、攻守ライン戦パワー対決の結果如何。 |
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昨年の学生チャンピオン立命館大学と、DIV1復帰早々ながら今年のリーグ戦をかき回すのではないかと言われている龍谷大学が対戦する。 立命館大学は例年通りに5月末に春シーズンを終わった。DIV1の8校の中では、最も早くファンの前から姿を消して、再調整に入る。秋リーグ戦本番のパフォーマンスを予想する上で、5月の試合よりも6月の試合のほうが、有益であることに気付いたここ数年だが、立命館大学は5月でシーズンオフに突入するので、9月再登場の姿がまったく持って未知数。 もっとも、過去の数年で、春シーズンと秋シーズンで攻守の方向性がまったく違うものになった年はないので、想像を巡らす上では、他のチームほどには苦労はしない。だが、それでも、再登場する姿は、是非とも見てみたい。 対する龍谷大学は、春シーズンでDIV1の当面の対戦相手となる神戸大学甲南大学同志社大学に勝利し、さらには関西大学からも勝利するという好成績を残す。春の試合なので勝敗は度外視だが、攻守ともにDIV1の中で好成績を残せるかもという感覚は掴んでいるはずだ。 そして秋本番、いきなり学生チャンピオンが相手だが、DIV1の中で、どの位置に存在するかを確認できる試合でもあり、次節からは、その尺度で試合展開を考えることになる。 ******** QB#15谷口率いる立命館大学攻撃は、RBWRどちらでオフェンスドライブを試みるか、ランパスのバランスは興味深いところ。 OLパワーラインブロックで中央を粉砕するか、RB#3川端、#21井上、#29長山のスピードでオープンを駆け上がるか、それとも、OT付近を巧妙に突いてくるか。パスならば、パスターゲットとパス距離、そして内外のバランスおよび、これらの成否比率に注目したい。 また、春の試合では、立命館大学陣容から想定できるほどには、攻撃チームで得点が積み重ならなかった。春なりの事情があるにせよ、リーグ戦前半戦は得点方法とともに、得点スピードも見ておきたい。 龍谷大学ディフェンスはDL#91坂上、#95西村、#10淵崎、LB#54森本ともにスピードのある選手が揃ってる。このメンバーが立命館大学重量OLにどこまで通用するか。昨年学生チャンピオンチームに対して守備メンバーの効果を計ることで、DIV1所属チームの中でのランク付けができるだろう。それは、次節以降の試合準備の足がかりとしたい。 ******** 龍谷大学オフェンスバックスのアスリートRBWRと立命館大学ディフェンスの対決も興味深い。 昨年の龍谷大学DIV1昇格の立役者は、攻守それぞれ多くの選手をあげることが出来るが、オフェンスでは上記RB#9奥田、FB#44植野、WR#7堀、QB#6上西によるランパスバランスアタックが冴えたことによる。そして今年はWR#19高山、#1新田、TE#89内藤、RB#26吉田が加わった。 この試合で龍谷大学OLが立命館大学DLとのライン戦で均衡して中央にラン走路を確保できることが望ましいが、万が一、それが無理だったとしても、オープンを捲り上げるスピードのあるRBであり、DBの隙間を縫えるレシーバーなので、個人技による攻撃ドライブの可能性は十分に考えられる。 このスピードが学生チャンピオン立命館大学の第2・3列に対してどの程度のパフォーマンスを発揮できるかによって、この試合の行方は変わってくる。 ******** 龍谷大学視点に立てば、強敵立命館大学との対戦ではあるがウイークポイントも見え隠れする。したがって、少しでもあわてさせることができれば、そこを突破口にして試合の流れを呼び込むことは十分に考えられる。 特に龍谷大学オフェンススピードは、立命館大学ディフェンス陣とのスピード競争でも劣らないのではないだろうか、と考えていくとディフェンス第2・3列のパフォーマンスの成熟度等々、あれもこれもと、試合観戦ポイントが見つかってくる。注目の試合である。 |