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関西学生アメリカンフットボール　Ｄｉｖ１　第６節

11月15日（土）　神戸ユニバー記念競技場　11:00

チーム名	１Ｑ	２Ｑ	３Ｑ	４Ｑ	合計	勝敗分
甲南大学
神戸大学

　甲南大学前節はＱＢ負傷でゲームプランが乱れて黒星を喫っしてしまった。一方の神戸大学も第２節ＱＢ負傷でゲームプランに狂いが生じて黒星という同じ経歴を持つ。この両チームによる神戸ダービーは、神戸ユニバ記念競技場で行われる。

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　甲南大学ＱＢの復帰は当日になってみないと判らないが、神戸大学ＱＢ＃４大原はすでに完全復活してきていて、前節同志社大学戦でもランとパスのバランスアタックで試合前半で主導権を握った。
　さらにディフェンスも同志社大学ランプレーを完封するという堅い守備陣である。試合後半にパスを通されてはいるものの得点差を考えると、真実の姿ではないかもしれない。

　一方の甲南大学はオフェンスＱＢ負傷という突発事故はあったが、それとは関係なく試合開始早々からディフェンスの動きが鈍かったように感じた。前々節京都大学戦のようなアグレッシブなパフォーマンスが展開されないまま、ずるずると近畿大学攻撃に対して後退していくだけという印象である。

　前節の試合内容から判断すると、神戸大学の順調な攻守が優位に見える対戦となるのだが、甲南大学攻守も建て直してくるのは間違いない。

　特に、甲南大学ディフェンスは意識と集中力さえ取り戻せばベストの状態に簡単に戻ってくるだろう。
　オフェンスから見て左サイドは鉄壁で、ＤＢ＃２０堀場、＃２３豊福とＯＬＢ＃６内芝のコンビネーションは特筆モノである。さらに、ＤＢ（Ｓ）＃４中田と某王国命名のＬＢ背番号一桁トリオ（＃５橘田，＃６内芝、＃７佐藤）やＤＬ＃５４宮本、＃６９金子、＃３池内によるフロントも分厚い。

　一方のオフェンスは、ＱＢ＃１１松延の復帰有無がパフォーマンスを大きく左右することにもなると考えられそうのだが、あるいは、最初からＱＢ＃１３京極によるプランを立てて試合の臨めば、前節近畿大学戦同様にドライブできるシーンがあっても不思議ではない。

　甲南大学オフェンスゲームプランの引き出しが膨大なことは、春の某試合の観戦記以降何回か触れてきたが、準備してその中から必要なもの効果的なものを選択できるチームなので、この試合に関しても、両ＱＢの特質を生かしたものを、負傷の度合いと相談しながら選択してくることは間違いないだろう。

　選択肢の中の代表的なところは、ＴＢ＃２６高谷のインサイドラン、＃３４永井のスピードラン、そしてＵＢ＃１寺内のダイブ突破、さらにＷＲ＃１８大槻、＃８１宅和、ＴＥ＃５橘田、＃８山本へのクイックショート～ミドルレンジのパスがある。

　そして、反対に、神戸大学ディフェンスの立場になれば、どちらのＱＢを起用してくるかによって、ランパスの比率が変化してしまうことによる対策の難しさ、両方について検討が必要、ということで、むしろ負担になっているかもしれない。

　その神戸大学ディフェンス今年の布陣は、ＤＬ＃５７春山、＃７５小澤＃９４久岡、ＩＬＢ＃５５宮川、＃４２玉井、＃４９浅野、ＤＢ（Ｓ）＃５川崎、＃２６中江、ＣＢ＃２５池田、＃１７種田、の布陣。今年は、各ポジション間の力のバランスが整っていて、穴らしい大きな穴は存在しない。ランでもパスでもなんでも受けて立てる状況にある。甲南大学がどちらのＱＢを起用しても大きく崩れてしまうことはないだろう。

　最後に、神戸大学ＱＢ＃４大原からＷＲ＃１２石川、＃８１井上、＃８３東内、＃２４大園へのパスも精度向上して距離を稼げる状態。さらに前節は、ＲＢ＃１小椋のランプレーでも相手チームを引っ掻き回しており、これらランパス攻撃を支えるＯＬ陣含めて、完成度の高いオフェンスチームである。

　そして、３年連続リーディングレシーバーを狙える位置にいるＷＲ＃２４大園のパフォーマンスにも注目。ただし、甲南大学ＣＢ＃２０堀場もすばらしい運動能力判断力を有しているので、ここのＷＲＤＢ競争は試合結果とは無関係に興味の湧くポイントになるだろう。

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　以上の攻守／守攻の状況を踏まえてだが、試合の展開予想はほとんど不可能です。
　両チームとも硬い守備陣を擁しているのだが、最終的には、ボールが派手に動くオフェンスの殴り合いになる可能性が高いのではないか。勝敗の境目は４～５ＴＤ付近？

　試合の主導権をどのように握り、どのようにキープしていくか。流れが傾く瞬間を探しながら、神戸の山奥の紅葉を楽しみながら観戦してみてください。

11月15日（土）　神戸ユニバー記念競技場　14:00

チーム名	１Ｑ	２Ｑ	３Ｑ	４Ｑ	合計	勝敗分
関西学院大学
関西大学

11月16日（日）　西京極陸上競技場　11:00

チーム名	１Ｑ	２Ｑ	３Ｑ	４Ｑ	合計	勝敗分
近畿大学
同志社大学

11月16日（日）　西京極陸上競技場　14:00

チーム名	１Ｑ	２Ｑ	３Ｑ	４Ｑ	合計	勝敗分
京都大学
立命館大学

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