関西学生アメリカンフットボール Div.2 Aブロック



入れ替え戦  入れ替え戦  目次へ 



    
    
大阪学院大 京都産業大 大阪産業大 追手門学院 大阪経済大 和歌山大学 勝敗分 順位
大阪学院大学 *****
*****

07-20

18-27

28-07

18-11

17-00
3-2-0
京都産業大学
20-07
****
****

10-07

17-10

52-00

28-07
5-0-0
大阪産業大学
27-18

07-10
*****
*****

21-20

41-09

27-00
4-1-0
追手門学院大
07-28

10-17

20-21
*****
*****

35-20

22-06
2-3-0
大阪経済大学
11-18

00-52

09-41

20-35
*****
*****

02-21
0-5-0
和歌山大学
00-17

07-28

00-27

06-22

21-02
*****
*****
1-4-0


(試合結果は、関西学生アメリカンフットボール連盟 078-805-4751 より)
(試合結果は、関西学生アメリカンフットボール連盟 HPより)



11月06日(土) 王子スタジアム 10:00
TEAM1Q2Q3Q4Q合計勝敗
大阪産業大学27770414-1-0
大阪経済大学000990-5-0
(現地観戦)
 
大阪産業大学
大阪経済大学
TD 1Q
TD
TD
TD 1Q
2Q
RTD
END 2Q
3Q
TD
FG× 3Q
4Q
FG
4Q TD
(作者Aのメモより)
詳細テーブル


 試合は大阪産業大学オフェンスが4シリーズ連続TD+RTDによって得点を積み重ね、ディフェンスも大阪経済大学の攻撃を前半のFD更新1回のみに押さえ、勝負の行方という点では前半で大勢が決した。

 大阪産業大学オフェンス第1シリーズはQB#4杉本から右コーナーWR#84寺川へのロングTDパス、そして第2シリーズは左横TE#89春田への横パスからライン際を走り抜けた70ヤードTDパスランという一発プレーが続く。

 第3シリーズは一転してRB#30田儀、#29安井、QBのオープンオプションキープなどのランプレーがミドルゲインを繰り返してTDドライブと、大阪経済大学ディフェンスは試合開始直後からランパスいずれにも翻弄されてしまった。
 そして第2Q突入直後には#82前川のパントリターンTDによって速攻の5TD34点獲得となった。

 一方の大阪経済大学オフェンスはQB#7宮本からWR#1、#18へのパス、QBスクランブル等だがどちらかと言えばパス重視のオフェンス組み立てを試みる。
 だが、大阪産業大学LB#6浅井、DB#18奥野のパスカットやキャッチ後の素早いタックルによってほとんどゲイン出来なかった。

 ただし、パスコントロールやWRとのコンビネーションが悪いわけではなく、第4Q終盤にはQB#7宮本からWR#17田嶋へのロングパス80ヤードロングパスをきっかけにしたFGや、自陣26ヤードからのパスによるドライブがTDへとつながった。





11月06日(土) 王子スタジアム 12:40
TEAM1Q2Q3Q4Q合計勝敗
大阪学院大学070073-2-0
京都産業大学13700205-0-0
(現地観戦)
 
京都産業大学
大阪学院大学
FG 1Q
RFL
FG
TD 1Q
RTD 2Q G×I
TD
END 2Q
3Q
FG×
P×
FL
3Q
4Q
G×
FL
G×
END 4Q
(作者Aのメモより)
詳細テーブル


 DIV2Aブロックのリーグ優勝がかかったこの対戦カードは、ここまで大阪学院大学が3勝1敗、京都産業大学が4戦全勝となっていた。そししこの試合の直前に行われた試合によって大阪産業大学が4勝1敗で全日程を終えている。
 この試合で、もしも大阪学院大学勝利ならば3校が4勝1敗で並んで入れ替え戦出場をかけたプレーオフが行われることになっていた。

********

 京都産業大学オフェンス第1シリーズはフィールド中央からRB#1山本の左オープンラン40ヤードをきっかけにしてFGへ、さらに続く大阪学院大学リターンファンブルロストで得た敵陣スタートの第2シリーズもQB#3岩堀からWR#9藤掛へのショートパス等で前進した。
 ただし、このシリーズもFGに終わっているのは大阪学院大学LB#4津村、DL等のディフェンスフロント陣がランプレーをショートゲインに留めているところが大きい。

 これに対して京都産業大学第3シリーズはパスを組み込んで対抗、ランプレーは止まるもののQB#3岩堀からWR#19池田へのミドルパス27ヤード、WR#9藤掛への15ヤードなどパスで連続ドライブを許してTDへと結びつけた。


 一方の大阪学院大学は第1Q終盤自陣35ヤードからオフェンスドライブ、WR#23山本へのパス14ヤード、WR#1徳久へのプレーアクションパス40ヤードにラフィングザパサーが加わって敵陣3ヤードという絶好の得点機を迎えた。

 この段階で得点は0−13なので、ここで得点していれば試合展開は変わったのだが。

 敵陣3ヤードから大阪学院大学はランプレーを試みた。しかし、RB#2山本のドロー、#97久田オープンのランプレーは一進一退。そして第3DのランプレーもDB#8鈴木のタックルを受けてロスとなり、第4D残り4ヤード。

 大阪学院大学は、ここでFG3点ではなく、TDを狙って、攻めた。

 右外へのパスだったが、京都産業大学DB#2近藤がレシーバーの前に割り込んでインターセプト、そのまま99ヤードを走り切ってリターンTDとなり、得点差は20点差に広がった。

 続く大阪学院大学オフェンスシリーズは一転してRB#2山本ドローオープン等のランプレーに切り替えてロングドライブ、これでTDへとつなげたのだが、以降の京都産業大学ディフェンスLB#53近岡、#99倉富、DB#6福田などがRB#2山本にも対応できるようになっていく。
 一方大阪学院大学ディフェンスもLB#4津村、#56福原等の反応の良さが衰えることがない。

 こうして試合後半は両チームとも攻撃が全く進まなくなってしまう。相手パントミスやファンブルターンオーバーによって敵陣スタートでさえもFD更新もままならない状態で時間だけが経過していった。

 結局、京都産業大学の得点は2FG1RTDで、ドライブしたTDは1回のみで2FGに抑えた大阪学院大学堅守が光る。一方の大阪学院大学得点は第2Q終盤のTDドライブのみである。

 最後は京都産業大学が13点差のまま逃げ切った形になっているが、あのインターセプトからのリターンTDがなければこの試合はどのような展開になっていたかは判らない。エンドゾーン前3ヤードからの4回のオフェンス組み立ての結果ということだろう。