今年はDIV1初体験の年となる。ここ数年は入れ替え戦一歩手前まで常連のチームだったが、昨年はその殻を破って念願の昇格を果たした。
さらに今春は立命館大学・同志社大学と競った試合を展開して仕上がりの速さをアピールしている。春の試合と秋の試合では少し異なるが、取り組みようによっては今秋リーグ戦でも大暴れする可能性は秘めている。
************************
オフェンスはRB#31山形のスピードに乗ったランプレーと、WR#8山口、#9中川とTE#4守山へのショートパス、とくに外側へのパスが基本プレーとなる。一発ロングパスの脅威は少ないが、高校時代からショットガンパスのメインターゲットとして活躍したレシーバーなど長短パスターゲットは多い。
このオフェンスを指揮するQB#19佐藤は、今年の関西学生の中ではサイズのあるQBである。さらに、長浜での立命館大学戦ではRB#31山形とのピッチのコンビネーションおよびそのアフターフェイクも完璧だった。
OLに若い学年が揃っているが、トータルで見るとDIV1で戦うのに必要な戦力は揃っている。あとはシーズンを通して発揮し続けることができるかがポイントになりそうだ。
************************
ディフェンスはLB#43井坂の反応の良さが目に付いた。彼の動きに見とれてしまったからか他のメンバーが見えていないのだが、スピードのある積極的なデイフェンスを身上としている。
************************
今年のリーグ戦では、まずDIV1上位校との対戦からスタートし、そこから修正をかけてシーズン後半戦に挑む形になる。
攻守とも最上級学年から若い学年まで全ての学年で構成されている少数精鋭のチームにあってエース・キーマンの負傷は厳しい。チームの目標をどこに置くのかは知らないが、シーズンを通して戦力を維持し続けられるかが大きなポイントになる。
DIV1初挑戦ということもあって世間の注目は高い。関西学生DIV1に新風を吹き込んでくれることを期待します。
************************
|