関西学生 Div.1−2入れ替え戦



関西学生1   関西学生2b   関西学生2b 



 



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12月11日 (土)  長居球技場  11:00
TEAM1Q2Q3Q4Q合計
同志社大学 31461336
甲南大学 077014
(現地観戦)
 
同志社大学
甲南大学
1Q
FG 1Q
2Q
TD
TD
RTD
END 2Q
3Q TD
TD 3Q
4Q
TD
TD
4Q END
(作者Aのメモより)
詳細テーブル


 



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12月11日 (土) 長居球技場  13:40
TEAM1Q2Q3Q4Q合計
近畿大学 0614727
金沢大学 0601420
(現地観戦)
 
近畿大学
金沢大学
1Q
1Q
2Q
FL
FL
TD
TD
END 2Q
3Q
TD
TD 3Q
4Q
TD
TD
TD
END 4Q
(作者Aのメモより)
詳細テーブル


 入れ替え戦の第2試合は近畿大学と金沢大学の対戦となった。このカードは春にも対戦しており、今春は37−6、昨春は29−7でいずれも近畿大学勝利に終わっている。ただし春の試合は調整試合の意味合いが大きく、まだ戦力の準備が始まったばかりなので試合内容や結果に大きな意味はない。
 毎春このカードを観戦しながら、もしも秋に対戦することになったらどんな試合になるのだろうか。関西学生DIV1でもまれた近畿大学のほうが伸びシロが大きいのか、それとも金沢大学が春の試合を踏まえて関西学生DIV1を想定して大きく成長してくるのだろうか。と思いを馳せていた。

 これまでにも金沢大学の関西学生DIV1の入れ替え戦や決定戦を観戦したこともあったが、今年は当時とは少し違った結果になるのではないか、北陸学生で優勝したと知ったときから、金沢大学の試合が待ち遠しかった。

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 試合は第1Q近畿大学金沢大学ともにパントの蹴り合いが続いた。この中で金沢大学はRB#21中田のドローやパスインターフェアでFD更新なったが、ライン戦で均衡状態だったこともあって中央付近のランはほとんどゲインできない。

 一方の近畿大学はLB#57、#71に中央付近をカバーされていたのだが、RB#7樋口、#25冨尾によるオープンをスピードでまくりあげるランプレーをきっかけに中央ランも通るようになってフィールドポジションを獲得していく。

 こうして近畿大学は第2Qに入ると敵陣でオフェンスを進めることになる。RB#25冨尾のオープン11ヤード、QB#12春日井のスクランブル21ヤード等で一度はエンドゾーン目前に達するが、オープンピッチでファンブルロスト。
 こうして金沢大学は一度は攻守逆転したが、今度は金沢大学がフィールド中央付近のランプレー途中にファンブルロストにより、再び近畿大学の攻撃権となった。

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 ここで近畿大学は中央ランプレーをディフェンスに2回連続遮られたが、その第3Dで中央ランをフェイクにしたプレーアクションパスがTE#91前田にヒット。LB裏でほぼフリーでキャッチするとそのまま約43ヤードを走りきって近畿大学が先制した。

 一方の金沢大学オフェンスはここまでRB#21中田中心のランプレーを試みていたが、得点リードされた次のシリーズからショートミドルレンジのパス中心に切り替える。するとこれが近畿大学ディフェンスに対して威力を発揮、連続ヒットとなった。

 自陣30ヤードからWR#80有馬へ10ヤード、#19水谷へクイックパス9ヤード、さらにWR#80有馬へ2回連続プレーアクション15ヤードパス成功とドライブがつながる。最後はRB#21中田へのスクリーンパスが決まって、同点に追い付いた。

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 試合前半はともに1TD・PATキック失敗による6−6の同点で終わった。

 近畿大学の攻撃は、RB#7樋口、#25冨尾のスピードに金沢大学ディフェンスが対応できそうになく、一発で持っていける可能性は残っていた。

 金沢大学攻撃は、ランプレーはほとんどシャットアウトされていたがQB#1川端からWR#80、#19へのミドルパスがジャストヒットしていて無理のないオフェンスが組み立てられていた。

 このように両チーム共にオフェンスに決め手を残しており、後半の試合展開予想は難しかった。

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 そして後半開始。

 先攻金沢大学はリターンによってフィールド中央まで戻したのだが、第2DミドルパスをDB#18にインターセプトされてしまっう。
 フィールドポジションとしては金沢大学のパントによる攻撃権交代位置とほぼ同じ場所なのだが、金沢大学ディフェンスがい準備できていなかったのだろうか、ここから近畿大学のスピードキャリーに全く対応できない。

 近畿大学は自陣25ヤードからRB#7樋口の連続キャリー計20ヤード、さらに#25、#7のオープンラン、オープンからカットインによるラン、さらにWR#82三谷のスーパーキャッチ、TE#4橋本のパスなどで約5分のドライブをTDへとつなげた。

 金沢大学は次のオフェンスシリーズでも第2Dパスを近畿大学DB#27小野澤にインターセプトされてしまい、近畿大学はWR#82三谷のリバース43ヤードゲインのビッグゲインをきっかけにして追加点を挙げる。
 さらに第4Q再び金沢大学パスをフィールド中央付近でインターセプトするとQB#12のカウンターラン42ヤードなどでさらに得点を重ねた。第4Q残り時間8分30秒、3TD差。

 近畿大学のこの3TDはいずれも金沢大学のパスをインターセプトしたところからはじまっており、金沢大学側から見ると最悪の試合展開だった。

 しかし、第4Qで3TD差になったことで両チームの緊張が緩んだのだろうか。ここから徐々に試合の流れが変わって行く。

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 金沢大学自陣33ヤード、残り時間8分19秒、攻撃手段としてランは機能しないとなれば、これまでインナーセプトされているがパスに頼らざるを得ないということだろう、再び果敢にパスを投じる。そして、11+15+13+7と連続ヒットさせて一気に敵陣18ヤード地点に到達する。
 そして、パスインターフェアで後退した第2DにRB#21中田へのロングポストがDBの隙間にヒットして32ヤードTDパス成功14点差とした。残り時間5分22秒。

 金沢大学は続くキックオフでオンサイドキックを選択。右側自チームベンチサイドへ蹴りこむ定石のコース、さらに、バウンドよく金沢大学選手がボールを確保できそうだった。もしもボールを確保できていたならば目の前には大きな空間が広がっていたのだが、残念ながら惜しくも弾いてしまった。

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 近畿大学の攻撃は自陣38ヤード、残り時間5分15秒。近畿大学としてはここは時間を消費しつつポジションを獲得、一方の金沢大学は一刻も早く攻撃権奪取が目標となった。
 しかし金沢大学にクリッピングの反則などがあり、近畿大学は敵陣へ侵攻、さらに時計も進む。ここで金沢大学は2回目のタイムアウトを要求してディフェンスを立て直すと、QBサックロス10ヤード、さらにスクリーンパスでロス8ヤードを奪い攻撃権をもぎ取った。

 金沢大学は自陣32ヤード、残り時間1分51秒。2TD差を追い付くにはギリギリの状況だが、不可能な時間ではない。
 そしてQB#1川端のパスで侵攻開始した。時計を止めるためにサイドライン際のパス、レシーバーはサイドラインの外へ出る。残り時間1分29秒の時点で敵陣進入。

 ここでDLのQBサックを受けて最後のタイムアウトを行使。残り時間1分少々だったが、WR#80有馬へ30ヤードパスをつないで、最後は右コーナーWR#80有馬へ26ヤードTDパスが決まった。所要時間1分07秒のTDドライブで残り時間0分44秒。
 金沢大学といえばこれまでにラン主体のイメージがあっただけにパスによる2TDドライブは圧巻だった。

 そして、続くキックオフで金沢大学がボールを獲得できれば・・・という状況だったのだが、オンサイドキックは失敗に終わった。

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 この結果、近畿大学がDIV1残留、金沢大学は北陸学生残留となり、北陸からの初DIV1チーム誕生は来年以降へ持ち越しとなった。

 これまでにも入れ替え戦や決定戦の試合は何度か観戦してきたが、正直なところDIV1とDIV2東海北陸のチームとの間にギャップを感じることがあった。しかし今回の近畿大学と金沢大学の試合、金沢大学を関西のチームに強引にたとえるならば、DIV1の某A・某Bの印象が浮かんだ。DIV1と北陸の差はほとんど感じられない試合だったと思う。

 来年春の北陸東海と関西の交流戦、そして、来年秋の入れ替え戦が今から楽しみです。





11月28日(日) 長居球技場 11:00
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
甲南大学 0 13 7 14 34
中京大学 0 0 0 7 7
(現地観戦)
(第2Q終了 西京極へ移動)
(関西学生アメリカンフットボール連盟 HPより)
 
甲南大学
中京大学
G× 1Q
G×
1Q
FG× 2Q
TD
TD
2Q END
3Q G×
(作者Aのメモより)
詳細テーブル





11月28日(日) 長居球技場 13:40
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
京都産業大学 0 7 0 7 14
金沢大学 7 14 0 0 21
(関西学生アメリカンフットボール連盟 HPより)