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昨年のリーグ戦で対戦した時は、大阪産業大学オフェンスの「ツルーI」フォーメーション(QBの背後にRB3人が一列に並ぶ。通常のIはRB2人。)に神戸大学ディフェンスが対応できないまま時間が経過、完勝/完敗の試合だった。まさしく大阪産業大学準備の結果による会心の勝利という内容だった。 この「ツルーI」にある。昨年完敗の神戸大学は当然対応策をひっさげての登場だろうが、その効果は、如何に。もっとも大阪産業大学が再び「ツルーI」で仕掛けて来れば、のことだが。 昨年と比べると大阪産業大学RB陣が少々手薄な感じはする。昨年は#40菅野のパワー中央突破と#31松岡のオープンスピードが強烈だった。しかし、今年はランよりはパスに重きを置いたオフェンスになっている。 サイズでは攻守とも大阪産業大学が一段上という感じがする。大阪産業大学に負けず劣らずの準備の神戸大学が何を揃えて登場してくるか。本当の見どころは、ここにある。 アメリカンフットボール本来の面白さを堪能するためにも、この試合を観戦することをお勧めします。 ******** |
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この試合はどのような結末になるのか、まったく想像できない。第4節まででテンポがいいのは攻守ともに同志社大学の方である。前節は甲南大学戦勝利まであと一歩に迫った。 近畿大学は元気が無いまま、ずるずる4敗となってしまった。しかし、近畿大学も各ポジションにアスリートが揃っている。眠れる悪魔の目覚めを、待つ。 |
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甲南大学は、昨春4月のオープン戦で関西学院大学から始めて白星をゲットした。甲南大学の躍進はここがスタートとなって、昨秋リーグ戦を4勝してDiv1復帰早々にして勝ち越した。 今春の甲南大学を見たところでは、昨年ほどの勢いが感じられなく、中位5校のリーグ戦かと思ったのも事実だ。しかし、ほぼ完勝の4勝をゲットして上位4校目に名乗りを挙げた。 この試合だが、今年の今までの両校の試合内容を考えると、関西学院大学優位とは言いがたい。秋リーグ戦での甲南大学初白星ゲットもありそうに思える。 まず、甲南大学オフェンスと関西学院大学ディフェンスの衝突を考えてみる。 「手段」が多いのが今年の甲南大学オフェンスの特徴だ。 ラン系は、RB#12桜井のスピード、#31内野#41西口の中央パワーランに、HB#87松下へのピッチ、QBキープ・・・。 パス系は#87松下、#12桜井への横パス、#12桜井からのフリーフリッカー、#87松下、#88吉田へのミドル・・・。P#12桜井のスクランブル・・・・ザクッと挙げただけでも、こんなにある。 これだけの「手数」に関西学院大学のLBDBが対応できるだろうか??開幕戦同志社大学に対してバタバタした関西学院大学ディフェンスのシーンが記憶に残る。 この試合、甲南大学オフェンスが調子に乗ると簡単には止まりそうもない。もっとも、「スペシャルプレーにこだわって自滅」というパターンもあるが、それは、考えたくない。 関西学院大学オフェンスと甲南大学ディフェンスだが、この試合は、この対決結果が試合の流れを支配するだろう。オフェンス大量得点でテンポアップできるか関西学院大学と、堅守で最小得点差までにとどめてオフェンスの爆発を待つ甲南大学という関係にある。 オフェンスのキーは、中央に大きな穴を開けるOLとRB#2三井、#3大谷のスピードランにある。このスピードに甲南大学ディフェンスが対応できるか??一つのタックルミスは、ロングゲインとなって試合の行方まで決まってしまうだろう。 パスターゲットは#89榊原、#31高橋までか?ただし、ターゲットを絞ってディフェンスしていいのか悪いのかは関西学院大学の出方一つ。 甲南大学DL#98慈幸、#92岡部他の壁が目立てば、QBパスコントロールが乱れてバタバタしてくるかも。 ******** |
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第5節この日に対戦するのならば、かつ、第4節までの両チームの試合経過から考えて、という条件付きで、やはり立命館大学優位は動かしがたい。あとは、京都大学が第4節までの状態からどれだけ上乗せ分があるかによる。 今年の立命館大学オフェンスの特徴の一つはQB併用にある。#17高田が先発して#18宮崎が後半にリリーフとして登場する。どちらかがテンポの悪いシーンというのは何度も見たが、両方とも不調のオフェンスシーンは見たことがない。 立命館大学オフェンスを狂わす方法として、なにがあるか。DLLBの早い突っ込みでQBを惑わす、ぐらいか。QBからRBWRTEへボールが渡った後では、マイナスゲインに止めるのは少し苦しいかも。 京都大学の側から見れば、ディフェンス奮闘によるロースコアゲームに持ちこむことが必要になる。どれだけQBにプレッシャーを与えることができるだろうか。今シーズン、ほとんど見たことのない#18宮崎の苦し紛れQBスクランブルが、飛び出すかどうかで判断できる。 |