HP「AK's American Football Information」へご来場いただき、あり がとうございます。皆さんは、ここへ辿り着くのにどのような経路をたどって 来られたのでしょうか?ほとんどの場合、最初にYahooやGooなどの検索ペー ジへアクセスされたことと思います。 ところで、検索ページにおける「アメリカンフットボール」の位置付けは、 「スポーツ」>「球技」>「アメリカンフットボール」というのが普通です。 これは、インターネットの世界に限ったことではなく「アメリカンフットボー ル」は、一般的に球技であり、スポーツとして扱われています。 フィールド形状、得点制、試合時間制限、プレー人数、1個のボールを扱う これらの条件はサッカー、ラグビー、バスケットボールと同じです。また、走 る、投げる、蹴る、倒すためには、筋力、持久力、瞬発力が必要で、スポーツ マン体型が必要になります。だから、「スポーツ」>「球技」>・・の範疇に 入れられてしまいまうのも当然のことでしょう。 そして、これが「アメリカンフットボール」独自の面白みの一つを隠してし まってるのではないでしょうか??と、98年の甲子園ボウルとライスボウル を観戦しながら改めて考えてました。 そこで、「アメリカンフットボール」を「ゲーム」の分類にも入れてみては どうでしょうか?「試合」の「ゲーム」ではなく、ポーカーやブラックジャッ クの「カードゲーム」や、チェス将棋の「テーブルゲーム」と同じ分類です。 例えば「カードを選択する」とき、これを切ったら相手はどうでるか?それ に対して自分の手の内の可能性は??と、いろいろと詮索すると思います。そ れを数回繰り返して勝敗が決まります。 将棋、チェスも同様で、「この駒を動かしたら相手はこうするはず」と先の 読み合いになります。長丁場のテーブルゲームでは、このキーポイントを得る ために膨大な手順を考えたり、罠を張ったりすることでしょう。 これら「ゲーム」では、「自分の状態を把握し、相手の出方を予測、それを 撃ち破るためには?」という思考を何回も繰り返えします。あるいは、「相手 を罠へ誘導する」手順を考えます。こうして、両者間で熾烈な「かけひき」が 展開されています。 それは、カードが配られた時点、駒を配置した時点、そして、自分のカード や駒配置が変わった時点時点で。 アメリカンフットボールでも、この「かけひき」が頻繁に行われています。 そして、「かけひきの成功失敗」が勝利の行方を大きく左右します。 得点差、エンドゾーンまでの距離、ランかパスか、自分の得意と相手の欠点 の比較、過去の傾向、前のプレーとのつながり・・・、これらを総合的に判断 して次のプレーを決めます。そして、このじっくりと考え選択決定するために 25秒間が用意されています。これが、両チーム合わせて1試合で約100回 も繰り返されます。 テーブルで行うカード選択ゲームを人サイズに拡大したのがアメリカンフッ トボールです。そして、毎回の選択結果を表す指標としてボールが使われてい るのに過ぎないのです。1試合で100回もの選択思考する機会が与えられて いる知的なゲームは他にはありません。 もしあなたの周囲で、「ボールが止まってばかりで面白くない。」と言う人 がいたら、「球技ではなくカードゲームだよ。」という説明してみてはは如何 でしょうか。 作者注:もちろん、スポーツ球技としてのアメリカンフットボールの楽しみも あります。しかし、それは他の球技からある程度類推できます。したがって、 それについて詳しく述べる必要性は少ないと思います。 アメリカンフットボール特有の面白さについてわたしの考えていることを知 ってもらいたいというのが意図するところです。 |