理容業界用語

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【カット編】
エフィラージュカット
ドライの状態からデザインを作り、同時に毛量・質感調整も行えるカットテクニック。

エフェクトカット
スタイルの微調整に使われるカット・テクニック。ドライまたは、ハーフドライの状態で髪の毛を持ち上げて少しずつ落としながらハサミでカットしていく手法。髪が不規則な長さとなり、独特の立体感と雰囲気が生まれる。

エンズセニング
チョップカットと似ていて、すきばさみ(セニングシザー)で毛先のラインを自然な感じになるように仕上げていくカット手法。毛先の量感を減らし、毛先の馴染みが良くなる。

シェーピング
パネルを引き出すときにゆるみが出て、テンションが不均一にならないようにパネルの面をコームで整えること。

質感調整
質感調整は元の髪質をカット・カラー・パーマなどで変化させること。

量感調節
ただ毛量を減らすだけでなく、スタイルの完成度を上げるためにバランスを考え、ボリュームが出やすい部分をカットしてバランスを整えること。

シャギー
毛先をレザーやすきばさみ(セニングシザー)などでギザギザに、不揃いにカットするテクニック。毛先を均一に細く、薄くすることで毛先のディテールを表現する。

ストロークカット
髪の毛を持ち上げて、毛先から根元に向かってハサミを入れるカットテクニック。断面に角度がつくので、髪の毛1本1本の動きが強調される。ボリューム感がなくなり、軽いイメージに仕上がる。※毛先に刃を向けた方が髪を痛めず、毛先もナチュラルにできるとの考えからハサミを開閉しながら削るように着る場合が多い)

スライドカット
髪の中間から毛先に向けて、そぐようにハサミをスライドさせる手法。毛先が先細りになる。主にシャギースタイルを作るのに使われる。髪の毛が不揃いな長さになり、ボリューム感を抑えることができる。

セクショニング(ブロッキング)
カットで髪が切りやすいように髪を大きな固まりに区分しピンなどで、止めておくこと。サイド(耳の上)、フロント(前頭部)、トップ(頭の頂上部)、バングス(前髪)、クラウン(後頭部の上部)、バック(後頭部)、ネープ(後頭部の下部・えりあし)と分かれる。

セニングカット
セニングシザー(刃がクシのように凹凸になっているハサミ)を使うカット。くせ毛や髪の量が多い人に長さを残しながら毛の量を調節するのに有効な技。レザーを使うよりも的確で繊細なカットが可能となる。全体的に軽さを出したり、毛量を減らす時に使用。

セニンググラデーション
パネルを引き出してグラデーション状にポイントでカットしていく方法。ハサミの開閉は細かく、点でつまむように行うことが多い。

セニンググラデーション
ゴールドポイントのあたりにグラデーションを描くようにセニングを入れる。


セニングレイヤー
パネルを引き出し、レイヤー状にポイントでカットしていく毛量調節法。髪の表面をフラットにすることができ、余計なふくらみを抑えることができる。髪がふくらむ部分をセニングしながらレイヤーを入れるとふくらみが抑えられる。

チョップカット
毛先の微調整に使われる技法。髪の毛を毛先から縦にハサミを入れていく。カットラインがまっすぐではなく不規則なギザギザとなる。長さを残しながら、毛先が遊んでいるようなラフな雰囲気に仕上がる。ブラントカットに比べ毛先のつながりが柔らかくなる。

テーパーカット
「テーパー」は徐々に先が細くなるの意。レザーで毛先をそぎ取るテクニック。テーパリングともいう。

ドライカット
髪が乾いた状態でカットするテクニック。髪本来のくせ毛やボリューム、生え方が分かるので仕上がりに近い状態でカットができる。但し、この手法を使うかどうかは担当者が決めること。客からオーダーをすることはない。

ブラントカット
ハサミを髪の毛に対して垂直に入れ、まっすぐカットする技法。ワンレングスやボブなどに用いられる。また髪の毛を指で挟んでまっすぐカットするのもそう。どんな髪型にも使うベーシックな技だ!

ベースカット
ヘアデザインを作るときに最初の段階で施される土台となるカットのこと。

ルーツセニング
毛束の中に細かいすき間を作るように、根元からハサミを入れてカットするテクニック。毛量を自然に減らせる。

レイヤーカット
レイヤーとは重なるという意。密な重なりのグラデーションより粗い重なりでできたラインを指す。上層部に向かって徐々に短くしていく状態で段差をつける手法。

レザーカット
レザー(カミソリ)を使ってカットする技法。毛先を削るようにカットするため、ハサミとは違った不揃いな質感が出る。ボリュームを調整しながら毛先の動きをつけるテクニック。硬くて直毛が多い日本人の髪質にも対応できる。

アウトライン
輪郭という意味で、フォルムを決める毛先のラインを示す。また髪型を型作る外側のラインのことをいう。

アシンメトリー
左右が非対称なスタイル。

シンメトリー
左右対称のスタイルがシンメトリー

イヤートゥイヤー
頭のトップを通り、左右のイヤーポイント(耳の付け根)を結ぶ線。

インレイヤー(インサイドレイヤー)
縦スライスでとったパネルの内側の根元から中間にレイヤーを入れること。

オーバーダイレクション
左右上下にパネルをシェーピングしてカットすること。

オン・ザ・ベース(オンベース)
頭皮に対して垂直に毛束を引き出すこと。ガイドラインベースラインともいう。カットの歳、最初に長さを設定するカットライン。

グラデーション
ブラントカットしたパネルを積み重ねてできる切断面の角度が45℃になるように段差をつけていくカット。グラデーションとは「段々と」「徐々に」という意。

ゴールデンポイント
アゴから耳の一番高い部分を結んだ線の延長で頭部がぶつかる位置を指します。

コンケーブ
頭の丸みとは別に窪んだ面のことを指します。また、ボリュームを抑えたタイトなシルエットのことを指す場合もあります。

サイドパート
スタイリング用語としても使用しますが横分けの意。左右どちらかのサイドで髪を分けること。または分けた位置のことを指します。

ジオメトリック
基本的にはブラントカットで作るスタイル。幾何学的なラインをスタイルに取り入れ、個性を主張することをいいます。

スクエアレイヤー
フロント〜トップのパネルを床面に対し平行にカットすること。ボリュームを出すときに使用する。

セイムレイヤー
すべてのパネルを頭皮に対し90度に引き出し同じ長さになるように段をつけていくこと。

セクション
髪がブロッキングされたときのパートのことを指す。

ディスコネクション
つながりのないという意。質感調整や似あわせのテクニックで、毛先のつながらないラインが特徴的なスタイル。

デッドゾーン
耳の後ろやネープ部分の事を指す。髪の毛の動きが出にくい部分ということでデッドゾーンと呼ばれる。

テンプルポイント
こめかみの部分を指す。

トップ(クラウン)
頭頂部またはその周辺を指します。正確にはトップは頭の頂上部でクラウンは後頭部の上部を指します。

ネープ
えりあしの意。ぼんの首より下の部分です。

ノーテンション
カットやワインディング、ブローをするときにパネルを引っ張らないこと。テンションをかけないことをいいます。

バイアス
斜線の意。斜めにスライスする事を意味する場合もある。

ハイレイヤー
パネルを持ち上げる角度を大きくして作る。表面と内側のレングスの差が大きいレイヤーのことを指します。ローレイヤーパネルを持ち上げる角度を低くして作る。表面と内側のレングスの差が小さいレイヤーのことを指します。

ハチ
頭周りの張り出している部分。スタイルを作る上で毛量調整が重要に。

バック
トップ(頭の頂上部)より下、サイド(耳の上)より後ろの部分。耳より後ろの髪全体のこと。

ハッサイポイント
額の両隅の骨の出っ張った部分。

バング
前髪の意。フロント部分(前頭部)から流れる髪のこと。

フェイスライン
顔の輪郭を示す線。耳上から顔前面部の生え際全体のラインの事を言う。

フロント
サイド(耳の上)を含まず、こめかみの高さより上トップ(頭の頂上部)までの部分。前頭部のことをいいます。

ヘビーサイド
サイドパート(左右どちらかの位置で髪を分ける)にしたとき、毛の量が多い方側のこと。

へムライン
顔の周りの生え際のラインを指す。

ぼんのくぼ
後頭部の一番窪んでいるところ。

前上がり
バック(後頭部)からフロント(頭頂部)にかけて短くなるラインを描くのが前上がり。

前下がり
バック(後頭部)からフロント(頭頂部)にかけて長く残していく形。

リップライン
口の両端から水平に延長したライン。長さ設定でよく使われる言葉。