光らせたので解らないですが、ルルはちゃんと、まっぱ塗りました。
下半身まで書いて、あ…アカンか?思って、こうなりました。尻、書きたかっただけです(爆)。
苛烈な光は、また影だったり闇だったりするのです…な、感じで。

以下、ブログにて、絵にちなんだ文章であります。
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++虚ろな闇




視界は、黒。
薄い膜に覆われて、あたたかい。
冷たさを通り越して、感覚がなくなり、そして
あたたかく感じているのだ。

ここは、俺のセカイ。
ここは、僕が僕である為の枷。
ここは、俺が朽ち果てるセカイ。

恐ろしい白は、此処にはない。
心地の良い場所。

「……」

何かが、入ってきた。
誰だ?
何だ?
ぼんやりと、それは光って
溶け込むコトなく、淡く、淡く。

「………」

漆黒の髪、紫の眼球、皓の肌。
人間だ。
けれど、誰だっけ?
誰だか、知らない。
眩しくはない光が、俺を覆うとしている。

ああ、俺に触れようとしているのか。
ああ、僕に触れられると思っているの?

可笑しいのに、笑えない。
ただ、ただ、キモチワルイ。
でも、きっと、
君はとても眩しくあたたかい光なんだと思うよ。
ここまで、来れたんだから。

「ごめんね、」

口から言葉が出た。
何も感情の篭らない、偽りの。
空っぽの心だけれど。
何も感じられないけれど。

君という光に囚われたなら、どんなに……と。

それだけは、思うよ。

「やっと、俺だけのモノに……スザク」

光が、喋った。
ああ、憐れだな、と思った。

僕の中にも
俺の中にも

七年前の『俺』と同じ

ルルーシュ、君はいないんだよ。

「……ごめんね」

あまりにも、憐れで、滑稽で
僕は、光に告げた。
何も感じていない心で。




(終)




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