エジプト神話



1.主な神様

でかい国なので、地区によって信仰の対象となる神様に違いが出る。

一番広く信仰されたのは女神イシス。

動物の姿をした神様が多い。

名前

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 ヌン

原初の混沌。あるいは原初の水(海)。
すべての神々の祖。
ナイル河と同一視される。
ラァ 太陽神。
初期の最高神。のちにその地位を
オシリスに譲る。
その後もオシリス三神と同じように篤く信仰される。
シュウ 大気としての神。
娘ヌトを大地からアーチ型に
持ち上げている姿で描かれる。
テフヌト 露と湿気の女神。
シュウとともに最初の神聖夫婦となる。
ヌトとゲブを産む。
ヌト 天空の女神。
大地の神ゲブの胤で
オシリス、セト、イシス、ネフティスを産む。
ホルスが彼女の息子とされる事もある。
ゲブ 大地の神様(男)
ヌトとともに第二の神聖夫婦。
シュウから王位を簒奪する
オシリス 後の最高神。その地位を息子ホルスに譲る。
 元は穀物の神。
弟セトに殺され、冥界の王となる。
まだ野蛮であった神代の人々を教化した。
セト 不毛と嵐の神
オシリスの弟。オシリスの地位を簒奪するが、
のちにホルスに奪い返される。
イシス オシリスの双子の妹。
オシリスの死後、オシリスの胤によってホルスを産む。
のちに後見のいないホルスのために、
年老いたラァをだまし、彼の力と地位を得る。
ネフティス セトの妻。オシリスを騙し、彼と交わる。
その結果アヌビス神を産む。
セトがオシリスを殺した時、夫から逃げ去り、
姉イシスと助け合いながらオシリスの遺体を捜した。
ホルス 隼の頭を持つ最高神。
元は別の存在だった太陽神の息子ホルスと
オシリスの息子ホルスが同化した。


エジプトの神様は役割分担がはっきりしていない上、
別々の神様を同一視していたり、ホルスのように
ひとりの神様が同じ名前の別の神様のように書かれたりしている。
ややこしい(^^;)



2.実力はあるかもしれないがとりあえず他の神様



トト(トート)・・・月夜を司る神様。言葉の発明者、偉大なる魔法使い。

アヌビスが死者の魂を計量すると、

それを台帳に記録し、オシリスに報告する。

王朝の書記(記録係。地位が高い)にとって一番大切な神様だったろう。



バスト・・・猫の頭を持つ女神。歓喜と豊穣を司る。

猫は全エジプトで神聖視されていた。

猫が死ぬと人間と同じようにミイラとされ、埋葬された。



ハトホル・・・ラァとヌトの娘。歓喜と母性を司り、牝牛としてあらわされる。

恐怖のセクメト(ラァの眼)は彼女の化身。

ラァが老衰により力を失い始めた時、人類は神々に対して謀反を企てた。

この謀反を鎮めるため、ラァがハトホルを人類のもとに送り込んだ。

ラァの力が、ラァの眼としてハトホルに授けられ、その力と

人類に対する怒りによっていかれるセクメトとなって人類を全滅しそうになった。

ラァとしては人類を統治するつもりだったので、赤く色づけしたビールを用意させた。

セクメトは人間の血と思い込んでビールを飲み、酔って正体を失った。

気づいたハトホルはラァの意思に従い、人類は救われた。



アヌビス・・・ジャッカルの頭を持つ神様。ファラオのための死者の神、だった。

死者の魂の計量者。ミイラの考案者でもある。

動物態(ジャッカル、犬)の時はイシスに付き従う。



マァト・・・正義の女神。善と悪とのバランスの女神とも。

死者の魂を真実の中で、あるいは正義とともに生きてきたかどうか、

を計る時天秤の片方に死者の心臓を、他方にマァト自身をのせる。

時として羽毛の姿で天秤にのせられる。











ラァの眼・・・ウラエラス。ファラオの頭に乗っかってるコブラとその上の丸い球。

世界を監視していると言う。


書記・・・文明の黎明期において文字の使用はまず財産の記録から始まった。

古代エジプトではファラオ、神官に次いで高位にあった。