「学習会だよりから」原文
中学生向きに毎週発行しているものに
数回にわたって掲載したものです。



血液をきれいに!     H13,10-4
先週、まゆみ'98さんが突然うちに来て「電気で血をきれいにしにいきませんか?」と誘ってくれました。11月10日までの限定で近所のスーパーの駐車場で電気分解の力で血液をきれいにする器械の無料デモをやっているんです。何回でも無料(最低5回をお勧めだそうです)。

 厚生省の認可を受けている治療器で、足腰肩の痛みや不眠症に効果という事ですが、体験会場では現実として血液が浄化されることからそれ以外の各種の病気(例えば喘息や各種アレルギー、アトピーや体質からくる慢性病)に絶大な効き目があったという声であふれていました。

正直言って半信半疑で、会場の中にもサクラが混じっているのではという思いもチラリとあったのですが、実際私も今日まで6回やってみて確かにいろいろと改善されてきました。

 *実は私が中学校の頃、父がローリング健康法というのをしていたので血液の流れが大切だということの認識はかねてよりありました。ですから小学生を担任している頃から血液の話はよくしていました。

体の細部まで酸素と栄養分を運んでいる血管の総延長は「大人で約地球を2周とか2周半の長さ」と言われています。最も細い血管は髪の毛より細い・・・だからいわゆる酸性のドロドロした血液になってしまっていては細胞の働きは弱るし、発生した二酸化炭素や老廃物は排出されなくなります。そして体のあちこちにドロドロによどんだ血液のしこりができてしまいます。

 これが足の裏のツボ(反射区)にたまると、そこに関係する臓器が弱ってきます。それで私は足の裏の健康法をよく紹介してきました。ただこれにはたまっている所ほど大変痛いという大きな欠点がありました。この器械は全く痛くありません。ただこれの大きな欠点は器械の値段ですかね・・・。



自然治癒力の可能性  H13,10-5
 おおざっぱな言い方ですが、症状に応じて薬を処方したり処置していくのが西洋医学なら、本来の元気な状態が復活するように根本的に体を改善していこうとするのが東洋医学です。

その東洋医学にも様々な内容がありますが、基本は何らかの原因で十分に働けなくなった「自然治癒力」を回復させる為の手段ということに行き着くようです。

最近、改めてこの自然治癒力の威力を実感することがありました。体の状態(特に血液の流れ)を正常にしていくことだけで病院に何十年も通ってよくならななかった人たちが劇的な変化をみるみる起こしていくのを日々目にしています。私自身もそれを体験してここ何年もひきずっていたあらゆる体調不良が改善される方向に動いています。肩こりなどは本当に消えていっています。

 このあらゆる症状が一度に改善に向かうというのが自然治癒力のなせる技です。症状に対する対症療法では仮にその部分が一時的に楽になっても他の部分は変りません。場合によっては全体のバランスが崩れて他の部分がおかしくなることさえあります。

それで西洋医学ではいろんな分野の医者にかかることが出てきてしまいます。自然治癒力の場合は「生まれた頃の自然な状態に体を戻す働き」ですから体全体として健康体になっていくわけです。

 例えば西洋医学では別々に扱われている花粉症やアトピーなどのアレルギー症状も、東洋医学では腎臓や胆嚢の結石も、吹き出物や肌荒れも腎臓や腸の機能(便秘)が低下していることと大きな関係があるとされています。

尿などで排出されるべき老廃物や毒素をそういった形をとって体の外に出そうとしている反応だと捉えるわけです。ムシ歯以外はほとんど関連があるといっても過言ではないのかもしれません。(細菌性の病気も免疫力の低下と関わります)

 しかし現代社会はこうした血液の質そのものがおかしくなっているので血行をよくしようと思って風呂やエアロビクス、散歩をくりかえしてもなかなか改善されません。

下手をすると汗で水分が出た後の補給が不十分で(ダイエット目的の場合は特に陥る落とし穴です)かえって血液の濃度が上がりドロドロ状態になってしまいます。ドロドロの状態ですから毛細血管のあちこちにつまり各種の異常を引き起こす・・・体調が悪いからますます動けなくなってさらに悪化・・・まさにこのところの私そのもののようになってしまいます。
 

そこに加えていろんな医者から薬が投与されれば解毒で大忙しの肝臓はますます忙しくなり解毒が間に合わなくなります。薬の副作用が複合された形で起きてくるリスクもあがります。

 だから逆に血液の流れを正常に戻すだけでも体内に溜まったものがきちんとしたルートで排出されるようになるので関連した症状が消えていくというわけです。自然の浄化作用が追いつかないだけなのですから、最初に何かきちんとした手だてをうって浄化してやれば、後は体本来が持っている自然治癒力があらゆる症状を改善してくれるのです。腰痛を治すつもりが喘息や不眠症まで・・ということが起きても何も不思議はないわけです。

 そう考えると肩こりなどはドロドロの血液のさらに濃縮されたのが溜まった状態ですから、それだけを何とかしようというのは不十分です。全身の血の循環そのものがおかしくなっているサインがたまたま肩に出ているだけ、と捉えるべきなのです。

(ただ私はここで西洋医学と東洋医学の価値的な論争をしようとは思っていません。それぞれ得意分野がありますから。)

 しばらく前にも書いたのですが勉強の仕方も全くこの考え方と同じです。暗記中心の勉強は試験直前で問題が予告されている時には有効ですが、本当の実力が試されるような場合ほど、根本的な勉強が有効です。そうすれば見かけは違ういろいろな問題でも自然に解けるようになってくるのです。


発心があってこそ    H13,11-2
発心とはもともとは修行の道に入ることですが「思い立つこと」という意味もあります。今回はこちらの意味で書いています。

 勉強でも生活でも何でもそうですが、人間は自分の内側から本当に出てきたものだけがホンモノです。他人から強制されたものや世間に合わせた生き方、単に流行や風潮に乗っかった生き方は自分の本体である無意識が納得しません。心からの満足がないから目つきに豊かさや深い喜びも浮かびません。(それは以前バガボンドの沢庵和尚で特集しましたね)

皮肉なことですが、この世の現実として「生活が満ち足りていると思っている人間ほど人生を無駄にすごしている」ということがあります。不況だ何だと言いながら多数の日本人はまだまだ食べ物も粗末にどうでもいいことにお金をつぎこんでいます。「学校に通える」というような生活は世界レベルで考えれば大変安定した毎日が保証されているという証でもあるのです。

 健康面でも同じです。私自身も反省するところですが、中途半端に調子が悪い段階ではなかなか根本的に直そうという気持ちは起きません。

何年も前から健康診断で肝臓などの数値に異常が出て「要精密検査」が「要治療」になっても私は食生活をほとんど変えませんでした。その結果こちらの学校に移った頃には1年の半分以上はまともに歩行ができないような状態でした。

その頃です。かかった医者に「肝硬変寸前だ!このままじゃ数年後には死ぬからね!脅しじゃないよ!!」と怖い顔で言われたのは・・・。この医者に感謝すべきは次の言葉でした。「薬で治そうと思わないで!生活を変えていかなければ絶対ダメだよ!」

 さすがにここまで言われ学校でも年中子ども達に肩を借りて歩いているような状態になればお酒などは控えました。ただそれでも他の要因も一杯重なって授業が出来ない体になり、とうとう続けられなくなってしまったわけですが・・・

自分が「何とかなりそう」「そこまで深刻でないのでは」と思っているうちは根本的に改善しないと、と言われてもなかなか実行できないものです。

 病気なんかは軽いうち、もっと理想を言えば「病気という形になる前」に予防するのがいいわけです。根本的に治す(例えば東洋医学的な発想で血液の質や血管の異常まで)には手間と時間がかかります。

 今盛んにリブリブハウスの事を皆さんに勧めていますが実際に自分から行った人はあまりいません。行った人がその後続けていくかどうかも最後は本人に「発心」があるかどうかです。

けやき台の会場が12月17日、うちの近くの中丸会場もその頃まで期間が延期になりました。正常な体の自分がどれだけの可能性を発揮出来るのか試すチャンスはあるわけですから後は皆さん次第なんです。

 勉強でも本当に実力をつけたい、総合問題でも解けるようになりたいと思ったらなるべく早くホンモノの勉強法に切り替えた方がいいには決まっています。でも「ニセモノの方法でも何とかなるのでは・・・あっちの方が楽にパッとわかるようになりそうだし・・」という気持ちがあるうちは自分の中からの発心が起きてきません。そしていよいよごまかしがきかなくなってから「何とかしてください」となるのは毎年のことです。

 かつて学生アルバイトで塾の講師をしていた頃「(希望校の水準に到達できなかったのは)もっと無理矢理やらせてくれなかった先生のせいだ!」と言われてしまったことがあります。でもそういう人ほど無理矢理言っても反発するんです。

 今年はどうなるでしょうね!それは皆さんの発心次第です。


表向きにだまされないように -冷えのぼせの怖さ- H13,11-3
最近知った言葉に「冷えのぼせ」というのがあります。リブリブハウスの担当の人が盛んに注意をうながしている言葉です。まずその要点から・・・・・

 
寒い時に体がほてっていて「暑がりだ」と思いこんでいる人がいるけど、逆なんだからね!本当は冷えているのを通り越している状態、「これ以上体が冷えないように・・・冷えないように・・・」って無理に熱を出している状態なんだからね!

 それを知らないで足に布団をかけないでいたりしたら大変だからね!逆にそれは温めてあげなくちゃいけないの!

 この体が冷えているのに(例えば足先は冷たいのに)顔や他の部分がカッカと暑くなっていたりするのを「冷えのぼせ」というんだそうです。

それを暑がっているんだと勘違いしていると様々な病気を引き起こす。根本原因を知らないうちに自分で作っているのに「最近体の調子が悪い」と医者にかかり薬を飲みさらに血液を汚し体温を下げてしまう・・・・という悪循環に陥ります。

そうなっている人は大抵便秘がちだとか尿の出が悪いとかなっています。そして肌荒れ、肩こり、腰痛、花粉症やアトピーなどのアレルギー、喘息・・・と連鎖的に調子を崩していきます。

 *何度も繰り返しますが、西洋医学でないとダメな分野だってあるし、本当に薬が必要な場合だってあります。その点は私が東洋医学絶対主義だなんて誤解しないでください。


 今相手にしている中学生・高校生の皆さんも多くは何かしらの体調不良があるようですが、先ず夜に寝る時にゆるめの靴下をはいたりして足下を温かくしてみることをお勧めします。万全な体調であってこそ皆さんのもっている本来の可能性が十分に発揮されていくのですから。

(ただ、今まで冷え切っていた人ほど好転反応といって血液の循環がよくなった事で今まで体の中に溜まっていた不要物や毒素が排出され一時的に体の調子が悪化したり病気になったように見えることがでてきます。これも見かけだけでは判断を誤る事柄です)

 ちなみに勉強を進める上でもこうした見かけとは逆の対処をしなければならないことがあります。いい例が計算が遅いという人です。ほとんどの人は計算を早くしようと思ってなるべく途中の計算を省略し暗算で進めています。これを逆に「途中の式をなるべく詳しく書いてごらん」と助言するのですが、これをきちんと実行してくれると計算が的確にパッパと進むようになります。ミスも減ります。

表向きにだまされないで物事を進める経験を今のうちにたくさんしておきましょう。そんな蓄積があるほど将来何か壁にぶつかった時に柔軟な発想で切り開いていけるようになります!

しなやかに生きる -リブリブとバガボンドから-  H13,12-1
 リブリブに通って数日たった時、ちょっと離れたところにある物をとろうとしたら楽に手が届いてしまいました。「あれ?」と思って立ち上がり膝を伸ばしたまま体を曲げてみると今までガチガチで膝にも届かなかったのが、床まであと10センチあまりというところまで曲がったのです。

肩のユルユルだけでなく体の中の循環がよくなって全身の筋肉の硬直もなくなり始めているんだと実感しました。同様にリブリブに行った中高生の中にも楽に体が曲がり、動くようになった人が何人もいます。


 これは一般に運動部などで行われている柔軟体操などで曲がるようになったのとは根本的に違っています。ああした無理矢理の場合は「しなやかさ」に欠け、時には形の上では曲がっていてもかえって筋肉の硬直はひどくなっていることさえあります。

 リブリブの常連であるたくさんのお年寄りの方々にも「リウマチで長年固まっていた関節がうごくようになってきた」「腕が上に上がるようになってきた」という人が大勢います。そしてそういう方々は皆さん「動けるのが楽しくてしょうがない」という気分になり、散歩や家事を積極的にしているそうです。

体が本来のしなやかさを取り戻せば取り戻すほど隠れていた能力が(それこそ本人が思いもよらなかったほどに)自分の内側から発揮されていくのが人間です。そしてその力は大人よりも子どもの方が何倍も強いわけです。

体をしなやかに保つ上でもう一つ大切なのは「囚われない心」です。ちなみに私は小さい頃から体が弱く運動が苦手なことでいじめられた結果「自分は邪魔者、クラスにいては迷惑な人間」という思いに縛られました。だから大人になっても宴席でお酒を注いで歩くのは大変な重圧でした。今でもよく人と関わる時に心や体の内部が硬直している状態になってしまいます。これではしなやかに生きる事はできません。

最近バガボンドの4巻以降を読んだのですが、宮本武蔵の心の問題もここに行き着くようです。囚われてしまうから自分から周囲を狭くして自分を押しつぶしてしまう。しかし囚われないとは「忘れる」とか「気にしない」というのとは違う・・・そこが難しい。

「ありのまま受け入れる」のが出発点であることが沢庵和尚の言葉や、「ブサイクな殺気」を戒める槍の名人の言葉に示唆されています。(ゆうべ後半だけ観たのですが、ちびまるこでも武蔵が出てきて藤木にそのような言葉をかけていました)

バガボンドで扱われている内容は、現代の様々な問題を解くためのヒントがいろいろあるようです。最近の国際問題をも思い起こさせます。大国と自負している指導者は読んでもらいたいくらいです。

 「本当に強い」とはいかなることなのか?そして自分の理想通りに生きるとは???「自分の思い通りに周囲をしよう。周囲が思い通りになればどんなにいいか」と願う心・押しつける心が強いほど、どうも逆にそれに囚われてしなやかさを失いダメになっていくようです。それは自分も他人も不幸にします。

でも、それは難しい!!だって、こうやって書いていながらも私自身、つい皆さんがちゃんと計画通り勉強を進めていくようになれば・・・と思ってしまっていますから。

根本からの問い直し  血液の汚れと対症療法から  H14,3-3
 
素人の私がこんな事を軽々しく発言すべきではない問題なのですが、皆さんも自分の実感を確かめながら何がホンモノで自分にとって一番自然な状態かを探るヒントにして頂けたらと思います。

 勉強でもスポーツでも人生そのものでも自分本来の能力を発揮する上で健康であることが大切なのは言うまでもないことです。しかし西洋医学でもいわゆる健康グッズ、健康産業でも根本をしっかりと見つめ直そうというものばかりでなく、目先の対症療法だけで症状が軽減することばかりをエサに単にお金を儲けようとしか考えていないようなシロモノもあります。

 対症療法が有効な場合もあるのは承知の上で、最近よく聞かれる動脈硬化や血圧の問題と対症療法を例にしてみましょう。

*リブリブハウスなどで解説されたことを元に書いています。

他に参考文献としては
「いい吸収、わるい排泄」柳橋明人著 同胞社  
「血液をサラサラにする食べ方テキスト」石原結實著 青萌堂 
「万病を治す 冷えとり健康法」進藤義晴著 農文協   
「足の汚れが万病の原因だった」官 有謀著 文化制作出版
 

 人体にとって細胞に酸素や栄養分を運んだり細胞から排出される二酸化炭素や不要物を運び出す役割をしている血液が汚れてドロドロの状態になることは大変困る状態です。細胞に届く末端の血管は髪の毛よりも細いのですから。そこで人体は血管の内側に汚れを付着させることで血液そのものが汚れるのをくい止めるのだそうです。これが厚くなって堅くなってくるのが動脈硬化と呼ばれているものです。(足の裏やふくらはぎにできるゴリゴリ、ジャリジャリしたシコリもこうした不要物の塊です)

 すると、血管が細くなるので末端にはますます血液が届かなくなります。それでは内臓を含めてすべての働きが弱ってしまう。そこで人体はポンプである心臓の圧力をアップさせます。これが高血圧。血液の質の低下や流れの悪化で負担をしいられるのが血液を掃除する腎臓です。これが弱るとますます血液は汚れます。そうすると毒素を分解する肝臓もやられてくる・・・こうして連鎖的に様々な内臓がやられてくるわけです。

 ところがそれをそれぞれの部分の病気として片づけるとどうなるでしょう。動脈が固まるのをふせぐ薬には血液を固まりにくくする成分が入っているそうです。これは逆に言えば怪我や内出血の時に血液が固まりにくくなるという副作用をもたらします。高血圧では血管が破れる危険があるからと血圧を下げる薬(心臓の働きを弱める薬?)を飲み続けるわけですが、これは体の隅々まで血液を送ろうとしている体の仕組みに逆らうことになります。

 確かに血圧が上がると血管が破れる重大な事態を招くことがあります。しかし逆に圧力を下げることでますます全身の循環が悪くなり各種の体調不良や病気を誘発させます。血液のドロドロもアップするので血管が詰まる病気の危険もアップします。脳の血管が破れるのも詰まるのもどちらも困る状態ですよね。

 私もひどい脈の乱れで薬を数ヶ月服用していた時がありますが血圧の上が90前後、下が75前後と幅がなくなって苦しい日々を送りました。めまいやふらつきでうっかり下を向いたりしゃがんだりできません。医者は「我慢して飲んで。そうでないとまた発作が起こるから」

・・・結局これって治療しているんではないんだとわかりました。高血圧の薬もそうですが特に慢性病の薬っていうのは治しているわけではないんですよね。(素人のくせにこんなことを言うとお医者さんから叱られそうですが)

だからほとんどの場合一生飲まなければいけないと言われます。そしてその症状を抑えていても別の症状が出て、今度はまた次の薬を飲む。

結局すべてをつないでいる血液を何とかしないと根本は解決しないというのが東洋医学の発想というわけです。この発想を勉強や生き方にもぜひ応用してみてください。

目先だけをお手軽に何とかしようというのはかえって遠回りですよ!