パスタコーナー


子どもの頃によく母親がつくってくれたのはひき肉とコーン主体のナポリタン。まぜてから少し時間をおいて味をなじませていたので、給食のナポリタンに近い感じでした。パスタのプロに言わせればゆでたてを速攻で食べるのではないのでパスタが台無しということになるのでしょうが、これはこれで懐かしいおいしさだと思います。

今、私がパスタを作るときには一応プロの方々のご意見に従って茹で時間をきちんと守ってすぐに食べるようにしています。

ポイントとしてはなるべくたっぷりのお湯でという以外に2点

*プロの皆さんが口々に言うのは一般家庭で茹でる場合に塩の量が足りないということです。人によって言い方はそれぞれですが「確かに塩水と感じるくらい」が大切なんだとか。

*どんなものにするかで茹で時間を調節。仕上げの段階でさらに加熱する場合は1分早く茹で上げて移し変えるようにして再加熱を1分。もちろん市販のパスタソースをからめるのも含めて、どんな場合でもそちらを準備しておいて茹であがりから間髪入れずに混ぜるなり何なりすることが大事だそうです。

あと、パスタを茹でた後にも うどんやそば と同様に水にさらす人が時折いらっしゃるようですが、パスタはお湯をきるだけです。

ちなみに混ぜる場合に、ある方は「均一に混ぜようとしない。むしろ混ぜ方にムラがあった方が食べた時に味の微妙な変化が楽しめる」と言っていました。マアこれは好き好きでしょうが・・・。

あとはパスタの本なども参考にしていろいろな具材で試しています。今回紹介した以外にもいろいろ実験はしていますが、それはまたの機会に・・・


たらこスパゲティ

退職後、教え子たちがよくうちに来てくれた時の人気メニューの一つがこれでした。


たらことバターをよく混ぜ、そこに塩・胡椒・醤油で味付けします


あとは茹でたてのパスタを豪快に混ぜれば完成!!!



たらこと春キャベツのパスタ

基本は同じですが、そこに春キャベツを入れると新たな食感が加わります。


7分茹でている中、5分程度のところで春キャベツの柔らかいところを適度の大きさに刻んだものを投入。一緒にゆでます。

時間になったらよくザルで水気をきって事前に混ぜておいたたらこの具とあえて完成!!!


春キャベツの和風パスタ

これも事前にキャベツの油炒めを作っておきます。キャベツ以外の具で私がよく入れるのは 生ワカメ と 刻んだ油揚げ ですね。これを砂糖・醤油・みりんなどを中心に味付けします。それと市販のカツオだしの素も。これを手早く混ぜ合わせます。


ほたるいかと春野菜のパスタ

これも事前に ほたるいか を砂糖・醤油・みりん、そしてダシし汁等々で煮付けにしておきます。私の場合はそれを前日につくっておきます。その方が味にコクがでておいしいので。

1分早く茹で上げたパスタを再加熱しておいたホタルイカと混ぜ合わせて1分。その時に春野菜も混ぜると春らしい感じに仕上がります。


キムチスパゲティ


目にも鮮やかな赤!!

これはケチャップでつけた赤ではありません。キムチによる色です。

時々上野の韓国の食材が売っているエリア(駅から首都高速を越えたところです)のアリラン亭というキムチ屋さんで買うのですが、「熟成の進んだ白菜キムチはパスタにするとおいしいよ」と薦められて以来気に入って時々作ります。見た目ほどは辛くないです。(?)

熟成の進んだキムチを刻んで醤油などを隠し味にして軽く炒め、茹であがったパスタとあえます。

ポイントはやはりキムチです。ちゃんと韓国の唐辛子や様々な食材を混ぜて醗酵させて作った本格キムチでないとダメだと思います。試したことはないですが、スーパー等々で化学調味料主体に作られたキムチで作っても多分おいしくありません。


ここに紹介した以外にも教え子たちに好評だったのには次のものなどがあります。

*ウインナーとピーマンやしいたけ、玉ねぎなどの野菜を入れて炒め塩・胡椒で味付けしたもの。

その時の気分や食べるメンバーの顔ぶれによって油が冷たい状態からニンニクのスライスを入れて焦げないうちに炒める場合もあるし、油もバターだったりサラダ油だったりオリーブオイルだったり変えます。

*市販のナポリタンソースでもただそれを使うのではなくて、バターと唐辛子を炒め、そこにナポリタンソース、そしてケチャップを追加したものをあえたもの。かすかにピリッとくる辛さがいいです。


ピリ辛ナポリタンを試食するドラヤキアイスさん