におい
ー人間らしく生きるためにー


イメージ作文「忘れられないにおい」「おうち」より、人間の落ち着きと「におい」との関係のヒントになるようなものをいくつか選んでみました。

ほとんどは私のクラスの作文ですが、H7の5年生のものは知人の学校の子供達によるものです。


自分の家のにおい

*H7 3年女子
 わたしはひっこしました。ですから前の家に遊びに行ったら、今の家のにおいとはちがいます。前の家は風のにおいがあるのです。でも、今の家にはなぜか風のにおいがながれてきません。

前の家に行くとわたしは、きのう行ったばかりでも同じにおいをかぐと
「なつかしー!」
といいます。そして、おふろに入った時、出まどを開けると風が入ってきます。そしてわたしは「なつかしー。」と思います。それはいつも感じます。このにおいは、わたしがすごくすごーくなつかしいにおいだからです。




*H5 4年女子
それぞれ家のにおいがする。くさいにおい、きたないにおいです。友達の家にいったりすると、自分の家のにおいと違う。何でかなー?

先生の家のにおいはどういうにおいか?きっと先生のにおいがしてあっちこっちにいろいろなものがちらかってるかな?先生の家のにおいをかいでみたいなー。

 うちの車も特徴のあるにおいがする。いつものるたびにいいにおいがする。他の人がかいだらどんな顔するのかな?

 トイレはきんきらきんのかべにしたい。ついでに自分のうんちも金色に。トイレのにおいは香水のにおい。

*H4 3年男子
うちには、きたないうんちをする牛がいます。ぼくたちが三時のおやつを食べる時だっておならをブブブブブーとします。

しかもぼくが外で何かを食べてる時だってこっちにおしりを向けてボトボトボトっとうんちをするのです。

うちではニワトリもかっているのでそれもぷんぷんとにおいます。



*H4 3年男子
ぼくのおうちでは、てれびを見る時一回はおならをします。とくにおじいちゃんは5れんぱつぐらいします。くさくてくさくてたまんないです。そのときはいつもおじいちゃんはぼくの頭をなでます。

おとうさんのおならは、小さいおならではなく大きなおならをします。においはしません。

お兄ちゃんのおならは、1回しかしません。小さいおならで、手をおしりにつけてからぼくの顔に手をひろげます。そのあとはすぐ自分のへやににげこみます。ぼくはくさくてたおれそうです。



*H7 3年女子
トイレは少しくさい。それはだれかがおしっこをこぼしてしまうからである。多分、立ちしょんの男がねらいを外してこぼしたのだ。いっちゃ悪いけどおばあちゃんのへやは、にんにくくさい。いろんなにおいでくさい。

*H7 3年女子 
わたしは病院からうちに帰って変な気がします。それは、病院のにおいとうちのにおいはちがうからです。病院のにおいはすごーく病院くさくて、うちのにおいはなんだかよくわからない。においがわからないんです。もうわたしのうちのにおいは、なれているのでよくわからないのかな、と思います。ねる時に病院のにおいを思い出すと、頭の中にそのにおいがのりうつりそうなよかんがします。

いとこのうちのにおいもちがいます。いとこのうちのにおいはおばちゃんのこうすいくさいにおいがしてくるんですが、うちのにおいとはぜーんぜんちがいます。


祖父母・家族のにおい

*H7 5年男子
 ぼくの忘れられないにおいは家族のにおいです。

お父さんのにおいは家族の事を支えながら全国をとびまわっている責任感が感じられるにおいだと思います。お母さんは「がんばって仕事しています。」というような力強いにおいだと思います。お姉さんは優しそうな心が温まるようなにおいだと思います。

そしておじいさんは、ちょっと畑くさいにおい。小さいころはあまりいいにおいとは思っていませんでした。でも、今思うと、本当の忘れられないにおいとはこのにおいなのかもしれません。



*H7 3年女子
 わたしは死んだひいばあちゃんのにおいを知っています。ひいばあちゃんのおさいふは、ひいばあちゃんらしいにおい。わたしはお母さんに「それは、ふるいからもうすてなさい。」と言われたけどすてなかった。さいしょ、すてようと思ったんだけどすてられなかった。

においがして、ずーっとかいでいました。



*H7 3年男子
 あの時のにおいが今でものこっています。それは死んだおじいちゃんのにおいです。そのにおいは、お金とか、おじいちゃんが使ってたもうふに、においがたくさん残っています。

そのにおいをかぐと、じいちゃんが目の前にいるようになってしまいます。

*H7 3年女子
 わたしのわすれられないにおいは、ひいばあちゃんのへやのにおいや、ふとんのにおいとかです。ほかにもあります。

 ひいばあちゃんはもうびょうきで死んじゃったけど、わたしにはそのにおいがわすれられないの。どうしてかというと、わたしが赤ちゃんの時、いっしょにへやですわって遊んだり、だいてもらったり、いっしょにねたりしたからです。ひいばあちゃんは、とってもやさしいし、いたずらしてもおこらない。だからだーいすきでした!



*H7 3年女子
 ずっと前、ひいおじいちゃんが生きていた時、ひいおじいちゃんのにおいがしました。少し、いいにおいでした。

ひいおじいちゃんとしゃべるとまた、ちがうにおいがしました。ひいおじいちゃんがよこにねるときに、またまたちがうにおいがするのです。ひいおじいちゃんが立つ時には、ぜったいうちのお母さんがかたをかしてあげます。その時お母さんのにおいもします。

 ひいおじいちゃんと、うちのお母さんのにおいは、どこかがちがいます。お母さんのにおいは、少し、お花っぽいにおいがします。それから、ひいおじいちゃんのにおいは、ちょっとだけうちのおばあちゃんのにおいです。



*H7 5年女子
 私の一番心に残ったにおいは、祖母の姉のにおいです。その人は、わたしが生まれたばかりの時からめんどうをみてくれました。わたしは、ねる時も食べる時もいつもいつもいっしょでした。

けれど、一昨年の2月にその人は亡くなってしまいました。私は、くやしくて悲しくてさびしくて胸がいっぱいになって、涙が目からぽろぽろでてとまらなくなってしまいました。小さいころからいっしょだったその人のにおいは一生忘れません。

*H7 5年女子
 わたしにとって忘れられないにおい、それはお母様のにおいです。

一人っ子で甘えん坊の私は、よくだっこをしてもらいました。お母様の肩に鼻をすりつけると、香水やお化しょうのにおいでもない、いいにおいがします。きっと私だけが知っている秘密のにおいなのかもしれません。

この間も、お母様のセーターをさわりながらソファーでいねむりをしてしまいました。お母様のにおいがすると私は何となく安心するのです。

お母様はすてきなにおいなのに、お出かけ前にはスプレーなどするのが不思議です。



「におい」と落ち着き

*H7 3年男子 
まくらのにおいがわすれられない。もう6年ぐらいずっと使ってるからです。もうほかのまくらに代えるとねむれないほどでした。



*H7 5年男子 
ぼくの忘れられないにおいは、ぼくの部屋のにおいと小さいころから使っている羽毛ふとんのにおいです。どんないやな気分でもぼくのへやでそのふとんにくるまると落ち着いてきます。

だからどこかのホテルに行った時は大変でした。いつものふとんとにおいがちがいます。「ねむれない。」と泣いたこともあります。でも最後にはねてしまうんだからただのわがままだったのかもしれません。




*H7 5年女子
 私は小さいころ、ガーゼを持ってねむっていました。右手の親指を口に入れて、同じ右手でガーゼを鼻にあててねむります。ガーゼのふわふわと、そのにおいが気にいっていました。どんなに泣いてもガーゼを渡すとすぐにこの形でねてしまったそうです。

私のガーゼのにおいは、お花のいい香りよりも、大好きなお母さんのにおいよりももっといいにおいです。今も時々、私の引き出しのガーゼのにおいをかぐと、あのなつかしい大好きなにおいがします。そうすると赤ちゃんになってしまいます。




*H7 5年女子
 私の忘れられないにおいとは参観日の時のにおいです。そのにおいの正体はお母様方の香水です。いろいろな香水をつけているので鼻が変になってしまいそうです。緊張するより香水のにおいで集中できなくなってしまう事の方が困ります。

家で母は、あまりにおいのきつくない香水をつけているので気になりません。大人になったらお母様の様な香水をつけようと思いました。


今回はあえて私のコメントをつけないで載せてみました。(数日だってから載せてみます)

ぜひみなさんの感想や「においの思いで」をお寄せください。

この欄でご紹介したいと思います。