「単位量あたりで比べよう」平成9年度・10年度 小5・6


「単位が乗り越えられれば」というのは理数の学習では常に言われていますよね。でも実際はなかなか厳しいのは「単位量あたり」の考え方がモヤモヤしていて、見かけの数量での比較にまどわされえしまうことにも大きな原因があります。

そこでこんな課題のプリントをやってみました。


ー約束ー 単位の単は「     」という意味です。「あたり」とは(クジのあたり  ひとりあたり  弓矢があたり この辺り)の「あたり」という意味です。・・・適するものにマル。

  

ー基本例題ー ケーキを作りました。太っているたぬき先生は5個作りました。砂糖は500g使いました。やせているきつね先生は10個作りました。砂糖は600g使いました。そして自分の作ったケーキを1つずつ食べました。

ケーキを食べながらたぬき先生はきつね先生に「ワー!砂糖を600gも使ったの!ボクよりたくさん砂糖を使ったんだね。太っちゃうよ!」と言いました。

さて、この言葉、どう思いますか?


ー練習ー
  

1、カタツムリとナメクジが1m競走をしました。カタツムリは3分間に9cm進みます。ナメクジは30秒に1cm進みます。どちらが勝つでしょう。


2、わんこそばをたぬき先生は10分間に50はい、キツネ先生は7分間に42はい食べました。どちらの食べるスピードがはやいでしょうか?1分間あたりの数を求めて比べましょう。

また、もし2人が同じペースで食べることができたら、13分で2人合わせて何杯のおそばがなくなるでしょうか?


だいたい「たぬき先生は食いしん坊だから」というのが定着しているので、単純に見かけの数では答えられない、という先入観が先ず働く課題です。それによって、「まてよ」という一時停止を行い、単位量ということに着目する必要性を感じてくれました。


この「単位量あたり」という単元名も子供達には難解なようでしたが、例題をしながら「バラバラにしてひとつ分で比べるのか」とわかってくるのにともない、「何だ、ひとつ分を出すことか」と気がついていってくれました。


この例題でも、次のカタツムリの問題でもそうですが、「ケーキに入れる砂糖、本当にこんなに入れるの?」「ナメクジとカタツムリの速さって、こうなの?」という方向にイメージが伸びていってしまうと、こうした問題はスッキリと解けません。そういう意味で「意識」や「思考」の前段回の授業となりうるのです。


ちなみに「圧力」や「速さ」がよくわからないという中学生に、このプリントをしてからもう一度中学校の例題にあたってもらうと、結構あっさり通過できました。