「言葉の裏を考える」平成9・10年度小4−中3


ワークシート

 言葉の裏を読む (その1) 年 名前
1、A会社のとろけるチーズには「熱を加えると、トロ−リとろけて、おいしく召し上がれます」B会社のチーズには「熱を加えてもおいしく召し上がれます」と書いてありました。それぞれのチーズの大きな違いはどんな点にあると考えられますか。書かれている言葉の上から考えて下さい。・・・・「ちょっとした言い回しの違い」


2、お母さんと買い物をしていた男の子。ケーキ屋さんの前を通った時に
 「お母さん、あのケーキ、おいしそうだね。」と言いました。この男の子の言葉の裏にはどんな気持ちが隠れていると思いますか。・・・・・「遠回しに言う」


☆ このように言葉の裏には別の意味が隠れていることがあります。気をつけなければならないのは、ある言い方をした時に自分では気がつかないうちに自分の思ってもいないような意味に相手に思われたり、自分でも気がつかないような心の奥底にある気持ちを相手に気付かれてしまったりすることがあることです。

3、そうじをさぼっている人を先生につげ口に来る場合
  A「先生、山田君ってずるいんですよ!女子にばっかりぞうきんさせて!注意してください。」
  B「先生、山田君がそうじをしないでふざけているんでぞうきんがけのじゃまになるんです。注意してください。」
  AさんとBさんでは心の中にどんな違いが隠れているでしょうか。


4、動物学校でいつもメチャクチャないたずらをしてみんなを困らせているゴジャ君についてどうしたらいい子になるか先生たちが話し合っていました。担任のクマ先生が「本当にどのように教えていったらいい子になるのか私にもわからないんですが・・・・どうしましょう。」
 すると急に校長のライオン先生が怖い顔をしてクマ先生を注意しました。
 「クマ先生!そんな言い方はここにいる他の先生方に失礼ですよ!」
  さて、クマ先生の言い方の「どこ」が「どうして」いけなかったのでしょうか?


小学生・中学生のみなさんは、続きをみないで「自分の考え」を書いてみてください。そしてメールでぜひ送ってください。わからない課題は「わからない」と堂々とそのままにした方が自分のためになりますヨ!


教育関係者のみなさんへ

私は現在の指導要領で強調されている「叙述に即して」ということが、本来の「自分勝手で一人よがりな読みの防止」というねらいから外れてきてしまっているように感じています。それがいじめや問題行動などで「他人の気持ちがわからない」状態も作り出す大きな原因になってしまっていると感じています。それでこうした「言葉の裏」という課題を設定しています。

簡単に言えば、いじめで何かあると同級生が「別に悩んでいなかった」「いじめてなんかいないよ。いつも楽しそうに笑ってたよ」「気にしていないよ、って言ってたもん」・・・というような姿勢、それが間違った「叙述に即した読み」からも来ていると思うのです。「いいよ」「気にしてないよ」と口では言っていても、本当にそうなのか?と振り返る姿勢です。

何だか「思考の授業」と離れてきた印象をお持ちかもしれませんが、人間は生活の中で「どこは感情と切り離して行動しているのか」「どこは理屈抜きなのか」を判断していく大前提が、こうした思考の授業の大きな意義だと思っています。


 「言葉の裏を考える」平成9・10年度小4−中3・・・・・回答編


どういう点に目をつけて、どう筋道を立てて説明しようとしているのかに注目したいと思っています。また(1回目)(2回目)と出し直している場合は、その変容にも注目ですね。


家庭学習の課題として書いてもらったもの

言語操作性の授業として行ったもの


1、A会社のとろけるチーズには「熱を加えると、トロ−リとろけて、おいしく召し上がれます」B会社のチーズには「熱を加えてもおいしく召し上がれます」と書いてありました。それぞれのチーズの大きな違いはどんな点にあると考えられますか。書かれている言葉の上から考えて下さい。・・・・「ちょっとした言い回しの違い」

2、お母さんと買い物をしていた男の子。ケーキ屋さんの前を通った時に
 「お母さん、あのケーキ、おいしそうだね。」と言いました。この男の子の言葉の裏にはどんな気持ちが隠れていると思いますか。・・・・・「遠回しに言う」

3、そうじをさぼっている人を先生につげ口に来る場合
  A「先生、山田君ってずるいんですよ!女子にばっかりぞうきんさせて!注意してください。」
  B「先生、山田君がそうじをしないでふざけているんでぞうきんがけのじゃまになるんです。注意してください。」
  AさんとBさんでは心の中にどんな違いが隠れているでしょうか。

4、動物学校でいつもメチャクチャないたずらをしてみんなを困らせているゴジャ君についてどうしたらいい子になるか先生たちが話し合っていました。担任のクマ先生が「本当にどのように教えていったらいい子になるのか私にもわからないんですが・・・・どうしましょう。」
 すると急に校長のライオン先生が怖い顔をしてクマ先生を注意しました。
 「クマ先生!そんな言い方はここにいる他の先生方に失礼ですよ!」
  さて、クマ先生の言い方の「どこ」が「どうして」いけなかったのでしょうか?


H9度

小4

*1、 A会社は「熱を加えると」でB会社は「加えても」だからB会社は加えても加えなくてもおいしく召し上がれます。そして違いがでる。

2、「お願い買って」

3、先生はあまいから、よく言って叱ってもらう。

4、(空欄)


小5

*1、 A会社は「熱を加えないと」おいしく召し上がれないけれど、B会社のチーズは「熱を加えても」ということは熱を加えても加えなくてもおいしい。そこが違う。

2、この男の子は「あのケーキ」と言っている。この男の子は何でもいいからケーキが食べたい。だからあのケーキおいしそうだね、と言った。

3、Aはずるいと言っている。ということは自分もやりたいけどがまんしているということがわかる。

4、(空欄)


*1、B会社はナマでも食えるっていうこと。熱を加えてもおいしく食べられるから冷たくても食える。A会社は熱しかできないということ。

2、その男の子は「おいしそうだね」と言っているから何の味もしていないのにおいしそうじゃないと思った。(2回目)何か食べたくないな、おいしそうじゃないな、今日は食べたくないな。(3回目)そのケーキおいしそうだな、食べたいな。これ買って。

3、Aの方は山田君はほうきとかやっていて、ずるいと言って、女子はいぱいやりたいなと女子はうらやましがっている。Bは女子が今ちゃんとやっている。(2回目)Bでは山田君はじゃまものになっている。(3回目)Bは山田君は遊んでうらやましいけど、女子は遊んでいていいな、私もやりたいな。(4回目)B女子はぞうきんがけをしようとしているのにじゃましている。

4、クマ先生は自分のほかにも先生を困らせようとして、ライオン先生はクマ先生が何だかんだといろいろ口をいってみんなを困らせているから。ゴジャ君に聞かれたらゴジャ君が暴れまくるから。(2回目)クマ先生が「私にもわからない」と言って、「どうしましょ」と言っているのが失礼だった。


*1、A会社のとろけるチーズは熱を加えるとトローリととろけてとても良いチーズ!B会社のチーズは熱を加えてもおいしく召し上がれると言うと、熱をくわえなくても召し上がれる。

2,男の子はおいしそうと言ったけど、本当はおいしそうと思っていない。何故かというと甘えてみようかな、と思っただけだから。

3、Aは女子にばかりぞうきんがけさせて、なのにBはぞうきんがけの邪魔になる。(2回目)Bは、邪魔になるってことは結局ぞうきんがけをしたから言えたんだ!そうじがはかどらないから邪魔になると言った!本当の気持ちは男子に頼んで遊びたいけれど、男子みたいにはなりたくないから。

4、(空欄)


*1、A会社は熱を加えればこうなる、と言っているが、B会社は熱を加えてもおいしく召し上がれます、と言っている。するとA会社は熱を加えればおいしい、Bはそのまま食べてもおいしいと裏で言っている。それはBの会社の方がいつでもおいしく食べられるという言葉の裏がある。A会社は熱を加えると「トローリ」という言葉でゆうわくする。

2、あのケーキおいしそうだね、という言葉で、裏には「いいな、おいしそう、食べたいな」ということで、そのまま口に出すのはなんだから「おいしそうだね」と言って「買って」という感情を出している。

3、Aの場合「山田君ってずるいんですよ」と言っている女の子は本当は自分もさぼりたい気持ちが表れている。その言葉は「ずるいんですよ」の一言。Bの場合はぞうきんがけをしようとしているが、山田君がふざけてそうじが出来ない、このままではそうじをしないで終わってしまうから注意してという言葉の裏がある。(2回目)Bの場合は自分が掃除ができないから告げ口をした。それは自分はやることはやるから、その邪魔になる山田君を注意してほしい」という気持ちが表れている。Aと違って自分はちゃんとやるという気持ちの違いが表れている。

4、「本当にどのように教えていったらいい子になるか」というところが他の先生に対して失礼。そのわけは話し合っている中にいろいろ意見が出たが、それに対してクマ先生が言ったように思えるからだ。(2回目)話し合っている先生に対して「本当にどうしましょう」というところが失礼。どうしましょう、の言葉の裏には「もっといい意見を出して」「いろいろ出して」という言葉の裏がある。それが失礼だった。(3回目)「本当にどのように教えたらいい子になるのかわからないんですけど」という言葉の裏には自分ではどうにもならないので他の先生にゴジャ君をまかせようという気持ちが表れないように遠回りした言葉の裏を使った。それが失礼だった。(4回目)クマ先生の言い方のだこが失礼かというと、先生達が話し合っているのにクマ先生が「本当にどのように教えていったらいい子になるのかな」と言ったところが話し合っている先生方に失礼。



平成10年度

5年生

*1、A熱を加えないとおいしく召し上がれません。B、熱を加えなくてもおいしく召し上がれます。

2、あのケーキ食べたいな。

3、A,私だってさぼりたいのに、と思っている。B、(空欄)

4、(空欄)


6年生

*1、Aの会社は熱を加えないとおいしく食べられない、Bの会社は熱を加えても加えなくてもおいしく食べられる。

2、(空欄)

3、Aは山田君がそうじをしていないという事実は述べていないが、Bは山田君が掃除をしていないという事実を述べている。

4、(空欄)


中1

*1、A熱を加えるともっとおいしくなるということ。熱を加えないと召し上がれません。 B、熱を加えたらおいしくなると思っている人もいるかもしれないから、そのように書いてある。熱を加えなくても召し上がれます。

2、あのケーキほしいな。

3、A,女子にばっかりやらせないで山田君もやってよ。B、ぞうきんをやらなくてもいいからふざけるな。(2回目)A,自分もぞうきんをやりたくないから山田君がふざけているからずるいと思っている。B、人の迷惑だからやめてほしい。もっとスムーズにぞうきんがけがしたい。

4、今度ゴジャ君を担任する先生に責任感が増えちゃうから。担任を変えてほしい、ストレスがたまっちゃいますよ。「私にもわからないんですが」という言い方は他の先生にたよっている言い方。(2回目)私にも、という言い方はほかの先生にも分からないという言い方になるから。


中2

*1、A会社は熱を加えるとおいしく食べられるけれどB会社は熱を加えなくてもおいしく食べられる。

2、おいしそうなケーキ、一度は食べてみたいと思い、買ってほしいと言う気持ち。

3、Aは山田君はぞうきんがけを女子にばっかりさせて自分はしない。女子にとっては「やれ」という気持ち。

4、(空欄)


*1、Aは熱を加えるととけるで、B はとろけるチーズでないとも仮定できる。

2、並んでいるケーキはおいしいから。なのにわざと「おいしそうだね。」と言い買ってほしいと思っている。

3、Aは本当はそうじを仕方なくやっていて、やっていない山田君がうらやましく、先生に叱ってほしかった。でもBは掃除をしている時に邪魔だったから先生に注意してほしかった。

4、(空欄)


*1、Aは熱を加えないとマズイ。Bは熱を加えてもおいしい。加えなくてもGOO!

2、お願い、買ってくれ、くいてぇー。

3、Aは自分がイヤッぽいから。Bはめんな迷惑だと範囲を広げる。

4、どこ「いい子になるのか私にもわからない。」  どうして「少しでもゴジャ君に希望をたくしてあげてほしい。いい子なんて言ったらゴジャ君は全部悪いみたいだから。」 (2回目)他の先生達は先生達でいろいろと頑張っているのだから担任のクマ先生がへたばってどうする。


*1、A会社  熱を加えないとトローリとろけておいしく召し上がれない。 B会社  熱を加えなくてもおいしく召し上がれる。

2、あのおいしそうなケーキが食べたい。

3、Aぞうきんがけをしたくない。やりたくない。 B、山田君がふざけていてぞうきんがけが出来ない。自分でもやろうとしている。

4、私にも、という所で、みんないい子に教えられないということになる。


*1、A会社は「熱を加えると」だから普通のままではおいしくない。熱を加えればおいしい、と感じ取ってしまう。だがB会社は「熱を加えても」なので普通のままでもどちらでもおいしいという意味になる。

2、食べたい。

3、Aでは「私はやっているのに山田君はやらないからずるがしこい。だからやらせたい」という気持ち。Bでは「私はやっているんだからいるだけ邪魔。ここから消えてもらいたい。」と思っている。Bはもう山田君をあきらめている。やってもらいたいとは思っていない。Aはずるいから、ひきょうだからやってもらいたいと思っている。ここが違う。(2回目)そうじに対してはAは「そうじなんかつまらない。何で私たちはこんなにつまらんそうじを嫌だけどやっているのに山田だけやんないなんてずるい。」Bは「そうじはちゃんとやらなきゃ。やらない山田なんかもういいから邪魔だから消えてもらいたい。」

4、クマ先生が言った「にも」ってことは私もだけど他の先生も、っていう意味になるから。「にも」っていう言葉だけで他の人も、という意味にとられてしまい失礼なことになってしまう。たとえ自分が気づいてなくても!


*1、A会社は熱を加えなくてはおいしく食べられない、という感じがあるけれど、B会社の方は熱を加えても加えなくてもおいしいという感じがする。

2、お母さんに同じ意見を求めることで、ケーキを買ってもらいたいということを言っている。

3、Aの人はやりたくないことをやっている自分達に対してふざけている山田君がずるいという言い方で、Bの人は、当たり前のことをやっていないでふざけていると自分達も出来なくなる、という意味。

4、「私にも」がまわりの人にもわからないという言い方だから、「私には」(ここで中断)


言語操作性の授業として行った分(平成10年 夏休み)


中2

*1、A、熱を加えて食べないとまずいよ。B、熱を加えても加えなくてもOKだよ。

2、あのケーキ食べたいな。買ってくれよ。

3、A、山田がふざけていないがぞうきんがけをしていない。女子にやらせている。B、山田がふざけている。女子がぞうきんがけをしているところの邪魔。(2回目)Aの言い方では山田にぞうきんがけをやってもらおうとしている。Bに言い方では山田にふざけているのをやめてもらおうとしているように聞こえる。(3回目)Aの言い方で山田にこれからぞうきんがけをさせよう、やって欲しい、というように聞こえる。Bの言い方ではふざけているのをやめて欲しい上にそうじもきちんとやってほしいというように聞こえる。(4回目)Aは、山田のことを先生に言うことで先生からみたAさんのイメージを真面目だと思わせようとした。Bは山田のことを先生に言うことで山田に本当に掃除をしてもらいたいと思っている。

4、「どこ」クマ先生は本当にどのように教えたらゴジャがいい子になるのかわかんないと言ったから。

「どうして」みんなで考えればいいのに他のTEACHERらに言いもしないでいきなり決め付けたから。

・・・・・2について「どうしてそれなら素直に買って、と言わなかったのか」考えてもらう。
もしも「買って」と言ったら即「だめ」と言われそうだから。「おいしそうだ」と言って母さんの気をひこうとした。

さらにつこんで質問すると次のように後半を書きかえる。
・・・「おいしそうだ」と言って母さんにもケーキを食べたいという気にさせて、最終的に買ってもらうようにするために遠回しに言った。




*1、A、熱を加えないとおいしくない。B、熱を加えても加えなくてもおいしい。

2、あのケーキおいしそうだから買ってほしい。

3、A,山田君はふざけてはいないがぞうきんがけをさぼっている。B、山田君はふざけている上女子の邪魔をし、ぞうきんがけをしていない。

4、ゴジャ君は注意をしてもいい子にならないと思ったクマ先生の弱気の発言が校長のライオン先生の気にさわった。


・・・・・2について「どうしてそれなら素直に買って、と言わなかったのか」考えてもらう。答え方のひとつの型として「仮定ー結論」「場合分け   もしも・・A・・ならば・・・なる。もしも・・B・・ならば・・・なる」などがあることも参考として伝える。
そのまま素直に言ったらお母さんはダメと言うと思ったので、この場合は遠回しに言った方が買ってくれる確率が高くなると思ったから。

どうして確率が高くなると考えたのかはっきりさせて欲しいと言うと
お母さんが自分が買って欲しいことを気づいてもらいたいから。

それならばはっきりと「買って」と言うべきではないのか、と聞く。
自分が買って欲しいと思う気持ちをお母さんに伝えたい。そのケーキをお母さんが見ればもしかしたら買ってくれるかもしれない。

それならなおのこと直接言った方が男の子の思いは伝わる。
男の子の言い方はお母さんの気をケーキの方に向けようとした。お母さんの気を引いて買ってもらおうと考えた。

だからどうしてそんな回りくどい言い方を男の子が選んだのかを考えて欲しい。直接言う言い方と、遠まわしに言う言い方とあったわけだよ。そして男の子はこっちの言い方の方が買ってもらえる確率が高いって判断したわけだよ。その判断の筋道をはっきりさせてほしいんだよ。
男の子はケーキの方に気をひかせて買ってもらおうとした。いきなり買ってほしいと言ってもきっと買ってくれないと思ったから男の子は考えて遠まわしに言って買ってもらう方向にもっていくつもり。男の子はお母さんの様子を見てどういうふうに言えばいいかを考え遠まわしに言った。

この男の子は考えて、っていう所をきちんと説明して欲しいな。
いきなり買ってと言ったらダメと言われると男の子は思ったから、一応遠回しに言ってお母さんの気をひかせて、もしもお母さんも食べたいと思ったらこっちのもんだから。



中3

ペンネーム「ジュリエット」さんの、回答とやりとりの一部。

2、「買って」というとすぐ「ダメ」と言われるから、一方的に「買って」というよりも、お母さんに納得してもらって、お母さんが買うようにしてもらうために言葉で誘う。

4、 ・ クマ先生の「私にもわからない」の「にも」という言葉が他の先生方もわからなかったというような意味だとライオン校長先生が思ったから注意した。
・ クマ先生が「私にもわからないんですが」の「にも」という言葉がライオン校長先生には「私=クマ先生」が他の先生よりも優れているような感じの言い方に聞こえた。


ジュリエットさんとのやりとり一部

J 最初どこがおかしいのかわからなかったんですよ。で、どこが失礼なのかって考えて読んでって考えたら、直感でこの言葉はいけないのかな、って考えて、いろいろとパターンとか考えて・・・
T パターンって?
J いろいろ考えたらこの二つが出てきた・・・・。
T 自分ではどう?この答え。自己評価では。
J 自己評価?・・・まあまあだと思う。
T 両方ともいいんじゃない。説明の仕方も的確じゃないの。・・・・今直感で考えたって言ったけれど、その後できちんと理由付けを考えていったのもいいんじゃないの。数学なんかでもそうやっていけばいいんだよ。

右脳と左脳のバランスなどから言っても、このジュリエットさんの発言には興味深いものがあります。思うに今の世の中は教える側も、教わる側も「本音や直感」を軽視しすぎるような気がします。あの天才物理学者アインシュタインも「ひらめき」や、ある種の「発想の飛躍」が先にあって、理論付けが後からだった、というのをどこかで聞いたことがあります。勉強は「他から教わるもの」という発想から「自分の内なる声を聞く」という発想になれば、もっと自信を持っていけるのではないでしょうか。またそれが関心・意欲・態度を重視している新しい学力観にも大切だと思うのですが・・・。



以上平成10年9月現在