平成21年大晦日の夕方から平成22年初詣後まで
今年の大晦日では一つ心に決めていたことがあります。それは「テレビをつけずに静かに過ごす」ということ・・・実際にここ数年はほとんどテレビもつけずにそうしていたのですが、それでもある時間帯は第九の放送を観たり、紅白の一部分だけを観たり、過去に録画していたDVDを観たりしていました。
それを今年こう思ったのはやはり28日に伊豆で行われた児言態の研究授業での小学校2年生の子ども達からの発言の影響です。谷内六郎氏の描いた「遠い除夜の鐘」と題された絵を見ながら、その絵に描かれている姉弟の会話や何を感じているのかをイメージしてもらったわけですが、実際の除夜の鐘を聴いたことも除夜の鐘が何なのか聞いたこともない子ばかりだったので、尚更素直なイマジネーションの世界が出たわけです。
今朝の更新で紹介した「女の子は『除夜の鐘って、一年でいちばんいい音だね』と言いました。」が個人的には特に印象に残った意見だったのですが、他にもこんな発言がありました。
とりあえず短めのものだけいくつか紹介します。
・遠く離れていても聴こえる。
・綺麗で心が落ち着く除夜の鐘
・お寺の鐘がなって女の子はゆっくり、弟はじっくり聴いている。
・遠いところから声が聞こえてくると嬉しい。
・除夜の鐘、ゴーン、ゴーン・・・うるさいな!でも新しい年だからしょうがない。
・「あそこでお寺の鐘が108回なったらいい日が来る、っていいよねー」って話している。
・・・とこんな具合です。
今回の合宿で先輩のK先生もチベット展へ行って物販コーナーで買ったという小さな鐘(?)をみせてくれました。澄んだいい音がしました。実は私は2度行っていながらそうしたものが売っていたことには全く気がついていなかったのです。で、帰りに上野公園に寄ってチベット展、3回目を観てその帰りに買いました。

後でネットで調べると「ティンシャ(チベタンシンバル)」という一種のシンバルだと分かりました。「もとは仏様への捧げの音色、よい功徳を積むための仏具ですが、その美しく澄んだ音色がヒーリング、ヨガにも使われております。皮紐をつまみもち、一方を地面と平行にし、それに垂直にもう一方をあてて鳴らします。ティーンッととても美しい音が致します。」との解説が載っていました。
そんなこんなで「静けさの中の音」というのが私の中では今年の大晦日のキーワードとなっていたのでなので静かに過ごそうと思っていました。
さて問題は静かに何をして過ごそうかということです。子ども達の発言では「除夜の鐘を聴きながら眠ることが初春への大転換へのお約束」のような発言もあったのですが、だからと言って早めに寝てしまっては除夜の鐘も聴けないし、恒例の地元の神社で新年を迎えることもできません。
そこでフト思いついたのが「そうだ!マンダラ塗り絵をして静かに過ごそう」ということでした。先日購入した「楽しくわかる、マンダラ世界」の著者 正木晃さんはマンダラ塗り絵の本も何冊もだしています。この本のセールスポイントも「見て、読んで、塗ってマンダラを体験的に理解するまったく新しいタイプの入門書」となっており、付録としてマンダラ塗り絵もついていました。
その中の「日本の胎蔵マンダラ」をモチーフにしたマンダラ塗り絵を描きながら静かに過ごそうと思ったのです。色がくっきりした方がいいのでお勧めはカラーペンとあったので午後、マッキー8色を買っておきました。準備はOK、あとは夜が来るのを待つばかり・・・・。
暗くなってきてそろそろ年越しそばを茹でようかと思っていた時に キンコーン! まゆみ'2002さんと妹の具利院さん、そして愛犬の 八兵衛君でした。八兵衛君はナント虎のコスチューム。相変わらず元気一杯で虎の子のような動きでした。(って、たぬき先生って虎の子がどんな動きをするのか知っているの?と突っ込まれそうですが・・・)

マーキング中

虎じゃないよ! ボクだよ!!!

まゆみ'2002さんと妹の具利院さん
実はこの時にある事件がお姉さんの身(手)に・・・
虎の子が帰ったあとにフト東の空をみるとのぼってきたばかりの大きなお月様。双眼鏡ごしにパチリ!これが明日未明に部分月食となるわけです。新暦になっての明治以降、元日に部分月食になるのは初めてだとか・・。
そりゃそうです。月食は満月の時に起きる現象です。旧暦だった時には1日は月の見えない新月の日に合わせたわけですから、正月に月食は原理上あり得ません。これは新暦だからこそです。

さらに言えばライフスタイルが農耕民族となってからの日本人にとっては「春夏秋冬」と「人間の一生」と「月の満ち欠けの周期」のイメージは強烈に重なっていて、それが各種の行事にも現れています。そして新年の始まりは新月ということが「満月に向けてこれからふくらんでいく=生命力が高まっていく=豊かな実り」というイメージになっていました。
そう考えるとこれから新月に向かう満月が一年のスタートというのはちょっと違和感があるわけです。しかもそれが部分にせよ「欠ける」なんていうことが起きるのは・・・。
もっとも別の観点から言えば「月は陰の象徴」でもありますから、それが自ら輝く「陽の象徴である太陽」のような生き様に混沌とした現代社会が移行していく暗示、とも考えられます。どちらにしてもやはりカギをにぎるのは一人一人の意識ではあるのですが。
*ちなみに旧暦だと今日はまだ「11月17日」です。今年の旧正月はナント「2月14日 バレンタインデー」・・・心がけによってはお付き合いしている相手とさらに交流が深まっていく暗示??????
もっともたぬきには無縁のお話ですが・・・
年越しそばを食べていよいよマンダラ塗り絵。その前にティンシャを鳴らして意識の転換をしました。実際に塗り始めるとこれがけっこう大変。マジックの先もすぐに変になってくるし・・・。目が疲れていた時点でとりあえず中断しました。無理せずに何日かかけて完成させたいと思います。(ここでやめてもそれなりには形になっているかな?)

マンダラを中断して年越しまであと約1時間半・・・・なんだかんだで時間をつぶしましたが、テレビはつけませんでした。
11時40分、いつものように地元の神社へ初詣に出かけました。満月の光が強烈なのでちょうど夜道をてくてく歩いていく際にのぼってくる獅子座や北斗七星はよくわかりませんでした。ただ今年は遠くから聞こえてくる除夜の鐘がいつも以上にしんみりと心に響きました。
昨年のような写真が撮れるかと思って昨年のお守りなどを燃やしている炎を何十枚も撮ったのですが、今年はこれといったものはありませんでした。
お守りセットを買うとひくことのできる当たりの多いクジ・・・今年もワンカップのお神酒があたりました。普通のくじ運はない私でも当たることは多いですが、実際に当たらない人(私もあたらないことはあります)が出ると逆にショックですよね。
さて、3時50分頃から欠け始め、ピークは4時23分頃という部分月食・・・ここで寝てしまってはおそらく起きられないと思って起きていることにしました。1時頃、いつも観ているブログなどを巡っていました。
その時、庭で誰かが歩く音が突然してきました。どこかから歩いてきたというのではなく、ちょうど縁側前の所だけを横切るような感じで音はスッと消えました。うーん・・・これは年末に他界した叔父さんかな?
(私が浪人している時に祖母が亡くなったのですが、その年の大晦日の日には東京からきてやはりこの家でみんなと紅白などをみて過ごしていたのですが、その時には廊下で祖母が歩くとき特有の雰囲気の足音がしました。最初はじいちゃんがトイレにいったのかなと思ったのですが、振り向くと紅白をみながらコタツでうたた寝をしていました。祖父以外も全員部屋にいました。これは間違いなく祖母だったと今でも思っています)
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