平成10年3月頃までに撮った子供達の作品
かなり重たいページですがご勘弁を!!
(星雲・星団・月などの写真をパソコンで画像処理しています。)
(平成10年6月記)
小・中学生の頃から理科の天体の勉強が嫌いで、まともに星空も眺めた事がなかったたぬき先生の天体観測に、かつての教え子や現在「学習会」に来ている子供達も時折参加をします。
天文雑誌などを見ながら「先生!これキレイ。これ撮りたい」「この星かっこいい!」・・・そんな風に夢をふくらませ夜空に向けてシャッターを押します。

しかし悲しいかな、たぬき先生は「天体シロウト」で北斗七星が夜空で認知できたのが観測を始めた平成9年の11月頃。その上、自宅の観測場所からは北極星は見えません。隣り町の観測場所ならかすかに見えるのですが、バッティングセンターなどが夜間営業している時はやはりダメです。なので写真撮影のほとんどは失敗に終わります。
それでも子供達はめげません。その姿にエネルギーを分けてもらい、この町の上にも本当はきれいな星空があると信じてチャレンジを続けています。
もともとたぬき先生は小学校の頃から月や星の勉強が嫌いでした。初めて星座の話を聞いてワクワクしながら空を眺めたのにししもおとめもサソリも何も分からなかったのでうんと失望した上(当時は星座絵のように見えると本気で信じていた)、理科では「月の形がどっちの方角で何日だったらどっちに見えて」とか「どっちの方角の星座は1時間たったらどちらにどのくらい動くでしょう?」とかいうのにはちっとも興味がわかなかったからです。
だから去年の春、ヘールボップ彗星が来てだいぶさわがれても一度も空を見上げませんでした。ただ、銀河などの姿は好きだったのでNHKなどのそうした番組は時々見たり録画したりしていました。
それが去年の夏(平成9年)に小学校時代に担任した中学生に「星雲・星団の写真をとりたい」とそうだんされて、とりあえず本屋さんに行き資料を探しました。
また、ついでに双眼鏡も、と思い近所のカメラ屋さんにいろいろと電話したら「たまたま入らないと思っていたら入荷した大きな双眼鏡があります。」という店がありました。これがニコンの新製品だったのです。その夜さっそく空を見上げたら明るく輝くのがあったので見てみました。すると星とそのわきにちっちゃな4つのポチポチが見えたのです。(これが実は木星だとわかたのは数日後のことです。)
さて中学生からのそうだんの件は、調べれば調べるほど今の機材では無理だとわかりました。ジェームス君は図鑑で見たM27を撮りたがっていましたが、このときは固定撮影で木星を撮って終わりました。左の写真がその時のものです。これをきっかけにして天文雑誌を立ち読みしているうちに望遠鏡が欲しくなりどんどん深みにはまっていった次第です。

ワニワニ学級の面々の中にも星がもともと好きだった、というよりは「先生、星なんてどこが面白いの?」とさめていたのに、いつの間にかはまっていった人が何人かいます。
天体写真の成功率
平成10年2月の始めまでで撮った写真は約580枚。そのうち星雲・星団のは先生・子供合わせて約200枚。そのうち上の写真のような完全な失敗は率にすると55.8%。
狙ったレベルでの成功率はナント「15.4%」でした。
しかし日頃から勉強でも運動でも自信をなくしている子に「まず悩む前にやってみなよ。」とゲキをとばしているので、ここは先生自らが「生きる姿勢を整えなければ」と自分に言い聞かせながらこりずに続けています。
ワニワニ学級には先生以上に失敗にめげず天体写真にチャレンジするスバラシイ子がいます。馬頭星雲やばら星雲、モンキー星雲を写真に撮ろうと何度も挑戦していました。(残念ながら馬頭はかすかに写ったもののそれ以外に目指していたものは来シーズンにもちこしです。)
*たぬき先生がモンキーの姿を始めてかすかに捉えたのは平成10年9月9日です。わりとはっきりと写せたのは9月20日です。画像は「天体写真平成10年9月まで」にあります
*この頃の悪戦苦闘の様子は「つぶやきのお部屋」学習会だよりの天体観測の記録、他に載っています。
M45?
これは初めてR200SSで直焦点撮影をしたときのものです。いつもより星が見えたのではりきって夜中まで一人で行い、現像結果を楽しみにしていたらすべてこんな調子の写真で大ショックでした。
望遠鏡屋さんに電話で聞いたら、ファインダーでピントが合って見えてもF値の明るいR200SSの直焦点では合っていないと言われました。その後はルーペなどで合わせているので、何とかなっています。
ちなみに子供達が撮る時にも、本当は一回合わせればいいのですがなるべく自分で撮った実感をもってほしいので自分が撮る前にもう一台のカラのカメラをつけてピントは自分で合わせてもらっています。)
*この頃の様子は「つぶやきのお部屋」学習会だよりの苦労と遊び心、他に載っています。
ショックで落ち込んでいる先生に小学生は
「先生、空飛ぶ円盤の写真が撮りたかったの?」「でもこれきれいだね。」「うん、そういう写真だって思ってみるといいね。」「先生、この円盤の写真、ちょうだい!」
先生「・・・・・」
ばら星雲 オートガイダーの暴走。
中学生「何これ?ラーメン?」「ミミズだよ!ねぇ先生!」
先生はこの時も「・・・・・」
M67 極軸の狂い。「ニャッキの大行進」
中学生「これ、あれに似てない?ほらNHKのプチアニメでやってるやつ。」 先生「ニャッキか?」 「そうそう!ニャッキ!」(爆笑)
それ以来こうした失敗写真は「ニャッキ」と呼ばれ、たぬき先生の落ち込みをよそに子供達に親しまれている。
ちなみに天体写真に馴れた今では、こうした失敗はなくなってきました。また仮にあっても冷却CCDなので、その場でパソコンから消去されます。
最近の作品を見て、初期の頃からやっている子供達は「先生!円盤どうしたの?」「このごろ全然ニャッキの写真ないね。つまんない!」と言っています。