平成9年度頃


たぬき先生の作品


失敗に挫折しそうになっても子供達のチャレンジ精神に助けられていた頃のものです。

これが望遠鏡を買って初めて撮った天体写真です。買って数日、天気が悪く、9月5日にようやく試すことができました。

初めて天体写真をやりはじめて1ヶ月もしないうちに買った冷却CCD。最初はこんな風でした。とにかく星を導入するのもピントを合わせるのにもえらく時間がかかり、折角やったのに(極軸を合わせられなかったので)すぐに行方不明になって苦労したのを覚えています。

ニュートンの方には「私が初めて使った時はほとんど何も写らなかったんですよ。木星だってわかるだけすごいですよ。」と励まされました。

その後の木星は・・・

平成9年11月4日の直後にノートパソコンが故障。

これ以後数ヶ月、機材は直されず冬眠。

惑星の撮影もデジタルビデオで行っていました。


平成9年10月16日未明の土星食も撮るには撮りました。

まだほとんど慣れていない時だったので露出などもいいかげんです。

日本でまともに見える土星食としては実に30年ぶりということでしたが、空をまともに眺めだしてまだ1ヶ月だったので正直言うと「どうして土星が月の影に隠れるだけなのにそんなに大騒ぎするの?」という気持ちでした。

でも一応隣町の西の方向がよく見える場所へ夜中から行っていました。

トコロガ!

実際に月と土星が接近していくとワクワクドキドキ!

実によかったです。

ナマ写真ではもう少し土星の形がはっきりしているのですがかすかなので画面上では見えません。なので形は崩れても画像処理した方をのせます。

直焦点で撮った全体写真をみた小学生たちは写真を見るなり

「かわいい!月が子犬をつれておさんぽしてるみたい!」

たしかにそんなイメージでした。

潜入まで連続で撮ったものの入る瞬間はあまりに淡く画面には見えないのでそれは載せませんでした。(フィルム フジの400  拡大は合F48.2 露出2分の1秒 直焦点は露出1秒)


右が月齢26.4の月。左の明るい方が金星。すぐ下が木星です。

この接近についても天文雑誌では話題になっていました。でもやはり「そんなに大騒ぎすることなのかな?」と思っていたのも事実です。だから前の晩からどんより曇っていて、夜中も雲だらけ。前日の疲れもあったので「まあいいや」と早起きしないつもりで寝ていました。

たまたま3時半頃に起きたら雲の切れ目から金星が輝いていたのであわてて見晴らしのよい所まで車で行きました。雲の動きが早く3つそろって見えていた時間はわずかでした。

あわてていたのできちんとした撮影データは残っていません。

わかっている範囲いうとフィルムはこのときはフジの400VX-1にトキナーのズームレンズAT-PRO 28-70mmをつけてシャッタースピードは30分の1から2秒くらいでバチバチ撮りました。その中の1枚を画像処理したものです。


そんな風にして見た接近でしたが、やはり「見て良かった!」でした。