以前画像処理したもののうち、大きく改善されそうなものを順次オリジナルから処理しなおしています。

意図としては特に小さめの2枚は眼視の雰囲気を出そうと思って処理してみました。12コマ合成のガリレオ衛星は、木星本体に露出を合わせたものと衛星に合わせたものを組みあわせています。
ミクロの世界などの画像を処理していて、生き物の動きが速くて1コマでしか処理できなかった画像と4コマを重ねて処理した画像とで随分違う事を感じていました。同じようにビデオからの月面画像もやればもっときれいに仕上がることは頭ではわかっていました。
ただ、月を撮っていたのが平成9年度の冬中心だったので、画面はかなりユラユラしていて、重ねるとかえってブレた写真のようになり諦めていました。
それでもここにきて、なるべく歪んでいない瞬間の画像を丁寧に1コマずつチェックすれば何とかなるのでは、という思いが強くなりやっと「再処理」を実行に移しました。目標はFS102による眼視の雰囲気に少しでも近づけること!冬場のお月様でどこまでそこに迫れるでしょうか???

画像の質を追求している人は8枚などではなく、数十枚も重ねて処理しているそうですね。
私の用いているビデオ画像は、まだ北極星に合わせて行うことができなかった頃のものを再利用しているので、ドンドン画面が動いていってしまうのです。そうするとマシな画面は10コマ前後しか取り込めないのです。
そのうち、また月をきちんと撮り直し、それを用いてやってみたいと思っています。
1,ビデオ静止画キャプチャーからの取り込み。1コマずつ歪んでいるのでなるべく形が整った瞬間のを選びます。
2,ステライメージ2やフォトショップ5を使って合成。(加算を使うか、加算平均を使うかですが、今のところ惑星はステラでの加算、月面は重ねるのに時間がリアルタイムで出来るフォトショップでやっています。)月は前面がピタリとした瞬間がないので重ならない部分も出てきますが諦めています。
3、ここからはフォトショップ。レイヤーを複製で3枚コピー。まずフィルタの中の「ビデオインターレース」で2枚に奇数ライン・偶数ライン(間は補完)をそれぞれ実施。これを50%ずつ合成。3枚目に0.3-0.4にぼかし(ガウス)をかけ、両者をノイズとシャープさのバランスを考えながら比率をかえて合成。
4、後はアンシャープマスクフィルタでピンとさせて、トーンカーブやカラーバランスで色調などを整えて出来上がり。
*以前と大きく違ったのが「重ね合わせる枚数」と3の段階を行うようになったことです。

またまた修正
今まで数値の入力が思うようにいかずかえってひどくするばかりだったので使わないでいたステライメージ2にある「ウイーナーフィルタ」をいろいろと試してみました。今回はシャープだけどザラザラになったものと、甘めだけどざらつきはでなかったものをフォトショップで合成・修正してみました。

やりようによっては屈折FS102で見ている雰囲気に近づけられそうです。まだ使い込んでいないので何とも言えませんが、滑らかな部分は4,24に処理したポチポチクレーター周辺のように、そしてクレーターそのものの輪郭などにはキレという感じになったらいいな、と思っています。(どうしたらいいでしょうね。フォトショップで好みの部分部分を合成すればいいですかね。レイヤーと消しゴムを活用して)・・・・・・・・この後実際に試してみました。何とかなりそうです。5,5,PM11:30の更新で既に載せていた画像の一部を差し替えました。わかりますか?
ただ、好みの問題もあるでしょうが、10,3,4のには強くかけすぎましたかな・・・

縮小して載せているのでそうでもないかもせれませんが、実際モニターTVを観ていると、この頃の月齢が宇宙船気分です。大きな理由は地平線に向かってクレーターが続いているように見えるためです。
これより若い月齢だとあまりに見所がないし、ここからあまり進みすぎると地平線近くのクレーターが目立たなくなってしまうからです。
いろいろなクレータなどの名所巡りをするなら上弦の月前後からふくらみ始めの頃なのでしょうが、スカイセンサーのボタンを押して望遠鏡を動かしながら宇宙船を操縦している気分に子供達に浸ってもらうなら、この頃がおすすめです。