11月9日 水星の太陽面通過 同時に撮った黒点画像は太陽のお部屋にあります


3年ぶりの現象ですが、前回の時にはたしか曇っていて撮れませんでした。太陽と水星と地球が一直線に並んだ時にみられる現象なので、単に太陽の表面画像上に黒い点が写っているだけ、と言えばそれまでですが、撮っている時には太陽系の広がりを今までとは違った観点で感じることが出来ました。

こうして水星君が太陽と地球の間を「ごめん、ちょっと通るよ」(日本人の感覚だったら手刀を切りながら「前を失礼します」かな?)と通過するのはめったにあることではないわけですから。そのことが、太陽の周りをそれぞれの惑星が違った時間で回っているというのが感じられたのです。

さて昨年の1月以来約2年間、太陽撮影をしていなかったので機材のセットにはだいぶ手間取ってしまいました。標準撮影や2.4倍撮影の時と4倍拡大の時には途中の中継リングを変えたり、望遠鏡の先につける赤いフィルターをいろいろと換えるのですが、それをかなり忘れていてなかなかスタートできませんでした。

悪戦苦闘してやっとビデオカメラに水星の姿を導入できてまずは2.4倍で試し撮り。「さあ4倍で撮影開始!」と思って準備をしていたら画面がとたんに暗くなってきました。「何だ?」と思ったらちょうど太陽がうちの脇に立っている電柱の陰に入ってしまいました。思わぬ「電柱の太陽面通過」でしばらく撮影できませんでした。やっと抜けたと思ったら今度は周囲の生垣による「木の葉の太陽面通過」でまた撮影できず・・・・。ふんだりけったりでした。やっと安定して撮れたのはセットをはじめて1時間以上たってからです。

7時49分  2.4倍アダプターで撮影
黒い点が 水星 です



8時23分から8分おきの位置の変化です。(左から右に移動しています)


いよいよフィナーレ


次に水星がこのように太陽面を通過するのは26年後だとか・・・今の私の状況を考えると、次を撮影していることは多分ないでしょうね。ちなみに金星の太陽面通過は2012年にみられるそうです。