1月5日
朝、新聞を開いたらマックホルツ彗星なるものが地球に最接近(6日)で、ここ数日はプレアデス星団(すばる)と並んで見える、と出ていました。このところ天文雑誌の立ち読みさえしないくらい現実意識の中で生きていた私はそんな話題は全く知りませんでした。
ちょうどこの日は和修塾の日だったので、小学生3人と中学生1人にも双眼鏡でみてもらいました。(途中で親もお一人参加)
時間的にちょうど目印になるプレアデス星団がほぼ真上だったのでプレアデスには向けられても彗星には三脚と大型双眼鏡の一部がぶつかってしまい向けられません。そこで小型双眼鏡でプレアデスをみつけてもらい、「そこからちょっと右下に・・・」とやりました。何とか観ることができたようですが、寒さの中で尾がはっきりしない、ただボーッとした姿の彗星に「何でこんな光のシミが面白いの?」という感想を持った子もいました。
*アストロアーツなどのホームページに投稿されている画像をみると、暗い場所できちんと撮った画像にはごく細い尾がスーッと出ているのがみえます。
でも、きっと大きくなってからも「彗星」という言葉を耳にするたびに「そういえば寒い中、首を痛くしながら観たことあったっけ」と思い出すことでしょう。そうした思いでの蓄積が案外大事なのだと思います。
これは手始めにオリオン大星雲を観ているところです
さて、実は昼間、何とか彗星の姿を撮ろうと思って、何年ぶりかに冷却CCDを引っぱり出してスイッチを入れてみました。ところがパソコンがカメラを認識しません。パソコンを再起動したが今度は液晶画面が異常で何も表示されません。
それで帰宅後はデジカメで試しに狙ってみました。最も長時間露出で16秒なのでまず何通りかの画角で撮ってパソコンで再生。(デジカメのモニターではプレアデスはうっすら写っていても彗星が写っているかは確認できません)それで彗星がどの辺りに写っているかを確認しながら構図を決めていきました。
これだけでかなり大変・・・歩行もまだ困難なので庭と部屋の往復だけでもしんどいし、結露してしまうといけないので、部屋にストーブもつけられない中、寒さとの戦いです。おまけに意味もなく突然にくる目眩・立ちくらみでよろけてあちこちにドンとなって・・・。(転びはしていませんが)
撮影でもうひとつ大変だったのは、三脚がかなりガタがきている上、デジカメにはレリーズがないので、手でシャッターが押せないこと。セルフタイマーでセットし、16秒・・・これを8枚撮りました。これらをステライメージで加算合成して彗星が確かに写っているのを確認しました。
彗星の淡い光のためには16秒露出が必要なのですが、16秒でも星空の動いている影響で星がニャッキ状態に写ります。それではプレアデスがあまり綺麗にみえません。それでプレアデス用に数秒の露出で数枚撮りました。
この時点で寒さのために激しい頭痛に我慢ができなくなり、画像処理の続きはしないで早々に寝る支度をして床についたのですが、さきほどまでストーブもたかずにいた部屋、そして布団は冷え切っていて眠れたものではありません。余計に頭痛がひどくなりました。
朝になって頭痛が残る中、画像処理の続きです。彗星に合わせて処理した画像のプレアデス周辺だけは別に撮った画像を合成して完成させました。また、彗星の姿はネット用に圧縮すると淡い部分がほとんど見えなくなってしまうので多少その部分だけ誇張しています。

プレアデス星団(左上の星のかたまり)の
右ななめ下の方にボヤーッと写っているのが彗星です
使用カメラ オリンパスCAMEDIA C-2100