天体写真

平成11年8月


平成11年8月8日「中1自由研究協力」「里、カラーCCD」


5月中旬以来ひさびさの星雲星団でした。里美牧場への道が途中からりっぱになりすぎていて迷いそうになりました。

隣町でもうっすらと天の川がみえることは年に数回あるのですが、濃さが違います。期待に胸をふくらませながらセットしていたら「先生、星が薄くなってきたよ」の声。なんとガスの発生です。みるみるうちに星が見えなくなり髪の毛がうっすらと濡れました。

冷却しているうちになんとか見えてきたので始めました。タカピー君の自由研究なのでピント合わせとパソコンのモニターを観ながらの構図は本人にやってもらいました。

思わぬ霧で時間をロスしてしまい、あといられるのは1時間!その中で一枚でも多く撮るためにカラー冷却CCDで露出はたったの1分。加算用に何コマか撮るものなし。一発の画像だけを後は画像処理で何とかしよう、という方針でいきました。という具合に1分露出をパソコンでどこまで「らしく」できるかの実験となりました。

オリジナルの構図では画像サイズが大きくなりすぎるのでトリミングしましたが、さすがに里美牧場です。カラーCCDの1分勝負でもかなりいけると思いませんか?

*次の星を導入している最中、中1は空を眺めていていくつも流れ星を観ました。私は0個でした。(もうひとつくやしかったのは、途中から素晴らしい星空になったのに、そのころには片づけの時間になってしまったことでした・・・。)



画像処理をしなくても画面にはうっすらと星雲の姿が浮かび上がります。眼視をしてもらった後に1分撮って・・・とくりかえしたのですが、画面に浮かび上がる瞬間の感動はかなり大きかったようです。

当初の狙いだった電子観望にCCDを利用、というのがやっとまともにできました。

平成11年8月17日「月齢5.7」「自、カラーDビデオ」


夜になって雲がなくなって月が撮れる・・・そんなパターンですね。今回はビクセンモノクロビデオと、従来使っていたソニーデジタルビデオとの比較を行ってみました。通常のカメラレンズを通す分、どうしてもソニー版は色のズレが目立ち、それを修正していくと結局モノクロに近くなります。解像度は高いのですがね・・・

平成11年8月16日「月齢4.7」「自、モノクロビデオ」


昼間はいつも太陽を薄雲で遮っている空が、夕方になると月をきれいに見せてくれます。虫よけスプレーをつけなかった耳ばかり蚊に刺され「耳なしほういち」の気分でした(?)

平成11年8月15日「月齢3.7」「自、モノクロビデオ」


この月齢の月を望遠鏡で撮ったのはひさしぶりでした。

*夕方まで雲ばかりだったのが、近くの家の屋根に隠れる寸前にきれいに見えたので急いで撮りました。この後雲一つない天気になったので、花立に遠征。

着くと「星ひとつない夜空」・・・すぐに帰りました。うちに着くと半分以上は雲に覆われていました。

平成11年8月18日「月齢6.7の月」「自、カラーDビデオ」


自由研究で宇宙のことをやりたいという5年生のパーマドラえもん君と、一緒に来た2年生の弟君との作品です。

画像処理も,加算する8コマを選ぶ部分から画像のイメージに関する部分(構図設定、レベル、アンシャープ、カラー調整)までは本人がやりたいというので少しずつ経験してもらうことにしました。

わきで観ていた弟君も交えてのおしゃべりが楽しいんです。クレーターなどでイメージが広がり、いろんなニックネームが次々と生まれました。

特筆すべきは、この子たちのイメージは固定されないということです。「こう観れば・・・に見えるけど、こう観ると・・・に見える」と切れ目なく次々とイメージが伸びていきました。

この1枚を観ても細かい部分で「馬の顔」「宇宙人」「ヘビ」と言ったり、全体では「こっちを振り向いているカメ」と言ったりしました。


平成11年8月19日「月齢7.7の月・M57」「隣、カラーDビデオ、カラーCCD」


自由研究シリーズ、今日は小6ドラヤキアイスさんの月です。ゆらぎが少なくきれいに撮れました。

平成10年3月4日に当時4年生だったドラヤキアイスさんが「カマキリ」と名付けたクレーターは、月齢が進んでいるので目立たなくなっていましたが、本人は数年ぶりの対面に喜んでいました。

ドラヤキアイスさんも、お姉さんのパンタちゃんさんも狙った「ヒゲのオヤジ」クレーター。これはお姉さんが構図を設定した方です。


ごくごく淡く天の川が見えていました。パンタちゃんさんは双眼鏡で眺めて感激!リクエストで電子観望したのがM57ドーナツ星雲でした。

「なんでこんな輪っかになってるの?」と盛んに不思議がっていました。