平成11年7月
平成11年7月7日未明「土星・木星今シーズン初」・・・月もアリマス!
ひさしぶりの夜の撮影でものずごく手間取りました。ここしばらく炎天下のもとで準備をし空を見るのが日課のようになっていたからです。懐中電灯の明かりで準備するのがこんなにも大変だったなんて・・・。(これで里美や花立に行けるかな・・・)何度も望遠鏡に頭をぶつけてしまいました。
丁度準備が終わった時に下弦の月が隣の屋根の上に出てきたので、最初はカラービデオカメラを付けて撮りました。やがて続いてきた木星・土星も撮りました。
カラービデオをつないで高倍率をやろうとすると導入が結構大変になります。昨年は諦めて低倍率でばかりやっていました。
ところが「火星効果」ですね。あれでずいぶん鍛えられたので、木星や土星のナント導入のやさしいことか!ずいぶん大きくも感じました。
モノクロビデオでも拡大アダプターなどいろいろと変えて撮影実験をしました。
平成11年7月22日 近所の子供達とお月見
光と影の境目にちょうどコペルニクスがあったのが印象的だったので急きょ望遠鏡を出しました。
ところが、この頃には人間の気配を感じて蚊が大量に寄ってきてしまいました。虫よけスプレーもなかったために子供達は何カ所も蚊にさされてしまい月の姿を味わうどころではなくなりました。
それでも何とかビデオ画面を好みの構図に合わせることまではできましたが「好きな場所を見つけてごらん」と言っても、蚊でそれどころではなくみんなでコペルニクス比べになってしましました。
*平成11年7月24日未明の実験
「ドブソニアンにビデオカメラで土星・木星」
*夜「中1 月面撮影」
今回は2.4倍アダプターをつけてみました。ピントはOK!そこでビクセンカラービデオの方をつけてやってみました。
大変だったのは導入と維持。ほんのわずかでも視野から飛び出してしまいます。汗だくで入れても今度は中央に維持できません。ブレブレの画像の上、あまり大気は安定していなかったので木星は良好画像8コマがやっとでした。
土星はリングにある隙間が写っているコマがほんのわずかだったので、それは諦めて16コマ重ねました。
木星は今までたぬき先生が撮影した中では最も細かく縞模様が写っています。
土星は大気が安定していれば良かったのでしょうが、リングに関しては前回、10センチ屈折で撮った方がずっときれいです。
また安定しているときにやってみます。
それぞれがこだわりをもって場所を選んでいました。
ムラ仙人君は夏休みの最初「月ひさしぶりに撮ってみたいな・・・5年の時と月の場所の好みが同じか違ってるのか確かめてみたい」と抱負を語ってくれていました。
今回は「虹の入り江」付近の小さな3つのクレーターをみて「たこの顔だ!」と盛り上がっていました。どこのことだかわかりますか?
*縮小しすぎているのでわかりにくくなっています。
*平成11年7月26日未明
「10センチ屈折にビデオカメラで土星・木星」
*平成11年7月31日未明
「20センチ反射にビデオカメラで土星・木星」
木星では初めて目玉君がはっきりと写りました!
今まで加算の枚数は最大で32コマでした。
後日時間を見つけて、さらに加算してみたいと思います。
同じビデオからですが、前回は模様がくっきりしているコマを中心に選んでいました。今回は最初から128コマ選び直しました。目玉君をはじめとして色のコントラストがはっきりと出たように思います。
ところが、赤道帯のヒゲ状の模様(スカイウオッチャー10月号で知りました)などの細かい模様は前回の64コマの方がはっきりと出ています。加算平均を重ねた方が・・・と聞いていたのに、と思って両者を重ねてみて理由がわかりました。目玉君の位置がはっきりわかるほど移動しているのです。(そのつもりで先のと見比べてみてください。目玉が少し左によっています。)
128コマの良好な画像を選ぶために64コマの時よりもかなり先の部分まで使ったために、細かい部分が消えていってしまったのでした。
木星の自転は速いので素早くスケッチするように、とは知識としては知っていましたが、実感できたのは今回が初めてでした。木星に馴れた人にとっては「常識」なのでしょうがね・・・・・いい経験でした!(それにしても128コマの処理は疲れたー!)
画面の中のゆらぎは撮っている時ほど感じなかったのですが、基本的にコントラストの違いが影響したようです。撮影中のモニターでも何となく色がぼんやりしていたのが、取り込んでみるとなおさらのっぺりした画像でした。
木星では模様を強調するためにアナログ的アンシャープマスク処理をいつもの倍かけています。
それでも苦労したわりには10センチでも屈折で撮った方が処理後はきれいに仕上がりました。(もっとも同じ夜ではないので、いちがいには比較できませんが・・・)