平成3年文集
「3年1組の思い出トランク」より


元気一杯でパワーあふれる子供達がそろっていました。最初の学校で最後に担任したメンバーでした


1学期 4月編

4月6日始業式
*とりあえず座席についてもらう。するとすかさず
A・S「席がえは?」
先生「ずいぶん気が早いね。始まって何分もたっていないのに。」
「だってしたいんだもん。」

*ためいき混じりに
H・O「3年になるとやっかいなことがある・・・。」
先生「何がやっかいなの?」
「トイレが下にある。」
旧校舎の2階にはトイレがない。2年生の時は1階だったので楽だったのだ。すると脇で聞いていたT・S君が平然と
「別にやっかいじゃないよ。下に行けばいい。」

*先生が太っていると思うかどうか聞いてみる。半々にわかれた。「普通」に手を挙げたK・N君
「普通の人でもそのぐらい太っている人いるよ」
先生「じゃあ、太っているっていうことじゃないか!」
みんな爆笑。

4月8日
*席替えする時、「BGMを流して」とみんなが言う。みんなが選んだ曲はベンチャ−ズによるアップテンポのクリスマスソング。妙に盛り上がった雰囲気で進む。

*ぬいぐるみのワニワニを見て
A・S「ワニワニワニックがいるよ。」

4月10日
*恒例の手形占い。
J・U「よし、はるぞ!サン!ニイ!イチ!」
U・W「僕、色を作るんだ!エメラルド!」
Y君の塗りたくった手を見て「面白いじゃない」と言うと
A・H「ヤ−ダ、面白くないじゃない。」
1学期を占う作文を書いてもらう。
A・S「僕は1学期にゲームボーイを拾いました。」
H・O「ウソだ!」
「予想なんだからいいじゃない。」


参考

授業のお部屋「手形占い」




*前に担任したクラスの子供達が休み時間に大勢やってきてメチャクチャにキーボードをひく。耳をふさぎながら
H・O「メチャクチャ押さないでくれ−!」

*道徳で以前のクラスが撮ったドラマ「よくばりの結末」を見せる。感想を言ってもらおうとするが、いつもの騒がしさはどこへやら。誰一人何も言わずシーンとしている。「何か特別な事を言わないといけないって思い過ぎているんじゃないの?」と尋ねると
A・S「そう」
W・E「思い付かない。」
S「考えてる。」
そこで「ああいう人を友達にしたい人?」と尋ねたとたん、ザワザワとし始めて口々に本音を出しはじめる。
R・T「怖い。目が怖い。」
A・S「超、目が怖かったよ!」
W・E「口も怖い!口も!」
さっきは感じたことは何もないと言っていたS・Yさんも
「怖い。にらむところが怖い。」
T・S「友達にしたいと思わない。自分が満足にしたいからって独り占めにしている。」(授業ではこのまま本音を出してもらった後、今度は自分の中にも実は独占したい気持ちがあるという本音についてみつめ、単に主人公を悪者として片付けない方向にも目を向けてもらった。)

参考 ドラマのページ「よくばりの結末」



4月15日
*理科の時間、観察した花びらをセロテープで貼っている時にちぎれてしまう。
H・N「こっちとこっち、分離しちゃった。」

*給食のお赤飯にごま塩をかけた時
H・O「ゴマが動いてる!ゴマにも命がある!」

*掃除中、机をならべながら
S・H「ちょっと、みんな間違えてるよ。この列がこんなに長いハズないじゃない。」
4月16日
*忘れっぽいというE・Sさん。
「妹とケンカしたことも次の日には忘れてるの。」
先生「嫌のことは忘れていいじゃないの」
「いいことも忘れちゃうの・・・。」

4月18日
*詩の授業。テーマは春。何も浮かばないというY・Iさんと校庭を歩きまわる。歩きながらつくしを見つけるといろいろと口にしている。それをすぐにノートに書き込ませていった。教室に戻って、ことばの順番を並べ換えたり補ったりして詩が完成。

つくし
きれいだな   きれいだな      

やっとみつけた   八本のつくし   

長いつくし   みじかいつくし     

赤ちゃんつくし   先生つくし     

つよい風の中で   みつけたよ     


4月19日
*音楽の時間アニメ「アルプスの少女ハイジ」の主題歌に合わせてみんなで歌いながら躍りまくる。何回やっても「アンコール!アンコール!」の大合唱。ぬいぐるみと踊る子もいれば女の子の輪の中で踊る男子もいる。みんな汗だく。

4月20日
*ゆとりの時間にハイジのビデオを見せる。見ながらのつぶやきいろいろ。
タイトルバックで雲の上にのっかるハイジの姿に「先生もあんな風に雲にのってみたいな」と言うと
M・Y「降りる時、どうするの?」

おじいさんの「あの子はわかっておる。ちゃんと目がついておる。」のセリフで
H・N「当たり前じゃない!」

ハイジが「まだねているわ。この犬。」と言うと
W・E「ヨ−ゼフだよ。」

ヨ−ゼフガしっぽでドアを閉める場面では口々に「すごい!」「プロい!」の声。

4月23日
*算数の問題でりんごの絵を描くと
H・O「まずそうなリンゴ」
Y・I「食べちゃおうよ。」
K・N「まずいまずいリンゴだけどな。超まずい。」
Y・I「先生が毒リンゴ食べたらね、本当に白雪姫になっちゃうよ。」
そこから発展して白雪姫のイメージでクラスが盛り上がる。おさまってきた頃
国語の時間には本音が出ないでシーンとすることが多いので
先生「何で国語の時間には気分を動かさないで、頭を動かさなくちゃいけない算数の時間に気分を動かすの?今の方がよっぽど国語みたいだよ。」と言うと
H・O「じゃ、国語の授業やれば?」
Y・I「そうしたらさ、私が魔女になれるかもね!」
と、またおしゃべりの続きが始まる。

*休み時間、みんなが隣のクラスの子供達も誘いこんでハイジやカバトットの主題歌をかけながら踊りまくる。これは数日続いた。


4月27日
*元4−1ドラマ「まぎれこみ」で男子が女子にやられるシーンをみて
K・N「何で女にやられちゃうんだよ!」
H・O「男なのに女にやられてる!」

4月30日
*給食の前、先生の乱雑な机の上を片付けてくれたM・Wさん。食べている時、先生に
「きれいな机の上で食べると気持ちがいいでしょう。」

*黒パンに穴をあけたY・Tさん。こちらに見せながら、
「虫歯。」

*算数のテスト。見直しも終わったという子には感想を書いてもらった。
H・I「2年生の時のテストよりむずかしくなってきました。やっと3年生になったというテストでした。」
Y・W「ボールの問題ではボールが60個もあってすごいと思いました。」
M・S「このテストのはじめがちょっとむずかしかった。でもがんばってやったからできた。」
T・S「この問題は少しかんたんです。ぼくはわり算や100のかけ算をやりたいくらいです。」


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