演劇クラブ
昭和62年度
初めての演劇クラブ顧問の年。昨年まで担当されていた先生とはだいぶ違う練習にみんな度肝をぬかれました。
(写真は「ネコのケンカ」
最初は照れていた6年生の女の子たちもすぐに慣れて、な「ストレス解消にピッタリ」とみんなでネコになりきって教室じゅうを這い回り続けました。)
時間が5分前後で、という集会委員会からの依頼だったので、始めから登場人物がすべて舞台に並ぶ朗読劇の手法を取り入れました。ピアノのソフトな生演奏にあわせて品よく仕上がりました。
物語 上演時間14分
今日は卑弥呼様のところで収穫を祝うお祭りです。村人や動物たちが次々と集まってきました。
太陽の神と水の神をお迎えしていよいよお祭りが始まりました。ところがそこへやってきたのが招待されなかった土の神とミミズたちです。「田や畑の土が豊かに耕されていたのは私たちのおかげ」という言葉を無視して卑弥呼は「追い出しの祈りを始める。出てけ!出てけ!」とやってしまいます。
それからが大変。村人がいくら耕しても土が豊かになりません。卑弥呼は村人と共に土の神やミミズに謝りました。こうしてまた村は豊かになりました。
解説
「コケコッコー」というオープニングから会場は大いに盛り上がり、卑弥呼が登場した時にはピークになりました。「私たちはミミズよ!」のセリフも見事にきまりました。
卑弥呼が次々と連発する不思議なお祈り、「ミミズ!土の神!」の掛け声に1年生から先生方まで大爆笑。特に卑弥呼の奇妙な声は耳にやきついてしまったようです。(ちなみに卑弥呼は6年生のO君が演じました。)
数日後、6年生の男子部員が「廊下や校庭で低学年なんかにも騒がれる。何だかヒーローになった気分。」という笑顔が印象的でした。
もちろんただのドタバタ劇だったわけではありません。秋祭り集会にちなんで日本人が古来から大切にしてきた「自然すべてへの畏敬」などをテーマにしています。この劇がその後の「テーマにはとことんこだわる」という路線の始まりになったと言っても過言ではありません。
物語 上演時間13分
この世で一番美しくなりたかった女王は「鏡の精」の「一番は白雪姫」に激怒。命を狙います。そこへ王子様がやってきて・・・とここまではご存知のお話。
悪い王女を王子様がやっつけようとしたその時、何と白雪姫が止めに入ります。「どんなに悪くても私の母・・・」という言葉に、みんな許してあげることにしました。王女も心を入れ替えて仲良くくらしました。
解説
実はあまりにも前作の卑弥呼の印象が強烈であちこちからパート2の期待の声が寄せられたのですが、白雪姫となりました。ただ、O君のキャラクターを生かそう、ということで「鏡の精」をO君が演じることになりました。
丁度、来年に向けての3年生のクラブめぐりと練習期間が重なりました。練習中のO君をみて見学のみんなは夢中になってくれていました。
「よし行ける!」と部員のみんなが思っていた本番の朝。なんとO君が高熱で欠席との連絡。急きょ4年生のSさんが代役となり本番までのわずかな時間までにセリフを覚え舞台を成功させることができました。
この時に王子様が乗っていた馬(みんなは「チャーリー」と呼んでいました)、その後ことあるごとに修理されながら何年も使われました。
別の学校に異動してからも平成4年度ビデオドラマ「平成西遊記」では三蔵法師の馬、平成6年度ビデオドラマ「けんかのあとはなかなおり」では角をつけられて宇宙空間をかけめぐる「宇宙サンタクロース」のトナカイになっていました。今はうちの物置で余生を送っています。