昭和61年度4年3組・62年度4年1組作品


特に昭和62年度4年1組でのドラマ作成の過程は「人間教育」として大切な部分が現れているので、「授業のお部屋」でも取り上げています。


昭和61年度4年3組

この時はグループごとの活動ではなく「絵コンテ」のデモンストレーションとしてごく簡単に作りました。だからこの年はこれ1本です。時間も字幕の部分よりも本編の内容の方が短かかったです。最後の「便所か?」「違うよ!」が受けました。

ごかい(1)・・・12月完成 1分43秒


昭和62年度4年1組

この年から学級活動の一環として位置づけました。最初は机の列ごとに4つのセリフもないものを1時間でやってしまいました。(他が撮っている間に話し合いや字幕作成)青字は感想文の抜粋です。

ひとりぼっち (2)

10月27日完成・・・1分45秒

みんなは一緒に楽しそう。でも私は一人・・・。
みんなを見つめる表情がなかなかでした。

・明るいOさんがやっていたからプラス・マイナスでけっこうよかった。
・Oさんは本当にあんなに暗かったかな?

いじめ (3)

10月27日完成・・・1分20秒

友達がいじめられてる。でも遠くから見てるだけ!
何といっても遠くからみている2人に大爆笑

・O君たちがのぞいているところから考えると「ひきょう者」でもよかったのでは?



かたきうち (4)
10月27日完成・・・2分5秒

仲間を泣かせたな!許さないぞ!
普段はにこやかなTさんが見せた迫力の演技にみんな度肝をぬかれました。

・ふ−君があっさり泣くのがいい。
・とても迫力があって、見てても演技とは思えない。



みんな知らんぷり (5)
10月27日完成・・・1分20秒

S君のピンチ。でもみんな知らんぷり。
やはりいつもと別人のようなSさんの姿にみんなア然。

・あの陰からじっとS君をにらみつけているSさんの顔を見て、本当に不良にならないかと心配した。
・もしあんなこと本当に起こったらと考えるとちょっぴり怖い。





ここからグループを結成。やくそくとしては

  1. 全員のアイデアをどこか必ず一つ入れる。安易に多数決はしない。
  2. 企画ができたグループから撮影。企画が出来た順に何作撮ってもいい。
  3. 監督は先生が行うし、ドラマ化にあたって修正案も出すが、最終的な判断はみんながする。
  4. ストーリーは日常生活を見つめる視点を磨くためにさりげないところから見つけることを心がける。

このうち1から3までは、平成8年までずっとそのままでしたが、4に関しては平成あたりから変わってきました。


後は有志作品がいくつか



やめてください (6)
HGグループ 初のセリフ付きドラマ
11月4日完成・・・3分25秒

勉強の邪魔はさせない。
ひょうきんもののO君が勉強家の役。キャスティングの意外さがこのグループの特徴でした。

このグループは5人全員が一度は主役という方針で5作品制作しました。いじめられ役だった人は次ではいじめ役・・・などというのも全作品を比べてみると面白いです。

・今まで乱暴じゃない人が乱暴な事をやったり、O君は真面目になりきっていて面白かった。
・本当にO君がガリ勉に見えてしまった。



まぎれこみ (7)FRグループ
11月14日完成・・・3分40秒

お助けマンにお助けマンが加わって・・・
小道具にこっていました。ちょっと小学生らしくないスタイルとの声もありましたが、逆にドラマなどでこうした格好をしたいという欲求を実現しておくことはきちんとした道を歩むことにつながると思っています。

・3人で歩いていたところに夕日があれば、もっと太陽にほえろに似ていた。
・タイトルのところから怖かった。3人が団体で歩いてきたところも怖かったあああ。
・何だか目がトンボみたいだった。




勇気 (8)カステラ一番グループ
11月21日完成・・・3分55秒

男の子たちのいたずらを偶然目撃してしまった子。でも仕返しが恐くて本当の事を話す勇気がありません。
教室の守り神だった「ワニワニ」をかたどったOSさんのティシュ入れと、それを盗んだ男の子の顔との対比が印象的でした。

・盗みに来る男子のムカデがおかしい。あと、シーズンの指の曲げ方がいつ見てもおかしい。
・男がいも虫になってワニワニのチリ紙をとった所が迫力がある。




メガネの忍者ムラワニ (9)有志番外ドラマ
11月24日完成・・・55秒

「このうちわにふれると消えるのだ」と冗談で言っていたら、本当に友達を消してしまって茫然・・。
瞬間芸のようなドラマでした。続編も撮影されかかったのですが未完になっています。

・M君とO君の名コンビで楽しませてくれた。
・単純明快だけどとても大笑いしちゃう。




転入生 (10)カシラモジグループ
11月26日完成・・・2分30秒

大人しい転入生とヤンチャな転入生。「このクラスにはついていけない・・・。」
かたきうちに続いてTさんのド迫力の演技!

・K君が「ようたんです。よろしくお願いします」とか、ようたんがみんなに変な目で見られていた所、またその時、T君の口がキラリと光った所がかっこよかったです。あとTさんが机をけとばした所やK君のおしりペンペンがよかったです。
・ラストのセリフ「私、こんなクラスについていけない。どうしよう」が気に入っちやった。

二重人格 (11)HGグループ
12月2日完成・・・2分25秒

みんなの前では模範生。しかしみんながいなくなると・・・。
保護者会でも公開されてお母さんたちに大好評でした。昨年のクラスの人もゲスト出演してくれました。

・二重人格のBGMが、今、頭に響いている。
・途中でM君の顔の色が変ったところが不気味だった。
・ゾッとした。本当にあんな人がいるのか不気味。



いやみ (12)カステラ一番グループ
12月2日完成・・・2分45秒

テストの点が悪かった二人への優等生のイヤミな態度。
これも「二重人格」とともに保護者会でも公開されて大好評でした。この作品にも昨年のクラスの人が出演してくれています。

・もうこれは究極のイヤミだと思った。
・あの怒り方が何ともいえず、それに対してのMちゃんの笑い方。やっぱり何度見てもいいと思う。バックミュージックもよかと思うたい。



マチガイ (13)イレブングループ
12月14日完成・・・6分30秒

盗みの疑いをかけ責めていた最中に、真犯人が名乗り出て・・・みんな必死にごきげんをとりました。
このグループはなかなか意見がまとまらずに「解散宣言」を出したり、グループの組み見直し願い出てきました。そんなこんなで2ヶ月もめつづけましたが、きちんと乗り越えて撮影を迎えました。
人間教育としてのドラマ制作という観点で言えば、この様にまとまらなかった時にどん底から這い上がってできたこのグループは最も学んだ事が多かったかもしれません。

・I君が言ったところがとっても面白くて楽しかった。それはI君がかすれた声で真面目にしゃべったからだ。
・Tさん、すごい迫力。気に入った。
・「肩をもんであげようか」というのが面白かった。



悲しいひいき (14)HGグループ
12月19日完成・・・5分10秒

担任の先生にいつもひいきされていた女の子に、ついにみんなの不満が爆発する。
担任の先生役として、前担任のA先生に出演して頂きました。アドリブでどんどん撮影をこなすA先生にみんなビックリ!不満爆発の恐いアップは(ここには載せていませんが)すごかったです。

・A先生の必死のひいきにはまいった。
・Sさんがかわいそう。あの先生のためにSさんはどんな思いをしたか。
・男子はしまりがないから女子が親分って感じだった。


自己満足 (15)有志番外ドラマ
12月23日完成・・・2分30秒

ケンカを止めに入る勇者たち。「キメのセリフ」は?
あるアニメの主人公の登場場面のアレンジをいろいろとしてみたドラマ。数人の男子がセリフを工夫している。

格言集(?)
T[どんなに小さな拳銃でもたくさん集まれば武器になる。人、それを大砲と言う。」

U「時は過ぎ行く、刻々と。セリフ浮かばぬあせりはあるが、人、これを時の無情という。」

S「たとえ小さなありんこでも心をひとつにすればライオンなど倒してしまう。人、それを凶暴と言う。こうちゃん流星拳!アチョ−」

D「たとえ小さな水溜まりでも、たくさんたまれば海となる。人、それを日本海という」

M「どんなに広い荒れ地でも、人、力を合わせれば広い豊かな土地となる。人、それを日本海と言う。」

・自分ではかっこつけているのだと思うけど、他の人から見て馬鹿馬鹿しく思えて面白い。
・かっこつけるのはいいけれど「人それを」の後がううううう。
・何故か観ているほうが恥ずかしくなってしまった。
・とってもかっこよかった。



オラーヨッパライ (16)有志番外ドラマ
12月23日完成・・・3分20秒

「酒もってこい!」
特にスト−リはないおふざけビデオ。主演のTさんは2学期で転出だったのでこれが最後の出演作品になりました。

・まさしく子供の酔っ払いに見えた。
・初めてカメラをかついだ。あれは傑作であった。
(カメラマンを担当。当時は肩乗せのベ−タム−ビ−を使用。重量が7キロほどありました)



実践講座「お茶」 (17)有志番外ドラマ
1月11日完成・・・3分25秒

「正しいお茶の入れ方をお勉強いたしましょう。」
正確に言えばドラマではなく「How to」ものをふざけて作った作品です。小道具がバカバカしくて楽しい作品です。

・いくら真面目くさってもいつものYさんを知っているからヨ−ク笑えた。
・やり方がメチャクチャやな!
・道具が笑わせてくれるよ。



よくばりの結末 (18)HGグループ
1月21日完成・・・5分40秒

クラスのぬいぐるみなどをいつも独占していた女の子の運命は?
教室に何故か神様として祭られていた「ワニワニ」「ガーガー」「チョコ」の3つのぬいぐるみが効果的に使われていました。この作品にも昨年のクラスの人達が出演してくれました。

・こうなって当然だと思った。ちなみにSさんがケン玉を使いみんなに言ったことはとってもむかついた。
・最後のSさんが呆然と立ちすくんでいる所が演技に見えなかった。・欲張るやつは損をする。物はみんなで仲良く共同で使いましょう。・あの顔を観ているとふみつぶしたくなる。
・チョコちゃん(Tさんが転出の際に身代わりに置いていったぬいぐるみ)が倒された時に偶然でぴょんと立ったのです。いかにもTさんの心が移っていると思います。
・欲張りをするのが悪い、とつくづく結末をみて思いました。
・こんな話が本当にあったら怖い。Sさんがチョコを抱き締めたくなった気持ちがわかる。

参考 平成3年度3年文集より みんなの反応



おだて (19)カステラ一番グループ
1月23日完成・・・3分20秒

気のいい二人はいつもおだてにのってしまう。
この当時はやっていたキョンシーを真似した男子の格好がバカウケでした。言語操作性の授業の教材として後に何回も使いました。そのたびにこのドラマの「おだて言葉」がはやりました。

参考 平成5年度4年

・あんな変な戦法で借りるなんてかわいそうよ。
・調子にのる方が悪いんでね−の?


やぶれた絵 (20)カシラモジグループ
1月29日完成・・・3分35秒

やられたらやりかえす、その繰り返しの結果、残るのはむなしさばかり・・・。
ケンカのシーンはまさに迫真の演技でした。特に目つきがすごかった。

・バリッと画用紙が切れた瞬間、O君がぶつかっていく所が迫力があった。
・O君の顔がすんごく怖かったなぁ。
・けんかをしているのにとめようとしていない人達は残酷。
・演技でけんかをしているようには見えませんでした。心で一生懸命「これは演技だ」と心に言い聞かせてもやはりだめだ。



でたらめ (21)イレブングループ
1月30日完成・・・7分15秒

クラスでトップの地位を守るために友達にはデタラメを教える子と、友達の進歩は自分の喜びという子の姿を対比して描く。
壁を乗り越えたイレブングループは順調に2回目の作品を完成させました。

・みんなに間違ったことを教えて、自分では合格なんてもらってずる−い!
・Sさんがニヤッと笑っているところが気に入った。
・Sさんの最後のニヤ笑いがドキッとする。



悲しみの犠牲者 (22)カステラ一番グループ
2月3日完成・・・10分45秒

いつもいじめられていた子がとうとう欠席。その間事態は思わぬ方向へ
当時としてはこの約11分の作品は長編に感じました。それまでのドラマがある生活の一断面を切り取っていたのに対し、この作品は初めて本格的なストーリーのドラマになってきました。

また内容的にも「単にいじめが解決した」とは言えない、奥深いものがあり、その後道徳や学級指導の授業で何度も使いました。

参考 平成5年度4年感想文

・最後の最後にわずかながらでも光が入ったところが良かった。
・なんて言ったってあのクライマックスシーンが感動的でした。
・ドキドキして感動してとってもすごいスト−リ−だと思った。
・漠然といじめられるNさんがかっこいい。
・3人のいじめが歩いてくるところは特に笑っちゃう。
・最後に希望を捨てずに遊びに行ったところが感動的だった。
・画面がネガになったところがかっこよかったです。

・最後の曲でほんの少し泣いてしまった。


薄情者 (23)HGグループ
2月6日完成・・・2分45秒

Yさんと遊ぼうとして男子と女子が取り合い。さて結末は?
当初の方針を貫き、5作完成させました。

・Yさんのセリフ「人がせっかく泣いてあげてるのに」のひとことが特に面白かった。
・Yさんが見捨てられたところが特に面白かった。
・あんな達なんか他の女と遊べばいいでしょ!がきいたなと思う。・はっちゃんたちのセリフを聞いていると?と思うのがある。



夢の対決 (24)有志番外ドラマ
3月14日完成・・・5分30秒

仮面ライダーブラックの敵はなんとベビーキョンシーだった!?仮面ライダーの大ファンであるOSさんがなりきって作ったドラマ。バトルホッパーが大受け。これは6年生になるまでシリーズで4作品が制作された。

・ベビキョンがおふだを貼られたところを初めてみたよ!
・なんかバトルホッパ−がいもむしみたいですっごく面白い。
・しかしTさんはあれだけベビキョンをやるのを嫌がっていたのにどうして今ごろになってやったんだろう。不思議だな。それからバトルホッパ−がイモ虫に見えた。面白くてなさけなくてかわいかった。
・あれがこのクラスで作ったドラマの中で一番こっていたと思う。SさんとUさんがもっとかっこよく戦えばうちのクラスの最上級ドラマだと思う。
・とっても面白い。だからまた今度続きを作ってほしいです。また作ってほしいよ−。



ここからの3本は撮影が3学期終了ギリギリになってしまい、年度内に間に合いませんでした。翌年、新しい教室に遊びにきてくれた人には観てもらうことができましたが、見損なった人もいるドラマです。


気どってタコヤキ (25)有志番外ドラマ
次年度完成・・・2分10秒

大金持の奥様方のお口にあうお菓子は?
奥様のおしゃべりがなりきっていましたね。



ガラスの十さい (26)カシラモジグループ


次年度完成・・・4分55秒

体育が苦手なためにいつもみんなにいじめられている男の子のあわれな姿。
実は私自身が、小さい頃から同様に馬鹿にされた思い出も入って演出しています。


天才クラス (27)FRグループ


次年度完成・・・4分40秒

超エリートばかりが集められた「天才クラス」しかしそこの子供達の人間性は?
天才役の4人が思い思いの奇妙なメガネをかけているところが何ともいえません。音楽の使い方もこれまでとはちょっと変えました。


*別のクラスに見せた時の反応などは徐々にリンクをはっていきます。