和名 アカアシリクガメ(たぶん♀かも?)
学名 Chelonoidis carbonarius
分布 中米〜南米
コメント   今回のアカアシリクガメはグングン大きくなりました。入荷したばかりでは5p程度しかありませんが、現在12pになりました。どうやら♀のようです。まだまだ成長中です。
リクガメは草食と相場が決まってると思いがちですが、アカアシは雑食傾向が強いようで、鯉の餌などもよく食べるようです。現在キャベツと鯉の餌をたべています。ちなみにキャベツは外側の緑色の部分を特に好むので、あの青臭い匂いが好きなんでしょう。内側の白い部分は、いまいち喰いが悪いようです。
最大甲長は30pとリクガメとしては、小さいほうですが、亜種によっては50pにたっするものもあります。
リクガメは登坂能力が低い傾向があります。餌皿の縁(1.5p)程度でもリクガメベビーは登るのがやっとで、餌を採るまたは水を飲むのがやっとでしたが、さすがに現在(12p)では普通に乗り越えます。
あとリクガメには紫外線が必要だと思っている方も多いと思っているようですが、アカアシでは紫外線要求量は低いようです。ただカルシウム剤は必要なんで添加するなりして下さい。亀は骨の割合が多いので、成長するには多量のカルシウムが必要です。
鱗板と輪板の間にある白い線は成長線です。現在ぐんぐん成長して、12pになりました。
亀は非常に長生きする動物です。前TVで亀の長寿は、爬虫類であり変温動物だからと説明されてましたが、では同じ爬虫類でも蛇や蜥蜴は15〜30年程度しか生きません。よほど大型種でも40年程度のようですが、亀は少なくとも30年以上は生きるんです。大型のリクガメなどは、150年生きたという記録さえあります。
亀は以前原始爬虫類の杯竜類から別れたと言われていましたが、杯竜類自体が解体されてなくなってしまいました。その杯竜類の大部分は、両生類に再分類されたようですが亀はどうなったかというと現在は主竜類から別れたという事になっているようです。主竜類は、鰐、翼竜、恐竜、そしてそこから別れた鳥類も含みます。
鶴は千年亀は万年といいますが、実際千年や万年生きる動物はいませんが、長寿という意味で言われたのでしょう、実際鶴は70年程生きるらしいし、オオムなどは200年生きた(?)というはなしもあります。あと鰐も100年は生きるともいわれていますから、主竜類自体、長寿の遺伝子を持っているのではないでしょうか。
ちなみに蜥蜴や首長竜は鱗竜類、特に哺乳類は原始爬虫類からいち早く分化したグループですので亀とはかなり縁遠い存在でしょう。
なんとなく♀のようなきがします。