私の問題意識 カジカワ キヨシ
love system「愛情主義経済」と言ってしまえば簡単なのであるが、私の問題意識は「所得に課税して、所得が増えるのか?」という所である。前に「収入税」を考えたが「所得に課税」という分は消えず困っていた。長い間考えた末に、お互いの経費に課税する「必要経費税」と「逆人頭税」を想いついた。
そこに在る真理とは何だろう?『安定した経済変動の為には景気と財政は反比例の関係が良い』だった、ミクロ経済とマクロ経済を行ったり来たりする「愛」−団体行動と個人行動の利害関係が相反せず一致すること、その大小関係は反比例である−というものだった。
今までは、「景気が良くなれば財政は豊かになり経済はよくなる」という説があたりまえだったが、「安定した経済変動」「大小関係は反比例である」という新しい説とあわせてみると、なにか臭うぞ?「景気が悪くなれば財政は貧しくなり経済は悪くなる」とも言えるのではないか?これでは「ビルトインスタビライザー」なんてものはまったくのうそっぱち「一生懸命がんばっても、景気が良くならなければ何の意味も持たない」「累進課税では、貧富の格差をつけたほうが税収は良くなる」訳である。
税率変動の際、「利益」の課税にすると政府は増税賛成、民間は減税賛成となってしまい、意見は一致しません。もし「経費」の課税にするとどうでしょう、景気のよいときは、政府も民間も「増税賛成」―だって物を安く売る人は増えて欲しくない―、景気の悪いときには、両方とも「減税賛成」―3%の儲けを払うのも大変なはず―である。
最期に「可処分経費の廃棄は可能か?」というところです。つまり、仕事が無くなっても人は生きていけるのか?とは、長い時間の後で、今の日本みたいに「無職・アルバイター」の人々が増えても良いのか?これが私の問題意識です。 あと、付け加えるところは、法人税と所得税を合わせて「必要経費税」を創っても良いのだろうかという所だ!所得税を法的に法人経費課税とし、その代わり法人の利益には課税しない、事実上の法人税の廃止を試みてはどうだろうか?