COLUMN No.26 (1/Dec/04)
| No. 1 メッセンジャー エントラップメント No. 2 ノッテリングヒルの恋人 No. 3 プリティー・ブライド No. 4 ラブ・オブ・ザ・ゲーム No. 5 金融腐蝕列島−呪縛− No. 6 エリン・ブロコビッチ No. 7 レッド・コーナー No. 8 スライディング・ドア No. 9 恋に落ちたシェイクスピア No.10 大いなる遺産 |
No.11 スペース・カウボーイ No.12 マディソン郡の橋 No.13 JSA No.14 13F No.15 13デイズ No.16 ウォーターボーイズ No.17 恋は舞い降りた No.18 エネミー・オブ・アメリカ . No.19 スパイ・ゲーム No.20 ザ・エージェント |
No.21 男と女 No.22 小さな恋のメロディー . No.23 トリプル ] No.24 デンジャラス・ビューティー No.25 トランスポーター |
| タイトルと出演者の顔ぶれに惹かれただけ。 いつもは確認するあらすじもすっ飛ばし、手が勝手に伸びてしまった。 案の定、当たり♪ 原作は無いのかな・・・脚本も監督も、山川 元という人。 調べたら彼は、以前「卓球温泉」を作っている。 こんなに面白い映画なのに、今年の春に公開されていたなんて全く知らなくて。 PR不足?(笑) カリスマ的な東京都知事に、元旦生まれ「Shall we da ダンス?」「失楽園」の役所宏司。 副知事に、TVドラマへ頻繁出演、夢の遊眠社の段田安則。 そのほか都の局長達は・・・ 膨大な資料スクラップが命、真面目を絵に描いた産業労働局長に「蒲田行進曲」平田満。 どうやら不倫中らしい財務局長は、キムタクとのCMでお馴染み、元タイガース岸辺一徳。 サカイ引越センターのCMが印象的な徳井優は、今回は静かな特別秘書という役どころ。 局長達の中で紅一点、環境局長の吉田日出子。 原発安全委員に、伊丹十三監督「マルサの女」に出演、無名塾の益岡徹。 (こいつのキャラが笑える・・・つーか実際は笑えないが) そうそうたるメンバーに、これがつまらない訳が無いと思ったのだ。 クレジットに、「東京ロケーションボックス」とあった。 これは石原慎太郎都知事が考えた、映画等のロケ地を都が積極的に提供するという 例の新しい試みではないのか? 都庁舎自体を初めとするあらゆる場所で、都が全面協力しているらしい。 ある日、都知事(役所宏司)が所属のトップ達に対し緊急会議を招集した。 呼び出された面々は、急に何事かと見当もつかない。 やり手の天馬東京都知事は、おもむろにこう言い放つ。 「東京に、原子力発電所を誘致する!」 全員の目が点。 東京の電気は、殆どが新潟や福島の原発で賄われている。 莫大な使用量である東京の電気を、何故地方へ押し付けるのか? 天馬都知事は、自分で使うものなんだから自分の所で作るべきだと主張する。 原発を誘致した自治体には毎年莫大な補助金や、電力会社からは固定資産税が入るし、 そのほか様々な優遇措置よって、都の苦しい財政も一気に解決という訳。 時間が経つに連れ、途方も無く見えるその提案は次第に現実味を帯びてくる。 副知事を筆頭とし反対意見の局長達は、専門家を呼び論議を尽くす。 だが天馬都知事には、実はそんな計画を超えた、更なる思惑があったのだ。 脇を固める役者が、また一癖も二癖もある連中で最高♪ ワタシが、特にイイと思ったのが二人。 まず都知事自身が民間から引き抜いたという、有能な副知事役の段田安則。 大昔、ワタシが初めて彼を見たのは(コシノヒロコ物語とか何とかいう題名だったと思う) 「ピンクハウス」デザイナーの金子功を演じた、ファッション業界が舞台の単発ドラマだ。 風貌も喋り方も金子功本人に余りに似ていて、強烈な印象が残っている。 そしてもう一人、専門分野からと緊急召集された東大の物理学教授、綾田俊樹。 名前は知らなくとも顔は良く見る、東京乾電池の人ですな。 キャラ、滅茶メチャ立ってます。(笑) だって、毛皮のダッフル・コートに猟師がかぶる様な帽子(これも毛皮)だよ? グッチのアタッシュケース(!)を持ち、飄々とした雰囲気を醸し出している。 日本には現在、約50基の原発があるのをご存知だろうか? 1基を建設するのに数千億かかるソレを、今後も数年間で10基くらい造るとの事。 原爆を落とされた国が、その悪夢からたったの10年後で原発を推進しているという矛盾。 1gのプルトニウムは、一般人の年間被爆許容量の18億人分に相当する。 核ジャックしたトラックに時限爆弾が・・・というサスペンスも相まってテンポがいい。 放射能物質は、頻繁に都内や高速道路を走っているという事実も初めて知る。 この映画は、危険な存在があまりにも身近にある怖さを、コミカルなシーンの中で改めて 認識させるのだ。 天馬都知事のセリフで、胸にずっしりと響いたものがある。 「国の政策を傍観しているのは、賛成しているのと同じだ。」 これは政治だけでなく、あらゆる事に言えるのではないだろうか? 文句を言うのは簡単だが、それだけでは駄目。 嫌なら行動を起こすべきなのだ。 実は怖い主題の中に、クスっと笑える上質なコメディーに仕上がっている。 レンタルショップに行ったら、ぜひ借りて欲しい作品だ。 |
| 面白い!! レンタル・ビデオ店で、新作として棚に並んでいた。 キャッチ・コピーは、「プロの運び屋、依頼品はいつもワケあり。」 何の気なしに借りてみたが、これが結構当たり♪ 製作・脚本が、「レオン」 「フィフス・エレメント」 のリュック・ベッソン。 主演のジェイソン・ステイサムは、ブラピと「スナッチ」に出てたらしいが全然知らなくて。 でも、その彼がとてもイイ! 初めっから格好イイんだけど、見てる内に何だかど〜んどん惹かれて行く。 髪型のせいか、時折ふと大昔のブルース・ウィリスに見える時があったなぁ。 フランク(ジェイソン・ステイサム)は、アメリカ海兵隊の退役軍人で現在は運び屋。 料金は高額だが、請け負ったものはどんなものでも確実に目的地へ届けるのが仕事。 超A級のドライビング・テクニックで黒いBMW735を操り、どんな時でも際立つ瞬間判断力。 ジェームズ・ボンドの様に冷静沈着な癖に、マクレーン刑事の様に人間臭い所もある。 今までとは、ちょっと違うヒーローって感じ? (^-^) フランクは、自分の仕事にいつも3つのルールを科している。 1.契約内容を厳守し、途中変更はしない。 2.依頼人の名前は聞かない。 3.預かった荷物は、絶対に開けない。 ある日、大き目のバッグをひとつ運ぶ依頼を受ける。 途中パンク修理の為トランクを開けると、積み込まれたバッグがもぞもぞと動いている。 一度は思い留まったが、どうも気になった彼は3番目のルールを破り荷物を開けてしまう。 出て来たのは、手足と口を拘束された小柄で若くキュートなライ名乗る女性。 それから後は、警察と組織、両方から負われる急展開の嵐。 共演に、中国系女優スー・チーを持ってきた事も成功の一因か。 なんか彼女、可愛いよ〜♪ 英語がアジア訛りというか、それが容姿に加味されさらに魅力にもなっている。 ジェイソンはねぇ・・・声もいい! 好きな声のタイプ。(笑) それにスキンヘッドでスーツが似合う人って、あんまり見ないよね。 今までだと、ウィル・スミスくらい?(笑) 悪役の二人は、私に言わせると今回そんなに魅力無かったな。 特に、チャイニーズのおっさんはどうも・・・(^^ゞ カーチェイスのシーン、風でカツラが取れるんじゃないかと、ヒヤヒヤした程度。(笑) 好きなシーンはと言うと、まず最初の銀行強盗の犯人を運ぶ場面。 テンポが良くて、クスっとした笑いが一杯。 運転技術だけでなく格闘技にも長け、数人を相手に闘うシーンは溜め息モノ。 そのカッコよさに見とれ、思わずヒャーっと声が♪ さらに、一緒に逃げる女ライとの濡れ場。(今どき濡れ場ってのもなんだけど(笑) 面倒な事は嫌だと、一度は拒むが結局は・・・っていう変わり身早過ぎる場面。(笑) あとは、事件を捜査しながらもフランクを憎からず思うベテラン警部とのやり取り。かな。 如何にもフランス俳優って感じのオジサマ警部、いい味出してます。 後で知ったのだが。 ステイサムは元高飛び込みの選手で、世界選手権にも出ていた程の実力の持ち主とか。 その後、リーバイス等のモデルを経て映画界へという、異色の俳優らしい。 どうりで、見るからに体育会系なワケだ。(笑) あの年齢にしてあの体型を維持するのは、相当な努力と思われる。 今後の活躍を、心から願いマス♪ |