COLUMN  No.24 (29/Jan/03)


 デンジャラス・ビューティー 
2000年 アメリカ  監督:ドナルド・ペリー
 
 いつも三つ編みに黒ぶちメガネで、子供の頃からの男まさり。
FBI捜査官になったグレイシー(サンドラ・ブロック)は、常時スッピンで身なりに
気を遣ったりはしないが、第一線で活躍して来た。
 担当事件で 犯人の逮捕時、女だからという理由でミスに繋がり、同僚に重傷を
負わせてしまった彼女は、捜査から外されデスクワークに回される事に。

 しかしある日、世間で「シチズンの爆弾魔」事件と騒がれた犯人が犯行を予告。
次の標的は、テキサスで行われるミス・コンテスト
犯人に気付かれない様に潜入捜査をするには、コンテストの出場者になるのが一番。
そこで、白羽の矢が立ったのが男まさりのグレイシーだった。
 このままでは応募すら無理と言う事で、化粧などした事のない彼女に付けたのが
ビューティー・コンサルタントのビクター(マイケル・ケイン)。
オカマの設定なんだけど、ホントいい味出してる。
しかし何でゲイの人って、独特な腕の組み方をするんだろうねぇ。(笑)
ケインがまた、妙に似合うんだー。

 みにくいあひるの子が、美しく変身する過程が前半のメイン。
後半は、美しくなった格好でロマンスも絡めつつ、ミスコン会場を所狭しと動き回る。
 事件解決の行方は・・・の筋立ては今一つ精彩を欠くが、コメディというカテゴリーで
見れば、殆ど腹も立たない。(笑)

 署内でミス・ダーティーハリーと呼ばれていたグレイシー。
食事の後はゲップもするし、男の前だって妻楊枝で歯をシーハー。
歩く姿は、百合の花ならぬジュラシックパーク。
そんな彼女をプロの手で見違えるほどに美しく、そして立派なレディーへと変身させて
行く過程は、まるでオードリー・ヘプバーンの「マイ・フェア・レディー」を彷彿とさせる。
TVでもトレンド、BEFORE&AFTERのギャップを楽しめばいいのだ。

 外見をいくら美しくしてもダメと良くいうが、美しくなろうとする努力は内面をも変える。
人間は外見じゃないっていうのも、ある意味正解だけど。
人のイメージの80%は、殆ど第一印象で決まると言う実験報告もあるし・・・。
場所に見合った服を着るとか、人を不快にしない格好を心掛ける(清潔にする)とか
やっぱり少し位は、身なりを気にした方がいいって気がする。

 でも、大口開けて馬鹿笑いするとブガぁって鼻を鳴らすサンドラ・ブロックは、意外に
可愛いと思った。 (^-^)