COLUMN  No.23 (12/Sep/02)

 トリプル ] 
2002年 アメリカ  監督:ロヴ・コーエン

 げーっ! かぁーっこイイッ!
せくすぃーな男、今年のNo.1は、間違いなく主演のコイツだっ!
彼の名は、ヴィン・ディーゼル
一見マッチョで、母性本能を擽るタイプには見えない。
だけど、笑顔がとてもチャーミング♪
眉尻が上がってるのにタレ目だからかなぁ。
実物の彼はとてもシャイで、役とそのギャップがまたイイのだろう。

 7歳で初舞台を踏み、それ以来演劇に携わってきたという。
大学生から脚本を書き始め、程なく監督・製作・脚本・主演の短編映画でデビュー。
スピルバーグに見初められ、「プライベート・ライアン」でトム・ハンクスと共演。
その後「ワイルド・スピード」では主演。
ポスト・シュワルツネッガーと呼ばれるのも、無理はない。
大抵のスタントは自分でこなす、ハリウッド期待のニュー・ヒーローだ。

 ストーリーは、簡単に言うと「スパイ物」。
しかし、只のスパイとは訳が違う。
ザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)は、元々アンダー・グランドで生きていた、
いわゆるワルと呼ばれる人種。
危険を冒してそのスリルをビデオに撮り、ネット上で公開したり売ったりしている。
エクストリーム・スポーツの天才で、且つサブカルチャー世界の英雄だ。
スキンヘッドの彼は、首の後ろに3つの](エックス)の刺青をしている事から、
通称 トリプル ]と呼ばれていた。

 ある日ちょっとしたミスが呼んだ逮捕を切欠に、NSA(国家安全保障局)から、
刑務所に送らない事を条件として、お国の為の仕事を引き受ける事になってしまう
新種のシークレット・エージェントなのだ。
そう、それはまるで・・・
「何の因果かマッポの手先」と啖呵を切る、スケ番デカの麻宮サキ状態。(笑)
 だが、あくまでも自分流に行動する。
裏世界で生きてきた彼のやり方は今までのエージェントとは全く違うため、敵にも
警戒心を抱かせず、まんまと組織の中へ潜入してしまうのだった。

 相変わらず悪役好きの私だが、今回の敵も冷酷でかっこ良かったし。(笑)
前半の「スパイ選抜テスト」のくだりは、設定の無理は承知の上だが面白い。
 ザンダー・ケイジが、敵に取り入ってアジトに潜入した場面。
ボスに気に入られ、女を一晩あてがわれる。
その時の一言 「これもお国の為かぁ?」(笑)
しょうがないなぁ・・・という感じの顔で、にやにやしながら美女とベッドへ。
それがやらしい表情でなくて、妙にキュート♪

今どき世界征服なんてどうかと思うが、これでもかと繰り出されるアクションシーンを
(スタントマンが一人亡くなったという噂)理屈をこねずに楽しめばいいと思う。
私は、バイクのシーンが一番惚れ惚れしたね。(^^ゞ

 ビデオが出たら、是非レンタルする事をお勧めする。
炸裂するアクションの中に溢れるディーゼルの魅力を、何としても味わって欲しい。
難しい事は言わない。
見てスカッとする、抜群のエンターテイメント性を持つ作品だ。