COLUMN  No.22 (17/Aug/02)

 小さな恋のメロディー 
1971年 イギリス  監督:ワリス・フセイン
 

 なんと30年!も前の映画だが、心の何処かに残っている子供の頃の純粋な気持ちを
じんわりと思い起こさせてくれる作品。
いつまでも色褪せない、珠玉のラブ・ストーリーだ。
 私が初めて買ったサウンド・トラックが、この映画のレコード。(レコードっ!(爆))
ビージーズ・・・ホントいいよん♪

 あらすじを簡単に言うと・・・。
中学生のダニエル(マーク・レスター)とメロディー(トレーシー・ハイド)が恋をして、
心から結婚したいと思っているのに、大人達はちっとも解ってくれない。
それぞれの親や友達を巻き込みながらも、信念を貫こうとする二人。
さあ、どうする?ってお話。
近頃は結構ませてるから、今の中学生じゃ、こうは行かないな。(笑)

 私的には。
ダニエル役のマーク・レスターより、オーンショー役のジャック・ワイルドの方が良かった。
じいちゃんの為に、朝ご飯のハムエッグを作ったりするシーンもいい。
ダニエルが自分と遊ぶ事より、メロディーとのデートを優先した時の、あの戸惑いの表情。
 イギリスの私立学校で制服があるんだけど、すげー可愛いんだよね。
それを、オーンショーは見事に着崩してるワケ。(笑)
シャツは裾出しして、ネクタイも緩めてて。
いつもガムを噛みながら歩き、ダニエルよりちょっぴりオトナでかなり悪ガキなんだなー。

 「笑う犬」でミル姉さんも紹介してたシーンは、ワタシも断然お気に入り。
お墓でデートするんだけど、雨が降ってるのね。
持っていたカバンを傘にして頭に乗せ、二人で寄り添って・・・。(照)
ポスターにもなってる、素敵なシーン。

 メロディー : 「50年間も同じ人を愛し続けるなんて、出来ると思う?」
 ダニエル  : 「出来るさ! だって僕はもう、今日で1週間も愛し続けてるもん♪」

名台詞だー。
昔は私だって、あんな風に純粋だったのになぁ・・・。(笑)
いえ、おとなになったあらゆる人にそう思わせる、切ない物語。

 同級生の中にいる科学オタクは、小さな爆弾を作ろうといつも実験してるメガネ君。
少し神経質で、ちょっとリス歯の小デブちゃんの女の子。
やけに背の小っちゃい男の子がいたり、何処にでもいそうなキャラクターが光っていて、
恐らく記憶のフラッシュバックに、アナタは参ってしまうだろう。(笑)
 思春期の親子の関係とか、好きな人に好きと言える真っすぐな心とか、好きだからこそ
ずっと一緒にいたい気持ちとか・・・。
流石に若いスタッフだけで作ったって感じが、そこかしこに溢れている。
場面のひとつひとつを、そっと宝箱にしまっておきたい。

 ラスト・シーンはカメラが高く高くパーンして行って、それは見事に胸がキュンとなる。
ビージーズじゃないが、BGMの「Teach your Children」って曲。
アコースティックで切ない感じが、もう大好き!
この後どうなるんだなんて、野暮な突っ込みはワタシが許しません。(爆)
映画です。
これでいいんです。