今も昔も,巷で話題の健康食品,ちょっとまて,一部嗜好品を除けば元来健康維持の為に食事を摂るのではないのか?みんな,通常,不健康さを求めているのかな?
食物に含まれる三大栄養素とか,ビタミン,ミネラル,食物繊維といったものは,何処へいったの?
昔,香辛料,今,甘味料,着色料,増粘剤,防腐剤・・・といった食品添加物?おまけに(グリコのおまけならうれしいが),除草剤その他の残留農薬,ポストハーベスト?,消毒薬や抗菌剤まみれの餌。
そう,今我々が口にしているのは餌そのものだ。
そういえば,学生の頃先輩と議論したことがある。当時僚生活で出される食事の不味いことで,僚生の苦情が溢れていたが,とある喫茶店のカウンターで先輩曰く「栄養士さんが,皆の健康のことを考えて造ってくれているのだから,有り難く食べなくては・・・」,対して私は,「食べる楽しさが無い食事は生きていくための餌だよ・・・」と答えた。
さらに,今は,当座をしのぐ餌が席巻している。見せかけだけの楽しさの中に危険が含まれていることに気付くのが遅かった。食事を楽しむつもりで餌に貪りついている自分の姿は哀れで,滑稽でさえある。
そこに,つまり相変わらず学習しない人間の弱さにつけ込んできたのが「健康食品や機能性食品」であろう。
高校生の時だったか,エンゲル係数といった言葉を学習した。ひょっとすると,今の日本では,あの頃よりエンゲル係数が高いのではないだろうか?きちんと食事を摂るだけで,ビタミンやミネラルまで何不足することなく摂取できていたはずなのに・・・
宇宙船地球号
とん とん とん・・・
宇宙食なみに管理された餌無くしては,一日足りと生きていけない世界がノックしている。
最近ビタミンについての質問を数人の方から受けましたので,皆様に紹介します。
Q 毎日走っていて,
ドリンク剤を愛飲しているけど,いつ飲めば効果的?
A ドリンク剤に入っているビタミンは一般にB群といわれるビタミンで,エネルギーの産生,老廃物の代謝等多数の身体機能を助ける働きがあり,身体を動かす際にも,身体を休め疲労を回復する際にも必要なものですから,特に激しい活動をされる方は,朝活動前と,夕方休息前に分けて摂取するのが効果的です。
量的にはドリンク剤1本分では余りますが,これらは水に溶けるビタミンなので,摂り過ぎた分は尿中に排泄されます。
日本経済や食中毒の危険性を考えると飲み残しを数時間後に飲むといった行為は控えましょう。
Q 他に注意点は?
A 現に病気治療中の方は,主治医に相談することが必要です。
また,タバコや飲酒量が多い方は,ビタミンの必要量が多いので要注意です。
ダイエットのために減食中であっても,ビタミンの摂取はお忘れなく。
あくまでも基本は,食事です。
正常な体に異物が入ってくるとその異物を無力化しようという反応が起こります。侵入してきた異物(抗原)を認めると,先ずは白血球が出動して異物を食べてしまいます。それでも不足する場合にはリンパ球によって異物に見合った抗体が作られ異物を捕らえる反応です(免疫反応)。
ところが中には過剰に反応して反って有害な物質(ヒスタミン等の化学伝達物質)を作り出してしまう場合があって,これをアレルギー反応と呼びます。この有害物質によって鼻が刺激されると鼻水・鼻づまり・くしゃみといった鼻炎症状が現れます。花粉が原因であるものが花粉症です。
またアレルギーには遺伝的な素因と生活環境(食物・ダニ・花粉・ストレス)が大きく影響していますが中でも遺伝的な影響が大きい場合をアトピーと言います。アレルギー性の病気には他に気管支喘息・じんましん・湿疹・皮膚炎等がありますが下痢や腹痛が起こることもあります。
みんな風邪,風邪ってよく言うけど風邪とインフルエンザは別物だということを知ってますか?原因も違えば,症状,予防法,治療法も違うんですよ。
例えば,よく風邪の諸症状って言うけど,インフルエンザの症状は,寒気,倦怠感,頭痛,筋肉痛,間接痛で始まり,熱は39度を超えることもあります。おまけに全般に感染力が強く,体力の弱っている場合には,死亡することもあります。
乳幼児や高齢者,心臓の弱い方や過労の時は,特に予防に努めましょう。低温、低湿で氷が張るような寒さが続く時の外出や,人混みを避け,@うがいA手洗いBフィルター付マスクの着用Dバランスの良い栄養E適度な運動F十分な睡眠に努めることが肝心です。ワクチン予防接種も見直されてきています。
何にせよ,健康が一番。今年もがんばりましょう。
突然エイズという病気が現れて十数年、今年猛威を奮ったインフルエンザも百数十年前に現れてからエイズ以上の死亡者が出ています。
他の風邪だと、一度罹患した同じウイルスには感染しない(但し風邪の原因ウイルスは300種類程ある)が、インフルエンザは、少しずつ変わり続けている(たまに大きく変わる)ので何度も感染します。この理由からワクチンの接種を止めてしまったのは世界中で日本だけです。諸外国では、感染したとき少しでも軽く済ますために接種され続けていて、日本でも見直されつつあります。
我々の体内では,生命を維持ししていくために化学コンビナート又はそれ以上の化学反応が営まれています。口にした飲食物の要不要の選別を行い,エネルギーを産生し,各器官や組織細胞において利用できる形態に変化させ,有害な物質を無毒化し,不要な物を体外に排泄できるようにと複雑で迅速な化学反応の連続です。一連の化学反応の中で生じる化学物質が血液中に漏れたり,排出されたり,血液によって全身に運ばれるため,血液中の物質を検査することによって肝臓その他の器官の状態を間接的に知ることができるのです。
肝機能を表す代表的な検査には,細胞内でアミノ酸やタンパクを造る時の酵素GOT・GPT等があります。肝炎の急性期に,肝臓の細胞が多量に破壊されるとき,これらは高値を示します。ところが,酵素は肝臓だけに含まれているのではなく心臓や筋肉や,腎臓といった他の臓器・組織にも含まれているので,数種類の検査を行い,その数値の重なり具合から疾病を予測します。
よって,検査の結果異常値がでるのは,体のどこかに異常が有ることを示唆しているため,早目の確定診断が必要です。
世界的に見て,日本人は異常なくらい薬好きです。一説ではアメリカの4倍ともいわれています。健康保健制度つまり国民皆保健が制定されてからは、医薬品に掛かる経費も増加の一途をたどっています。ふだん耳にする会話の中にも「薬を購入する」という言葉は僅かです。
日本人にとって「薬はもらう」ものになっているのです。さらに「もらえるものはもらう」といった考えの人も多く、このことは「薬を多く出す病院が良い病院」といった間違った価値判断につながります。これでは経済的な問題ばかりでなく還って健康を害することになりかねません。
「灯台もと暗し」ともいうように薬との距離が近すぎることから、薬のありがたさも恐さも,何も知らないことにさへ気付かないのではないでしょうか。健康保健制度も変わろうとしています。「薬はもらうもの」ではなくなりつつあるのです。
そこで皆さんに、薬との距離を置くことを提案します。
薬との距離を置くということはどういうことかといいますと、余裕を持って薬を使うことです。薬も薬を取り巻く環境も以前とは大きく違っていますが、相変わらずひと昔前の感覚で薬をとらえている人が多いのです。薬や医療の現状を知ることで、余裕を持った健康管理や安全で効果的な薬の利用ができると思います。
でもきっと「薬のことなど、専門家でもないのに分かるものか」と言われそうですが、基本的なことだけで良いのです。例えば、医者から薬を飲むよう指示されたら勝手な判断を加えず指示通りに飲むことが基本です。その指示に不安や不満があるときは、医者に説明を求めるべきで、納得できてから指示通りに飲むことです。
なぜならば,次の診察の際に医者は、目の前の患者は前回の指示に従ったものとして視ていますから、勝手な判断は、医者の診断を歪めることになり、別の病気と誤診されたり、必要以上に強い薬を飲まされたりと、結果として患者の不利益になります。
ですから、指示に従いながら、その都度不安や不満、体の良い変化も異常な変化も医者に訴え掛けることで、さらに適切な医療が得られるのです。最後に、「俺は健康だ。これまでもそしてこれからも薬なんか必要ない」と考えている方に一言。今や,ほとんどの食品や、水や、空気にさえも何等かの薬物が含まれている時代ですよと。
自分が健康であって初めて仕事にも打ち込めるものです。今後も健康維持に努めながら仕事もがんばりましょう。
薬との距離を置くために,薬とはどういうものなのか確認してみましょう。
先ず,毎年新薬が開発されていますが、昔からあった薬と比べて効き目だけが増加しているわけではありません。安全だといわれている薬であっても、まだその危険性が現れていないだけかも知れません。ご承知のとおり薬の副作用による事件事故も後を絶たないのが現実です。ただ医者に掛かりながら発生した副作用は対処のしようもありますが、薬は,医者から出されるものだけではありません。薬局薬店で購入できる薬もあります。薬草など野山で手にはいるものや食品の中に含まれているものもあるのです。複数の医者から出された薬や、自分で購入した薬、自分では飲んでないつもりでも食品などと一緒にはいってくる薬もあって。薬に縁の無い人はいない時代であるということです。
また、薬のあり方が変化しています。薬は勿論病気の時に用いるものですが、無病息災から一病息災の時代へさらに、4人に一人は癌でなくなり、エイズ等といった訳の分からない病気も出てきて、病気を治す薬から病気とつきあっていく中で、QOLつまり生活の質を確保するための一つの手段としての薬へと変わって来ています。
次に、飲み合わせの問題が有ります。副作用の中でいちばん恐いのが、複数の薬の飲み合わせによって起こるものです。(別の機会に)
さらに,近年医療の場で話題になっていることに「インフォームドコンセント」ということがあります。これは、これまでの医療では、病気の診断から治療方針の決定治療まで医師が中心になってやってきましたが、これからは患者が医療の中心となって、患者が納得できる治療を選択し実施するといった考え方のことです。医師や看護婦を始めとした医療スタッフは,患者の選択した医療を協力して推進する立場といえます。患者が医療に対して受け身でいる時代は終わろうとしているのです。そして何より,選択するためには,医療や薬について基本的なことには,常日頃から目を向けておく必要が有ります。
薬とはなんでしょうか。薬事法に医薬品の定義がありますが、簡単に言えば、病気の治療や、予防や、診断に用いるもので器具や器械でないものということになりますが、なんといっても病気の治療のために使われることが主です。
使う以上は適切に使う必要がありますが、薬の使用にはいくつかの問題があります。まず、薬によらない治療方があるかどうかです。薬は治療方の一つに過ぎないわけですから、病気の状態によっては薬を用いない治療方もあるかも知れません、あればより適切な治療方を選択することが必要です。
古くから漢方では薬を「上薬」「中薬」「下薬」の三つに分けて考えていました。現在の薬をやや強引に分類してみると、「上薬」は、万病不老不死の薬で飲めば飲むほど善い効果が得られるものですが、これに該当する医薬品はありません。対して「下薬」とは、毒をもって毒を制するといった薬で、抗生物質や抗癌剤を初めとして病気の元を絶つ目的の医薬品がこの範疇に当てはまります。もう一つの「中薬」は、これらの中間に位置する薬ということですが、対象治療に用いる多くの医薬品がこの中に当てはまります。対象治療とは、病気の原因は放っておいて、その症状である熱や痛みや炎症を取り去ることを目的とした治療です。
皆さんの中には,錠剤やカプセルを水無しで飲めることを自慢に思った方は,いませんか?
実は,薬を飲むときには,特に指示されない限り,一緒に水を飲むことが大事なことなのです。
飲んだ内服薬は,食道,胃,小腸と消化器官の中を通過して行きますが,胃の中で細かく砕かれ,水に溶けたものが,胃や小腸上部で吸収され,肝臓を経て体中に運ばれ,その効果を現し,代謝され,排泄されます。
ところが,高齢者や消化器官の運動能力が低下している患者さん,または夜間に服用する場合に,十分な水を飲まないと,食道や胃に留まってしまい,炎症や潰瘍といった副作用を発生することがあります。
食道や胃を刺激して運動させるのも水です,水が無いと薬は溶けないし,吸収できず,効果を発揮することも無いのです。
つまり,どんな薬でも内服の際は,一緒に水を飲む必要が有り,実験研究の結果,水の量はコップ一杯程度必要だとされています。
もちろん,薬を必要としない体作りが一番です。
検診よりも大切なこと
健康にとって最も大事なのは、検診を受けることではなく、毎日の生活です。
1 塩分控えめで栄養バランスのとれた食事を腹八分目。
2 適度な運動。
3 十分な睡眠と休養、疲れを溜めない。
4 禁煙。
5 深酒を避け、休肝日を設ける。
6 体や環境を清潔に。
7 規則正しい生活、楽しいことを見つけ、明るく生きる。
しかし、その他の原因で起こる病気も多いもの。検診は、そんな思わぬ病気の早期発見のためにあるのです。
高血圧は血圧が高すぎる状態ですが,放置すると脳卒中や心筋梗塞といった重篤な病気の原因となります。特に,高血圧と糖尿病や高脂血症(高コレステロール)状態が重なると危険度が高まります。60歳以上の方の約半数が高血圧症であるともいわれています。
常に最大(収縮期)血圧が160以上あるいは最小(拡張期)血圧が100以上の方は治療の必要な高血圧であり,また最大血圧が140以上あるいは最小血圧が90以上の方は食事や運動療法を開始する時期です。糖尿病の患者さんでは更に厳しい管理が求められます。
「常に」と前置きしたのは,健康な方であっても睡眠や運動・ストレス等によって血圧が大きく変動するからです。時間を置いて測定しても,また測定日を変えても血圧が同様に高いときに高血圧症と診断されるのです。
高血圧の原因は,遺伝的素因または日常の不摂生がほとんどですから,血圧コントロールの基本は『摂生』ということになります。食事中の塩分削減,摂取カロリー・アルコール・刺激物等の制限,食物繊維やカルシウムの積極的な摂取,禁煙,動物性脂肪から魚油への転換,ストレスの発散,そして十分な睡眠及び運動が必要です。しかし,血圧を一気に上昇させるような運動(重量挙げ等)は反対に危険です。翌日まで疲労を残さない程度に行う自転車や歩行,水泳等自分で強度調節の出来る運動が望ましいのですが,重症の方や他の疾患を併せ持つ方は主治医の指導の下で実施して下さい。
最後に一言,血圧治療の薬を服薬中の方は勝手に中止しないことが肝心です。
定期健康診断を受ける度に,肝機能検査の結果を見て改めて自分の健康について一考される方も多いのでは?
今回は,自己健康管理の一助として,コレステロールについて述べてみます。コレステロールは中性脂肪と親密な関係にあって,何れかが増加した状態を高脂血症状態と呼びます。そこで,高脂血症状態が続くとどうなるかと言いますと,近年死亡の原因疾患第二位である心臓病へと直接つながっています。心臓病による死亡のほとんどは,心臓を取り巻く動脈の硬化が原因であり,その中の六割が高脂血症状態というわけです。
主な原因は,遺伝と食生活ですが,甲状腺機能の低下,ネフローゼ,糖尿病そして飲酒も原因となります。よって,治療法も糖尿病とよく似た病気だといえます。
今回の検査値が200から220mg/dlの方は,境界域ですから,早めの予防対策が必要です。肝心なのは,食事と運動です。つまり標準体重の維持・高繊維食・低コレステロール食が好ましく,糖分・アルコール・煙草は,ひかえましょう。毎日30分間の早歩といった持続的全身的有酸素運動が望ましい運動です。
痛い,辛い,発熱といった現象は誰にでも起こり得ますが,これらは身体の異常を知らせてくれるサインなのです。そこで,今回は「頭痛」について考えてみます。
頭痛には,風邪や熱によるもの,冷たいものの飲食,二日酔い,三叉神経痛,副鼻腔炎,緑内障,脳腫瘍,くも膜下出血等といった頭痛と,慢性頭痛(片頭痛・緊張性頭痛等)があり,怖い病気も隠れていますが,ただ,頭痛持ちにとっては,慢性頭痛が一番の頭痛の種です。慢性頭痛は,ストレスから起こる精神的緊張,性ホルモンの変動,頭頚部外傷,頚腕症等が原因となり,疲労,食べ物,酒等でひどくなることが有ります。
頭痛持ちの貴方,漫然と鎮痛剤に頼っていては,胃や肝臓まで痛めます。頭痛の原因を知り,的確な診断や治療のために,頭痛日記を付けましょう。専門医の診断や薬の処方に役立ちます。
子どものころ磁石で遊んだ思い出は誰にでもあるでしょう。磁石にはN極とS極がありどちらも鉄くぎを引き付けます。しかしU字型の同じ磁石をくっつけると磁石同士強力にくっつきますが,もう釘を引き付ける性質はありません。
似た様な現象が石けんと消毒液の間でも起こります。消毒液と石けんが混じり合うことで中和されて殺菌効果が打ち消されてしまいます。
ですから石けんで汚れを落とした後は,石けん分が残らないよう十分に水洗いすることが大切です。
掌には多数の細菌が付いています。これら細菌の中に病原菌があり,食物に触れ,増加した物を口にすると食中毒になります。
代表は,黄色ブドウ球菌による食中毒です。特に,手指に傷があるとこの菌が増えます。傷がなくても,何時どんな菌が手に付くか分かりませんから,給食を準備する者は,時機を逃さず手を洗うことが大切です。
ポイントは,@水洗によって手の表面に浮いた状態の汚れや細菌を流す。Aよく擦り合せたり,ブラシを使うことで皮膚のひだや爪の間の汚れを掻き出す。B石けんで,皮膚に付いた油汚れを細菌ごと水で流す。C消毒液で,皮膚表面の細菌を殺したり増殖を抑える。のですが,消毒液は脂やタンパク質の内部には効果が無く,石けん成分が残っていると消毒液の効果が消されてしまうので石けん分をよく洗い流すことが大切です。
本来水と油といった単一の液体は,それ自体まとまろうとする(水滴や油滴として丸まろうとする)性質があります。だから,水と油は混じり合わないのです。この性質を界面(表面)張力といいます。
また,固形の物質は,水に溶ける・油に溶ける・溶けないといった様々な性質があります。水への溶け易さを親水性,油への溶け易さを親油性と言います。
つまり親水性の高い物は水に溶けるので,簡単に水で洗い流すことができますが,親水性の低い物は脂に溶けていたり,皮膚に付いたままで水で洗い流すことはできません。
ここで石けんですが,石けんは片手に親水性,もう一方の手に親油性を持ち,この力が,水と油が分かれようとする力を打ち消し,結果として油に溶けている物も水と混じり合い,水で洗い流せるようになるのです。
ところが石けんも万能ではないので過信は禁物です。
現在8人に1人は糖尿病又はその予備群といわれています。今回は、予備軍の方に贈る糖尿病講座です。
社会で石油や電気が必要なように、人が体を動かすことや考えることにも燃料が必要ですが、体内での燃料の代表が糖分です。
供給や消費といった燃料の調整ができずに溢れてしまう(これが糖尿病です)と、体のあちこちで火の手(合併症)が上がります。初期消火に失敗すると、網膜症(失明)や腎症(尿毒症−透析)を招きます。
糖尿病の多くは、遺伝的な体質に不摂生な食生活や運動不足が加わって発症する病気ですが、食事や運動療法及び薬物療法といった治療が必要になります。
糖尿病は静かに進行するので、症状が現れるのは病気が進行した後です。
まだ大丈夫と考えている「空腹時の血糖値が100以上の方」「異状に喉が渇く方」「尿の回数が多い方」「急に体重の減少した方」は、食事や運動といった生活パターンを見直しましょう。今なら、まだ間に合うかも知れませんよ。
ノーベル賞受賞者ポーリング博士が提唱したことから広まったのが,ビタミンCは万病に効果があるという神話です。
ビタミンCが欠乏すると壊血病と言う病気になりますが,他にストレスに対する防御反応,コラーゲンの合成,鉄の吸収促進,体内の酸化を抑える働きが知られています。
そもそもビタミンは,人が生きていく上で必要な物質で,誰でも食物として摂取する必要があります。
特に喫煙者,風邪患者,肉体疲労,深酒,お肌や貧血等が気になる方は多めのビタミンCが効果的です。
ビタミンCというとレモンやオレンジを思い浮かべますが,ジャガイモや,パセリやピーマンといった野菜、いちごなどにも多く含まれています。
本来は食事から摂取するのがベストなので,不足するようなら酢の物等に添加したらGoodです。
最近,人為的なミスによる原子力関連施設事故が続き,マスコミでも騒いでいますが,被曝って何でしょう。
被曝には2つのタイプがあり,各種放射線を浴びたり,飛んできた放射性物質(死の灰)が体に付着することを体外被曝,放射性物質が飲食や呼吸時に体の中に入ったり,放射線を浴びた結果体内に放射性物質ができることを体内被曝と言います。また,一旦放出された死の灰は,長いものでは数万年間に渡って放射線を出し続けます。
強い放射線を浴びたり,長い間浴び続けると細胞や遺伝子が壊され,ガン等の健康被害を起こしますが,私たちは普段でも宇宙や地中からの放射線を浴び続けています。
問題となる放射線は,大きくて不安定な原子が分かれて(核分裂),より安定な原子になろうとする過程等で放出されるX線,γ線,α線,β線,α粒子及び中性子といわれる放射線です。
最後に,十分管理された放射線は,レントゲン撮影,CT検査,シンチグラム,放射線治療,非破壊検査,放射線解析といった様々な用途に利用されています。深く生活と関わっている原子力ですが,廃棄物処理といった解決されていない問題を含んでいます。
今後も,人為的なミスを防ぎ適切な管理運用を働きかけていく必要があります。
―動物から感染する病気―
貴方は犬派?猫派?鳥それとも爬虫類派?。近年ペットや家畜を飼っている方,飼ってなくても機会を見つけて動物と親しもうと考えている方が多いようです。さらには,ストレス過多社会における癒し効果があるということから,各地の動物園やテーマパーク等でも動物との触れ合いのコーナーを売りにしているところが増えてきました。
でも,良いことばかりではないようです。それは,私たちが,ペットに限らず動物から人に感染する病気のことを忘れがちだということが原因です。
これらの病気は,人畜共通感染症とも呼ばれますが,中には死に致る病気もあります。ところで,最近のニュースに宮崎県内の家畜に「口蹄疫」という病気の疑似感染が認められたといったものがありました。この病気は,感染力が強く,人に感染することもある家畜の病気です。
家畜の病気の場合,その肉や卵や乳製品といったものを,食品として知らずに口にしてしまうことを考えるとぞっとします。
他に動物による感染症には炭疽,狂犬病,野兎病,オウム病,日本脳炎,腎症候性出血熱,ラッサ熱,サル天然痘等々多くの病気が知られています。さらには,カビや寄生虫疾患も動物によって運ばれるものまであるのです。
では,どうやって動物と触れ合ったら良いのでしょうか?
家畜に関しては,家畜伝染病予防法や輸入の際の動物検疫,食品衛生に関する諸法規によって対策が取られています。漏れの無い制度の運用を望みましょう。
ペットに関しては,特に輸入されたばかりの小動物は危険がイッパイです。ペットショップでは元気だったものが,潜伏期を経て発病するということもあります。ペットはヌイグルミではありませんから,飼い主は,彼らの健康状態にも十分な注意を払う覚悟が必要です。犬を始めとして決められた予防接種や健康診断を実施することがなによりも大切なのです。
健康な動物との触れ合いによってこそ,安全で十分な癒しが得られますワン。
これからが本番,熊本の暑い夏,もうバテてしまった方は居ませんか。
「なんとなくだるい」「集中力がない」「頭痛」「不快感」「食欲がない」といった夏期限定の疲労状態を「夏バテ」と言います。
生来私たちの身体には体温の調節をする機能が有って,暑いときには汗をかいて体温の上昇を防ごうとしますが,この機能が巧く働かず多量の汗と共に水分やカルシウム・カリウムといったミネラルが失われ,バランスを失い,疲労と重なって「夏バテ」を招きます。
この状態が続くと,免疫力が低下し「夏カゼ」につながります。夏に多い食中毒の大きな要因ともなります。
では対策ですが,先ずは,適度な汗をかき,本来人に備わっている体温調節機能の維持活用を図りましょう。
クーラーの設定温度を高くし,室内外の温度差を小さくすること,失った水分を補給することも大事です。
次に,バランスの良い食事に努めましょう。昔から言われる土用のうなぎを始め,豚肉,牛乳,豆腐,酢の物などには,夏場に不足しがちな栄養成分が含まれています。
最後に,適度のアルコールは循環器系疾患の発病を抑え,ストレス軽減作用があります。「夏には冷たいビール」とおっしゃる方も多いでしょう。
酔うために飲むのではなく,楽しむために飲む適量のアルコールで明日の活力を養いましょう。
皆さんが暑い熊本の夏を楽しんでいただけることを願って…。