参考文献 浜本隆志著 『指輪の文化史』 白水社 1999
（*1）星座の区分は、360度を12で分割したものです。そして星座の属する日にちは、春分の日を牡羊座0度としそれぞれ365/12日（あるいは366/12）づつを各々の星座に当てはめます。1年が360日であれば素直に割り切れて問題ないのですが、実際は1年は365または366日であり残念ながら割り切れません。つまり、星座の境目の日に生まれた人は、出生時間によって星座が前後する可能性があります。そんなわけで、書籍によって星座の境目の日にちが一日ずれたりするのです。
(*2)ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ(1486〜1535)─ドイツの思想家、神学者。神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世、サヴォイア家に仕えたが異端者として告発され、フランスに亡命する。その後、ヨーロッパ各地を遍歴しつつ、最後は故郷のケルンに戻った。占星術や錬金術に長けており実践魔術の書『オカルト哲学』を残したが、晩年になって著された書『学問の空虚と不確実性』においては、一転して神秘学的諸学を否定した。
(*3)アタナシウス・キルヒャー(1602〜1680)─イエズス会の司祭かつ博物学者。彼の知的好奇心は幅広い分野におよび、博学で名を馳せる。管理をまかされたローマの博物館に膨大な鉱物資料を蒐集したことでも知られている。
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