Rosarium BBS(2001/08/03〜2001/05/21)
[120] 久しぶりに見たらName:TRK date:2001/08/03(Fri) 21:05 |
どうも、TRKです。
盛り上っているところ横槍ごめんなさい。
オルフェオさん、久しぶり(ごめんなさい(>_<))に覗いたら、またまた、
綺麗に模様替えしていますね。
112のウロボロスのエレア派起源は聞いた事がありませんでした(^_^;)
先日、I∴O∴S∴さんの機関誌が届いたのですが秋端勉氏がカルディア神託
について記事を書いていました。オルフェオさんはそのあたりが結構好みかも
しれませんね。では、また。
[119] マギア・セクスアリス・プラトニカName:morphiel date:2001/08/02(Thu) 00:34 |
タイトル、でたらめラテン語にて失礼します。
なるほど、プラトン的エロスですか。……もっと下世話なことかと思っていました。いわ
ゆる「愛の魔術」、いかにして相手をなびかせるかの技術みたいなものかなあ、などと想
像(期待?)していましたが、お里が知れるとはこのことですね。
しかし、ひるがえって思うに、この相手をなびかせる、相手を自分の思いどおりに動かす
というのも魔術の重要な要素ではないでしょうか。古来、魔術師といわれるような人びと
は、例外なくこの手の術にたけていたように思います。自分を律し、ひとを律し、ひいて
は世界を律する、そのための技術という面も魔術にはたしかにあるような気がします。魔
術につねに付きまとう邪悪なイメージも、こういったところに由来するものではないでし
ょうか。それはキリスト教でいえば傲慢の罪にあたるのでしょうし、傲慢はキリスト教で
はこれよりも根源的な罪はないとされるほどの大罪らしいですからね。
それはそれとしてプラトンに話をもどせば、エロス→想像力→美という方向づけが魔術的
営為に反映されるというのがおもしろいですね。常識的にいえば、この方向づけを導くの
は感性ということになるのでしょうが、それが(魔術においては?)知性によってもなさ
れるのですか。知性的な美とはどんなものでしょう。少くとも、感覚にうったえる美では
ないですよね。それこそ美のイデアみたいなものでしょうか。真や善と不可分一体の美。
そういったものに先導される魔術とは……私にはまだそのイメージさえつかめませんが、
これから少しづつ勉強していきたいと思います。
[118] 精神的性魔術Name:オルフェオ date:2001/07/31(Tue) 02:08 |
はじめまして。ようこそお越し下さいました。<morphielさん
「ストゥディア・フマニターティス」からいらっしゃったということ。あちらには、別
ハンドルで何度か書きこませて頂いているのですが、ここのところロム専門。そういえば
以前あちらで「庭」が話題になったこともありましたよね。
まず想像力ありきで、そこから更に知的に統御し形にするという作業、これこそmorphiel
さんのおっしゃられるホームページ作りと庭作りの共通点だと思われるのですがいかがな
ものでしょう。だとすると、以上は非常に魔術的な営みであるといえるかもしれません。
「精神的性魔術」に関しては、特にプラトン的秘儀を念頭においた発言です。(そしてその
ように書くと注意を引けるかなという計算も少々ありました)。すなわちエロス(愛)の対
象たる「美」に導かれて進む営みとして魔術を記述しようというmanifestationなのです。
庭作りのところで少々触れました想像力、これを用いた作業が何によって方向付けられる
のか、それは美(特に知性的な)によってなのではないだろうかと考えているのです。
最後に「ヘルメティズムとアフロディジアック(性愛術)との結合」とは、とても興味深い
視点をいただきました。それを踏まえてレスさせていただきました。これからも宜しくお付
き合いください。
[117] 魔術、そのふしぎな響きName:morphiel date:2001/07/28(Sat) 22:56 |
どうも、はじめまして。
「ストゥディア・フマニターティス」経由でこちらへ参りました。紹介文にそむかぬすば
らしいページだと思います。「ヘルマフロディトゥスの薔薇園」ということですが、かね
がね「ホームページ作り≒庭作り」ではあるまいかと考えていたので、そんな私の趣味に
もぴったりかなう命名でうれしくなってしまいました。扱われている内容も、私が関心を
もちながらもなかなか踏みこめなかった分野で、未知のことどもを前にした静かな興奮を
おぼえます。この興奮がさめやらぬうちに、なんとか基本的なことだけはものにしたいと
思っているのですが、さてどうなりますことか。
プロフィールでは、「魔術傾向」のところに「得意−−精神的性魔術」とあるのが異彩を
放っていますね。タイトルにある「ヘルマフロディトゥス」というのは、もしかしたら
「両性具有」のみならず、ヘルメティズムとアフロディジアック(性愛術)との結合をも
あらわすのはないか、などと考えてしまいました。
いずれは、個々のアーティクルについても感想めいたものなどアップしたいと思っていま
す。といっても、遅筆なうえに筆無精なので、いつになるかはわかりませんが……とま
れ、どうか気長に、末永くおつきあいくださいますよう、伏してお願い申し上げます。
[116] おっ!!Name:オルフェオ date:2001/07/08(Sun) 01:19 |
どうもご無沙汰してます。<TRIさん
怪しいという誉め言葉どうもありがとうです。
いやほんと、最初はかなりの確率で怪しいといわれてしまうのです。
(まあ怪しいにもいろいろありますが、少なくとも電波は発してないつもり。)
そして書きこんでもらってとても嬉しいです。
今後も気軽に書きこんでください。
P.S.今週一杯は私生活のほうが山場に差し掛かっているので、
それを越えたら、近況報告メールなど出させていただきます。
[115] こんちはName:TRI date:2001/07/06(Fri) 01:25 |
どうもこんちは。
「市立図書館」の◎藤です。HNは取りあえずTRIといれときました。なんか
すごいですよねココ。最初怪しいとこかと思っちゃいましたが(失礼)、違うみたい
ですね。でも、いずれにしても私にはちとムズカシイです。
コルグ トリニティの意味ですが、お察しの通りです。私の好きな楽器メーカー
です。
オルフェオさん(なんかリアル世界の知り合いをHNで呼ぶのは抵抗ある^^;)は最近
どうすか?
ではまた。
[114] Goldfrapp Name:オルフェオ date:2001/06/04(Mon) 00:43 |
ちょっと東京に出たので、GF探してきました。<rooさん
見付かったので早速購入。只今聴いている最中です。
いい声してますね。確かにスジバン好きにはたまらないかも。
メロディは、どことなく懐かしさを感じさせてくれます。
とても気に入りました。紹介感謝です。
<趣味用掲示板>、了解致しました。
[113] 次のところへ進みますーName:roo date:2001/06/02(Sat) 12:21 |
O∴H∴サイトさんをやっと探索し終わりました‥(^ ^;)
といっても全然身に付いていないのでこれからも遊びにいってきます。
マンガとかまで載っているんですものね、次はどんな所かしら〜。
ヴィーナスの洞窟セクションも素敵なので、
リンクページの紹介文、ほんのちょっと変更しました。言葉足らずなんですが。
"Wish"までお持ちですか?それはもう立派にファンと言えますわよ。
最近の強力プッシュはgordfrappという女性ボーカルバンド。スジバンのコアファン
な方がとてもお薦めしていらして、取り寄せてみたらはまったのです。今彼女らは
ニック・ケイヴのサポートで廻っているそうです。そうそう、オルフェオさん、今
度こちらへお越しのさいは<趣味用掲示板>の方にどうぞ。あちらはあんまり女の
子していませんから(笑)。
[112] エレア派?Name:オルフェオ date:2001/05/27(Sun) 23:02 |
ご無沙汰しています。<TRKさん
そうなのです、ここのところしばらく錬金術の話題で持ちきり。
おかげさまで、今までほとんど知らなかった、実験工房の錬金術への関心も出て
きて、ほんと皆様に感謝しています。
アルカナ・ムンディにもわずかながらヘレニズム期の錬金術について記述されて
いまして、ぱらぱらと目を通してみたのですが、[94]で触れたEagle Heartなどなにや
らその時代の錬金術を髣髴させるものであることに気付きました。
(同書によるとウロボロスはエレア派起源らしいですね。余裕が出てきたらパルメニデス
あたりをあたってみたいと思います)。
そして、アルケミスト・ハンドブック。ユング的アプローチでのみ錬金術を見ていた私
にとって新鮮なものとなりそうで、とても楽しみなのです。
[111] お久しぶりですName:TRK date:2001/05/26(Sat) 06:07 |
オルフェオさん、TRKです。お久しぶりです。
久しぶりに覗いたら、錬金術系の話題が活発でビックリしました。
私は錬金術はまだ邦語の物しかほとんど見ていないので勉強になります。
アルカナ・ムンディもアルケミスト・ハンドブックともに私でも書名を聞
き及んでいる(多くの本のノートに出ているので)魔術関係の間でも定評が
ある本ですね。
私も購入計画では次の次ぐらいの購入時にアルケミストハンド・ブック
を買おうかと思っていたので動機付けが高まりました。
あっ、でもアルカナ・ムンディはギリシャ・ローマの魔術がテーマで錬
金術系と言えないのかな?
Webページの更新、頑張って下さい。
では。
[110] 倒立したプラトンの世界Name:オルフェオ date:2001/05/26(Sat) 00:19 |
文章御覧頂きありがとうございます。(全く拙い文章でお恥ずかしい)。<Nathanさん
神々の誕生の秘儀、確かに私の求めるものはそれなのでしょう。
「倒立したプラトンの世界」というお言葉を頂き、はっとしました。
そもそもミクロコスモスとマクロコスモスの照応とは何を意味するのか、私はまだ明確な
答えを得ていません。
イメージとして「光輝く混沌」が浮かんでくるのですが、それが何なのかさっぱり説明でき
ないのです。
それは正に漆黒の太陽そのものなのかもしれません。
非常に大雑把なのですが、秘儀参入とは擬似的な死の儀式を通過し、それまでの自分から
生まれ変わることと説明できるかもしれません。ただそれは確かにプラトン的な認識の転回
とは趣が異なるのものなのだと気付かされました。
仮にプラトンの世界を倒立させたらどうなるのか、というところからまず始めてみたいなと
思っています。
[109] 夜の真実Name:オルフェオ date:2001/05/25(Fri) 23:53 |
駄文、御覧頂きありがとうございます。<rooさん
ルートヴィヒの文があるヴィーナスの洞窟セクション、あそこは、如何に心の流れを制御せ
ずに文章に出来るかを試みているところです。そんなわけで、論旨についてはかなり力技の
ところも…。
ともかく雰囲気を察していただくのが意図ですので、静かで心地よいという評価、非常に嬉
しいものでございます。
色使いも含め、私の抱くルートヴィヒ像が雰囲気として伝わったのだな〜なんて。
直リンクについては、恐らく問題はサーバーへの負担ということでしょうから、私目の
ページに関しては、全く問題がないかと…。
プロティノスは、ある意味私の人生観を変えてくれた思想家でして、あの読みづらい文を気に入って
いただけたのはなによりです。そして、ご紹介どうもありがとうございます。
O∴H∴サイトを御覧になられているということ。とてつもない情報量とユーモアの交えら
れたその文体はやはり達人ならではのものと思います。更にはあちらの管理者様は芸術に
対する造詣も深く、感嘆を禁じえません。
P.S. 私「Wish」までのアルバムは全て持っているのです。久しぶりにはまってます。
[108] ルートヴィヒ二世Name:Nathan date:2001/05/25(Fri) 16:00 |
私も更新の「ルートヴィヒU世と夜の真実」を拝見しました。オルフェオさんらしい整理
で、とりわけ最後の洞窟の比喩との対比(逆対比?)は興味深く読ませていただきまし
た。なるほど、ルートヴィヒにとっては洞窟に降ることこそが、プラトンの意味での太陽
の上昇に当たるわけですか。しかしそれは、おそらくはプラトン的世界の符号をすべて逆
にした、倒立したプラトンの世界ですね。そこで輝く太陽は、プラトンにおけるような燦
燦と照り映える黄金色の太陽ではなく、暗黒の中に自らを沈潜させ、その闇をいよいよ暗
くする漆黒の太陽なのでしょう。ノヴァーリスの「夜への讃歌」が聞こえてきそうです。
ルートヴィヒの洞窟での「想起」(アナムネーシス)も、輝ける神々の世界に対する想起
なのではなく、神々すら生まれる以前の混沌たるカオスへの郷愁だとも言えるでしょう
か。まさに「神々の黄昏」。でもドイツ語のDämmerungが「黄昏」と同時に「曙」を
意味することができるように、この神々の黄昏は同時に神々の曙、神々の誕生でもあるこ
とでしょう。でも考えてみれば、オルフェオさんのこのRosarium Hermaphroditorum自体
がそうした神々の誕生の秘儀に与ろうとするグロッタであるわけですね。
[107] 新作Name:roo date:2001/05/23(Wed) 23:46 |
「ルートヴィヒU世と夜の真実」読ませていただきました。私の感動を表わす言葉
は、いつも空々しくなってしまうから、あまり使いたくないのですが、えーと‥静
かで心地よい考察でした(これもきっと不適切)。先日あるサイトさんの掲示板で
こちらの-『美について』(プロティノス)における美と自己理解について-を御紹
介したら(進み方わからないかと恐れ多くも直リンク、ごめんなさいm(_ _)m)、あ
る方が私の不確かな受け取りをすぱっと的確に言葉で表わしていて、なんとも嬉し
かったです。言葉は私にとってとても難しいです。
ヴィスコンティ実はかなり好きです。起用する俳優さん濃いですし(好き:笑)。
舞さんの小説はこの前見られましたよ。そして魔術系リンク集ですが‥最初のサイ
トさんでまだ止まっています。今はタロットの事が書いてあるあたり。あまりに厖
大な量です。ゆっくり楽しみますわ。ロバートの魔力には確かに囚われています('-
'*)
[106] なんか、こそばゆいですName:オルフェオ date:2001/05/21(Mon) 23:53 |
宝石とか上品とか、普段の私にはとてもあてはまらないもったいないお言葉を頂き
ありがとうございます。精神の糧とさせていただきます。
<Fortiaさん
この間のオフ会の時は、睡眠不足が幸いしてボロが出なかったというだけでして、
その実は、更なる品位のお勉強をせねば全くどうしようもない人間なのです。
(あの節はお世話になりました)。
ところでアニムスについて。
私の側からするとアニマのお話になってしまいますが、過去を振り返り自分のアニマ
が活性し始めたのが6〜7年前位、そしてなんとなくそれを統合してきているなと感じ
たのは2〜3年前ぐらい前頃だったと記憶しています。
私の場合は、アニマ活性のキーワードが、そのものずばり美として現れてきました。
それからなんとなく自然な自分、且つユニークな自分として生きているように感じられます。
やはり、アニマやアニムスは個々の人格に重要な契機をもたらすのでしょうね。
その際の収穫は、自分の内面における矛盾を受け止めることができたということでした。
ユングの思想など、受容に力点を置いており、非常に私好みなのです。
<rooさん
そうなのです、rooさんのページの雰囲気、かなり好きなのです。
そんなわけで、魔術と雰囲気を関連付けてみたのですが、実はこのネタ、ここのところ
ちょっと考え込んでいるネタだったりするのです。
そもそも、魔術は内面の作業にかなりの重点をおきますが、魔術の成果はあるいは、
それを行う人間の纏う雰囲気として現れるのではないかなどとおおざっぱながら考えて
いるのです。
今閃いたのですが、案外このお話に対して、ロバート卿の歌声ならびに歌い方が重要な
ヒントを与えてくれるのでは…。間違いなく「魔力」は感じられますし。
そうそう、舞さんの書かれる文章がとても綺麗なのです。現在サイト改装中なので見ら
れないのですが、機会がございましたら是非御覧になっていただきたいのです。
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