延期に延期を重ねた2003年最初のビックタイトル
ゲーム情報
ゲーム情報 | システム | ||
タイトル | SNOW | 原画 | 飛鳥ぴょん、こぶいち |
メーカー | Studio Mebius | シナリオ | 望月JET、まちゃ吉、Klein |
発売日 | 2003/01/31 | サウンド | Famishin、ふぁむ |
ジャンル | アドベンチャーゲーム | 名前 | 変更可 |
メディア | DVD−ROM1枚 | セーブ箇所 | 64箇所 |
HDD容量 | 1.8GB以上 | スキップ | あり |
音源 | PCM | オートモード | なし |
画面 | Full/Window | バックログ | あり |
起動CD挿入 | 必要あり | 既読判定 | あり |
使用曲数 | 23曲(うちヴォーカル4曲) | メッセージ速度 | 100段階 |
CG枚数 | 99枚 | フォント | 変更可 |
回想シーン数 | 99個(全CG回想つき) | 音声 | なし |
ヴォーカル曲
OP | タイトル | SNOW | ED | タイトル | ふたりの足跡 | 挿入歌 | タイトル | 雪のかなた | 挿入歌 | タイトル | 空の揺りかご |
作詞 | Studio Mebius | 作詞 | Studio Mebius | 作詞 | Studio Mebius | 作詞 | Studio Mebius | ||||
作曲 | 高瀬一矢(I've) | 作曲 | 高瀬一矢(I've) | 作曲 | T&N | 作曲 | Studio Mebius | ||||
編曲 | 高瀬一矢(I've) | 編曲 | 高瀬一矢(I've) | 編曲 | 高瀬一矢(I've) | 編曲 | Studio Mebius | ||||
Vocal | 松澤由美 | Vocal | 松澤由美 | Vocal | 松澤由美 | Vocal | 雪月 澄乃 |
採点
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 | ||
システム | 70点 | ★★★★★★★★★★★★★★ |
グラフィック | 92点 | ★★★★★★★★★★★★★★★★★★ |
キャラクター | 75点 | ★★★★★★★★★★★★★★★ |
サウンド | 82点 | ★★★★★★★★★★★★★★★★ |
シナリオ | 80点 | ★★★★★★★★★★★★★★★★ |
総合 | 80点 | ★★★★★★★★★★★★★★★★ |
コメント
あらすじ
システム:70点
ただ、一番惜しまれるであろうと頃は音声がないことであろう。
グラフィック:92点
キャラクター:75点
日和川 旭:思い込み激しい、自称彼方の許嫁。昔、身体を暖めあった仲だとか・・・??
北里しぐれ:森の動物たちと共に村を離れた山の中でひっそりと暮らす不思議な雰囲気漂う少女。
若生 桜花:言葉遣いがちょっと昔っぽい少女。龍神の社で両親を待ち続けてるらしいが・・・??
だが、このゲーム中で一番味のあるキャラクターはなんといっても「橘 芽衣子」だろう。彼女はヒロインである
澄乃の親友として登場するが、芽衣子と彼方の掛け合いはなかなか楽しめる。それ以外でも結構重要な役どころを
持っているような気がするのだがなぜかヒロインではない。つまり攻略不可!!芽衣子シナリオがほしいと思った人
はきっと多いに違いない。芽衣子シナリオキボン♪
サウンド:82点
−追記−
後日サントラが出たので改めて聞きました。結構いいですねぇ・・・。
シナリオ:80点
ただ、それより良い点もある。それはキャラクター全員が最初から最後までシナリオに関係があること。
もうひとつはシナリオのわかりやすさと終わり方。
また終わり方には救いがあり、物語はハッピーエンドが基本と考える私としてはよかったのではと思えるものがある。
総合:80点
感動系の作品としてやる価値はあると思うのでその手の作品が好きな人は一度やってみても損はないと思われる。
万年雪に閉ざされ、雪が降り止むことのない地、龍神村。「出雲 彼方」は従姉の経営する旅館の手伝いを頼まれ
10年ぶりにこの村に降り立つこととなる。しかし、村についた途端に落石事故に遭い瀕死の重傷を負う。
ところが次に目が覚めた時、あれだけの傷を負ったはずなのになぜか傷が消えている。
かくして、龍神村での生活が始まる・・・。それは新たな出会い・再会、そして不思議な運命の歯車が回り始めた瞬間でもあった。
これと言って目新しいものはない。既読メッセージのスキップ、文章履歴の閲覧など、最低限必要なものは
揃っていると思われる。セーブ箇所は64箇所と多くこれは良いのではないかと思われる。
ちなみに誰か一人を攻略したあとCG Modeの方でイベントCGが見ることができるとともにイベントそのものも
シーン回想という形で見ることができる。だから、実のところここまでセーブ箇所を使うことはないかも。
このゲームで最も評価できる点だろう。背景画は細かいところまで良く描けておりこれまでのゲームの中でも
トップクラスに位置するものと思われる。それだけにキャラクターが入るとちょっとキャラクターが浮いた感じ
になってしまう気もしなくはないが。
イベントCGは100枚を越え、パターン違いを含めるとかなりの数になる。
ヒロインは4名。
雪月 澄乃:ちょっと天然ボケ気味な彼方の幼馴染。Kanonの名雪な雰囲気たっぷり。「あんまんは命の源だよ〜」
名曲といえるものがあるかといえば微妙なところであるが、良曲は多い。
場面場面にそれぞれあった曲が使用されておりよい感じではないかと思う。
OP・EDを歌っているのは「松澤 由美」。この名前を覚えている人がどれぐらいいるでしょうか??
以前「機動戦艦ナデシコ」の主題歌「YOU GET BURNING」を歌っていた人です。まさかこの手の
ゲームの歌を歌うとは思わんかったねぇ。
挿入歌の「空の揺りかご」はクライマックスで流れる曲だけあって聴かせる曲だった。
お気に入りの曲は「約束」「消える温もり」
あとは改めてOPの「SNOW」を聞いてみたら何気に気に入りました。
良くも悪くもKanon、Airの亜流という感が否めない。
Airの場合、ヒロインである観鈴に重心が行きすぎ(まぁテーマがテーマだけにそうなっておかしくはないが)ているため
その他2人(美凪、佳乃)のシナリオは必要であったかどうか考えてしまうところがあったが、SNOWは全キャラクターが
過去から今へのつながりがあり、また、クリア順の制限を設けることでそれぞれのキャラクターの存在意義もあるというか
いい意味でつながりがあるのでその点ではAirに勝ると思われる。
謎を残す終わり方が駄目とは言わないが、わかりやすい方が個人的には好き。
ただ、印象に残るかどうかという点ではどうかなぁという点もあり今回はこの点数。
名作かどうかはちょっと考えるところがあるが良作ではあると思われる。
名作でないと考えられるのはこの作品の前にKanon、Airという感動系の大作が存在し、その成立の上に成り立っている作品
であるが故にこれらの上を行く評価はし難いのが事実。
もしKanon、Airをやっていなかったらおそらくこれよりもっと高い評価をするのではないか。
そういう点でこれらの作品をプレイしていない人がどう評価するかが気にはなる。