10日、大阪×福岡4回戦が大阪ドームで行われ、大阪が5対0で快勝。この結果、大阪は全日程を終了し、13勝2敗1分で優勝を決めた。9勝3敗で2位の東京は4試合を残しているが、全勝しても及ばない。大阪には優勝賞金3000万円が贈られる。吉田義男監督率いる大阪ロマンズは阪神、近鉄のOBが主体。第8戦から最終戦まで1分けを挟み8連勝と好調だった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2001.1.11

往年の名選手約200人が5球団に分かれリーグ戦を行う「プロ野球マスターズリーグ」が11月1日に開幕する。高齢者への励ましになれば、と企画された。優勝賞金は3000万円。ゴルフ界にはシニアツアーがあるが、プロ野球では世界初の試みだ。

　シーズンは来年1月23日までで、各ドーム球場を本拠地にする札幌アンビシャス、東京ドリームス、名古屋エイティデイザーズ、大阪ロマンズ、福岡ドンタクズの5チームが、総当たりの計40試合で優勝を争う。主催は開催に合わせ組織されたプロ野球マスターズリーグ委員会（大沢啓二議長）で、観客は75歳以上が無料。40万人の動員を目指す。

　選手は全員プロ野球経験者。平均年齢は49.2歳で、所属は出身球団を基本に割り振られた。

　今も140キロ以上の速球を投げる元ロッテの村田兆治（51）＝東京、17歳のデビュー年に20勝し「怪童」といわれた尾崎行雄（57）＝同、シーズン奪三振記録を持つ江夏豊（53）＝同、85年の阪神優勝の立役者ランディ・バース（47）＝大阪＝の各氏に加え、池永正明さん（55）＝福岡＝も黒い霧事件以来、31年ぶりにマウンドに立つ。報酬は全選手一律月50万円という。

　開幕試合は東京ドームの札幌―東京戦で、長嶋茂雄前巨人監督（65）と金田正一元ロッテ監督（68）が始球式で対戦する。札幌の山内一弘監督（69）は「やる以上はプロのプレーをお見せする。速い遅いはあるが全員、一塁まで全力疾走」と話し、東京の土橋正幸監督（65）は「目指すは優勝」と力を込めている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2001.10.31