* * * * Off Season News 2005 * * * *

2005年のオフ情報です


Part3 李スンヨプ 電撃退団春期キャンプ情報契約更改WBC関連
ルーキー情報ニュースetc.(1月)入退団/来季スタッフ

Part2 フランコ・パスクチ・セラフィニ退団?|契約更改|ニュースetc.(12月)|李スンヨプ移籍?
小坂、巨人へ|ハワイへ優勝旅行|ボビーネタ(12月)|WBC関連|入退団/来季スタッフ

Part1 アジアシリーズ|ボビー去就問題|ゴールデングラブ賞|ベストナイン|優勝パレード&ファン感
ボビーネタ(11月)|ニュースetc.(11月)|ドラフト|プレーオフ改革案|来季日程|
ベストプレーヤーマッチ|東西対抗|入退団/来季スタッフ

 

◆ 李スンヨプ、電撃退団 自由契約〜移籍へ ◆

■ 巨人が李獲得へ、週明けにも本格交渉 巨人が14日、ロッテを自由契約になった李スンヨプ内野手の獲得方針を固めた。ロッテとの残留交渉が決裂し、13日に電撃的に保留選手名簿から外れた李は、巨人入りを熱望。それを受けた形で、原辰徳監督(47)は「監督という立場で興味はあります」と、獲得の意向があることを明言した。球団側も調査を開始し、李も巨人の動きを歓迎していることから、巨人李の誕生は秒読みとなった。

 自由契約になった李の情報は、もちろん、巨人に伝わっている。報道陣から質問を受けた原監督は「調査をしてどうするか決めます」としながらも、巨人を熱望する李へのコメントは滑らかだった。

 新たな補強ポイントに、李の存在は適任だった。昨年末、清原がオリックス入りし、新春早々には、FAで巨人入りした豊田の人的補償で江藤を西武に放出した。一発のある内野の控えとして戦力構想に入っていた江藤が抜けただけに、原監督は「その穴を埋めてくれる選手だと思う。李は長打力があり、内野も外野も守れますから。『もし』という話はしちゃいけませんが、(巨人を熱望しているなら)願ったりかなったりです」と評価した。

 清原、江藤と抜けた一塁手候補に、新外国人ジョー・ディロン内野手(30=マーリンズ)がいるが、実力は未知数。三塁を守る主砲・小久保も全試合出場は厳しい。さらには右足首を手術した高橋由も、開幕に間に合う保証はない。「実力至上主義」を打ち出し、競争意識を高める方針の原監督にとっては格好の補強選手になる。「サービスしているつもり。もうこれ以上はいいだろ」と本格的な交渉が始まる前でのリップサービスも、獲得した気持ちの表れだった。

 フロント側も、獲得に向けて動きだす。清武球団代表は「監督がおっしゃった通りです。巨人軍で働きたい、活躍したいという選手を集めていますから」と、李のジャイアンツ愛にこたえる方針を口にした。ロッテは出来高契約を含め、総額2億5000万円(推定)の年俸を提示しており、条件面に関しては「ロッテの提示している金額より低くないと厳しい。マネーゲームをするつもりはない」と話したが、李が巨人入りを熱望する限り、大きな弊害にはならない見込み。「巨人李」誕生に向け、週明けにも本格的な交渉が始まる。

                                       2006.01.15

■ スンヨプ、巨人入りを熱望 李スンヨプ内野手が13日、自由契約となり電撃退団した。李は国内球団の間で移籍先を探すが、巨人入りを熱望している。ロッテ側は残留を前提に、出来高込みの年俸2億5000万円程度を提示して交渉してきたが、李側は条件面やバレンタイン監督の起用法にも不満を持っており、合意しなかった。

 衝撃の退団だった。「アジアの大砲」李が、突然自由契約となった。

 瀬戸山球団代表は、12日の午前に、李の代理人を務める水戸弁護士から球団に1枚のファクスが届いたと話した。「約束通り保留選手名簿から抜いて欲しいという要請でした」。水戸弁護士のもとに向かい30分間ほどの会談したが「とにかく抜いてくれということだった。この時期だから何か事情ができたのでしょうけど、それが何かは『今は言えない』としかなかった」。昨年11月から続いてきた交渉だが、結局決裂、ロッテは李を自由契約にした。

 李が退団したのは、巨人への移籍を熱望しているからだ。

 ロッテは李に、条件面は出来高込みで2億5000万円ほどの年俸に加え、契約年数も李側の希望通りにするという条件を提示。一時は残留で合意する方向に進んでいたという。

 だが、李側の事情は違った。李とロッテの契約は昨年11月末に一度切れた。ロッテ側の意向で残留を前提に交渉するため、保留選手名簿に登録されていた。その後もロッテとの交渉は平行線が続いた。その間に李が熱望していた巨人の戦力構想が変化した。当初、移籍は難しい状態だったが、李側は移籍の可能性もあると判断し、保留選手名簿から外してもらい、巨人との交渉に臨むことを決意した。

 李はDH制での出場が多いバレンタインの起用法にも不満があり、条件面で歩み寄りのないロッテ側との再契約は難しい状況だ。今後は正式に巨人入りへの交渉を打診し、条件面を話し合っていくとみられる。

 李の気持ちだけでなく、李の家族も巨人入りを熱望している。昨年から韓国メディアの間でも巨人入団論が繰り返し報道され、韓国野球関係者も「巨人は大リーグで言えばヤンキース」とそのブランド力も特別視している。巨人の受け入れ態勢が整った場合には、早ければ1週間ほどで巨人移籍が実現する可能性もある。

 ▼ 巨人が前ロッテ李を獲得へ 巨人がロッテを自由契約となった李スンヨプ内野手の獲得に乗り出すことが14日、明らかになった。清武英利球団代表が都内の球団事務所で「原監督も前向きな姿勢を示しているので調査したい」と語った。

 巨人は、一塁手で主砲の清原が退団しオリックス入りし、FAで獲得した豊田の人的補償で一塁手や代打として貴重だった江藤も西武に放出した。打線の強化策として昨年、30本塁打を放った李の獲得に動くことになった。清武代表は「李は一塁も外野も守れてあれだけの打力。外野の高橋由もけがをしているし、必ずしも一塁でということはない」と話した。

清原も真っ青?ムキムキ男に変身 ロッテを自由契約になった李スンヨプは、正月に韓国・大邱に帰省。休日返上でパワーアップを重視したウエートトレーニングで始動している。地元紙は、「李がヘラクレスに変身」などの見出しで、オリックス・清原も真っ青の急激な肉体改造について報じている。

 現地スポーツ紙「スポーツi」によると、李は友人の韓国選手とともに、昨年に続き、当地のジムで厳しいウエートを行っているという。ジムの館長は、李の上腕の急激な発達に驚く。「去年までは腕周りが37センチほどだったのに、今年は42センチにも達している。ウエートを日本でも休まずやっていたということだろう」と舌を巻いた。

 卵白のみを1日20個飲み干し、午前中にウエート、午後には球場に出てボールを使った練習を行い、急ピッチで仕上げているという。

                                       2006.01.14

■ 李スンヨプが電撃退団、自由契約に ロッテが李スンヨプ内野手(29)を自由契約選手とし、13日、コミッショナー事務局から公示された。李は今後は国外を含めて、他球団との交渉が可能になる。

 李は2年契約が終了。ロッテと李は残留交渉を続けていた。李の代理人・水戸弁護士は「ロッテの提示は現状維持。貢献に対する評価は数字上は変わらず、首を傾げている状況」と残留交渉が不調に終わったことを明かした。

 李は来日2年目の昨季、チーム最多の30本塁打、82打点を記録。阪神との日本シリーズでも3本塁打を放ち、31年ぶりの日本一に大きく貢献していた。

                                       2006.01.13

 

◆ ニュース etc. ◆

■ 「マンデー マ・リーグ」? 昨季限りで廃止された「マンデー パ・リーグ」の“代案”としてロッテが「マンデー マ・リーグ」構想を持っていることが分かった。「月曜日の公式戦がなくなった。その代わりとなるものを行いたい」と巨人の入団最終テストに残った経験のある荒木事業部長。そこで浮上したのが、ファンと球団職員が月曜日の千葉マリンで試合を行う珍プラン。対戦相手は球団ホームページで募集する方針。

 球団職員チームには福岡大でエースだった狭間球団代表補佐、ヤンキース・キャッシュマンGMと高校時代にチームメートだったラリー・ロッカ事業部長補佐らがいる。さらに榎広報、北川営業担当の元プロ組も控え、バレンタイン監督の飛び入りもありそうだ。開幕戦にはタレント森田健作率いるクラブチーム「熱血MAKING」との対戦を熱望。OBの沢井が所属するだけに実現も夢ではなさそうだ。

                                       2006.01.15

■ オリックスがセラフィニ獲得へ オリックスの中村勝広監督は12日、ロッテを自由契約となったダン・セラフィニ投手(31)と今季の契約を結ぶことを明らかにした。

 大阪市内で取材に応じた中村監督は「(交渉は)九分九厘まできている」と述べた。近日中に入団発表を行う予定。

                                       2006.01.12

■ 黒木が5時間超の練習で06年始動 完全復活で凱旋帰郷する。黒木知宏投手(32)が9日、ロッテ浦和球場で自主トレをスタート。今季のテーマを「里帰り」に決めた。

 戻るべき場所は分かっている。「自分にとって1軍のマウンドが古里。『帰らせてあげる』のではなく、『自分で帰る』つもりです」。右肩痛をはじめ長年悩まされてきた肉体の不安もない。住み慣れた場所に手が届く確信があればこそ、「里帰り」という言葉に迷いはなかった。

 本格始動はいきなり5時間以上に及んだ。航空機の予約がなかなかとれず、故郷の宮崎から前日の最終便で帰京したばかり。それでも午前9時過ぎには球場に一番乗りした。「初握り」となったキャッチボールは30メートルの距離で約30分間、感触を確かめた。「去年はリハビリからのスタート。この時期、肩の不安なくボールを握るのは何年ぶりでしょうか」と喜んだ。

 開幕ローテーションの座を狙う。「セラフィニが抜けてポジションが1つ空いた。争って勝ち取りたい」。肩痛から解放されたことでウエートトレのペースは上がった。オフの肉体改造で体重は4キロアップ。4シーズンで計3勝に終わったが、指先からボールに伝わる力の違いを感じている。

 「里帰り」には故郷へ恩返しの意味も込めた。今年は宮崎サンマリンスタジアムで球宴が初開催される。「格好つけて言えばそう」と照れたが「うまくかみ合えば可能性は0ではない。1年間1軍で投げられれば、それなりの成績を残せる」。例年以上に長い正月休暇を地元で過ごし、そこでテーマを思い付いた。新年の夢物語で終わらせるつもりはない。

                                       2006.01.09

■ PLコンビ今江、今岡が母校で野球教室 「今・今コンビ」で打点王を狙う。今江敏晃内野手(22)が6日、今季の目標に打点王獲得を挙げ、昨季セ・リーグ打点王の阪神今岡誠内野手(31)に弟子入りしたい考えを語った。この日は大阪・富田林市内のPL学園グラウンドで少年野球教室に参加。ともに指導にあたった先輩の勝負強さを吸収する意気込みで、今岡も快く応じた。昨季の日本シリーズMVP男が、母校の先輩のアドバイスを得て年間タイトルに挑戦する。コンビで両リーグ打点王独占も夢じゃない。

 歴代屈指の勝負強さを誇る今岡に熱視線を寄せるのは、野球少年だけではなかった。昨季、対戦した日本シリーズでMVPを獲得した今江が声を弾ませて、母校の先輩を理想像に挙げた。「打つ方では一番、打点王をとりたい。(今岡さんは)憧れです。話を聞いてみたい。普通の人とは違うものがあるはず。100打点は目標だし、将来的にあれくらい打ちたいです」

 昨秋の日本シリーズでは阪神投手陣をメッタ打ち。シリーズ新記録の8打席連続安打も樹立した。シーズンでもプロ4年目で初めて規定打席に到達。12球団No.1のマリンガン打線でもトップの打率.310(リーグ6位)の成績だった。スケールアップするためにも、ロッテでは95年初芝以来の打点王を視野に入れる。「チームに貢献している感じがするのは打点」と話し、昨季71打点から、一気に3ケタ打点突破を狙う意気込みだ。「大台」に乗れば、ロッテの日本人では86年落合(現中日監督、116打点)以来となる。

 「(打席で)余裕がありますよね。守備でもそう。実績も違いますけど…。余裕と技術ですよね」。交流戦、日本シリーズで対戦して、今江はグラウンドでの今岡のたたずまいに刺激を受けた。昨季、史上3位147打点を稼いだ今岡も報道陣から、後輩の『打点王道場』入門志願を伝え聞くと、笑顔を見せた。「打点は状況を見て打撃をしないといけないから。今から目標を持つのは、すごくいいこと。タイプ的にもピッタリじゃないかな。聞かれたら言いますよ」。

 ともに昨季は三塁でベストナインに輝いた。苗字も1字違いの「今」つながり。今江も「スゴイ方なんで。勝負強さも憧れるし…。今年は3割は打ちたいですね。打点王をとるには、本塁打も必要」と、尊敬する先輩に肩を並べる意欲は十分だ。今年の打点王レースは「今・今コンビ」が盛り上げる。

                                       2006.01.07

■ 小林宏“新ヘア”ファンから公募 昨年12勝をマークした小林宏之投手(27)が6日、千葉マリンで自主トレーニングを本格的に開始した。昨年の日本シリーズではコーンロウの髪形で登板した右腕は、今季も重要な試合では“勝負ヘア”でマウンドに上がることを宣言した。同時にファンから新しい髪形を募集する方針だ。

 大事な試合となったら、これしかない。トウモロコシのように編み込むヘアスタイル。今季もコーンロウで決まりだ。「もちろん重要な試合ではコーンロウにする可能性はある。何と言ってもあれだと、ここまで2戦2勝ですからね」

 昨年は西武とのプレーオフ第1ステージ第2戦(千葉マリン)と阪神との日本シリーズ第3戦(甲子園)の2試合で“変身”し、勝利をたぐり寄せた。西武戦後、金髪のロングヘアに戻したソフトバンクとのプレーオフ第2ステージ第4戦(ヤフードーム)で敗戦投手となっているだけにこれ以上ない縁起担ぎなのだ。

 もともとはレッドソックスの右腕アローヨをまねたものだったが、ファンにとっては「コーンロウ=小林宏」のイメージも定着しつつある。しかしシーズンをコーンロウで通すことはできない。髪を洗うことができないからだ。「ものすごくかゆくなるのでシーズン中は無理ですね」

 そこで小林宏が考えついたのは、新しいヘアスタイルをファンに決めてもらおうというアイデア。「新しい髪形を探すのは球種を覚えるより難しい。ただモヒカンとかだったらどうしよう…」。今後は実現に向けて、球団ホームページなどで募集することを検討中。3年前には丸刈りにしたこともある小林宏だけに、3月25日のソフトバンクとの開幕戦(ヤフードーム)にはどんな髪形を見せてくれるのか。投球とともに楽しみだ。

                                       2006.01.07

■ 西岡 ユニーク練習でトリプル3狙う 西岡剛内野手(21)は今オフから個人契約を結んだ、アメフットで日本一になったオービック・シーガルズの吉永孝徳トレーナー(39)と約1メートルの棒やだ円形のミニボールなどを使ったユニーク練習。「目標は3割、30盗塁、3本塁打。トリプル3です」と笑いながら「昨年は夏場に調子を落とした」ため、シーズン通じての活躍を目標に掲げ、吉永トレーナーも「春のキャンプでまとめてトレーニングするのではなく、継続してやっていけば大丈夫」と太鼓判を押していた。

                                       2006.01.07

■ 西岡、小林宏がマリンで本格始動 昨季の盗塁王、西岡剛内野手(21)が6日、千葉マリンで本格的な自主トレをスタートさせた。「寒かったのでどうなるかと思ったけど、いいスタートが切れて良かった。今年1年ケガがないようにしたい」と抱負を語った。同じく小林宏之投手(27)も本格始動し「また日本一になって最高のオフを迎えたい」と話した。

                                       2006.01.06

■ 瀬戸山代表が“地域密着”テーマに ロッテの球団事務所で仕事始めが行われ、瀬戸山球団代表が“地域密着”をテーマに掲げた。「今年は、ふるさと球団として地元に根ざした活動をしたい」。千葉大やJリーグ・ジェフ千葉との交流を積極的にしていく。「入学式を千葉マリンでやるのもいいですね」とアイデアを披露していた。

                                       2006.01.06

■ 改革2年目がスタート、ロッテも仕事始め プロ野球のコミッショナー事務局、セ、パ両リーグの3局と昨年日本一のロッテや阪神、巨人など7球団が5日、今年の業務を開始した。

 3月に開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で本格的な国際化時代が幕を開け、野球協約改定など球界の構造改革にも取り組まなくてはならない。パの小池会長は「改革2年目といえる2006年もプロ野球の発展のため、セと切磋琢磨しながらファンのための改革を推進したい」と話した。

                                       2006.01.05

■ 今江、小林雅が始動 日本シリーズMVPの今江が、小林雅とともに本格的な自主トレ開始。周囲から注目されたことで「野球への情熱がわいてきた」とウエートトレを中心に汗を流した。3月のWBC日本代表にも選出され「今年にかける思いは強い。去年だけで終わるのは嫌だし、一からやり直す」と意欲的な言葉を重ねた。小林雅もランニングなど軽めの練習をこなし「(セーブ)失敗をゼロに近づける」と抱負を語った。

                                       2006.01.05

■ ボビー神社でご利益!?5000人“初詣で” バレンタイン神社が球場の正面入り口付近に設置され、多くのファンが“初詣で”に訪れた。通常はJR海浜幕張駅向かいの商業施設『プレナ幕張』にあるが、この日限定で設置された。球団関係者によると“参拝客”は約5000人で「たくさん来てくれて驚いています」。酒がふるまわれ、マリーンズグッズの含まれた福袋が販売された。

                                       2006.01.05

■ 今江感激!トークショー&サイン会に徹夜含め800人 今江敏晃内野手、小林雅英投手が3日、千葉三越で行われたトークショー&サイン会に参加した。

 日本一人気もあって、昨年の2倍となる約800人のファンが殺到。2年連続参加の今江は「寒いなか、たくさんの人が集まってくれてうれしい」と感激の面持ちだった。なんといっても会場は気温3度、約10メートルの風が吹く屋上。それでも約1時間半、ファンの熱気は冷めなかった。事前に整理券が配布されたサイン会の方も、徹夜禁止にも関わらず午前零時ごろからファンが集合。午前7時には、サインと引き替えになる280枚の整理券がなくなった。

 「去年1年だけじゃダメ。何年も(活躍を)続けられるようがんばりたい」と今江。新しいロッテの“顔”の人気は年が明けても高まる一方だ。

                                       2006.01.04

■ ロッテ“スタジアム留学”…千葉マリン球場で英語を勉強しよう 千葉マリンに行って英語を学ぼう。ロッテが千葉マリンスタジアム内を英語で案内するツアー“スタジアム留学”を検討している。ツアーの途中でボビー・バレンタイン監督が登場して“Do You Know Me?”な〜んてことがもあるかもしれない。

 昨年は野球だけでなくファンサービスでも「日本一」と評価されたロッテが、06年は語学教育に乗り出すプランが浮上した。野球好きの子供たちを英語で球場施設を案内し、その後はベースボール・イングリッシュを教える。球団職員のラリー・ロッカ氏が講師を務める予定だ。

 「球界が国際化してきている。こどもたちが好きな野球を題材に、英語を勉強してくれれば」と球団関係者。球場を案内するとともに、「RBIは打点です」など教えてくれる“ミニ授業”も行われるもようだ。

 実現すればリクエストは必至なのが「ボビー先生」。日頃から、ゆっくりていねいに話す監督の英語は聞き取りやすく、ユーモアたっぷりと選手にも好評。日本語もほぼマスターしており、優勝旅行のハワイでも「楽しいデース」と話す外国人に対し「楽しかった(過去形)だよ。君が言っているのは『It is』で、この場合は『It was』だ」と指導していた。英会話学校の外国人講師も真っ青の指導力だけに、英語力はグングン身によく付く?

 ロッテ戦に見に行って英語も学んじゃおう。熱狂的ファンを持つバレンタインロッテにまた一つ、名物が生まれそうだ。

                                       2006.01.01

 

◆ ルーキー情報 ◆

■ 柳田1軍キャンプ、投打二刀流挑戦 高校生ドラフト1巡目の柳田将利投手が、1軍キャンプに帯同することが14日、分かった。オーストラリア・ジーロングで行われるキャンプに、新人8選手の中で唯一参加する。ロッテの高卒ルーキーが1軍キャンプに帯同するのは03年の西岡以来。正式なメンバー発表はまだだが、投打二刀流に挑戦する異色のルーキーが、開幕1軍に向けて第1関門を突破した。

 期待の大きさの表れだ。大学、社会人の即戦力ルーキー4人を差し置いて、柳田1人が1軍キャンプの切符をつかんだ。1年目から1軍キャンプに参加し、昨季大ブレークした西岡以来の抜てき。球団関係者によると、1、2軍の振り分けを行うバレンタイン監督が、大物ルーキーを実際に見ることを希望したという。柳田は以前から「監督に会ったら、ピッチングも打撃もアピールしたい」と話していたが、早くもその希望がかなった格好だ。

 この日は、ロッテ浦和球場で新人合同自主トレを行い、3時間のメニューをみっちりとこなした。キャッチボールでは「肩はつくってきている」と切れのあるボールを投げ込んだ。合同自主トレ開始後最初の休日となった前日13日は、都内に買い物に出掛けてリフレッシュ。「日本のご飯が一番おいしい」と話す最大の関心事?の食事面も、球団側が日本食を持ち込む予定で不安はない。体重103キロの大型ルーキーは「新人王をとりたい」と大きな目標を掲げた。

                                       2006.01.15

■ 柳田が“夜ばい”清水直に突撃 ルーキー左腕が大黒柱に“夜ばい”をかける?! 柳田将利投手が2月の春季キャンプ中、エース清水直からアドバイスを受けたい意向を示した。12日、さいたま市の浦和球場で新人合同自主トレを行った後、「いろいろ話を聞いてみたい。(特に)清水さんですね。野球のためになることはたくさんあると思う」と話した。

 WBCに出場する清水は鹿児島キャンプに参加が決まっている。柳田が豪州キャンプ参加となれば、鹿児島に合流する2月15日からの5日程度しか同じ場にいられない。それでも部屋のドアをたたきたい。質問の内容には「野球のこと、いろいろあるんで」とぼかしたが、チームを支えてきた大先輩の教えを、肌で感じるチャンスはめったにない。

 合同自主トレではヒヤリとする場面もあった。ダッシュメニューの途中、突然他の選手から1人外れてストレッチを始めた。「大丈夫です。ちょっと(足全体が)張っていたんで」と大事を取っただけだった。「いい練習ができると思います」と表情も明るい。ロッテの大器が、吸収できることすべてをどん欲につかみ取っていく。

                                       2006.01.13

■ 新人柳田がサク越え1号 投げるより先に打っちゃった!投打二刀流に挑戦する柳田将利投手が“プロ初本塁打”を放った。10日、ロッテ浦和球場での新人合同自主トレに参加。投げる方はキャッチボール程度だったが「投げ込むにはまだ早いけど、バッティングだったらいつどれだけやってもいい」と午後にロングティーで06年初打ちを行った。

 最速149キロの直球に加え、高校通算36本塁打を誇る。DH制をとるパ・リーグの投手では異例の、背番号入りマイバットにマイヘルメットもオーダー済みだ。「打つのが好きなんで、ずっと打撃練習ばっかりしてました」。最初は本塁の10メートル後方で開始したが、なかなかさく越えしないとみると通常のバッターボックスに移動。移動後8スイング目、全体で85球目に“初アーチ”をかけた。

 体重103キロのパワフルな体格は愛きょうも満点。カレーライスの昼食後は1度寮に戻って恒例の歯磨きを15分間行った。1日3度の歯磨きで1度も虫歯になったことがない。「歯が痛かったらおいしいものが食べられない」。初打ちに手応えも十分な様子で「交流戦が楽しみ」と公式戦で打席に立つ日を心待ちにした。

 この日、あこがれの黒木にもあいさつ。「格好いいなと思った。ああいう選手になりたいです、顔は無理ですけど」と笑わせた。行動も言動も規格外のルーキーに今後も注目だ。

                                       2006.01.11

■ 柳田“格闘技進出”プラン!K-1戦士と合同トレを ロッテでも10日、さいたま市のロッテ浦和球場で新人合同自主トレがスタート。8選手がランニング、キャッチボールなどで約3時間、汗を流した。高校生ドラフト1巡目の柳田将利投手は、来オフ以降の“格闘技トレ”プランを披露。体重103キロと、格闘家にも見劣りしない体格を強烈アピールした。

 隣接するロッテ工場からの甘〜いにおいの誘惑も気にならない。おなかの肉が気になる柳田は予定通り(?)ランニング、腹筋に苦戦。さっそくプロの壁を味わった。

 「思っていたよりしんどかった。でも、誰にも負けたくないし、しんどくてもついていきたい」

 野球では不利かもしれない体重103キロ。しかし、柳田はこの肉体を生かして、格闘技界に“進出”するプランを胸に秘めている。

 「K-1の大ファンなんです。いつかリングに上がって戦ってみたい」と“格闘技トレ”を宣言。あこがれは武蔵そして、元K-1王者のマーク・ハント。父親が元プロボクサーということもあって、幼いころにボクシングに挑戦したこともある。高校1年のときには、他校の相撲部やレスリング部からスカウトされるなど、格闘技には何かと縁もあった。

 本職の野球は「打たれてもいいから、一軍の試合で投げることが目標です」。新人のため、今年は当然、合同自主トレに参加。しかし1年後には夢のK-1戦士と−。ヘビー級左腕は来年の今ごろ、リングにあがっているかも!?

                                       2006.01.10

■ 新人柳田が出世部屋に入寮 ロッテの「おかわり君」が出世部屋に入寮だ。高校生ドラフト1巡目の柳田将利投手(18=青森山田)が8日、さいたま市の寮に入寮し、新人王を獲得した久保が昨年まで使用した「209」号室に入った。しかも大好きな「209(肉)」と縁起がいい。幸せな時間は「食べている時」と答え「(寮では)どういう料理でも残さず食べたい。できれば2人分食べたいですね」と豪快に笑った。

 大好きな回転ずしなら50皿以上ペロリと平らげる大食漢。体重も12月の新入団選手発表前には110キロを超えていた。だがプロの自覚から現在は減量中。「もちもおせちもあまり好きじゃないし」と正月は「おかわりしない君」に変身。昨年12月下旬にはイチローも通った鳥取市内のジム、ワールドウイングに計1週間以上こもった。午前8時30分から午後7時30分までの2部練習を慣行し、この日はベスト体重の103キロまで絞ってきた。

 目標はもちろん開幕1軍。オーストラリアキャンプ帯同も目指しているが「カンガルーが怖い。あれには勝てないっす。でもあの袋には入ってみたい」と笑った。愛きょうたっぷりの「大型」新人は、そのキャラクターでも人気者になりそうだ。

                                       2006.01.09

 

◆ 春期キャンプ情報 ◆

■ ロッテvsハエ軍団 ロッテが第1次春季キャンプ(2月1日〜14日)を行う豪州・ジーロング市に、大量のハエが発生していることが12日、分かった。黒木知宏投手が「ハエが最大の敵になりそうですね」と話すなど、投手陣は警戒を強めている。現地の高温、降雨により異常発生したハエの数は5000億匹以上と言われ、球団はユニホームにハエの嫌う黄色を緊急に使用するなど、対策に乗り出すことになった。

 ロッテに“天敵”が立ちはだかった。第1次キャンプを行うジーロング市があるビクトリア州に、ハエが大量発生していることが判明。キャンプ地を視察した球団関係者も「異常に多かった。口を開けるとハエが入ってくる」と恐怖の体験を語った。

 1日にシドニーで気温44度を記録するなど、異常気象が続く豪州。ハエは猛暑と降雨の影響を受けて大量発生したようだ。その数は豪州南東部だけで5000億匹以上に上ると言われている。

 たかがハエ、と思うなかれ。プロ野球選手にとっては死活問題につながりかねない。右肩に故障を抱える黒木は「ハエが最大の敵になりそうですね。僕みたいな(故障持ちの)投手は、ハエが目の前を通る時、力が抜けたら一大事になりかねない」と言う。投球動作をとっさに中断することで、肩、ひじに余計な負担がかかる。このことに危機感を募らせている。「そういう情報は事前にしっかり集めて、対策を取らないといけない」と濱本球団社長。選手を守るため、早急に対策に乗り出すことになりそうだ。

 殺虫剤や防虫スプレーを使用する。屋根のないブルペンには、網をかけて“敵”の進入を防ぐ方法も思案中。また、ハエは黄色を苦手としていることから、黄色の蛍光灯や防虫グッズを導入したり、黄色のアンダーシャツやTシャツを着用する可能性もある。

 猛暑対策としては、日本の5倍の強さという紫外線から逃れるため、キャンプ専用の帽子を作製中だ。過去、巨人がグアムキャンプで白い帽子を使用したように、本来の黒の使用は避ける方針。Tシャツ、短パンでの練習も許可するという。球団初の連覇を目指すロッテの前に現れた最強の敵。ボビー・ロッテが、人類の知恵を絞ってハエ軍団との戦いに挑む。

 ▼ 「西遊記」ロケ 慎吾も驚いた ハエの大量発生にはSMAP・香取慎吾(28)も閉口していた。9日の初回放送で29.2%の高視聴率を記録したフジテレビ系ドラマ「西遊記」の豪州ロケで、孫悟空役の香取はハエに悪戦苦闘。昨年11月、砂漠地帯・ストックトン砂丘でロケに臨み、たびたび“ハエNG”もあったという。「一生忘れないくらい大変なロケ。服が黒くなるくらいハエがくっつきます」とハエの多さに驚いた様子だった。

                                       2006.01.13

■ 主力バッテリー陣が分離キャンプ ロッテが、世界一奪取のため主力バッテリー陣の“分離キャンプ”を認めた。「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)日本代表に選出されたロッテの5投手が、今春のオーストラリア・ジーロングキャンプに帯同せず、当初から第2次キャンプ地の鹿児島で調整することが11日、分かった。温暖なオーストラリアではなく、戦いの地となる日本で調整しスムーズに2月20日からの日本代表合宿に合流するため。この日契約を更改した里崎智也捕手(29)も5投手と同行することを希望した。連覇を目指すチームへの影響は避けられないが、バレンタイン監督、球団側は最大限WBCに協力する構えだ。

 意外な言葉が、里崎の口から飛び出した。千葉マリンでの契約更改交渉後の会見。「(WBC日本代表の)ピッチャー5人は鹿児島で調整するということなので、僕も鹿児島に残りたいという話をしました」。瀬戸山球団代表も「移動のこともあるし、早くピークに持っていくためにも、彼らにとって一番いい調整をした方がいい」と明言。すでにバレンタイン監督にも相談し、了承を得ている。王監督から「日本のエース」と指名された渡辺俊清水小林宏藤田薮田の5投手が、そっくりそのまま1軍キャンプを離れることになった。

 1、2軍の振り分けがこれからだが、鹿児島は1軍の第2次キャンプ地で、2月前半は2軍だけが行う予定だった。しかし、初のオーストラリア1軍キャンプも、日本代表選手には問題≠セった。2月15日にメルボルンから鹿児島に移動し、20日には日本代表合宿がスタートする。日程的な問題に加え、気候の違いに戸惑う選手も少なくなかった。温暖なオーストラリアから寒さの残る鹿児島に移動することで、特に投手にとって調整は難しく、小林宏は「暖かいところで体をつくって、寒いところに行くとまた違う。慣れているところでやった方がいいというのはありますよね」と話した。

 今江西岡里崎の野手3人はオーストラリアに行く予定だったが、この日、里崎も鹿児島行きを強く希望した。「代表合宿では上原さん(巨人)や松坂(西武)のボールを受けなくちゃいけない。それまでにうちのピッチャーのことは100%分かっていたい」と説明。「シーズンは負けても明日があるけど、WBCは一発勝負。不安要素はできる限りなくしたい」と、正捕手候補としての自覚を見せた。球団側は里崎についてもすぐにバレンタイン監督に打診し、現在はその返事を待っている状態だ。

 今江、西岡はオーストラリアに帯同する予定だが、バッテリー陣がチームに合流するのは、2月15日から19日までのわずかな時間になる。WBC決勝(米サンディエゴ)は3月20日(日本時間21日)で、日本が勝ち進めば、次に合流するのはシーズン開幕(3月25日)の直前になる。連覇を目指すロッテにとってサインプレーなど不安を残すが、瀬戸山球団代表は「日本球界のためなら何でもやりますよ。彼らにとってもいい経験になる」と全面バックアップを約束した。日本代表に最多8人を送り出したロッテは、初代世界王者に向けての対応も、どこより本気だ。

                                       2006.01.12

■ 清水が豪にリベンジ!新球カミソリシュートで内角攻め 清水直行投手(30)が4日、横浜市内にある東芝グラウンドで自主トレを開始。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、今季はシュートの習得を宣言。インコース攻めで日本、世界の打者をビビらせる。

 シュッ。スパッ。ズドン。ランニング、キャッチボールなど軽めの調整で自主トレ初日を終えた清水は、早くもバリバリの戦闘モードだった。「これまではストレートで内角を攻めていたけど、今年はシュートで(打者を)のけぞらせたい」

 06年。大きなテーマは新球・シュートのマスターだ。4年連続2ケタ勝利の清水が新たな武器の習得に挑戦していた。順調に行けば、春季キャンプ中に予定されているWBC豪州代表との練習試合で披露する。豪州代表は清水にとって、忘れられない敵。一昨年8月、アテネ五輪の一次リーグで、四回に5連打を浴び3失点。ノックアウトされた。そのお返しは新球・シュートの試投で。手応えをつかめれば、3月のWBCで投げる。そう、野球は格闘技だ。

 「向こうの選手は、動く球が苦手みたいだからね」。清水の“カミソリ”がシュッ。打者は胸元にご用心。

                                       2006.01.05

■ ロッテのV2に黄信号…豪州キャンプは不安がイッパイ ロッテが今春、実施する豪州キャンプに黄信号が灯っていることが2日、明らかになった。キャンプ地である豪州・ジーロングのグラウンドはまだしっかり整備されておらず、ブルペンは未完成。とても練習ができる状態まで達していないという。今後、急ピッチに工事が進められることになるが、温暖な土地でV2へのスタートを目論んだロッテだが、いきなり足もとをすくわれるかもしれない。

 V2を狙う2006年だが、幸先のいいスタートとはいきそうもない。メルボルンから車で約1時間のジーロング。アジア王者が選んだキャンプ地の準備が思うように進んでいない。

 「グラウンドは荒れているし、マウンドはまだできていない状況のようです」と球団関係者。まだデコボコ状態で、スムーズに慣らすにはまだ相当量の土を入れ替えるなど、時間もコストも要する。さらにロッテが必修条件として求めたブルペンも完成しておらず、受け入れ態勢が整った、というには程遠い状況だ。

 8年ぶり海外キャンプ実施を決めたのは理由がある。昨年の鹿児島は天候が不安定で、室内での練習を強いられた。雪が舞う日もあり、選手の間からは「この気候なら千葉でやっても変わらない」と不満が出たほど。そこでバレンタイン監督が「鹿児島はいい場所だが、野球は暖かいところでやるもの」と球団側に提案。今年は前半は豪州、後半は鹿児島とにキャンプ地を分割することを決定した。

 だが一部の選手からは20度以上といわれる両地の寒暖差を不安視。小林雅は「温かいところから寒いところに移動する。温度差があるし、気をつけないといけない」とケガを心配する。さらにジーロングは大都市ではないため、宿泊ホテルも十分な設備が伴っていない。その上グラウンドが整備不良とあっては…選手のために実現させた海外キャンプが、現状では不安が募る一方だ。

 他球団よりシーズンが長かったため、休養は不十分。小坂、セラフィニがチームを離れ、WBCには8選手が出場、とただでさえマイナス要素が多い今季。日本一に導いた“ボビー・マジック”をかける以前にロッテにはやるべきことが山積している。

                                       2006.01.03

■ 豪州キャンプ ロッテの豪州春季キャンプの概要が発表された。1月28日にメルボルンへ出発し、キャンプ地のジーロングで2月1日から14日まで行い、豪州選抜チームとの交流試合も行う予定。15日に帰国し、2次キャンプ地の鹿児島に入る。

                                       2005.12.30

 

◆ 契約更改 ◆

■ 里崎、5500万円で更改 里崎捕手が11日、3300万円増の5500万円で更改した。昨季は橋本との併用で94試合に出場、打率3割3厘、10本塁打、52打点の成績で31年ぶりの日本一に貢献した。「規定打席には達しなかったが、高い評価をしてもらった。今年は個人としてもチームとしても、昨年以上の成績を残したい」と話した。

                                       2006.01.11

 

◆ WBC「ワールド・ベースボール・クラシック」関連 ◆

■ 小林雅WBC前向き「要請あれば」 ロッテ守護神の小林雅が千葉・市原市内のホテルでトークショーを行った。現状維持となる年俸2億3000万円を保留中の契約更改交渉については「僕の意見はすべて言ってある。あとは球団がどう判断するかだけ」と慎重な姿勢を示した。一方でレンジャーズ・大塚、ヤクルト・石井の出場が微妙な状況となっているWBCについては「要請は来ていませんが、もし来たらその時に考える」と前向きだった。

                                       2006.01.10

■ 里崎 WBC1次リーグの応援アピール WBC日本代表の里崎が千葉・船橋オートレース場でトークショーを行い、1次リーグ会場となる東京ドームを「真っ白に埋め尽くして」と訴えた。

 昨年11月のアジアシリーズの再現だ。「東京ドームを一色にできるのはロッテファンだけ。巨人でも無理でしょう。あれだけ統制された応援ができるのもウチのファンだけ」。ロッテは昨年、いずれも初めての試みだった交流戦とアジアシリーズで初代王者となった。王監督から正捕手指名を受けたジャパンの頭脳は「WBCもロッテから8選手が選ばれている。“初代”つながりで一気にWBCも制したい」と力を込めていた。

                                       2006.01.09

■ 代表バッテリーで自主トレ 渡辺俊が母校の国学大で中日・谷繁と合同自主トレを行った。谷繁が同大学の近所に住んでいるという縁でWBC日本代表バッテリーによる合同トレが実現。渡辺俊は「谷繁さん、里崎と僕のことを知っている捕手2人がいてくれるのは頼もしい」。ランニング、キャッチボールなどで汗を流したサブマリンは恩師・竹田監督から「WBCは遅球で勝負しろ」のアドバイスに笑顔でうなずいていた。

                                       2006.01.09

■ 渡辺俊、原点回帰で世界一 世界の頂点を目指す旅路が始まった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のエースを担う渡辺俊介投手が5日、千葉・君津市の新日鉄君津球場で本格的な自主トレを開始した。「プロ入り前の気持ちを思い出したい」と今後は母校の国学大、国学院栃木高を行脚。“原点回帰巡業”でハングリー精神を磨き、世界一への力にする。

 右手には、WBCで使用するメジャー公認球が握られていた。同僚の手嶌を相手に、約40メートルの距離から60球の初投げ。「今年は、まずWBC。ペナントは何年かやってますし、WBCが終わってから考えます」王監督からエースに指名された男は、早速WBC対策に乗り出した。

 プロを夢見て汗を流した社会人時代の球場での始動。「去年優勝して満足した気持ちがあった」と吐露する渡辺俊は、原点回帰の旅を決断した。8日には「社会人で野球を続けるために必死だった」と振り返る国学大での練習。9日は幼少時代に猛練習に励んだ地元の栃木・都賀町で野球教室に参加し、童心を取り戻す。同日午後には国学院栃木高で自主トレ。「その時、その時の気持ちを思い出したい」と母校行脚を行う。

 モチベーションを高めるだけではない。国学大での練習にはWBCでバッテリーを組む可能性のある中日・谷繁が参加し、大会へ向けた意見交換をする予定だ。

 先発は最大の敵となる準決勝・米国戦が有力。「言われれば、そこに合わせます。(ペナントの)開幕にこだわりはありません」と日の丸への強い思いをにじませた。学生時代に一度も背番号1を手に入れられなかったサブマリンは、今や日本のエース。若かりし日々のどん欲さを胸に刻み、世界一をつかみ取る。

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サブマリン投法は40歳で完成する? 「チームでWBCを勝つだけでなく、(個人としても)世界一のアンダーハンドになりたい」という渡辺俊のため、今年から個人契約した平岩トレーニングコーチは10年先を見据えた練習メニューを作成している。「口では言いにくいけど、常に進化を続けるためのメニューです」と渡辺俊。今季は新球習得にも挑戦する意向で、「今年で30歳ですけど、気持ちは20代前半です」と意欲十分だった。

                                       2006.01.06

 

◆ 新入団選手 ◆

− 2005 大学生・社会人ドラフト指名選手 −

年齢 ポジション 投打 出身 背番号 交渉状況
3巡目 根元俊一 22 内野手 東北福祉大 32 11/30契約 契8000、年1300
4巡目 川崎雄介 23 投手 左左 ホンダ熊本 49 12/05契約 契6000、年1000
5巡目 古谷拓哉 24 投手 左左 日本通運 27 11/19契約 契6000、年1000
6巡目 相原勝幸 22 投手 右右 富士大 53 12/06契約 契4000、年800

− 2005 高校生ドラフト指名選手 −

年齢 ポジション 投打 出身 背番号 交渉状況
1巡目 柳田将利 18 投手 左左 青森山田 15 10/28契約 契8000、年700
2巡目 林 啓介 18 投手 右右 福井商 37 11/01契約 契5000、年600
3巡目 末永仁志 18 投手 右右 南京都 66 11/06契約 契4000、年500
4巡目 細谷 圭 17 内野手 右右 太田市商 59 11/04契約 契3000、年500

◆ 退団 ◆

来る人があれば去る人も・・・ 第二の人生に幸多かれ

− 戦力外通告選手 −

背番号 年齢 戦力外通告日 その後の進路
【外野手】 曽我部直樹 65 33 05.10.09 未定
【投手】 前田浩継 37 29 05.10.04 未定
【投手】 長崎伸一 49 25 05.10.04 未定
【捕手】 杉山俊介 93 28 05.10.04 未定
【外野手】 於保浩己 51 30 05.10.04 未定
【内野手】 澤井良輔 32 27 05.10.04 未定
【内野手】 原井和也 53 37 05.10.04 未定
【内野手】 ユウゴー(天野勇剛) 66 27 05.10.04 韓国ロッテへ
【内野手】 富永旭 59 22 05.10.04 未定

− 自由契約・トレードなど −

背番号 年齢 通告日 その後の進路
【内野手】 李スンヨプ 36 29 06.01.13 退団〜移籍
【内野手】 小坂誠 1 32 05.12.21 巨人 (金銭トレード)
【投手】 セラフィニ 42 31 05.12.05 退団〜移籍
【内野手】 フランコ 4 36 05.12.05 再契約の方針
【外野手】 パスクチ 43 27 05.12.05 再契約の方針

  

◆ マリーンズ来季スタッフ ◆

一軍   二軍
2 ボビー・バレンタイン 監督 71古賀英彦
78西村徳文(三塁) ヘッド
79井上祐二 投手 88荘勝雄
82トーマス・ロブソン 打撃 75高沢秀昭
打撃補佐 72平井光親
87高橋慶彦(一塁) 走塁
85袴田英利 バッテリー 77吉鶴憲治
81園川一美 ブルペン担当
83フランク・ランペン 内野守備走塁 76佐藤兼伊知
78西村徳文(ヘッド兼任) 外野守備走塁 75高沢秀昭(打撃兼任)
1・2軍巡回コーチ : 89佐野嘉幸、90金星根

○:新就任 △:移籍 ◇:復帰 青字 は05年のポストからの変更です。

退団

11/8、大谷幸弘コンディショニング担当(46)が退団