* * * * Off Season News 2005 * * * *

2005年のオフ情報です


Part2 フランコ・パスクチ・セラフィニ退団?契約更改ニュースetc.(12月)李スンヨプ移籍?
小坂、巨人へハワイへ優勝旅行ボビーネタ(12月)WBC関連入退団/来季スタッフ

Part1 アジアシリーズ|ボビー去就問題|ゴールデングラブ賞|ベストナイン|優勝パレード&ファン感
ボビーネタ(11月)|ニュースetc.(11月)|ドラフト|プレーオフ改革案|来季日程|
ベストプレーヤーマッチ|東西対抗|入退団/来季スタッフ

 

◆ 契約更改 ◆

■ 小林雅ア然…31年ぶり日本一&セーブ王獲得も“ゼロ回答” 日本一の守護神があ然、ぼう然…。小林雅英投手(31)が29日、千葉マリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、現状維持の2億3000万円を保留した。今季は初めてセーブ王に輝き、チームは31年ぶりの日本一。選手会長としてチームをまとめた。それでも“ゼロ回答”。希望額とは、少なくとも3000万円以上の開きがあるとみられ、今後も“乱戦”は必至の情勢だ。

 その表情はこわばっていた。怒りを完全に通り越してあきれモード。小林雅がため息をついた。「希望とは、まだ開きがある。なにも莫大な金額を求めているわけではない。何回(交渉を)やっても妥協はしません」

 日本一+タイトル獲得+選手会長−セーブ失敗=現状維持。予想もしない回答だった。抑えとして29セーブをあげ、自身初のタイトル獲得。31年ぶりの日本一に貢献し、リーグ優勝でも日本シリーズでも、最後にマウンドに立っていた。数字には表れないが、選手会長としてチームをひとつにまとめあげた。

 はたから見れば、日本一の大功労者。しかし、球団の評価は違った。「査定そのものはダウン。リードを守れなかった試合が8度あった」とは瀬戸山球団代表。シーズン中の査定ポイントは、昨年を下回っていたという。

 プレーオフ第2ステージ(対ソフトバンク)の第3戦で9回に4点差を逆転されたが、ポストシーズンは基本的にプラス換算。この試合が大きなダウンポイントになったわけではない。ただ、このような“セーブ失敗”が、シーズン中に多かった。“優勝手当て”などが加わって現状維持。これが球団の言い分だ。

 溝を埋めるため、球団はインセンティブ(出来高制)を提案。しかし、小林雅は納得しない。「37セーブで最下位の年もあった。チームの状況によって変わってくる」。数字を設定しにくいという理由で拒否した。

 入団以来、初めての越年。「ゆっくり時間をかけたい。そういう年があってもいいと思う」。その声はかすかに震えていた。次回交渉は未定。打者を抑える小林雅vsその守護神の年俸を抑える球団。長期化は避けられそうにない。

                                       2005.12.30

■ 今江5500万円1発サイン!球団最高アップ率307% 今江敏晃内野手(22)が28日、千葉マリンスタジアム内で契約更改交渉を行い、今季年俸1350万円からチームトップの307%アップ、年俸5500万円でサインした。今オフは、取材が30件以上殺到するチームの“顔”に成長。WBCでも、出場を辞退した“ゴジラ”松井秀に代わって“ゴリ”が主役を務める。

 最高の1年を、1発サインで締めくくった。今江がトレードマークの笑顔を浮かべながら、会見の席についた。

「野手で1番の評価ということでした。思っていた以上。充実した1年でした」。今季はレギュラーに定着し、チームトップの132試合出場。打率.310もチーム1で、日本シリーズMVPにも選ばれた。家庭でも結婚式に第1子の誕生と順風満帆。瀬戸山球団代表が「ウチの新しい顔。今年だけと言われないようにがんばってほしい」と話すように、期待は増すばかりだ。

 当然、今オフの取材も30件以上で『メンズノンノ』などファッション雑誌にも登場予定。WBCの出場辞退を表明したヤンキース・松井秀に代わって、主役を務める意欲も見せる。

「日本の野球のレベルの高さを世界にアピールしたい」。もはや“ゴリ”を超えて“キング・コング”。今江が世界の大舞台でもスターになる。

                                       2005.12.29

■ 藤田は保留 2度目の契約更改交渉に臨んだ藤田だったが、前回と同じ提示額に保留。「自分の思っているものとはまだ差がある。納得いかなかった」と説明した。球団は4000万円増の1億2000万円を提示。しかし、中継ぎの評価を巡って、意見が折り合わなかった。「もう来年ですね」と越年決定に『YFK』の左腕は表情を曇らせていた。

                                       2005.12.29

■ 西岡、3倍増に「速攻判」  プロ入り3年目で初めて規定打席をクリアし、打率2割6分8厘、41盗塁で盗塁王となった西岡内野手は、今季の1700万円から3倍の5100万円の提示に、球団の気持ちが変わらぬうちに(?)とばかりに、たった1分でサイン。「まだ21歳なのに、こんなにもらっていいのか。金銭感覚が狂わないように、親に貯金してもらいます」と満面の笑み。V旅行先のハワイで、瀬戸山球団代表から「お金の価値について指導を受けた」というだけに有効利用を考案中。ファンのために「背番号7にちなんで何かできればいい。7日には子供を球場に招待するとかね」と『西岡シート』案を披露し、来季から毎月7日を「西岡デー」とする考えを示した。また、自身には個人トレーナーを雇うなど、上手に“投資”していくつもりだ。

                                       2005.12.26

■ 薮田、堀も一発サイン チーム最多の51試合に登板し、7勝4敗2セーブをマークした薮田投手は、5000万円アップの1億1300万円で更改。9年ぶりに打率3割を超えた内野手は、50%アップの1億2600万円プラス出来高払いでサインした。

                                       2005.12.26

■ 一発サインするけれど…清水はメジャー移籍話し合いへ 4年連続二ケタ勝利を挙げた清水投手が26日、4000万円増の1億8000万円プラス出来高払いで更改した。昨年に続いて負け越したが、ポストシーズンの好投も評価されての大幅アップ。「来季は個人でもベストの成績を残して、また優勝したい」と話した。

 「今年の成績には納得していません。金額に関わらず一発で(判を)押します」。10勝11敗、防御率3.83。被本塁打王になるなど歯がゆさが残った。それだけに、兼ねてから希望していたメジャー移籍も封印。今オフは意見交換にとどめ、「基本線として、ポスティング(入札制度)はノーと言われた。僕もFAで行くのがいいと思う」と3年後の資格取得を見据えた。一方の瀬戸山球団代表は「資格をとって、公明正大にやってくれたらいい」と改めてポスティングを認めない方針を説明した。

                                       2005.12.26

■ 未交渉で里崎の越年が決定 契約更改交渉を1度もせず里崎の越年が決定した。当初は25日午後に第1回交渉を予定していたが、球団側がスケジュール調整できず、急きょ延期。里崎が27日から1月7日まで実家の徳島へ帰省するため、日本一ナインでは自動的に越年第1号となった。ただ「未交渉で越年なんて記憶がない」(球団関係者)との珍事にも、里崎は「キャンプまでにサインすればいいんでしょ」とケロッとしていた。

                                       2005.12.26

■ 藤田が1億2000万円を保留 藤田投手が24日、4000万円増の1億2000万円を保留した。中継ぎで45試合に登板し、1勝4敗ながらホールドはチームトップの24。貴重な左腕として31年ぶりの優勝に貢献しただけに、50%アップにも「8年間、中継ぎで仕事をしてきたプライドがある」と判を押さなかった。

 わずか20分で交渉の席を立った。『YFK』の先頭を切って交渉に臨んだ藤田だったが、希望額には、程遠かった。

 「中継ぎと先発の差が出ている。2、3年先発した投手に抜かれるのは納得できない」

 今季、快進撃を続けるなかで45試合に登板しただけでなく、8年間、安定した中継ぎを務めてきた自負がある。「決して先発ができなくて中継ぎをやっているわけじゃない」。自分の役割にプライドを持っている。それだけに、今季にわかに注目を集めた先発の渡辺俊や小林宏より評価が低いことは、受け入れがたい。来春のキャンプは前半が豪州ジーロングで、後半が鹿児島で行われるが、このまま交渉が合意しない場合は「(最初から)自費で鹿児島に行きます」と、徹底抗戦の構えも見せた。

 「早くサインはしたいけど、今年は自分からは折れません」。来春3月のWBCの日本代表候補に選ばれたため、すでに来季のために例年より約3週間早く始動している左腕。中継ぎの低評価に怒りのクリスマスイブとなった。

                                       2005.12.24

■ 渡辺俊、1億4000万円 トップ査定で2.3倍 今季15勝(4敗)をマークした渡辺俊介投手が23日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、今季年俸6100万円の約2.3倍となる1億4000万円、プラス出来高払い1000万円でサインした。7900万円増に勝率による出来高1000万円を加えると、99年に黒木がマークした8000万円増を抜く球団史上最高額アップとなる。
 先発の柱としてチーム最多勝、防御率もリーグ2位の2.17と抜群の安定感を見せ、31年ぶりの日本一に大きく貢献した。投手としての査定ポイントはチームトップ。「負け数の少なさ、ポストシーズンの投球内容など、すべてを評価してもらった」と笑顔で話した。
 3月の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」でもエース格となる。始動は今年より早くなるが、「3年前まで(キャンプ初日の)2月1日に首脳陣にアピールできるようにしてきた。あせらず、じっくり調整したい」と語った。
 来季の目標には最高勝率と、今季チームが唯一逃したシーズン優勝を掲げた。「今年は勢いで勝ったと言われているし、心に秘めたものがある」とさらなる飛躍を誓った。

 ▼ あこがれの清原との対戦熱望 「すべてを評価してもらったし、満足している。今年は怖いくらいにうまくいった一年でした」。しかし、うれしいことは、お金だけではない。あこがれていた清原のオリックス入団が決定。同じパ・リーグとあって“初対戦”の可能性が高まってきた。

 「すごい楽しみ。まさか、同じリーグでやれるとは…。交流戦でも夢はかないませんでしたから」

 渡辺俊にとって清原はあこがれの人。新日鉄君津時代の平成12年、巨人の春季キャンプに参加した際に「おまえとは、いつか対戦するだろうからがんばれ」と声を掛けられた。その言葉がプロ入りへのきっかけとなった“歴史”がある。

 二軍では対戦があるものの、一軍での対戦はない。「ファームで対戦したときは興奮して球速が4、5キロ上がったのを覚えている」。今季の交流戦でも巨人戦の登板機会がなく、両者が選出された球宴でも対戦は実現せず。不思議と運命の糸はつながらなかった。「何も考えず、純粋に楽しみたいですね」。あれから6年…。ついに夢がかなう。渡辺俊は早くもオリックス戦に、胸をときめかせている。

 ▼ マイホーム購入プランも… 今月8日に待望の長女が誕生。来年2月で2歳となる長男・向輝くんと合わせた4人で、現在は都内で2LDKの賃貸マンションに住んでいる。「(マリンまで車で30分と)便利だし、今の場所は気に入っている。近所の人もいい人ばかりですしね」と“ホームタウン”こそ変えるつもりはないが、1億円超えの“ご褒美”として、月10数万円の賃貸マンションからの脱出を狙っている。

 栃木の実家は建築業を営んでいることもあり「親にも相談してみたい」と“サブマリン御殿”となる一戸建ての購入も検討。11月20日のファンフェストでは「マリーンズ年間MVP」の副賞としてBMWの四駆車もゲット。スポーツカータイプの米国産車と合わせて、2台の駐車スペースを確保する必要にも迫られている。

 それでも新日鉄君津でサラリーマン経験のある庶民派右腕は「庭付きは東京だと難しいかな」とマンション購入という現実路線も視野に。「野球選手の人生は長くない。子ども2人分、しっかりと働きたい」。マイホーム購入という新たな目標へ向かって、サブマリンは来季も全力投球する。

                                       2005.12.23

■ サブロー、8500万円でサイン サブロー外野手が23日、4300万円増の8500万円で更改した。今季は107試合に出場し、打率3割1分3厘。8月中旬から4番に座り、打線の中心として活躍した。ゴールデングラブ賞受賞の堅実な守備も評価されてほぼ倍増を勝ち取り、「守備の面も高く評価してもらったので、サインしました。今年以上の成績を残してV2を達成したい」と話した。交渉の席では球場スタンドの白い壁について「青く塗ってほしい。デーゲームでは光って見づらいので」と要望も出した。
 25日の有馬記念ではプレゼンターを務める。「来季の目標より、今は有馬を当てることの方が大事。当日は“サブロー馬券”来ますよ」と3番・ゼンノロブロイと6番・ディープインパクトの堅い決着を予想していた。

                                       2005.12.23

■ 小宮山、3500万円でサイン チーム最年長、40歳の小宮山投手が22日、2度目の交渉に臨み、現状維持の3500万円でサインした。今季は主に敗戦処理で23試合に登板し、国内では自身初の未勝利(1セーブ)に終わった。来季に向けて「けがに気を付け、若い選手に負けないように張り切っていきたい」と語った。

 40試合に登板し、1勝2敗1セーブの山崎投手は、1000万円増の3200万円で更改。11月に右肩の手術を受けており、復帰は来季の中盤になる見込み。

                                       2005.12.22

■ 小野、8000万円でサイン 10勝4敗と、4年ぶりに2ケタ勝利を挙げた小野投手が8日、3800万円増の8000万円で更改した。今季は主に先発として24試合で10勝、防御率2.81。8月下旬からは故障した山崎の代役で中継ぎに回されたが、不満を漏らさずにチームを支えた。チーム事情で先発、中継ぎとしてフル回転した右腕の貢献度を球団側も高く評価。瀬戸山球団代表は「とにかく性格が素晴らしい」と人間性も査定に反映したことを明かした。

 会見の席で小野は「どんな評価でもサインするつもりでした。十分に評価してもらったので、気持ち良くサインしました」と優等生ぶりを披露。バレンタイン監督からは「来年は先発一本で」と期待されているだけに、気持ちは早くも来季。小野は「競争を勝ち抜いて、実力でもぎ取ります」と先発定着に燃えていた。

                                       2005.12.08

■ 新人王久保、4000万円で更改 10勝3敗で新人王に輝いた久保投手が7日、2500万円増の4000万円で更改した。交渉の席で「もう一声欲しかった」とは言ったが、「自分の中では3年続けて結果を残して1人前だと思っている」と潔くサインした。「初めての交渉で緊張した。内容の悪い試合もあったから金額はこんなもの」と話し、来季に向けて「まず体づくりをしっかりして、一つ新しい球種を覚えたい。今年できなかった開幕ローテーション入りが目標」と話した。

 新人では97年に新人王を獲得した小坂の2200万円アップ(1000万円→3200万円)を上回る球団史上最高のアップ額となった。それでも久保は「(メディアの)皆さんが思っているより少ないかもしれない」。同世代の松坂(西武)、和田(ソフトバンク)は、いずれも1年目に1500万円から8000万円に大幅昇給しただけに、やや悔しそうだった。

 中継ぎで23試合に登板し1セーブの
小宮山投手は、現状維持の3500万円を保留した。今季の成績は0勝0敗1S、3.79。立場的には「敗戦処理」でプラス材料にはなりにくい役割だったが「ありがたいことに、それなりの評価をしてもらった」と温情査定。ただ「来年も同じような仕事になる。気分良く頑張れるか、ということを考えると…」とモチベーション維持のため、気持ちの整理が必要だとし保留した。

                                       2005.12.07

■ 福浦、小林宏が保留 5年連続3割をマークした福浦内野手と、先発で自己最多の12勝(6敗)を挙げた小林宏投手が6日、ともに代理人同席で交渉したが、いずれも保留した。
 来季3年契約の2年目となる福浦は、基本年俸は1億8000万円で変わらないものの、出来高払いの部分で合意に至らなかった。小林宏は50%増の1億2000万円の提示を受け、「じっくり考えたい」とした。

小林宏、「うれしくなかった」 交流戦のMVPに輝くなど、先発6本柱の中でも、高い評価を受けている小林宏。先発陣の基準ともいえる球団からの提示に、即サインとはいかなかった。「4位、5位の評価はわかるけど、日本一になったことで、それがどう変わるのか。球団の話を聞きたかった」。今季は12勝をあげ、1年間ローテを守った自信があるが、提示額については「うれしくなかった」。他の投手の動向も気になるところだ。交渉に同席した瀬戸山球団代表は「これから、きっちりつめていきたい」と困惑顔。今後は出来高払いも含め、代理人を務める佐藤弁護士と交渉を続けていく。

                                       2005.12.06

■ ロッテ『FK』と虎『FK』が共闘!リリーフ陣の評価向上へ 藤田宗一投手と小林雅英投手が4日、千葉市内で行われた野球教室に参加した。

 ロッテの勝利の方程式といえば『YFK』。藤田、薮田とつなぎ、最後は小林雅が締める。このパターンで、31年ぶりの日本一を手にした。リリーフ陣の貢献度は大きい。しかし、日本シリーズで戦った阪神のFKは、先日の契約更改交渉であまりの低評価に怒りの保留となった。

 「阪神?そうですね…。今年は成績を残したので、納得できるところまでやりますよ」。中継ぎで45試合に登板した藤田は、8000万円からの大幅アップを期待している。一方、29セーブで初のタイトルを獲得した小林雅も「まだ何を話すか決めていないけど、(希望金額などは)きちんというつもりです」。早くも“銭闘態勢”だ。

 阪神のFKで明らかになった、球界全般のリリーフ陣への低評価。もし『YFK』もそうなら、球団、リーグの枠を超えて共闘する覚悟。ロッテの『FK』が阪神の『FK』と合体してバージョンアップ。つまり、オフも“交流戦”ってわけだ。

 球団関係者は「普通に考えれば上がるでしょ。ダウンじゃ怒られる」と強調したが、問題は上がり幅。阪神と変わらないようなら…。シーズン中の交流戦で優勝したロッテ。勝利の方程式はオフも崩さない。

                                       2005.12.04

■ 今江“ご祝儀”で400%アップも? 今江敏晃内野手(22)が2日、都内のホテルで昨年10月に入籍済みの幸子さん(31)との結婚披露宴を行った。4年目の今季は日本シリーズMVPに輝くなど大活躍。球団は最大限の評価をしており、今季年俸の1350万円から、破格の5倍増も見えてきた。

 ハッピーの絶頂にいる22歳に、さらなる幸せが舞い込みそうだ。今季大ブレークした今江の契約更改で“ご祝儀”が考慮されることになった。

 「大幅アップになるでしょう。5000万?もっと上でしょう。内助の功もあって、よく頑張ってくれましたから」とはこの日、結婚披露宴に姿を見せた瀬戸山球団代表。契約更改の日程は未定だが、球団側の提示額は400%アップ、今季年俸の1350万円の5倍となる6750万円前後になる見込み。異例の大幅アップとなる。

 この日披露宴を開いた幸子さんとは昨年10月に入籍。今年10月には長男・陸斗(りくと)くんも誕生した。私生活も充実、選手としても開幕からスタメンに定着。日本シリーズでは8打席連続安打の日本記録をマークし、MVP。さらにベストナインなどの各賞も獲得。公私ともに申し分ない1年を過ごした。

 「成績が成績だったので、今年だけで終わらぬよう来季に向けて、しっかり練習したい。あとは契約?頑張ります」と今江。新たなスタートを切るためにも、大幅昇給で気持ちよく1年を締めくくるつもりだ。

                                       2005.12.03

■ 黒木、20%減の4000万でサイン 黒木が1日、1000万円減の4000万円で更改した。昨オフに右ひじを手術し、復活を期した今季も3試合に先発して2勝1敗。20%ダウンの提示にも「この世界は結果を残さないと仕方がない。頑張ればまた上がりますからね」と一発でサインした。アジアシリーズ以降も千葉マリンで6勤1休のペースでランニング、ウエートトレーニングに取り組んでおり、「来季はもう一度、うちの素晴らしい先発投手陣に割って入り、プレーオフ、今年投げられなかった日本シリーズで投げられるようになりたい」と目標を掲げた。

                                       2005.12.01

■ サブロー“4番手当”を要求 サブローが契約更改交渉で“4番手当”を要求し、1億円突破を狙う。8月途中から抜てきされ、4番に座った31試合で打率.388、8本塁打。規定打席にこそ達しなかったが通算で打率.313、ポストシーズンでも日本一に貢献した。「4番で結果を出したことを言います。今までチームが弱いからと言われ続けてきたので、球団がどう評価するか楽しみ」と4200万円から倍増以上を期待した。

                                       2005.11.30

■ 大幅アップ気配に…本社が3〜5億円を用意 ロッテは韓国・済州島で選手、球団関係者ら約150人を集めて球団納会を開いた。帰国後は31年ぶりの日本一で大幅アップの気配が漂う契約更改交渉が行われるが、球団の“財政難”を見越して3〜5億円の“本社マネー”が投入されることが分かった。チームは26日に帰国する。

 海外で行われる異例の納会。選手らはゴルフや観光で“V景気”を満喫した。しかし、日本に戻れば契約更改交渉が待っている。31年ぶりの日本一で、年俸が軒並みアップするのは確実。“銭闘”が表面化しそうな状況で、ロッテ本社がバックアップに動き出す。

 重光オーナー代行は「人件費があがるのは、仕方ない。それ(年俸アップ)は想定の範囲内です」と話し、今オフの契約更改については本社が“ご褒美”で全面協力。「来季以降、(球団が)独立採算で売り上げを伸ばしていければいい」と説明した。

メディアへの露出が増えたことで、広告塔としての役割を果たした球団に、年俸アップ分として試算される3〜5億円程度を用意する構え。年間30億円以上の赤字を計上する球団をサポートする。主力組の契約更改は来月6日前後からスタート予定。厳冬ではなく“暖冬”更改になりそうだ。

                                       2005.11.26

■ 渡辺俊 最低でも1億5千万要求 ロッテの投手会コンペが22日、千葉県木更津市内で行われ、渡辺俊介投手が12月の契約更改交渉でポストシーズン査定を求める方針を明らかにした。今季の年俸6100万円から150%アップとなる1億5000万円を最低ラインとする考えで「シーズン後の4試合をどう評価してくれるか」と話した。

 チーム最多の15勝(4敗)に加え、10月8日のプレーオフ第1ステージ西武戦では7回1失点。同15日の第2ステージ・ソフトバンク戦も7回無失点と好投、同23日の阪神との日本シリーズで完封勝利を収めると、13日にサムスンと戦ったアジアシリーズ決勝は6回1失点で勝利投手となった。

 プロ入りしてから過去4年間はすべて一発サインしてきたが「1度で判を押そうと決めているわけでない」。マウンド同様“粘り”を身上に球団側と交渉する。

                                       2005.11.23

■ 久保、更改でサウナ要求 19日、千葉マリン裏の海岸で開催された「幕張浜クリーンキャンペーン」に新人王を獲得した久保が参加。初の契約更改交渉の席で球場にサウナ設置を求めることを明かした。今季は10勝を挙げるなど先発ローテーションを守ったが「夏場はやはり体力的に落ちていた。サウナは血液の循環をよくするので、疲れがとれるんですよ」とその効果を説明するつもりだ。

                                       2005.11.20

 

◆ ニュース etc. ◆

■ V2目指して頑張りましょう…仕事納めで瀬戸山球団代表 31年ぶりの日本一と初代アジア王者に輝いた今季の仕事納め。チームの快進撃とともに約39億円あった球団赤字は10億円近く削減された。瀬戸山球団代表は「素晴らしい1年だった。V2目指して頑張りましょう」とあいさつ。ただ「さらに営業の売り上げをあげていかなければ」と気を引き締めるのも忘れなかった。

                                       2005.12.30

■ 定詰雅彦氏がスカウト就任 ロッテは、元ロッテ捕手で四国アイランドリーグ徳島のコーチだった定詰雅彦氏(39)が27日付で編成部スカウトに就任したと発表した。また、服部大輔氏(35)をファームトレーナーとして、前楽天通訳の楠貴彦氏(28)をファームコンディショニングコーディネーターとして採用した。

                                       2005.12.29

■ 広島・ミッキー君vsロッテ・エルフちゃん!6.3〜4“犬の交流戦” ワンちゃんも交流戦じゃ。広島・松田元オーナーは27日、広島市内の球団事務所で、ボール犬のミッキー君(オス8歳=ゴールデンレトリバー)と、ロッテも来季採用することになったボール犬のエルフちゃん(メス6カ月=ラブラドールレトリバー)との競演を熱望した。すでに意向は伝えており、6月3、4日の広島球場が夢舞台となりそうだ。

 戌年の来年にふさわしいワンダフルな企画が浮上した。ボール犬の交流戦だ。大人気のミッキー君に続いて、来季はロッテもボール犬、エルフちゃんを採用する。これに、大の愛犬家、松田オーナーが反応した。

「交流戦で来てもらって、ミッキー君と競ってほしい。向こうは若いからこっちに来れるやろ。戌年やし、見ていて楽しいし、実現させたい」

 6月3、4日のロッテ戦(広島)での競演プランを明かした。すでに、ロッテには意向を伝えているという。ミッキー君は今季、4試合に登板。三、五回裏終了後に、かごをくわえて、球審にボールを運ぶ姿が大好評だった。3勝1敗の戦績に同オーナーは「縁起がいいんじゃ」とニヤリ。98年に中国訓練チャンピオン決定競技会で優勝したミッキー君に対し、エルフちゃんはまだまだ訓練途中。生後6カ月と若く、ロッテのキャラクター、マー君に襲いかかるなど元気いっぱいだ。実戦デビューは3月28日の日本ハムとの開幕戦(千葉)が予定されている。

「僕の夢は12球団に1匹ずつベースボールドッグがいること。そして、その12匹が集まって競うのが一番じゃ」。松田オーナーは壮大な構想を披露した。まずはロッテとの交流戦で、ボール犬ナンバー“ワン”を決める。

                                       2005.12.28

■ 2月に鹿児島でVパレード検討 瀬戸山球団代表は27日、来年2月19日に春季キャンプ地の鹿児島市で優勝記念パレード開催を検討していることを明らかにした。コースなど詳細は今後、市側と詰める。

 ロッテが優勝した際には鹿児島でパレードを実施する要望が数年前からあり、前向きに調整が進められているという。今年11月20日に千葉で開催したパレードには24万人が集まり、鹿児島市関係者も視察に訪れていた。

                                       2005.12.27

■ ユウゴーが韓国ロッテへ 今季限りでロッテを戦力外となった天野勇剛(ユウゴー)内野手が韓国プロ野球のロッテに入団することが26日分かった。先週行われた入団テストに合格した。

                                       2005.12.26

■ 渡辺俊宣言「公式戦1位、最高勝率、世界一」 ロッテが25日、千葉県浦安市のサンルートプラザ東京でファン参加型の「千葉ロッテマリーンズ祝勝大忘年会」を行った。31年ぶりの日本一を達成した今季は、1、2部制の立食パーティーに昨年の3倍となる830人が集結。渡辺俊大塚渡辺正ら6選手とともに、2005年の快進撃を祝った。

 私服のV戦士と杯を交わし、日本一のロッテ・ファンが歓喜に酔いしれた。選手との“飲み会”に参加できる千載一遇のチャンス。シーズン中の秘話あり、歌ありのクリスマス大忘年会で、フィーバーに沸いた05年を締めくくった。

 子供たちと触れ合い、カラオケでは美声も披露した渡辺俊は「年の最後にファンの方に直接、感謝を言えてよかった」とご満悦。ファンに向けて〈1〉レギュラーシーズン1位通過での日本一連覇、〈2〉最優秀投手(勝率1位)獲得、〈3〉WBCで世界一―という「06年3大目標」を掲げた。その中でも「アジア王者になったが2位通過だった。心に引っかかるものがある」と今季達成できなかった“完全優勝”へ強い意欲を見せた。

 昨年は280人を集めた同イベントだが「今年はわずか3日で1000人以上の応募があった」と球団関係者。予想以上の盛況ぶりに渡辺俊は「スペースが足りないくらい。でもファンと交流できてよかった」と笑顔。会場では箱に選手のサインが入ったクリスマスケーキ(3800円)を限定100個発売し、ものの数分で売り切れるなど、日本一パワーはオフシーズンも健在だった。

 この日の忘年会で今季のイベントも終了。「来年は今年よりいい年にしたい」と気持ちを入れ替えたサブマリンは、早くも26日から埼玉県内のトレーニングジムで本格始動する。

                                       2005.12.26

■ 清水直&サブローが「有馬記念」プレゼンター エースと4番が「有馬記念」でプレゼンターを務めた。清水直はスタンドを埋め尽くした16万人以上の大観衆にビックリ。「この半分でも千葉マリンに入ってくれればいいのに…」と興奮気味。また21日に美浦トレセンを訪れ、レース研究を重ねたサブローは「ゼンノロブロイを本命にしたけれど外してしまった。でもレース自体は凄かった」と笑顔だった。

                                       2005.12.26

■宮田隆編成部長(44)が21日、球団社長付渉外担当部長に異動した。編成部長はしばらくの間は空席となる。また、田中良平投手(23)の背番号が19から99に変わる。

                                       2005.12.22

■ 「有馬記念は何がくる?」サブローが福永騎手と対談 競馬好きのサブローが、福永祐一騎手と都内のホテルで対談した。「将来は馬主になりたい」という夢を持つほどの競馬ファン。今年の国内GI5勝ジョッキーとの初対面に感激していた。「顔を見ただけで馬の名前がわかる?」「落馬って痛いの?」「有馬記念は何がくる?」と興味津々。最後にはサイン入りのムチをプレゼントされご機嫌だった。この対談は1月10、16日発売の週刊『Gallop』に2週にわたって掲載される。

                                       2005.12.20

■ 黒木 先発で1年フル回転だ 黒木知宏投手(32)が18日、千葉・幕張市内のホテルで行われた自身の後援会「ジョニークラブ54」に参加。12年目の来季は先発ローテーションでのフル回転を誓った。

 地元・千葉県出身のバンド「えちうら」が初参加するなど華やかな雰囲気とは対照的に黒木は「競争は激しいと思うけど何とか先発ローテーションを勝ち取りたい」と悲壮感さえ漂わせていた。今季も慢性的な右肩、ひじ痛に悩まされたが、8月28日のオリックス戦で452日ぶりの白星。ポストシーズンもベンチ入りした。だが目標は1年を通しての活躍だ。セラフィニの退団も確実とあり「チャンスが増えると思う」と目を輝かせた。

                                       2005.12.19

■ 楽天 元ロッテのショート獲得へ 楽天がロッテで03年にプレーしたナショナルズのリック・ショート内野手(33)の獲得に動いていることが15日、明らかになった。球団関係者は「日本での経験があるし、向こう(アメリカ)でもさらに力をつけている」と評価。年内の合意を目指し、代理人と交渉を進めている。ショートは二、三塁と外野も守れるユーティリティープレーヤーで、03年のロッテ時代には127試合に出場し、打率.303をマーク。左右に打ち分ける広角打法が魅力だ。

                                       2005.12.16

■ 柳田、3ケタ体重OK 現在107キロ ベストでも103キロ 高校生ドラフト1巡目指名、柳田将利投手(18)が13日、球団から3ケタ体重の維持を容認された。

 12日の入団発表では、公称99キロの体重を指摘され「今は107キロあります」とカミングアウトした左腕。回転ずしなら軽く50皿は平らげてしまう大食漢で、早くも西武・中村に続く“おかわり君”の愛称も定着しつつある。が、その規格外の巨体がMAX149キロの速球と高校通算36本塁打の長打力を生み出したのも、紛れもない事実。宮田編成部長からは「大切なのは体重じゃない。体のキレや、体脂肪率だよ」と3ケタ体重キープの容認発言が飛び出した。

 体脂肪率について柳田は「今は分からない」と話したが「バック転だけじゃなくて、バック宙もできますよ」と運動神経の良さを強調。現在は、ベストの103キロに向けて1時間の走り込みを敢行する毎日だが「体重を落とすんじゃなくて、体を絞るイメージでやっていきたい」と必要以上の減量を否定した。

 この日は、新人8選手で千葉マリンとロッテ浦和寮の施設を見学。初めて目にした本拠地に「早くここでプレーして、応援してもらえるようになりたい」と力を込めた。

                                       2005.12.14

■ 燕・青木とロッテ・久保がゴールデンルーキー賞受賞 最優秀新人賞の受賞選手を対象とした『2005ゴールデンルーキー賞』(佐川急便株式会社協賛)の表彰式が12日、都内のホテルで開かれ、ヤクルト・青木宣親外野手(23)、ロッテ・久保康友投手(25)が出席した。今年で4度目となる同賞で、青木はヤクルトから3人目の受賞。久保は、ロッテから初受賞となった。

 202安打を放ち、首位打者に輝いた青木、2ケタ勝利でチームの快進撃を支えた久保が、緊張した面持ちで表彰式に出席した。青木は「開幕したときは、この成績を残せると思わなかった。ルーキーの年しか取れない賞。うれしく思います」。一方、久保は「この賞は、みなさんのおかげ。この恩をみなさんに返せるようがんばりたい」とあいさつしていた。

                                       2005.12.13

■ 楽天、フェルナンデス獲得 楽天は13日、前西武のホセ・フェルナンデス内野手(31)と契約を結んだと発表した。1年契約で契約金5000万円、年俸2億円プラス出来高。背番号は未定。フェルナンデスは、2003年にロッテに入団し、昨年から西武に移籍。今季は26本塁打を記録するなど、3年通算で打率.293、91本塁打をマークしている。

                                       2005.12.13

■ 日本一バブル!里崎のミット“鑑定額”は60万円 最強投手陣を率い、ロッテを日本一に導いた里崎の愛用ミットが、思わぬ高値がつくことが判明した。

 「値段をつけるとしたら60万円。バレンタイン監督の“新しい野球”で、指令塔の役割を果たしましたから」

 こう話すのは『開運!なんでも鑑定団』でもおなじみの、『流体力学旭堂』の前野重雄代表。里崎と同組でのラウンド後、“鑑定士”の血が騒ぎだし(?)、出品予定のないキャッチャーミットの値踏みを始めた。通常は約3万円。開幕前は15万円程度の価値だったというが、日本一バブルで価値が4倍に急騰したことになる。

 「今年のイチ押し選手。私も欲しいぐらいです」と前野氏も目を輝かせる。さらに前野氏の予測では代表メンバーに選ばれたWBCを制し、世界一捕手になれば100万円超えも確実という。当の里崎は「WBC?ボクはボンズ、クレメンスのレベルしかわからないですから」と急激な知名度アップに戸惑いは隠せないが、すぐに頭を切り換え「でも何でも1番はいいこと」と世界一捕手宣言。

 ちなみにユニホームも50万円以上。かつて12球団1の不人気球団と呼ばれたこともあるロッテだが、今季の活躍でどの選手のグッズも驚きの高値がつくとか。人気のロッテグッズは、この歳末、各地で行われるチャリティーオークションでも人気になること間違いない。

                                       2005.12.12

■ 中山競馬場でロッテ戦中継!? 千葉マリンを本拠地とするロッテが、同じ千葉県内のJRA・中山競馬場(船橋市)と協力関係を強化していくことが10日、分かった。イベントの相互交流などを増やしていく方針で、この日は諸積橋本が同競馬場内でトークショー、野球教室に参加。メーンレース後は勝利騎手へのプレゼンターも務め、同競馬場関係者は「将来は千葉マリンで競馬中継、競馬場でロッテの中継ができたらいい」と説明。11日にも福浦大塚がイベントに参加する。

 今年3月に同競馬場が球団にタイアップイベントの開催を要請。6月22日には千葉マリンでの日本ハム戦でJRA所属の田中勝春騎手が始球式を行った。ディープインパクトが出走する25日の有馬記念では
清水直サブローが勝利騎手へのプレゼンターを務める予定で、同関係者は「来年も面白いことを企画したい」と意気込んでいた。

                                       2005.12.11

■ 渡辺俊、第2子誕生 渡辺俊にベビー誕生だ。8日に夫人の明子さん(30)が第2子の女児を出産。バラ色のオフがさらに華やぐことになり「(オフの子育てが)2人分になるので忙しくなりますね」と笑顔を見せた。

                                       2005.12.10

■ 渡辺俊、2005報知プロスポーツ大賞受賞 第30回報知新聞社制定「2005報知プロスポーツ大賞」のプロ野球部門はセ・リーグが阪神・金本知憲外野手(37)、パ・リーグはロッテ・渡辺俊介投手(29)とチームのリーグ優勝に貢献した両選手が選ばれた。受賞の知らせを受けた金本、渡辺俊は、ともに喜びに声を弾ませるとともに、賞の重みをかみしめ、来季への決意を新たにしていた。

                                       2005.12.08

■ 村田兆治氏の集いに小宮山らがお祝い 4日、『村田兆治氏の野球殿堂入りをお祝いする集い』が都内のホテルで開かれ、小宮山ら3選手も出席。スピーチでは金田正一氏が「なぜ、29は永久欠番ではないのか?」と球団に直談判することを約束した。現在、小野が29番をつけており、村田氏は「後継者がいますから」と遠慮したが「私が交渉しよう」と力説していた。

                                       2005.12.05

■ 初芝 笑いと涙の引退試合 今季限りで現役を引退したロッテの初芝清内野手(38)の引退試合が3日、千葉市内の天台硬式野球場で約500人のファンを集めて行われた。地元の草野球チーム「ジャパン」との対戦で、初芝は3安打を放ったが、最後の打者となってロッテのポストシーズンの連勝を9でストップさせるオマケつき。涙あり、笑いありの演出で、ファンとともに背番号「6」のユニホームに別れを告げた。

 涙あり、笑いあり、そして最後は“オチ”までつけた。1点を追う9回2死満塁。地元の草野球チームが相手とはいえ、17年の現役生活に別れを告げる最終打席だ。集まった500人のファンの誰もが最高の結末を頭に描いた。が、結果はどん詰まりの右飛。初芝は潤んだ瞳で、笑いに包まれたスタンドを見渡した。

 「あそこ(最終打席)でヒットを打っていたら、現役に未練が残ってたんでしょうね。本当に楽しかった17年間でした」

 千葉市内の球場で行われた毎年恒例の「プロ野球選手ふれあいチャリティー野球大会」。ファンと一体になれる舞台を引退試合とした。この大会での地元チームとの過去7戦は全勝。井上、橋本らを擁したが、4-5で初黒星を喫しただけでなく、最後の打者となってしまうあたりが初芝らしかった。

 これでアジアシリーズも含め、ポストシーズンのチームの連勝は9で“ストップ”。それでも「いつか負けるわけだし、いい厄払いになったでしょ?」と笑い飛ばした。

 オチはつけたが、4番・三塁でスタメン出場して3安打を放った。試合後の引退セレモニーではスタンドからの「引退するなあ〜!」との声に「だって、やめるって言っちゃったんだから、しようがないじゃん」と切り返して大爆笑を誘った。

 相手チームから4度、胴上げされた背番号6。「いつかはロッテに恩返しがしたい。それまでは勉強です」。来年からはラジオの解説者として、お茶の間の笑いを誘う。

                                       2005.12.04

■ 来季のコーチ陣発表 ロッテは2日、来季のコーチ陣を発表した。ボビー・バレンタイン監督が3年目の指揮を執るほか、コーチ陣は全員残留。二軍の打撃コーチ補佐に、今季調査を担当した平井光親氏(39)が新たに就任する

                                       2005.12.03

■ 流行語大賞に「ボビーマジック」 「2005ユーキャン新語・流行語大賞」の発表、表彰式が1日、都内のホテルで行われ、「ボビーマジック」がトップ10入りした。

 弱小球団を31年ぶりの日本一に導いたバレンタイン監督の“魔術”ともいえる選手起用が評価されたもので、受賞者は“ボビー・チルドレン”の代表格である
今江サブロー。壇上に立った今江は「流行語に選ばれるなんてメチャメチャうれしい。ボビーに感謝です。選手を決してけなさないし、落ち込んでいる時とかにパンチをおなかに入れられたり、そういうコミュニケーションがありがたかった」とニッコリ。2日は昨年、婚姻届を出した幸子夫人(31)との結婚式で、「今年は喜びがたくさんあり過ぎて怖いぐらい。今日はいろいろと式の準備も残っていたんですけど、嫁さんに“頼むから行かせてくれ”と言ってここに来ました」とバラ色のオフに声を弾ませた。

 また、サブローも「マジックを掛けられた方は何が何だか分からないまま、日本一になってしまいました」と相好を崩していた。

                                       2005.12.01

 

◆ 小坂、巨人へ ◆

■ 小坂 二塁も三塁も「準備します」 巨人に移籍した小坂が本職の遊撃手だけでなく、二塁や三塁にも挑戦する。23日、ジャイアンツ球場を訪れた篠塚内野守備走塁コーチが「ショートができればセカンドもできる。問題は併殺プレーだけ。サード?ないとは言えない」と複数ポジションを任せる考えを明かした。小坂は遊撃手として4度のゴールデングラブ賞に輝くなど、フィールディングは球界屈指。プロの1軍では二塁も三塁も守った経験はないが、小久保の右ひざへの不安や、新外国人の守備力が未知数であることなどから、首脳陣は“保険”をかけたい考えだ。この日、地元・宮城県仙台市で行われた野球教室に参加した小坂は「行けと言われれば行きます」と意欲的。来年2月の宮崎キャンプには遊撃用のグラブだけを持ち込むつもりだが「不都合が生じれば(三塁用に)大きなものも準備します」と、内野のオールマイティーを目指す。

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史上初セパ盗塁王に意欲 小坂が史上初の両リーグ盗塁王に意欲を見せた。「タイトルうんぬん言ってられないけど、もらえるものならもらいたい」。98、00年にタイトルを獲得したが、セでの最大のライバルは今季60盗塁の赤星(阪神)。「(今季も)彼の映像は見ていた。参考になる練習など直接聞きたい」と、5年連続盗塁王の技を盗む考え。通算300盗塁にもあと35に迫っており、アクセル全開で走りまくる。

                                       2005.12.24

■ 瀬戸山代表 気持ちは「レンタル」 ロッテの瀬戸山球団代表は小坂の放出理由について説明。「昨年からオファーはあったがずっと断ってきた。ただ、巨人が“百顧の礼”で迎えるという。ウチは若手も育ってきたし、巨人ではメーンで出場できるということだった」と西岡、今江の成長が今回のトレードにつながったことを明かした。

 昨年まで選手会長を務めるなど、97年から9年間、レギュラーとして低迷期を支えた看板選手。今季は10月9日の西武とのプレーオフ第1ステージ第2戦で右太腿を肉離れ。残りのポストシーズンを棒に振ったが、4年ぶりにゴールデングラブ賞を受賞するなど、リーグ優勝に大きく貢献した。

 都内でトレードを通告した際、涙ぐむ小坂から「新天地で頑張ります」との言葉を受けたそうで、瀬戸山代表は「制度はできていないが、気持ち的にはレンタル移籍。いずれ戻って来いと言った」と将来的なロッテ復帰も示唆していた。

                                       2005.12.22

■ 巨人、ロッテから小坂獲得=金銭トレード 巨人は21日、ロッテの小坂誠内野手(32)を金銭トレードで獲得したと発表した。1年契約で年俸は2000万円増の1億1000万円、背番号は「2」。

 東京・大手町の巨人球団事務所で会見した小坂は、この日午後にトレード通告されたことを明かし「突然のことで戸惑っているが、役に立てるように精いっぱい精進したい」と語った。

 小坂は宮城・柴田高からJR東日本東北を経て1997年にロッテ入団。168センチと小柄ながら俊足と好守で同年の新人王に輝き、これまで盗塁王2度、ゴールデングラブ賞4度を獲得した。今季は118試合に出場し、打率.283、26盗塁でチームの日本一に貢献したが、ロッテは今江敏晃、西岡剛両内野手の成長もあり、放出に踏み切った。(金額は推定)

 ▼小坂:「ロッテでの思い出は日本一のメンバーになれたこと。正直、寂しい気持ちはあるが、そううまくはいかない世界。原さんと同じ場所で野球ができるのはすごく幸せ。足でアピールしたい」

 ▼清武球団代表の話:「1年以上、獲得を目指してきた逸材。原巨人は絶対的競争主義を掲げ、巨人軍を1度ぶっ壊すつもりで補強し、再生を目指している。その担い手の柱となってくれることを希望している」

                                       2005.12.21

 

◆ WBC「ワールド・ベースボール・クラシック」関連 ◆

■ 渡辺俊、WBC決勝戦先発熱望 渡辺俊介投手が26日、王ジャパンのエースとしてオーティズ斬りを宣言し、WBCドミニカ共和国戦の先発を熱望。埼玉県行田市で巨人・矢野と合同自主トレを行った渡辺俊は「オーティズにリベンジしたい。ものすごいホームランを打たれているんで」とア・リーグの打点王(148打点)にして47本塁打の主砲へ闘志を燃やした。

 昨年11月6日の日米野球第2戦(東京ドーム)。第2打席で160メートル弾を浴びた。以来、再戦の機会を狙っていたところ、王代表監督から直接、ジャパンのエースに指名された。

 順当に勝ち進めば日本は準決勝でアメリカ、決勝でドミニカ共和国と対戦すると想定。渡辺俊が先発する可能性は十分にある。「対戦したら? 城島(マリナーズ)や松中さん(ソフトバンク)が交互にくるイメージ。僕は自分の特徴を出すしかないんで」と、日本が誇る左右の強打者を想定。浮き上がる130キロの直球と90キロのカーブで打ち取る自信はある。

 この日から本格的に始動。今年はアジアシリーズがあったため例年より約1か月遅く、疲労も抜けていない。WBCまでは短期間で密度の濃い練習を強いられるが、「未知の経験なので楽しい」と頼もしい。

 先の日米野球では対戦の記念に、オーティズにサイン入りバットをもらった。「『グッドラック、ワタナビ』と書いてありました」。再戦したらきりきり舞いさせ、きっちり名前を覚えさせるつもりだ。

 ▼ 渡辺俊 WBCへ思わぬ不安…!? 渡辺俊介投手が26日、埼玉・行田市の「クレーマースポーツ整形塾トレーニングセンター」で自主トレを開始した。しかし、今季の蓄積疲労から最後は息が上がる始末。来年3月のWBCのエースとして期待されるが、「体が回復しきってない。毎日やらないと置いてかれる」と不安を露呈した。

 シーズン中は見せたことのない苦痛の表情だった。悲鳴にうめき声。自主トレ初日のラストメニューで、渡辺俊が“脱落”した。約2時間半、柔軟性とバランスの向上に主眼を置いた基礎練習に臨んだが、腰にゴムチューブを着けた状態で行う反復横跳びのラスト1セットで、息を切らせ、倒れ込んだ。「お恥ずかしいところをお見せしました」。体力低下を認めざるを得なかった。

 疲労が抜けきっていない。昨季はプレーオフ進出を逃したため10月には試合もなくなり、休養を十分取った上で、ゆっくり体をつくっていくことができた。しかし日本一に輝いた今季は、アジアシリーズまで含めると11月までのロングシーズン。加えて日本一チームとしてテレビ収録やイベントなどに引っ張りダコ。蓄積疲労と絶対的な練習不足は否めなかった。

 来年3月開催のWBCでは、日本代表を率いるソフトバンク・王監督から“日の丸エース”として直々に指名を受けている。世界一へのカギを握る男は、今から3カ月足らずでコンディションを整える必要がある。「使ってきた体を元に戻して、そこから能力を上げなきゃいけない。自分の状態も分かったし、大急ぎでやっていかないと」。2段モーションの克服など、宿題も多いだけに、時間的余裕はない。
 「体ができてしまえば、あとは試合モードになるだけ。体を回復させながら、最大限の準備をする」。悲壮な決意でサブマリンは、再浮上を目指す。

                                       2005.12.27

■ 王監督 世界制覇へボビーとタッグ 来年3月のWBCの日本代表を指揮する王貞治監督ボビー・バレンタイン監督をアドバイザー役に指名した。メジャーを熟知したボビーに米国代表などの戦力分析を依頼するもので、日本代表とロッテの練習試合も決定。パ・リーグを沸かせた両指揮官が「世界一」を合言葉に強力タッグを組む。

 名球会のテレビ収録を終え、ホノルルにある別荘に戻った王監督はいつにも増して雄弁だった。悲願の世界一に向けて、これ以上ない相談役を手に入れたからだった。

 「3月にロッテが(日本代表と)対戦してくれることになったし、その時期になったらバレンタイン監督にアメリカの情報でいろいろと聞きたいことも出てくるだろうね」。前夜の名球会パーティーでバレンタイン監督と会談。一夜明けて王ジャパンへの全面協力を約束してもらい、2月下旬からヤフードームで行う代表合宿中にロッテとの練習試合を組んだことも明かした。ロッテから最多の8人が選出されたが「一番最初に返事をもらった。本当は8人も、となるけど彼は喜んで送り出してくれた上に“名誉な話だ”と言ってくれた」。プレーオフ第2ステージでは激闘を繰り広げた両雄だが、クラブチームの世界一決定戦をそろって提唱するなど“世界舞台”では強力タッグを組むのだ。

 何よりレンジャーズ、メッツで指揮を執ったボビーのメジャー情報は大きな武器になる。王監督は予選リーグで米国を中心にスコアラーを派遣する一方、分析力にもたけたボビーからメジャーで活躍するドミニカ共和国、プエルトリコ勢ら代表選手の特徴や弱点を入手し、攻略の糸口をつかむ。

 なお、日本代表の主将については「今は決めない。集まってから自然発生的に出てくるだろう」と選手同士の和を重んじる姿勢を明かした。「日の丸を背負っている以上最高のもの、金メダルを期待されている。威信を懸けてやる」。王監督は初代世界一へ、あらためて決意をみせた。

                                       2005.12.19

■ 西岡、王代表監督に先発直談判も 王ジャパンの申し子が、常夏の島で指揮官に決意表明を行う。WBC日本代表の西岡剛内野手(21)が11日、ハワイ優勝旅行(13〜18日)に参加することを決定。独身では唯一の参加だが、同時期にハワイ滞在中の日本代表を率いるソフトバンク・王貞治GM兼監督との接触を期待して参加を決めた。

 世界の王の眼鏡にかなった喜びが、背中を押した。今季の球宴では「小さいころからファンでした!」と指揮官に緊張しながらあいさつした西岡。「偉大な人の下で野球ができることは本当に光栄。早く会いたいです」13日からのV旅行は清水、渡辺俊、今江ら主力の辞退が続出。独身者の参加は皆無だったが、一刻も早く王監督と会うためにハワイ行きを決断した。

 王監督は名球会イベントに出席するため、ロッテと同時期にハワイ・オアフ島に滞在中。「会えることができたら、選んでいただいたお礼を伝えたい」と、居場所を突き止めてアタックをかける。「出るからにはスタメンで出て、塁に出たら常に走るつもり。世界にイヤな選手と思われたい」と意欲満々だけに、現地で先発出場を直訴する可能性もありそうだ。

 この日、千葉県内でサイン会を行った西岡は「スキがあれば全部走りたい…。けど、監督の指示に従います」と、会ってもいない指揮官に平身低頭。あこがれの王監督に思いを伝えるため、日本のスピードスターはハワイへ飛び立つ。

                                       2005.12.12

■ ロッテ代表がプレWBC 瀬戸山隆三球団代表が10日、来年2月の豪州・ジーロングでの春季キャンプ中に、WBC豪州代表チームとの交流試合を実施する計画を披露した。日本代表にロッテは12球団最多の8人が選出されており、“本番”に向けての試金石となりそうだ。

 初開催されるプロ野球の国別対抗戦を前に、“日本代表”が貴重な腕試しの舞台を手に入れることになった。栃木県でのプロ野球現役選手によるシンポジウムに参加した瀬戸山球団代表は、来春の豪州キャンプで、WBC豪州代表との交流試合について「豪州代表から申し込みがきており、ボビーも前向きに考えてくれている」と話した。実施時期も2月中旬で固まるなど、計画は最終段階まで進んでいる。

 もともとは、チームのキャンプ総仕上げとして計画されていた豪州代表との一戦だったが、前日発表されたWBC日本代表29選手でロッテからは12球団最多の8選手が選出された。それだけにロッテvs豪州代表戦は、“WBCの前哨戦”という位置づけになりそうだ。
 しかも、豪州代表は、04年のアテネ五輪の準決勝で日本が苦杯をなめさせられた相手。当時、日の丸を背負った
小林雅は「あの時は、ほとんど相手を知らなかった」と情報不足が敗因につながったことを認める。WBCでは、決勝進出しなければ豪州代表との対戦はないが、他国の代表チームのレベルを肌で感じることは、日本代表にとっても重要な経験となる。
 代表に選出された
西岡は「来年はWBC用に早く仕上げる。(アジアラウンド開始の)3月3日には完ぺきな状態で動けるようにしたい。その時期に試合ができるのはいいこと」と豪州戦に意欲的。アジア王者のロッテが、王JAPANの世界一奪取へ、弾みをつける。

                                       2005.12.11

■ 王さん大抜てき、WBC正捕手は里崎 王ジャパンの司令塔は里崎。WBCの日本代表監督を務める王貞治GM兼監督は10日、東京都内でスポーツ報知の取材に応じ、里崎智也捕手に正捕手を任せる考えを明かした。

 アジアを制した“頭脳”を、大抜てきした。「基本的には里崎に任せる。アジアシリーズを戦って、相手のことも分かっているだろう」中日・谷繁、巨人・阿部と実力者ぞろいの捕手陣のなかでも、アジア王者に導いた里崎のリードを高く評価。「右にも大きいのを打てる。ウチもやられたからね」と、プレーオフ、日本シリーズでも光った勝負強い打撃にも期待を寄せた。9日の代表メンバー発表会見で、エースに指名した渡辺俊との黄金バッテリーに大役を任せることになった。

 日の丸を背負うサブマリンに、王監督は「エース」の期待を寄せる。ソフトバンク勢以外ではただひとり、シーズン中に声をかけたのが渡辺俊。「緩急で抑える特長を持った投手。国際大会で相手を困らせる投球ができる」と強調した監督に、本人も「早くから声をかけていただいたので気持ちの準備はできていた。アンダースローは日本人が考えたフォームというし、人生の大きな経験になる」と意気込む。

                                       2005.12.11

■ 王ジャパン発表 ロッテから8人選出 WBCの日本代表が9日、東京都内のホテルで発表され、米大リーグからはマリナーズのイチロー外野手(32)、ホワイトソックスの井口資仁内野手(31)、パドレスの大塚晶則投手(33)が選ばれた。

 大リーガーが日本代表入りするのは初めて。代表30人のうち態度を保留しているヤンキースの松井秀喜外野手(31)を除く29人が発表された。王貞治日本代表監督(ソフトバンク)は松井秀の出場について「まだ結論は出ていないが、必ず一緒に戦ってくれると確信している」と話した。松井秀は同日、球団広報を通じて「王さんの気持ちはよく理解しているつもりです。もうしばらく、しっかりと考えて、いずれ返事をさせていただきたいと思います」とコメントを発表した。

 国内組ではアテネ五輪代表から西武の松坂大輔投手(25)、巨人の上原浩治投手(30)ら8人が選ばれ、31年ぶりの日本一に輝いたロッテは渡辺俊介投手(29)、西岡剛内野手(21)ら最多の8選手が代表入り。オリックスと楽天からは選出されなかった。

 WBCはサッカー・ワールドカップ(W杯)の野球版として、大リーグ機構と同選手会が主催。五輪には出場しないトッププロも参加し、米国など16カ国・地域で“世界一”を争う。日本は来年3月3〜5日に東京ドームでの1次リーグで韓国、台湾、中国と対戦。2位以内に入れば米国での2次リーグに進み、準決勝は18日、決勝は20日に行われる。日本代表は次の通り。

 【投手】
清水直行、渡辺俊介、小林宏之、藤田宗一、薮田安彦(以上ロッテ)和田毅、杉内俊哉(以上ソフトバンク)松坂大輔(西武)上原浩治(巨人)黒田博樹(広島)藤川球児(阪神)石井弘寿(ヤクルト)大塚晶則(パドレス)

 【捕手】
里崎智也(ロッテ)谷繁元信(中日)阿部慎之助(巨人)

 【内野手】
西岡剛、今江敏晃(以上ロッテ)松中信彦、川崎宗則(以上ソフトバンク)小笠原道大(日本ハム)岩村明憲(ヤクルト)新井貴浩(広島)井口資仁(ホワイトソックス)

 【外野手】和田一浩(西武)金城龍彦、多村仁(以上横浜)青木宣親(ヤクルト)イチロー(マリナーズ)

 アジア王者のロッテからは大量8人が代表入り。先発3人、中継ぎ2人の5投手の代表入りに女房役の里崎は「投手とのコミュニケーションは不安だったし、ウチから5人いるのは心強い。シーズンと同じように投手を生かす配球ができる」と笑顔。里崎のほか俊足の西岡、勝負強い今江と野手も特徴ある顔ぶれ。「ボビーの母国」での大暴れがバレンタイン監督への恩返しになる。

                                       2005.12.09

■ 渡辺俊&里崎 次は世界一バッテリー! 社団法人・電池工業会とスポーツニッポン新聞社が制定する「2005プロ野球最優秀バッテリー賞」(協力・資生堂)の表彰式が6日、東京・芝の東京プリンスホテルで行われ、ロッテの渡辺俊介投手―里崎智也捕手、阪神の藤川球児投手―矢野輝弘捕手の両バッテリーが受賞した。石田徹・電池工業会会長から各選手に賞金100万円、白根邦男・スポーツニッポン新聞社社長から表彰額が贈られた。WBCで日本代表入りが確実な渡辺俊は、里崎とともにアジアNo.1から世界一バッテリーを目指す。

 ロッテ球団から初の受賞となった渡辺俊は、次なるターゲットを里崎とともに“世界一バッテリー”と定めた。

 「日の丸を背負うことはとても大きなプレッシャーとなるが、そこでの経験は野球人生においてとても大きな経験となる。正式に選出されれば、この2人で活躍したい」

 来年3月、米国などで開催されるWBCの日本代表は近日中に発表される。ロッテからは渡辺俊とともに強肩強打の里崎が「王JAPAN」の正捕手候補として選出されることが確実となっている。

 社会人の新日鉄君津時代にシドニー五輪に出場した渡辺俊は「メジャー移籍の願望は全くない」というが、日米野球や五輪などの国際大会を通してのメジャー選手との対戦には興味を示しており、WBCは願ってもない舞台といえる。

 そのマウンドにサブマリン右腕を熟知した里崎とともに出場できるのだから心強い。同い年というだけでなく3年前から1軍定着するなど、同時期に苦楽を味わった存在である。11月24日から韓国・済州島で行った球団納会では相部屋。アルコールを口にして朝起きたら「俊介と同じベッドに寝ていた」(里崎)というほど気心が知れている。

 もちろん、これまでよりも1カ月早い調整が必要となる。「昨オフは肩を休ませないで投げてきたし不安はない。今オフは疲れがあるので現時点では投げていないが、元日前後には投球を開始する」と渡辺俊。女房役の里崎も「2軍の頃を思い出せば、いつもキャンプ開始の2月1日に合わせていた」と頼もしい。アジアから世界へ。地上10センチ、世界で一番低い位置から緩急を操るサブマリンは“ベストパートナー”とともに世界の頂点を目指す。

                                       2005.12.07

■ 里崎、WBC日本代表正捕手狙う ロッテを31年ぶりの日本一、そして初代アジア王者に導いた里崎智也捕手(29)が、来年3月に初開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で、日本代表正捕手の座に意欲を見せた。27日、千葉マリンスタジアムでのメディカルチェック後、WBCへの出場について「まだ決まっていない」と前置きした上で「正捕手?それはありますね」と、前向きな姿勢を見せた。この日、都内で日本代表の王貞治監督(ソフトバンク)も参加し、日本代表スタッフ会議が行われ、候補30人が選出された。

 まだ候補の連絡はない。マリナーズに移籍が決まった城島は不参加が確実。実績十分の中日・谷繁は出場に前向きだが、球団が選手派遣に消極的だ。王監督から正捕手に指名される可能性も十分ある。里崎は、千葉マリンでのシーズン終了後恒例のメディカルチェック後、慎重に言葉を選んだ。WBCの出場について報道陣に問われ「決まってもないですから。選ばれたら考えます。正捕手で行きたい?それはありますね。いろいろ勉強することもあるだろうし、できなかった体験もできる。勝ち負けも大事だろうけど、人生においてプラスになることがあると思う」と話した。

 準備も頭に入っている。「選ばれれば、それなりの準備をしないとならない。1カ月ぐらい、開幕は早まる感じ」と話した。完全休養は今月中のみで、例年通り12月からは始動する予定だ。「まだ1軍に上がってきていない時のことを考えれば、2月1日が開幕みたいなものだった」と、早い段階に仕上げていく用意もできている。

 正捕手の資格がある。シーズンでは橋本との併用が続いたが、94試合に出場し、チームを日本一、アジアNo.1へと導いた。今季の盗塁阻止率は4割で、昨季まで4年連続1位の城島(盗塁阻止率.397)を抜きリーグトップ。打率も.303、10本塁打、52打点をマークし、短期決戦となったプレーオフ、日本シリーズでは一発を放つなど、勝負強さも十二分に見せつけた。

 アジアシリーズを経験し、国際大会独特のプレッシャーにも「感じる必要がない」と言ってのける。大会期間中はチームを離れることになるが「新人じゃないし、空けたとしても今までやってきたこともある。不安はないですよ」と力強い。ロッテから候補に選出される可能性の高い渡辺俊や小林雅とも、バッテリーとして修羅場をくぐってきた。日本の頭脳に、十分なり得る。

                                       2005.11.28

WBC派遣消極的球団にペナルティーも 巨人・清武球団代表は28日、WBCへの選手派遣に消極的な球団について「阪神、中日は1人でしょ、出すと言っているのは。最強チームをつくることを全会一致で実行委員会で決めた。従わないでペナントレースを戦おうなんてのは姑息(こそく)だ」と痛烈に批判した。

 巨人の候補選手が8人と認めた上で各球団に最低4人以上候補者がいると明言。その中で中日、阪神の2球団から辞退者が続出していることを非難。中日は谷繁の代表入りは確実だが「王(監督)さんも怒りを抑えて編成している。プロ野球界の将来をどう思っているのか」とまくし立てた。

 さらに「そういう球団とはオープン戦をしないといっているところ(球団)もある」と12月1日に開催される実行委員会で何らかのペナルティーを科す考えまで示した。

                                       2005.11.29

 

◆ ハワイへ優勝旅行 ◆

■ ハワイV旅行から帰国 31年ぶりに日本一に輝いたロッテが、成田空港着の航空機でハワイの優勝旅行から帰国した。

                                       2005.12.19

■ ボビー、『オリックス・清原』大歓迎! ウエルカム・バック、キヨ!! 優勝旅行でハワイを訪れているボビー・バレンタイン監督が名球会ゴルフ表彰式を表敬訪問。オリックス入りが決定的な清原和博内野手(38)に関して「パ・リーグ全体にとって素晴らしいこと」と語った。ボビーのエールに清原は「ありがとうございます」。移籍効果による人気回復を見込んで、パ・リーグ全体が清原歓迎ムードだ。

                                       2005.12.18

■ 「良い友人を失った」バレンタイン監督神妙 選手とともにタレントのKONISHIKIさんの自宅に招待されたバレンタイン監督。オリックス・仰木前監督の訃報には神妙な面持ちにだった。「イチローの起用法について議論したことがある。1番か3番か。それが印象に残っている」。“ボビー・マジック”のヒントにもなった“仰木マジック”の日替わり打線。「良い友人を失ってしまった。いつも親切で、私の成功を祈ってくれていた」と名将の死を残念がっていた。

                                       2005.12.17

■ ベニー「野球アカデミーつくりたい」 ベニー・アグバヤニ外野手は14日(日本時間15日)、「ベニー・ベースボール・アカデミー」を設立したい考えを明らかにした。ハワイ優勝旅行のチームから離れ、宿泊ホテルから車で約1時間の自宅でのんびりと過ごしたベニーが、壮大な夢を口にした。

 「ベースボールアカデミーをつくりたいんだ。子供たちに基礎を教えてあげたい。ハワイには組織的な野球学校がないからね。メジャー、日本シリーズでの経験を子供たちに伝えたい」。もちろん引退後の話だが、対象となるのは10〜18歳で、生徒は約100人を募集する予定だ。既に同じハワイ出身で95年からロッテで2軍監督などを務めたレン・サカタ氏らと4年前から小中学生を対象に野球教室を開催している。故郷を愛するベニーが自身の技術と経験をハワイのチビっ子に還元していく。自主トレもすでに開始しており「やっぱりこっちは暖かくていいね」と連覇にも抜かりなしだ。

                                       2005.12.16

■ バレンタイン監督は読書 優勝旅行の2日目は自由行動。選手たちは家族らとプール遊びやショッピングで時間を過ごした。バレンタイン監督はロビーで、普段は見せないメガネ姿でゆったりと読書。すると、サーフィンに挑戦してきた西岡渡辺正とバッタリ遭遇し「サーフィン?楽しかったデスカ?すごいデスネ〜」と感心していた。

                                       2005.12.16

■ ロッテが優勝旅行にハワイへ出発 31年ぶりに日本一に輝いたロッテが13日、成田空港から全日空機でハワイへの優勝旅行に出発した。選手、スタッフとその家族ら約130人が参加。米国に帰国中のバレンタイン監督も現地で合流する予定。福浦は「ゆっくり過ごしたい。こどもと海で遊びたいです」と笑顔。瀬戸山球団代表は「選手たちには羽を伸ばしてもらって、来季もがんばってもらいたい」。18日に帰国する。

                                       2005.12.13

 

◆ フランコ・パスクチ・セラフィニ退団? ◆

■ オリックスがセラフィニ獲得へ オリックスの中村勝広監督は12日、ロッテを自由契約となったセラフィニ投手(31)と今季の契約を結ぶことを明らかにした。

 大阪市内で取材に応じた中村監督は「(交渉は)九分九厘まできている」と述べた。近日中に入団発表を行う予定。

                                       2006.01.12

■ セラフィニのオリックス入り有力に ボビーが退団を明言 バレンタイン監督が、自由契約となっていたセラフィニ投手について「彼は他の球団に行く決断をした」と、退団を明らかにした。獲得に乗り出しているオリックス入りが有力だ。

 球団はセラフィニとの交渉期限を15日(日本時間)に設定。ギリギリまで回答を待ったが、いい返事は届かなかった。

 「彼は他の球団に行く決断をした。ウチより、はるかに上の提示をしたのだろう」。この日、同投手から「家族のために最善の決断をしたい」との電子メールを受け取ったバレンタイン監督はこう説明した。移籍先は「確かではない」と濁したが、オリックスと見られている。球団は今季11勝の左腕に、倍増の年俸1億2000万円プラス出来高を提示。マネーゲームに乗らない方針もあって、引き留めることはできなかった。

 ただ、その他の外国人選手は残留の見込み。ボビーは「フランコとは合意した。李も残留の意志が強い」と明言。出場機会の少なかったパスクチも残留する方向だ。

                                       2005.12.16

■ セラフィニ放出も 15日回答期限…李、フランコは残留 去就が注目されていた外国人3選手のうち、セラフィニ投手について球団側が「放出やむなし」の姿勢を打ち出した。李スンヨプ内野手とフランコ内野手は来季も残留することがこの日、確実となったが、セラフィニには他球団がロッテを上回る条件を出していると見られ、瀬戸山球団代表も「回答期限(15日)までに返事がなければ新外国人獲得に動く」と明言。年俸の見直しなどは行わない方針を示した。

 打線に関しては連覇への視界が開けた。優勝旅行先のハワイ・ホノルル。李の交渉を担当する瀬戸山球団代表と、フランコの交渉を受け持つバレンタイン監督は、そろって笑みを浮かべた。

 他球団への移籍を探ってきた李について、瀬戸山代表は「最高の条件は提示してあるから」と自信を見せた。契約年数の決定権を李側に与え、年俸は現状維持の2億円。同代表は「年数に関する返答はまだない」としたが、関係者の話を総合すると、李はすでに残留を決意。他球団からロッテ以上のオファーはなく、要求していた試合出場数増についても妥協することになった。

 同時に、3割20本塁打をマークしたフランコの残留も決定。交渉役を務めたバレンタイン監督は「もう(正式な)合意は間近だ」と大筋で合意に達したことを明かした。条件は7000万円増の年俸1億2000万円。この日、瀬戸山代表とのトップ会談で、フランコを来季の構想に入れることも確認された。

 残す問題はセラフィニの去就だ。ロッテは年俸1億2000万円プラス出来高3000万円の条件を提示しているが、瀬戸山代表は「回答期限(日本時間15日)までに返事がなければ、新外国人獲得に動く」と断言。渡辺俊、清水、小林宏、久保らの先発陣を筆頭に強力な投手陣を誇るだけに「彼は先発4番手。いなくてもローテはできる」と放出やむなし、の姿勢を見せた。

 もちろん、残留してくれることが理想。条件面ではオリックスなど他球団が上回るが、セラフィニとバレンタイン監督は師弟関係にあり、最後に“情”を優先させる可能性にも望みをつないでいる。リミットまであと1日。V2へ向けた来季の戦力が磐石なものになるかはセラフィニの決断にかかっている。

                                       2005.12.15

■ ボビーはセラフィニ引き留めず 人脈駆使し新外国人投手獲得も 今季11勝したセラフィニにも外国人選手との“交渉役”を任されている指揮官はラブコールを送るどころか、クールに言い放った。

 「こちらとしては、戻ってきてほしいと思い、オファーしている。でも、さらに(他から)条件の良いオファーがあれば、そちらに行くかもしれない」

 今オフ最重点課題といえる11勝左腕の残留交渉。他球団からの引き合いを理由にセラフィニ側は態度を硬化し、マネーゲームに持ち込もうとしている様相がうかがえた。ところが「交渉が長引くことはチームにとって悪いこと。この交渉を引き延ばすつもりはない」と、14日(日本時間15日)に設定された交渉期限を前に、バレンタイン監督から最後通告を突きつけた格好だ。

 強気の背景には自信が見え隠れする。メッツを指揮していた時代も、外国人である“日本人選手”を巧みに操った。「他の日本人が米国で活躍できないのはワタシのような存在がいないからだ」とまで言い切る。その自信は環境が日本に代わり、選手が外国人選手になっても同じ。過去3年の外国人選手の活躍も顕著だ。この日監督と会談した瀬戸山球団代表は「これ以上(の金額)はやめておこうと話し合った」と指揮官の決断を支持。決裂した場合は即、ボビー人脈を駆使した新外国人投手の獲得に乗り出す。

 11勝左腕の代役はいくらでもいる。これがメジャーワールドシリーズ、日本でアジア王者に輝いた名将の強みだ。

                                       2005.12.15

■ セラフィニ残留を断念、巨人が有力 ロッテがセラフィニ投手の契約更新を事実上、断念した。5日に自由契約選手として公示された後も慰留に努めてきたが、瀬戸山球団代表は「15日を期限にしたい」と発言。球団が提示した倍増の1億2000万円に対し、他球団の条件が軒並み上回っている実情に「マネーゲームをする気は全くない。それ以上欲しいと言った場合は仕方ない。セラフィニより若くて安い選手を探す」と付け加えた。

 宙に浮いた大型左腕の争奪戦に“一歩リード”したのが巨人だ。現地時間6日の米テキサス州ダラスでのウインターミーティングで巨人はソフトバンク、オリックス、楽天、日本ハムとともに相手側代理人に接触。ただ楽天、日本ハムは消極的で、資金力豊富なソフトバンクは前ロイヤルズのダニエル・J・カラスコ投手(28)の獲得が決定的となっている。セラフィニ自身は在京球団希望との情報もあり、巨人に有利な材料がそろっているのは確かだった。

 原監督はこの日、セラフィニについて「僕は何も聞いていない。何か言えば、本気で獲りにいっている球団に迷惑が掛かる」とコメントしている。

                                       2005.12.13

■ オリックス、セラフィニに1億5000万円提示 オリックスがセラフィニ投手に対し、年俸130万ドル(約1億5730万円)の単年契約を提示し、獲得に乗り出していることが8日明らかになった。5日に同投手が自由契約選手公示されたことを受け、オリックスは米国滞在中の鈴木渉外担当が接触。今季年俸6000万円の倍以上の好条件を提示した。交渉の経過次第では複数年契約も用意する方針だ。

                                       2005.12.09

■ 巨人もセラフィニ争奪戦参戦 巨人がロッテを自由契約になったセラフィニ投手の争奪戦に“参戦”したことが7日、明らかになった。ウインターミーティングが行われている米テキサス州ダラスで6日(日本時間7日)、巨人ニューヨーク事務所の中島康雄氏がセラフィニの代理人であるマイルズ・カーン氏と1時間以上にわたって交渉を行った。

 巨人はすでに新外国人としてゲーリー・グローバー投手(28)と契約。さらにオリックスを自由契約になったJP投手(29)の獲得にも動いている。桃井球団社長は「セラフィニに限らず調査はしている」と語るにとどまったが、投手力強化を最重要課題に挙げているだけに、11勝左腕は魅力的な存在だ。

 この日、セラフィニ側は巨人以外にソフトバンク、オリックス、楽天と交渉。今後、日本ハムとも会う予定だという。「きょうは実り多い話し合いがたくさんできた。近いうちに(この日交渉した)4球団からオファーが届くことになっている」とカーン氏。条件は2年以上の複数年、年俸は150万ドル(約1億8150万円)が最低ライン。ロッテも含め
計6球団の争奪戦。巨人の参戦で一気にヒートアップしそうだ。

                                       2005.12.08

■ オリックスがフランコ獲りを検討 オリックスが、ロッテを自由契約となったフランコ内野手と、阪神を戦力外となっていた久慈照嘉内野手(36)のダブル獲りを検討していることが6日、明らかになった。既に獲得に乗り出している前巨人の清原和博内野手(38)とドジャース・中村紀洋内野手(32)に続く野手補強。左の大砲と、守備の名手という攻守両面での戦力アップを目指す。

 清原&ノリという右の大砲2門を描いた打線に“味付け”をする。中村監督が、新たに目を付けたのがフランコだ。前日にロッテを突如、自由契約となった左の長距離砲の調査にGOサインを出した。来季のクリーンアップ候補として、ロッテを31年ぶりの日本一に導いた助っ人を指名した。

 「昨日、報告は聞いていた。(未契約の)ガルシアがどういう展開になるのか、分からないから並行してやっていく」。今季もリーグ5位の97本塁打と一発不足の解消は、中村体制での重要課題。前日は、神戸市内の球団事務所で野村収スカウトから新外国人投手候補の報告を受けた。だが、今季21本塁打で左打ちのガルシアの残留が極めて難しい状況。打線全体のバランスを考えれば、左打者の補強は欠かせない。フランコに瞬時に興味を示した理由はそこにある。

                                       2005.12.07

■ オリックスがセラフィニ獲得戦に参戦 オリックスがセラフィニの獲得に動くことが5日、明らかになった。かねてセラフィニを調査しており、ロッテの保有選手名簿に記載されたことで一時は獲得を断念したが、自由契約選手として公示されたことで状況は一変した。

 「日本での実績もあるし、何としても欲しい存在。左であれだけの球を投げられる投手はそうそういない」と、球団関係者も、今季11勝をマークし、ロッテの日本一に貢献した左腕の実力を高く評価。6日にも米国滞在中の鈴木渉外担当を通じ、セラフィニ側と接触を持つ構えだ。この日、球団事務所では新外国人候補を7、8人リストアップ。「この中から1人、可能なら2人は確保したい」と中村監督。セラフィニ獲得を最優先事項とし、さらに外国人投手を絞り込む。

                                       2005.12.06

■ ソフトバンク早速動いた ソフトバンクが、さっそくセラフィニ獲りへ調査を開始する。王GM兼監督は「今、聞いたばっかり。どういう経緯でそうなったかをまず調べないといけない」と、今季11勝をマークした左腕の自由契約に強い関心を示した。石渡編成部長も「調べます。調査します」と、獲得に動き出すことを明言した。現在、ロイヤルズのダニエル・J・カラスコ投手(28)=186cm、97kg、右投右打=の獲得も目指しており、助っ人投手が一気に2人加入する可能性が出てきた。

                                       2005.12.06

■ ロッテ激震!フランコ、パスクチ、セラフィニ退団も 球団不手際で自由契約に アジア王者に激震が走った。ロッテが、マット・フランコ内野手(36)、ダン・セラフィニ投手(31)、ヴァル・パスクチ外野手(27)を全保留選手名簿から外し自由契約選手とすることを決定。5日、コミッショナー公示された。12月2日の段階では全保留選手名簿に掲載されていたが、代理人が反発したため、今回の措置を強いられる形となった。瀬戸山隆三球団代表は「残ってもらいたい希望は変わらない」と話したが、交渉は難航中。正式契約に至っていない李スンヨプ内野手(29)を含め、快進撃を支えた助っ人4人が退団し、他球団に流出する可能性が出てきた。

 31年ぶりの日本一、アジア制覇に貢献した外国人トリオが全保留選手名簿から外れ、自由契約となった。フランコとセラフィニは国内屈指の成績を残しており、他球団との争奪戦は必至。ロッテは残留要請を続ける方針だが、現時点で金銭面の折り合いはついていない。今季で契約が切れる李承ヨプとの交渉が不調に終わった場合、最悪4人の助っ人が退団する。

 残留が確実視されていた助っ人勢が、反旗をひるがえした。ロッテは2日、球団が来季の戦力として契約する権利を確保できる全保留者選手名簿に3人を記載したが、一転してこの日、自由契約とする手続きをとった。契約切れの助っ人を保留選手名簿に記載すること自体、違法性はないが、瀬戸山代表は「フランコとセラフィニの代理人から(契約期間外の)12月に全保留選手名簿に載せるのは筋違いだと指摘された。そのあたりの細かい条項を決めていなかった」と説明。
「自由契約といっても、解雇ではなくFAと考えています」と引き留めを図る方針に変更がないことを強調した。

 しかし、現時点で交渉は難航している。今季年俸6000万円のセラフィニ、5000万円のフランコは大幅増が予想されていた。球団は2人に年俸100万ドル(約1億2000万円)を提示している模様だが、正式契約には至っていない。

 3選手は11月30日の時点でロッテとの1年契約が満了。成績を残した今回は年俸アップのチャンスでもある。他球団とのマネーゲームが展開されれば、選手側としては歓迎材料。瀬戸山代表は「他球団のオファー?あるでしょうね。想定しています」と争奪戦への発展を覚悟している。

 3選手の残留は、バレンタイン監督の手腕にかかっている。ロッテでは、李スンヨプ以外の外国人選手の交渉をバレンタイン監督が担当。今後も、選手本人や代理人との交渉役は指揮官が行う。今オフ、3年総額12億円の大型契約を結んだ自身同様、複数年契約での引き留めも思案している。

 今季のロッテは、今江、西岡ら日本人選手の成長はあったものの、外国人選手がそろって活躍したことが日本一の大きな要因でもあった。助っ人勢が大挙して退団すれば、V2への視界は一気に悪化する。

                                       2005.12.06

 

◆ 李スンヨプ 残留が基本線もDHに不満 ◆

■ 李スンヨプ自由契約に 退団も視野に他球団と交渉へ ロッテは13日、李スンヨプ内野手(29)を自由契約選手とし、コミッショナー事務局から公示された。同内野手の代理人を務める水戸重之弁護士は同日、「ロッテとの交渉窓口は閉じないが、国内外を問わず他球団と話しをしたい」と語り、退団も視野に入れて他球団と交渉する考えを示した。

 ロッテは李との契約が満了した昨年11月30日以降も保留者名簿に載せて残留交渉を続けてきたが、合意に至らず代理人の要請に応じて自由契約の手続きを取った。李側は現状維持の年俸2億円(推定)の提示に不満を抱いているが、ロッテの瀬戸山隆三代表は「条件の変更は考えていない」としている。

 李は来日2年目の昨季、117試合に出場し打率2割6分、チームトップの30本塁打、82打点をマークした。

                                       2006.01.13

■ スンヨプ、ロッテ残留を明言…「1年後には大リーグに行きたい」 韓国の聯合ニュースによると、今季で2年契約が切れた李スンヨプ内野手が18日、「ロッテに残留することで合意した」と語り、来季もロッテでプレーすることを明らかにした。

 仁川国際空港に帰国した同内野手は韓国記者団に「1年後には米大リーグに行きたい」と明言。米大リーグ挑戦に向け、もっと守備機会を増やすよう球団側に要求したことも明らかにした。

                                       2005.12.19

■ 「移籍」譲らず雲隠れ… 他球団への移籍を希望している李スンヨプに対し、早期に決着をつけたい同球団首脳が困惑気味だ。

 「水戸さんに電話しても、もう少し待ってくれとのこと。こちらとしてはハワイの優勝旅行までには決着をつけたいんだけどね」と瀬戸山球団代表。「水戸さん自身も、本人が忙しくてそんなに連絡が取れていないようなんだよね。もう少し時間がほしいということなんで、週末にもう一度連絡しますと伝えたんだけど…」(同代表)と、李サイドに10日を回答期限に設定したことを明らかにした。

 李の希望は、「もう少し試合に出たい。守備機会を増やしたい。セの人気球団でプレーしたい」。だが、「他球団だって一塁はほとんどふさがってる。打率.260で外野手、年俸2億円という条件は厳しい」(球界関係者)。

 ロッテは13日から米ハワイへ優勝旅行に出発する。「本人も来るとのこと。その場で(交渉できるか)分からないけどね」と瀬戸山代表。アジアの大砲の移籍騒動は、常夏の島で決着がつきそう!?

                                       2005.12.09

■ 残留交渉、合意せず 瀬戸山球団代表は1日、李スンヨプ選手の代理人を務める水戸弁護士と2時間にわたって都内で残留交渉をしたが、合意には至らなかった。同代表はシーズン終了後、李本人に現状維持の年俸2億円(推定)で複数年契約を提示しており、改めて「是非残ってほしい」と訴えた。李側がサインしなかったことについて同代表は「条件面に不満はないと聞いているとのことだった。他チームから誘いがあるかは話さなかったが、オファーがあれば聞いてみたいのではないか。焦らず待ちます」と話した。

                                       2005.12.01

■ 交渉に自信…年俸2億円、複数年契約 今月で契約が切れる李スンヨプとロッテの第1回交渉が、来月1日に行われることが24日、わかった。日本シリーズ終了後、球団は本人に条件を提示。現状維持の年俸2億円で、複数年契約を打診している。瀬戸山球団代表は「すでに気持ちは伝えている」と話しており、代理人との交渉に自信を見せた。納会のため、この日チームは韓国入りしたが、李は左ひざの検査で欠席。同代表は「会って話したかったね。どうしても残ってもらいたいから」と残念そうだった。

                                       2005.11.25

■ 李に1年契約を提示へ 今季限りで2年契約が切れ、移籍も視野に入れる李スンヨプに対し、ロッテは1年契約で現状維持の年俸2億円を提示する方針であることが分かった。瀬戸山球団代表が、代理人である水戸重之弁護士と22日にも残留交渉を行う。将来のメジャー移籍を希望する李側は来季残留の条件としてDH出場ではなく、より多くの守備機会を希望し、交渉のポイントに挙げている。瀬戸山代表は「何としても残ってほしい。守備位置に関しては打撃の調子も関係してくる。左翼のレギュラーを獲得してくれればいいけれど」と話していた。

                                       2005.11.19

■ 李、残留条件にWBC出場 李スンヨプが来季残留の条件としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場を挙げた。16日、松静(ソンジョン)夫人、8月に誕生した殷赫(ウンヒョク)ちゃんとともに韓国へ帰国。弁護士の水戸重之氏と代理人契約を結んだと公表しており「希望は代理人に話してある。守備機会とともにWBCも1つの条件」とした。24日から韓国・済州島で行われる納会には出席する。今年で2年契約が切れ、移籍も視野に入れているが「焦らず悔いのない決断をしたい。ロッテで長くやるのが理想」と残留を前提とする意向を示した。

                                       2005.11.17

■ 李、水戸氏と代理人契約、メジャー移籍視野? 李スンヨプ(29)が13日、アジアシリーズ終了後の東京ドームで高津、石井一らをメジャーに送り込んだ水戸重之氏(48)と代理人契約を結んだと発表。今季までの2年契約が切れる今月30日までに残留交渉がまとまらなければ、以前から希望していた大リーグも視野に他球団移籍の可能性を示唆した。

 来日2年目の今季は昨季の14発を上回る30本塁打。この日の古巣との対戦は4打数無安打だったが、大砲としての地位を確立した。だが夢のメジャー挑戦、バレンタイン監督の日替わりスタメンによる守備機会の減少もあり、移籍も考慮した代理人契約に踏み切った。

 来季の去就については「代理人に任せてある」を繰り返したが「ロッテで最後の試合?そうならないようにお願いしたい」と今後の残留交渉次第では移籍する可能性も示唆した。

                                       2005.11.14

■今季でロッテとの2年契約が満了する李スンヨプは2日、「来季のことはまだ決めていない。米大リーグ挑戦は夢だが、今オフはない。韓国からの話もないし、日本でのプレーを考えている」と希望を明らかにした。李は「慣れ親しんだロッテでのプレーが前提。(獲得に乗り出す)他球団の提示する条件がロッテと同じなら、移籍する理由もない」と基本線は残留。

 だが、本職の一塁ではなくDHでの出場が多かった今季の起用について「選手としては打って守って走りたい。守備もやりたいというのは大舞台(メジャー)に行くのが困難になるから」と訴える。ロッテでは今季、守備位置を固定されず、DHでの出場も多かった。「モチベーションを保つのが難しかったし、自分の中ではきつかった」と率直な気持ちも吐露した。

 現時点ではロッテから正式な契約の話はないという。アジアシリーズ終了後にも交渉のテーブルに着くことになるが、その際に、代理人を雇うかどうかも検討中だ。

 「夢は捨てないでいたい。夢をあきらめたら選手は終わり」と本人は語った。自分が一番成長できる場所へ。アジアの大砲が大きな一歩を踏み出すかもしれない。

                                       2005.11.03

 微妙…李が移籍を視野に アジアの大砲の来季去就が微妙になってきた。関係者によると、李スンヨプは「DHではなく、守りながらプレーしたい」との希望を口にし、移籍も視野に入れているという。李は2003年、韓国・サムスンで56本塁打のアジア新記録を樹立。同年オフにメジャー移籍を希望していたものの果たせず、ロッテに移籍した。移籍1年目は14本塁打と本来の力を発揮できなかったが、今季は30本塁打し、阪神との日本シリーズでも3本塁打。持ち前の長打力、そして大舞台に強い精神力を見せた。

 しかし李にとって、今季の起用法には決して満足できるものではなかった。“ボビー・マジック”と言われるバレンタイン監督のさい配で、DHや外野での出場が主だった。打順、守備位置も固定されず、出場も117試合にとどまった。さらに、李の韓国時代の本職は一塁だが、ロッテには福浦がおり、一塁で常時出場することは不可能。これらの事情から、李は移籍希望を口にしている。

 李とロッテの交渉は今季までの2年契約。契約満了後は、李に選択権がある。選択肢としては、李が希望していた大リーグに加え、DHのないセ・リーグ、韓国球界復帰もあり得る。 一方で、李の年俸が2億円という高額であることが、移籍のネックとなる可能性がある。獲得となると、巨人など資金が豊富な球団に限られるが、今季の打率.260と決して確実性があるとは言えない李に、それだけ高額の年俸を支払うかは疑問だ。

 ロッテは李の残留を求めており、2年間プレーしたことで、チームにも打ち解けている。果たして新天地を求めるのか、ロッテにとどまるのか。李の決断に注目される。

                                       2005.11.02

 

◆ ボビーネタいろいろ ◆

■ ボビー スポーツマン賞受賞 日本外国人スポーツ記者協会(FSAJ)は22日、2005年のスポーツマン賞にフィギュアスケートの浅田真央(グランプリ東海ク)とプロ野球ロッテのバレンタイン監督を選出したと発表した。
 FSAJは日本でスポーツ報道に携わる外国メディアや英字の日本メディアで構成。日本人部門ではグランプリ(GP)ファイナルを15歳で制した浅田が、外国人部門では外国人監督として初めて日本シリーズを制したバレンタイン監督がトップの票を集めた。

                                       2005.12.22

■ ボビー 米で世界一決定戦訴える 米国へ帰国しているバレンタイン監督が、テキサス州で行われたチャリティーイベントでワールドシリーズ王者と日本一チームで争う世界一決定戦の開催を訴えた。「今季のホワイトソックスの試合はテレビでしか見ていない」としながらも「ロッテは十分対抗できる。投手陣は制球がいいし、守備も素晴らしい。中軸打者のパワーはないが、勝利とは関係ない」と力説した。

                                       2005.12.08

■ ボビー 大統領に世界一決定戦直訴へ バレンタイン監督が1日、成田発の日航機で米ニューヨークに帰国した。指揮官は今月中旬に開催されるホワイトハウスでのクリスマスパーティーに出席予定で、ジョージ・ブッシュ大統領(59)とも対面。その席で自らが提唱する「リアル・ワールドシリーズ」の実現を直談判するつもりだ。

 激動のシーズンを終え帰国の途についたバレンタイン監督が、今度は米本土で「リアル・ワールドシリーズ」開催へ向け動きだすと明かした。しかもプレミアム人脈を味方につけての直談判に打って出る。昨年に続き、ブッシュ大統領主催の「クリスマスパーティー」の招待状を受け取った指揮官は、この席で壮大な夢を語るつもりだ。

 「もちろん野球(リアル・ワールドシリーズ)の話はする。大統領だから、野球以外のことで忙しいのは承知している。それでも将来的に野球のことを考えてもらえるかもしれないからね」と日本で訴え続けたチャリティー方式やハワイを開催地にするアイデアなどを披露する。

 85〜92年にレンジャーズを指揮していたバレンタイン監督にとって、ブッシュ大統領は91年から同球団の共同オーナーを務めていた間柄。同じコネティカット州出身でもある。その親密さは、11月15日に日米首脳会談で来日したブッシュ大統領を出迎えるため、千葉から大阪空港まで足を運んだことでも分かる。大人数で同空港がごった返す中、バレンタイン監督と久々に対面したブッシュ大統領はわざわざ足を止めて談笑すると、最後は抱き合って再会を約束したシーンもあった。

 とはいえ、自らの夢が簡単に実現するとは思っていない。「来春にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開催される。その際にはMLBやさまざまな野球関係者が集まるだろう。そこで新たな意見を持ち寄ることになればいい」と日米野球機構の新たな行動にも期待を寄せる。

 それでも立ち止まっているわけにはいかない。「2週間ぐらい休んで、また来年の準備をしたい」。ロッテを31年ぶりの日本一に導いた55歳。連覇と世界一という夢を持つボビーの休息は故郷でもしばらくはなさそうだ。

                                       2005.12.01

■ ボビー帰国 バレンタイン監督が1日、米国に帰国した。交流戦、初代アジア王座を含め、優勝続きの今季を振り返り、「様々な成功を収めて満足している」と同監督。記念写真や祝いの品を両手に抱え、「今までより持って帰る物は多い」と、おどけて見せた。1月下旬に再来日する予定。12月13日〜18日のV旅行(ハワイ)には参加するが、それ以外の予定は未定となっている。米大リーグのウインターミーティング(テキサス州ダラス)の期間中に、チャリティーイベントのため、同市を訪れる予定だが「自分の(経営する)レストランには立ち寄るかもね」と、会議には出席しない模様。豪州・ジーロングで行われる来年の第1次春季キャンプまで、ゆっくり家族と過ごす。

                                       2005.12.01

 

◆ 新入団選手 ◆

− 2005 大学生・社会人ドラフト指名選手 −

年齢 ポジション 投打 出身 背番号 交渉状況
3巡目 根元俊一 22 内野手 東北福祉大 32 11/30契約 契8000、年1300
4巡目 川崎雄介 23 投手 左左 ホンダ熊本 49 12/05契約 契6000、年1000
5巡目 古谷拓哉 24 投手 左左 日本通運 27 11/19契約 契6000、年1000
6巡目 相原勝幸 22 投手 右右 富士大 53 12/06契約 契4000、年800

− 2005 高校生ドラフト指名選手 −

年齢 ポジション 投打 出身 背番号 交渉状況
1巡目 柳田将利 18 投手 左左 青森山田 15 10/28契約 契8000、年700
2巡目 林 啓介 18 投手 右右 福井商 37 11/01契約 契5000、年600
3巡目 末永仁志 18 投手 右右 南京都 66 11/06契約 契4000、年500
4巡目 細谷 圭 17 内野手 右右 太田市商 59 11/04契約 契3000、年500

◆ 退団 ◆

来る人があれば去る人も・・・ 第二の人生に幸多かれ

− 戦力外通告選手 −

背番号 年齢 戦力外通告日 その後の進路
【外野手】 曽我部直樹 65 33 05.10.09 未定
【投手】 前田浩継 37 29 05.10.04 未定
【投手】 長崎伸一 49 25 05.10.04 未定
【捕手】 杉山俊介 93 28 05.10.04 未定
【外野手】 於保浩己 51 30 05.10.04 未定
【内野手】 澤井良輔 32 27 05.10.04 未定
【内野手】 原井和也 53 37 05.10.04 未定
【内野手】 ユウゴー(天野勇剛) 66 27 05.10.04 韓国ロッテへ
【内野手】 富永旭 59 22 05.10.04 未定

− 自由契約・トレードなど −

背番号 年齢 通告日 その後の進路
【内野手】 李スンヨプ 36 29 06.01.13 退団〜移籍
【内野手】 小坂誠 1 32 05.12.21 巨人 (金銭トレード)
【投手】 セラフィニ 42 31 05.12.05 退団〜移籍
【内野手】 フランコ 4 36 05.12.05 再契約の方針
【外野手】 パスクチ 43 27 05.12.05 再契約の方針

◆ マリーンズ来季スタッフ ◆

一軍   二軍
2 ボビー・バレンタイン 監督 71古賀英彦
78西村徳文(三塁) ヘッド
79井上祐二 投手 88荘勝雄
82トーマス・ロブソン 打撃 75高沢秀昭
打撃補佐 72平井光親
87高橋慶彦(一塁) 走塁
85袴田英利 バッテリー 77吉鶴憲治
81園川一美 ブルペン担当
83フランク・ランペン 内野守備走塁 76佐藤兼伊知
78西村徳文(ヘッド兼任) 外野守備走塁 75高沢秀昭(打撃兼任)
1・2軍巡回コーチ : 89佐野嘉幸、90金星根

○:新就任 △:移籍 ◇:復帰 青字 は05年のポストからの変更です。

退団

11/8、大谷幸弘コンディショニング担当(46)が退団