* * * * Off Season News 2002 * * * *

2002年のオフ情報(簡略版)です


 

◆ 小林雅、”長嶋視察”に志願登板 ◆

小林雅英が22日、日本代表の長嶋茂雄監督が視察する26日の紅白戦の登板を熱望。日本代表入りをアピールすることになった。小林雅は「味方には投げにくいけど、抑えるのが僕の仕事。変化球もすべて投げるつもりです」と初の五輪出場へ向け、味方相手にも最高のパフォーマンスを披露する考えを示した。

 この日は変化球を交えて70球の投球練習。初日から10日間連続でブルペン入りするなど、通算投球数は1150球に到達した。84キロだった体重も、現在はシーズン中のベストである85キロを維持。今キャンプから飲料水に疲労回復を高めるクエン酸を導入するなど、体調管理は万全だ。

 昨季は日本記録の33試合連続SPを樹立。球界を代表するストッパーに成長したが知名度の方はいまひとつ。五輪出場さえ実現すればそんな悩みも解消されるだけに、予定された1イニングに全力を挙げる。

                                       2003.2.23

◆ ドラフト自由獲得枠候補、発見! ◆

■ドラフト自由獲得枠候補に、新日本石油・手嶌智投手(20)が急浮上した。MAX145キロの本格派右腕は21日、鹿児島・湯之元球場で行われたロッテ2軍との練習試合に先発。ロッテのスカウト陣はくぎ付けとなり、さっそく獲得へ向けて乗り出すことになった。

 まさに“棚からぼたもち”だ。昨年、獲得したルーキーの様子を視察した飯塚スカウトの目がピタッと止まった。3イニングを1安打4奪三振の無失点。西岡から2三振、喜多も空振り三振と“ドラ1コンビ”を封じ込めた。「これは1軍選手でも打てない。自由(獲得)枠だ。日参しなければいけない」と徹底マークを即決した。

 「きょうはいい投球ができました。今年は上を目指してアピールしたい」社会人では成績が残せず、無名の存在。年明けに横手投げに転向し、2日前に再び上手投げに戻すなど悪戦苦闘していたが「サイドにしたことで、腰の使い方が分かった」と開眼。一気に上位候補に浮上した。

 今年のドラフトでは、自由獲得枠で投手を獲得する方針を決めているロッテ。しかも手嶌は地元・千葉の拓大紅陵出身。同じく千葉出身の八戸大・川島亮投手(21)=千葉経大付=の獲得方針を打ち出しているだけに、地元色を強めたい球団としては、のどから手が出るほど欲しい選手だ。

◆手嶌 智(てじま・さとし)1982年6月16日、千葉・富津市生まれ。20歳。小学1年から「金谷少年クラブ」で野球を始める。甲子園出場経験はないが、拓大紅陵では2年生秋に関東大会に出場。2回戦で竜ケ崎一に敗退した。ニックネームは「アゴ」。185センチ、79キロ。右投右打。

                                       2003.2.21

◆ 福浦、ローズの穴埋める! ◆

■ローズの穴はオレが埋める!福浦和也が20日、紅白戦で紅組の四番として出場。4試合連続安打となる3打数2安打1打点の活躍で絶好調をアピールした。これで紅白戦は通算12打数9安打(1本塁打)6打点。シーズンに取っておきたいような猛打爆発で、オープン戦開幕となる23日の広島戦(都城)での四番も決定した。

 シーズンを通して「四番・二塁」に座るはずだった元横浜のローズが19日、電撃的に引退を表明。山本監督はナインの動揺を抑えようと「ローズはいなくなったけど、みんなで穴を埋めていこう」と練習前にゲキを飛ばした。だが、この日の最高気温は9度。冷たい北風も吹き、午前中の練習では重苦しいムードが漂った。そんな“ローズ余波”を一掃したのは2年連続打率3割を残した福浦だ。

 パワー、技術とも四番の風格を漂わせたその活躍に「右でも左でも関係なく打てる。中心になることは間違いない」と山本監督。昨年は5試合で四番を経験している福浦は「四番?意識していない。それよりもシーズンに入ってから結果を出せるように頑張るだけ」。チームを背負って立つ主砲は早くも戦闘モードに突入している。

                                       2003.2.21

◆ ショート、拙守連発… ◆

■新外国人、リック・ショート三塁手が鹿児島キャンプの20日、紅白戦で初めて三番に起用されたものの攻守に精彩を欠いた。とくに2つの拙守が失点に絡むなど散々…。電撃退団した“ローズ・ショック”は当分、収まりそうにない。

 鹿児島キャンプに強風が吹き荒れる。それはまるで“ローズ・ショック”を象徴するかのようだ。正午すぎには風速9.8メートルを記録していた。しかし、こんな悪コンディションでも魅せるのがプロなのに…。助っ人・ショートの守乱は三回だ。橋本の打球は捕手真上へのフライ。清水将が両手を上げて捕球態勢に入っているのに、突っ込み、キャッチャーミットからボールをはじき落とした。それだけではない。四回にもまたやった。今度は井上の遊撃への飛球に「OK!」の声を出しながら、途中で止めてヒットにしてしまった。この2つの拙守はいずれも失点に結びついた。

 「練習でよかった。これからは、みんなとコミュニケーションをとっていく」と本来は“第3の外国人野手”だったショート。選手は練習前のミーティングで山本監督からローズの電撃退団を知らされた。ローズがいれば控えだったので、張り切って当たり前だが完全に気合が空回りした。

 昨年の米3A(ソルトレーク)の首位打者(打率.356)。自慢の打撃でも精彩を欠いた。勝負強さでは定評のあったローズと違い、走者を置いた3度の打席は音なしで、走者なしの4打席目にヒットが出た。 「ヒットも1本打ってるし、守りも積極的にいっているからいいんだ」と山本監督。とはいうものの、“ローズの穴”はそう簡単に埋まる気配がない。

                                       2003.2.21

◆ ローズ退団 ◆

ロバート・ローズ内野手(35)が19日、退団することが決まり、同日、成田空港発の航空機で米国に帰国した。ローズは出発前に「野球に対する情熱がなくなった。これまでトレーニングしてきたが、こんなに早く自分で終止符を打つとは思わなかった」などと理由を語った。

 ローズは2000年まで8年間、横浜でプレーし、首位打者1回、打点王2回の実績を残して引退。昨年オフにロッテが打撃の柱として、山本功児監督自ら渡米して獲得。3年ぶりに復帰した日本球界での活躍が期待されていた。しかし、鹿児島で行われていたキャンプの紅白戦3試合では8打数無安打と結果が出ず、体調不良を理由に17日帰京した。16日に山本監督らと話し合いを持ち、ローズは退団の意思を表明していた。ロッテは四番打者候補を失い、戦力の見直しを迫られることになった。

 突然の退団理由を「情熱がなくなった」と説明したローズだが、本当の理由は別。家族が新しい環境になじめず、来日からローズ自身、頭を痛めていたのだという。

 ミッシェル夫人と4人の子供は横浜時代に日本での生活を経験しているが、今回の住居は千葉・浦安。比較的、外国人の多い横浜では米国人との家族ぐるみの付き合いがあったが、浦安ではそうはいかない。さらに、子供たちも横浜では近くにアメリカンスクールがあり、友達もたくさんいたが、今回は東京まで通学しなければならず、登校拒否にまで陥っていた。ローズ自身、これ以上の負担を家族にかけたくないという思いから帰国、退団という決断を下した。

 球団側も最終的にこの申し出を受け入れざるを得ない状況となり、この日の退団となったが、獲得に際しての調査段階に甘さがあったという指摘は避けられない。ロッテは昨年11月からローズ獲得を検討し、山本監督自ら渡米し、本人と面談したという経緯がある。結果的に山本監督がローズにほれ込む格好となって契約したが、この際、家族の意向など周辺の調査が十分でなかったという声もある。

 当初「ローズと心中する」とまで話していた山本監督は、まさかの退団劇に「オープン戦終盤ではないので取り返しはつく」と強がったが、戦力構想を根本的に見直す必要に迫られたことは言うまでもない。自分がまいたタネとはいえ、前代未聞のドタバタ劇。山本ロッテが最大の危機を迎えた。

                                       2003.2.19

■キャンプ地・鹿児島はローズの帰国と時間を合わせるように、冷たい雨が降りだした。休日には午前中に散歩を行っている山本監督は午後3時に宿舎を出発。報道陣からローズに関して問われ「終わりだ終わり。駄目、駄目」と質問を遮った。その悲愴な顔つきが、苦しいチーム事情を表していた。

 大砲の存在は29年ぶりの優勝には不可欠な存在だった。「四番・二塁」の期待を寄せていたローズの突然の退団。急きょ宿舎で会見して退団の経緯などを説明した川北球団代表は、同時に新外国人選手の獲得に乗り出す方針を示した。「来週から編成を向こう(米国)に送って調査します。内野手で四番を打てる外国人がいい」と説明。不測の事態に備えて編成部では常時20人ほどの外国人選手をリストアップしており、開幕までに“ローズの代役”を決めたい考えだ。

 山本監督は「(ローズを)獲ってきたのはオレだから次の手を打つしかない」と現有戦力でシーズンに臨む意向を示したが、その穴は大きい。現時点ではメイが代役の四番の最有力候補で、ローズへのつなぎ役として三番を予定されていた福浦は「ショックはあるがしようがない。自分たちでやっていくしかない」。ショックを抱えたまま、ロッテは23日の広島戦(都城)からオープン戦へ突入する。

                                       2003.2.19

■体調不良のためキャンプ地の鹿児島から17日に帰京したローズ内野手は18日、病院には行かず千葉市内の自宅で静養した。球団関係者によると2、3日静養する予定で、キャンプに再合流する日時は未定。ローズは16日までの紅白戦3試合で8打数無安打と不振で、体調不良を訴えていた。

                                       2003.2.18

◆ 異例の「リフレッシュ休暇」 ◆

■山本功児監督は18日、不振からストレス性のどうきを訴えて緊急帰京したローズの二の舞いを避けようと、選手全員に異例の“リフレッシュ休暇”を与えることを明かした。練習予定だった27日を休養日に変更するもので、指揮官は「鹿児島に来て20日がたって疲れがたまってきたと思う。精神的にも肉体的にもリフレッシュするように」と練習前のミーティングで“訓示”を行った。

 が右ひじ痛、中継ぎとして期待された新人の鈴木が左肩痛でリタイア。右肩の痛みと格闘中のエース黒木知のピッチが上がらないなど、チーム内に重苦しい空気が漂い始めていた矢先とあって、選手会長の小坂は「人それぞれ疲れ方は違うと思うけどいい休養になると思う」と大賛成。山本監督も含めてナインは心身ともリフレッシュ、オープン戦が続く3月に臨む。

 また、この日、鈴木貴志投手と里崎智也捕手に代わり、神田義英投手、橋本将捕手、代田建紀外野手が一軍に合流。ルーキー神田には、オープン戦初戦となる広島戦(都城)に登板するプランが浮上した。ブルペンでは変化球を交えて95球を投げ「今はスライダーでストライクを取る自信がある。調子がいいのでどんどん投げたい」と自信満々。山本監督は「勢いがあるから中継ぎでも何でもいける。これから投手コーチと相談するよ」と“開幕投手”に指名する可能性を示した。

                                       2003.2.19

◆ 2004年からプレーオフ制を導入 ◆

■パ・リーグが18日、沖縄県下地町内のホテルで理事会を開き、2004年からプレーオフ制を導入することを正式決定した。実施方法は今後も協議を重ねるが、1シーズン制を堅持し、上位3球団がプレーオフに進む方式が有力。まず2、3位が3試合制で対戦し、その勝者が1位と5試合制でリーグ優勝を争う。3位に2球団が同率で並んだ場合は1試合のプレーオフを開催する案も浮上した。また、プレーオフ導入に伴い、従来の140試合制を来季から135試合制に戻すことでも大筋合意に達した。

                                       2003.2.18

◆ 西岡、三塁レギュラー狙う ◆

■金の卵が三塁のサバイバルに参戦だ!1巡目ルーキー西岡剛が15日、紅白戦で紅組の九番・二塁で出場。雨天のため1打席だけに終わったが、中前打を放ってチャンスを引き寄せた。今キャンプの紅白戦で2試合連続安打で通算3打数2安打。二遊間をこなす実戦派の西岡を三塁にコンバートするプランが浮上した。

 霧雨を切り裂いた。左腕の加藤の直球に差し込まれながらもシンでとらえた打球は中堅へ一直線。一塁ベース上で小さなガッツポーズを見せた。「1-3だったので真っすぐに絞っていました。会心の当たりではなかったですけど、ヒットになってよかったです」。安打を許した加藤は「そんなに甘い球じゃなかったけど、打たれるような雰囲気がした」と脱帽だ。

 物おじしない性格の裏には大和魂が宿っている。サッカーJリーグの王者・磐田が11日まで同宿でキャンプを張っていた。サウナで日本のエース中山に出会った西岡は「スポーツ選手なら何事も熱い気持ちでいけとか、周囲を気にしないで練習に取り組めとかを教えてもらいました」。中山から愛用のスポーツウエアまでプレゼントされた西岡は大感激。日の丸を背負い世界を経験した男からの言葉を強く受け止めて練習に臨んでいる。

 もともと打撃に定評はあった。首脳陣は守備が課題と見ていたが、この日は2度の守備機会を無難にこなした。山本監督は「二塁はローズに決まっているから空いているポジションを守ればいい」と確定していない三塁へのコンバートを示唆。初芝、堀、ショート、渡辺正とのバトルで力を発揮させる考えだ。

 歯切れのいい口調が自信の表れだ。「三塁はやったことがないけど、使ってもらえるならどこでもやります」と西岡。限りない向上心で“戦国・三塁”に挑んでいく。

                                       2003.2.16

◆ 先発投手に中5日制を徹底 ◆

■山本監督がキャンプ休日の14日、先発投手に中5日制を徹底させる方針を示した。狙いは先発陣の能力を完全に引き出すためで「先発は1カ月で4回投げてもらって、最低でも五分になればいい。そのぐらいの覚悟でいけばトータルでプラスになってくる」と説明。先発陣は回数、点差に関係なく100球前後をメドに交代させ、ローテーションの谷間には2軍の先発陣を起用していく方針だ。昨季は15勝を挙げたミンチーを中4日で回したが、他の先発陣が安定した日数で調整できなかっただけに「今年はミンチーを最初から中5日で回す。安定した力を出せる調整をしてもらいたい」と指揮官は力が入っていた。

                                       2003.2.15

◆ オープン戦開幕投手に渡辺俊 ◆

■オープン戦開幕投手にサブマリン・渡辺俊が指名された。23日の広島戦(都城)の先発について、園川投手コーチは「順調にいけば投げさせようと思っている」と渡辺俊の先発を明言。この日は紅白戦に先発して2回2安打1失点だった渡辺俊は、紅白戦後もブルペンで108球を投げ込んだ。昨年のオープン戦(都城)の開幕投手を務めた小林宏がチーム最多の58試合に登板しただけに、渡辺俊は「都城で先発した人は、その年に活躍しているので光栄なことです」と気を引き締めていた。

 また、昨季14勝を挙げた4年目の清水直が、ブルペンで266球の熱投。200球を過ぎてからは脱げた帽子も拾わず、140キロ以上の速球をひたすら投げた。「ウエートトレだけでは、球を投げる筋肉はつかない。去年も300球以上投げた日があったので、肩は大丈夫」と清水直。目標は「昨年以上の成績を残すこと」と言い切った。

                                       2003.2.14

◆ 罰金制紅白戦で意識改革 ◆

■7年連続Bクラスから脱却を狙うロッテが13日から球界初の“罰金制紅白戦”を行う。ここ4年間はレギュラー組と控え組で対戦する通常の紅白戦だったものを今年は「負けチームが勝ったチームの同じポジションの選手に1万円ぐらい払わせる」と高代延博ヘッドコーチが説明。チーム力を均等に分け、勝利への執着心を植え付けさせる。

 まさに“ニンジン作戦”の予行演習だ。球団では昨年の開幕11連敗スタートを踏まえ、開幕からの20試合で1勝につき100万円の報奨金をベンチ入りメンバーに分配することが決まっている。山本監督もポケットマネーによる監督賞を奮発。特に昨年8勝19敗1分けの西武戦では「飲みに行ってもオレは水でもいい」と大出血の覚悟で、西武戦の初戦となる4月12日からの2連戦(西武ドーム)では10万単位で出すという。

 “現金主義”を植え付ける紅白戦。選手会長の小坂が「ポジションによっては相場は変わってくると思う」と話せばナインの目の色も変わる。1軍キャンプ参加者で最低年俸580万円の寺本は「払うお金がないので勝って増やすしかないですね」とニヤリ。勝てば白組の「四番・二塁」で出場するローズから罰金をもらえる新人の西岡は「買い物の資金源にしたい」と鼻息が荒かった。

                                       2003.2.13

◆ イチロー2世?西岡、開幕一軍も ◆

■ドラフト1巡目ルーキー・西岡剛が13日、チーム初の紅白戦に「9番・遊撃手」で先発出場し、技ありの“プロ初安打”を記録した。マリナーズ・イチローをほうふつさせる打撃センスに、山本監督の評価は急上昇。開幕1軍も夢ではなくなった。

 5回二死一塁、カウント2-0からの3球目。黒木詢が投じた外角低め、見逃せばボールの直球に、西岡はちょこんとバットを合わせた。見事な左翼線への流し打ち。スタンドから「イチローみたい」というため息が漏れた。

 高校生離れしているのは、技術だけではない。「追い込まれていたので、どんな球にでも対応しようとバットを振ったら、できちゃったんです。プロの投手は初めてだったけれど緊張はしませんでした」事もなげに語った恐るべき18歳。山本監督は「開幕1軍? そんなこと聞くな。オレが一番困っているんだ」とうれしい悲鳴を上げた。

 開幕1軍入りを否定しなかった指揮官。実現すればチームの高卒新人では1989年、前田幸長(現巨人)以来14年ぶりの快挙となる。1月の入寮ではアルマーニのスーツにグッチのスーツケースで現れ周囲を驚かせた西岡は、心酔するイチローを超える日を夢見て、まず“ロッテのイチロー”になる

                                       2003.2.12

■翌14日はバレンタインデー。「ロッテ選手にチョコを贈ろう」と球団が企画したイベントでは、千葉市内の「プレナ幕張」内にある「マリーンズボールパーク」で受け付け、好きな選手にチョコを贈ると3月14日のホワイトデーに直筆メッセージのお返しがある。1位は黒木知の78個、新主砲・ローズも3位の29個、新人では3巡目・浅間敬太投手(敬愛学園高)に7個が届いたのに、ドラ1君には1つも届かなかった。

 「まあ、気にしていませんけれど」と明るく話したが、大阪桐蔭高2年の昨年は「これでも数十個もらったんですよ」と様変わりに首をひねる。「甘いマスクなのに…」と周囲も驚くばかり。「もしかしたらアルマーニ、グッチがいけなかったんじゃないか?」入寮時に総額56万円のブランド物を身にまとってきた高卒ルーキー。「これに女性ファンが引いてしまったのでは」と、ある球団関係者は分析していた。

                                       2003.2.15

◆ 堀、右ひじ痛でリタイア ◆

堀幸一が11日、右ひじ痛を訴えてリタイアした。鹿児島市内の病院でレントゲン検査の結果、遊離軟骨(ねずみ)の疑いがあると診断され、今後は様子を見て練習に復帰する。この日はボールを握らず、ウエートトレーニング中心の軽めのメニューで終了。今季は三塁のレギュラーとして期待されているだけに堀は「痛みが引けばすぐに練習に参加したい」と話していた。

                                       2003.2.12

◆ ショート、4人枠に必死 ◆

■新外国人ショートが悲そう感いっぱいに休日返上で汗を流した。室内練習場でマシンを相手に1時間の特打で150スイング。「バッティングの秘けつを見つけるためにやってみた。ある日突然、変わることもあるからね」とバットのシンの部分に白いテープを巻き、ボールをとらえる位置を確認しながら黙々と打ち込んだ。5人の外国人で1軍登録枠の4人の席を争っており、ショートはボーダーライン上。キャンプ終了後には家族も来日するだけに「自分が日本の環境でやっているところを見せたい」と必死だった。

                                       2003.2.11

◆ サンデー晋吾、3.30復活 ◆

■サンデー晋吾が復活だ。小野晋吾が11日、志願のフリー打撃登板。昨年は、持病の座骨神経痛に悩まされ5勝(8敗)だった男がアピール。3月30日のダイエー戦(福岡)で“サンデー開幕”するプランが浮上した。

 3年前、13勝のうち日曜日に9連勝した「サンデー晋吾」が帰ってくる。この日、打撃投手として登板した小野は小坂、初芝ら主力相手に67球。ヒット性の当たりを9本に抑えた。「肩、ひじは問題ない。状態は2000年の時以上」。

 ここ2年間は座骨神経痛でキャンプ・リタイア1号となっていたが、今年は絶好調。山本監督は「晋吾は先発一本。今年はやってくれる。過去のデータ、相性で(初登板を)判断する」と言った。開幕投手はミンチーに決定しているが、後続は過去の業績で判断する。2000年、4勝1敗とカモにしたダイエーが相手。さらに幸運の日曜日に投げられる開幕第3戦先発プランが用意された。

                                       2003.2.11

◆ サブロー、「一番・右翼」を確約 ◆

サブローが「一番・右翼」を確約された。今季、中堅から右翼にコンバートされたが、昨年初めて規定打席に到達し、打率.286をマークしたことで山本監督は「今年は3割は打てる。一番大事なポジションを任せる」と明言したもの。北米産のメープル素材のバットを取り入れたサブローはフリー打撃で鋭い当たりを連発。「最低でも20盗塁を目指して役割を果たしたい」と意気込んでいた。

                                       2003.2.10

◆ 左腕投手に“遅球習得令” ◆

■山本功児監督が8日、左腕投手に“遅球習得令”を出した。右打者にも有効な“遅球”を習得することで、特に左の中継ぎ投手の起用の幅を広げるのが狙い。山本監督は「左ピッチャーがスクリューでも覚えれば、ワンポイントで対左だけじゃなく右バッターにもぶつけられる」と話し、小刻みな継投を避けて投手陣の負担を軽減させたい考えも示した。

 昨年11勝を挙げた左腕の加藤、中継ぎで51試合に登板した川井がスローカーブとスクリューボールを武器に急成長。早速、ドラフト5巡目のルーキー左腕・鈴木がチェンジアップに着手。キャッチボールで試投し「社会人で練習したときはあまりよくなかったけど、このキャンプ中にものにしたい」。初のフリー打撃登板では制球難を露呈した鈴木だったが、山本監督は「1軍で投げるレベルまで来ている」と評価していた。

                                       2003.2.9

◆ 渡辺俊、「時間差投法」 ◆

渡辺俊が今キャンプ初のフリー打撃登板。福浦、波留らに66球を投げ、安打性5本に抑えた。「まだバッターのほうが調整が遅れてるから大したことない」と話したが、山本監督は「この時期にしてはいいボールを投げている」と目を細めた。今キャンプでは宿舎の自室で杉浦(南海)、山田(阪急)ら名サブマリン投手のビデオを見て、投球フォームの研究中。左足を上げる時間に長短をつける“時間差投法”に着手している。15日の紅白戦登板を控え「誰にも打たせないつもりでいる」と燃えていた。

                                       2003.2.8

 

◆ 高橋尚子、ロッテナインを激励 ◆

■鹿児島・徳之島で合宿中のシドニー五輪女子マラソン金メダリスト、高橋尚子選手(積水化学)が7日、鹿児島・鴨池球場でキャンプを行っているプロ野球のロッテを訪問。自らの手で作ったチョコフォンデュを小林雅英投手らに振る舞うなど、選手たちに一足早いバレンタインデーのチョコレートを贈った。

 高橋選手は「応援に来ました。同じスポーツ選手として、自分の刺激にもなれば」と、グラウンドの中に入って熱心に選手の動きを見て回った。黒木知宏投手らが投げていたブルペンにも足を運び、「球(の速さ)は怖いくらい」と、プロ野球選手の迫力に目を丸くしていた。

                                       2003.2.8

◆ 黒木知、紅白戦回避しフォーム固め ◆

■右肩痛から復活を懸ける黒木知宏投手が6日、紅白戦の登板プランが白紙に戻ったことを明かした。13日から始まる紅白戦の“開幕投手”に照準を定めていたが「まだゲームで投げられるような段階ではない。フォームを固めてもっと腕が振れるようになってからでしょう」と黒木知。実戦での登板を回避して慎重に調整していくことになった。

 黒木知はこの日から投球フォームを研究するためブルペンにビデオカメラを設置した。計73球のうち、今年初めて20球のカーブを試投。だが、キャンプ初日からブルペンに入りながら理想のフォームには遠く「下半身の体重移動ができてなかった。投げようと思ったのではなく、カーブでフォームを修正しようと思って投げた」と説明した。軸足の右ひざを地面に着けるフォームをテスト中で、フォームが固まるまではフリー打撃登板も控える考えだ。

 井上投手コーチは「本人もまだ投げたいと言ってこないし、こっちから強制するつもりはない」とスロー調整を容認。10試合を予定する紅白戦のメンバーには入れず、状態次第ではオープン戦にぶっつけで登板する可能性も出てきた。

                                       2003.2.7

◆ ローズ公約 「四番でダメなら給料返す」 ◆

■ロッテの新4番が仰天の公約を掲げた。ローズ内野手が5日、「自分の仕事ができなかったら、お金はいらない。給料を返してアメリカに帰る」と宣言。横浜時代に首位打者1度、打点王2度を獲得した最強助っ人は、固い決意で3年ぶりのシーズンに臨む。

 2年間の空白を乗り越えて球界に復帰を決めた男は、ただならぬ決意を秘めていた。「日本に滞在した分(の給料)はもらうかもしれないけど…」と情けない顔をして笑わせた後、「本当に、お金は返す」とローズは厳しい表情で話した。

 ローズは契約金なしの推定年俸8000万円で入団した。外国人選手は途中退団しても、1年間の年俸が支払われるのが一般。それでも野球への情熱が、成績不振だった場合は自主退団も辞さないという決然とした態度に表れた。

 プライドの高さが逆に特別扱いを嫌った。「成績がよくなかったら2軍に落としてくれ、とあいつが言ってきた」と山本監督は明かした。活躍を確信して「4番・二塁」のポジションを約束している指揮官も、予想外の“直訴”に目を丸くした。「あいつがあれだけやれるというのを見れば、ほかの選手も当然気合が入るはずだ」と“ローズ効果”にも大きな期待を寄せる。

 第1クールを終えて初めてのオフとなったこの日は、宿舎の部屋にこもって英気を養ったローズ。「まだ始まったばかりだから何とも言えないけれど、いい感じなんじゃないかな」と手応えを口にした。2年間のブランクを疑問視する向きもあったが、キャンプ初日からフリー打撃で快音を連発。フェンスを越える鋭い打球と引き締まった体が雑音を吹き飛ばした。

 「自分の仕事とは、スコアリングポジションにいるランナーをかえすことと、守備を正確にこなすことだ」明確な数字を口にすることはないが、やらなければいけないことは十分、承知している。優勝請負人としての自覚が体からあふれ出している。

                                       2003.2.6

◆ 開幕戦対策 ダイエー和田を視察 ◆

■早くも情報戦のゴングが鳴った。ダイエーと3月28日の開幕戦(福岡ドーム)で対戦するロッテの坂巻スコアラーが4日、高知キャンプを視察。和田の投球練習をじっくりと見守った。「新人とは考えていない。戦力として計算している」と王監督が話す和田は開幕投手の有力候補。対戦するロッテとしても、和田の実力を高く評価しているからこそ第1クール最終日に007を送り込んだ。

 「直球の回転がいい。クロスして投げるから左打者は打ちづらい」。変化球を交えながら65球を披露した和田に坂巻スコアラーは警戒感ありあり。今後も徹底チェックを続けていく方針を再確認した。一方、ロッテのスコアラーの存在を知らされた和田は「隠すことはしません。イメージの逆手をとればいい。熱心に見てくれてうれしいです」と余裕たっぷり。第2クール2日目の7日からは西武スコアラーも偵察予定だが動じる気配はなかった。

                                       2003.2.5

◆ ローズ、両リーグ首位打者へデータ漬け ◆

■ロッテの新四番、ローズが4日、助っ人史上初となる両リーグでの首位打者獲得に向け本腰を入れ始めた。パ・リーグの投手を撮影したビデオテープをローズ自ら注文。手に入れた120分テープ20本、時間にして40時間に及ぶビデオを宿舎の部屋に持ち込み研究している。

 ローズは横浜時代、データよりも実戦の感覚を重視して攻略法を見つけていた。しかし、セ・リーグで首位打者を獲得したといえ、パ・リーグのデータは皆無で「松坂、西口ぐらいしか知らない」。このビデオで5球団約40投手のフォーム、球質や癖を“予習”して初戦から打ち崩す。

 新入団選手を対象にしたミーティングにもすべて参加する意向で、吉井スコアラーも「キャンプ中に投手陣のデータをそろえておくので、何でも聞きに来てもらいたい」と完全バックアップを約束した。ローズの熱い情熱に異例の早さで偵察部隊も動きだした。通常なら紅白戦が始まる第3クールごろから各チームの戦力分析を行うが、この日から坂巻スコアラーをダイエーのキャンプ地・高知に派遣。約1週間の日程でチームが警戒する新人の和田、新垣を徹底的に解剖していく。

 この日のフリー打撃でも快音を響かせたローズ。順調な調整ぶりに山本監督は「140試合に出てもらうから隠す必要はない」。23日の広島戦から始まるオープン戦にはパ・リーグ相手にも出場させ、脅威を植え付ける。

                                       2003.2.5

◆ 強力助っ人? 「スポーツガム」(仮称) ◆

■ロッテナインが強力な“粘り”を手に入れた。この日、練習に「スポーツガム」(仮称)が持ち込まれ、選手に配られた。これはロッテ本社と東京歯科大が共同で開発を進めている未発売のガムで、練習中に試した選手の意見を参考に開発を進めていく。

 東京歯科大のスポーツ歯学研究室主任・石上惠一教授は「ガムをかむことで打者がバットを振り切る際の瞬間的な筋力などが、約5%アップするデータが出ている」と説明。さらに「集中力を高める」としている。スポーツガムは長時間咀嚼(そしゃく)できるように粘度が強くつくられているのが特徴。

 これまでも試合前のベンチにはロッテ製のキシリトールガムなどが常備されていたが、小坂は「味がないけど長時間かむことで脳に与える刺激が高まる」と絶賛。登板の際には必ずガムを含んでいる加藤は「かんだときの歯応えが柔らかくなることがないので、手放せなくなるかも」と評判は上々だった。

                                       2003.2.5

◆ 福浦、新打法で首位打者奪回 ◆

福浦が2年ぶりの首位打者奪回に向け、新打法に挑戦中だ。今年から振り子打法をやめ、すり足ステップを試しているが、グリップも一新。遠心力を利かせてヘッドスピードを高めるため、グリップに小指を掛ける新打法を特訓中だ。この日のフリー打撃では46スイング中、安打性は31本。場外を2発含む12本のサク越えに「まだフォームは定まらないが感触はよかった」と手応えを口にした。

 また、持病の左ひざ痛や腰痛防止に、ポリエステルとポリウレタンの素材で作られたアンダーパンツを導入した。山本監督からは最低「20本、80打点」を期待されており「それぐらい達成できれば結果(首位打者)はついてくると思う」と頼もしかった。

                                       2003.2.4

◆ ローズ、不動の四番だ15発! ◆

ローズ内野手が2日、鹿児島・鴨池球場でフリー打撃に臨み、62スイング中バックスクリーンへ5発、左翼へ10発の計15本をスタンドイン。3発の場外弾のおまけつきで、本物ぶりを証明して見せた。

 “安打製造機”らしい低い弾道。だが、勢いを失わない鋭さでスタンドへ運んだ。「サク越えなんか数えないで、しんに当たった方を数えてくれよ」と余裕のコメントも飛び出した。「このぐらい当然。感覚を取り戻せばもっとよくなる」不動の4番と決めた助っ人の順調さに、山本監督の顔が緩んだ。

 鹿児島入りしてからただ一人、毎朝9時にウエートトレをこなすローズ。野球を離れた2年間も続けた日課が、35歳とは思えない肉体を維持する秘けつだ。「自分はコンディションを整えるだけ。時間はかかるが、感覚はじきに戻ってくるはずさ」。淡々とした表情は、横浜時代と何も変わらない。

                                       2003.2.3

◆ 山本監督、ルーキー西岡に喝 ◆

■山本監督がドラフト1巡目ルーキー西岡(大阪桐蔭)に喝を入れた。グラウンドで西岡のシートノック、フリー打撃を初めて見た指揮官は「最終的にレギュラーを獲るつもりなら食が細いといっても、食べて、ウエート(トレーニング)して鍛えていかなければならない」。キャンプ2日目で3キロ減の69キロになった体にムチを入れていくように促した。小坂を手本にさせるため二塁から遊撃にコンバートされ、華麗なグラブさばきでアピールしたが、フリー打撃では40スイング中、安打性の当たりが14本、サク越えが1本に終わった。「シンに当たるのが少なかった。まだまだこれからですね」と西岡。体重増とともに連日200球を打ち込む夜間練習に参加してレベルアップを図る構えだ。

                                       2003.2.3

◆ ローズ、ブルペントレで実戦感覚 ◆

■「四番・二塁」として期待されるローズが31日“ブルペントレ”で実戦感覚を取り戻すことになった。横浜時代には「ハマの最強助っ人」として2度の打点王、そして首位打者に輝くも2年間のブランクが不安要素。そこで山本監督はキャンプ初日からブルペン入りする投手陣の投球練習で「生きた球を見て一日も早く感覚を取り戻してもらいたい」と打席に立たせて選球眼を鍛えさせる意向を示した。

 ローズは自主トレ最終日となったこの日、ボールを使ったトレーニングを開始。鴨池室内練習場でウエートトレーニングを行った後、来日以来初めて約30メートルのキャッチボールで汗を流した。1月22日の来日後から風邪をこじらせたため、26日に千葉マリンで披露する予定だった自主トレをキャンセル。しかし、回復後は連日、千葉県内のトレーニングジムに通って体を鍛えており、体重はベストの85キロに絞っている。「もう体調は万全。キャンプが始まるので興奮している」と鼻息を荒くした。

 1日はメイ、新外国人のショートとともにいきなりランチ特打に取り組む。3年ぶり球界復帰の真価を問われる1カ月がスタートする。

                                       2003.2.1

◆ 4選手来日&ショート入団会見 ◆

■29日、ミンチーシコースキーメイショートが成田空港着の航空機で来日。新外国人選手のショートは「日本に来られて興奮している。たくさんの安打を打ち、1年でも長く日本でプレーしたい」と抱負を語った。30日には春季キャンプ地の鹿児島で入団会見を行い、「自分のスタイルである全力プレーでチームに貢献したい」と語った。

                                       2003.1.30

◆ 高橋尚子が“臨時走塁コーチ”に? ◆

■2月1日から鹿児島で行う春季キャンプでシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(30)に“臨時走塁コーチ”就任を要請していることが28日、明らかになった。昨年のロッテ・キャンプでは小出義雄・佐倉アスリート倶楽部監督(63)が講演。金メダリスト育成のノウハウなどを伝授したが、今年は世界最高峰のアスリート本人がトレーニング法から精神面までをナインに叩き込む。

 7年連続Bクラス、74年以来28年間優勝から遠ざかっているロッテを金メダリストが強力にバックアップする。川北智一球団代表は「今年は2人に来てもらい、いろいろやってもらえるようにお願いしている」と高橋と育ての親である小出監督に“コーチ就任”を要請していることを明かした。小出監督は昨年2月9日に「君ならできる」と題し、ロッテ・ナインに講演。決して勝負をあきらめない強い精神力の大切さを説いた。同監督と高橋は今年も2月上旬から鹿児島・徳之島でキャンプを行うことから、その合間を縫ってロッテ・キャンプに立ち寄る方向で調整中だ。高橋は昨年、バレンタインデーのチョコレートと激励の手紙をナインにプレゼント。自身がロッテ本社のCMに出演中という縁もあり、前向きな姿勢を球団側に伝えているという。

 球団側では大舞台になればなるほど実力を発揮する高橋にメンタル・コントロールの方法論などを語ってもらうほか、トレーニング法などについても解説してもらいたい意向。シドニー五輪で金メダル獲得、01年のベルリン・マラソンで2時間19分46秒の日本歴代最高タイムをマークした高橋のノウハウを学ぶことでチーム力向上を図りたい考えで、いわば“コーチ”としての役割を期待している。瞬発系の競技と言われる野球とは相反する性格を持つマラソンだが、超一流アスリートの競技哲学がナインに与える影響は大。また、基礎的な体力アップの方法論も吸収したい考えで高橋や小出監督による“実技指導”に発展する可能性も十分にある。

 27日にさいたま市のロッテ浦和球場で行われた1軍コーチ会議では走塁の強化に重点を置く方針を確認。今季から三塁コーチャーを務める高代ヘッドコーチは「オープン戦ではアウトになると分かっていても先の塁に突っ込ませる」と話した。積極果敢な心と走力。2つのキーワードは金メダリスト・高橋から学ぶロッテ・ナインだ。

                                       2003.1.29

◆ 初芝、サード定位置獲得に自信 ◆

■ベテラン初芝が三塁の定位置争いに“宣戦布告”だ。25日は千葉・市川で行われた少年野球教室に参加。チビっ子たちを熱心に指導した後、三塁のポジション確保に自信を見せた。今季は堀が二塁からコンバートされ、新外国人ショートの加入で激化した三塁争い。例年のキャンプでは一塁用のミットも持参していたが「今年は持っていかない。サードしか考えていないからね」。昨年11月には福井・武生のバット工場に初めて出向いて先端に重心を移したバットを注文。長さ84センチで、グリップを5ミリほど細くした約920グラムのバットで「先端の重さを利用して力まずに打ちたい」と80打点以上を目標に掲げた。

                                       2003.1.26

◆ ローズ来日記者会見 ◆

■3年ぶりに日本球界に復帰するロバート・ローズ内野手(35)が22日来日、成田空港内で記者会見を行い、「復帰は自分自身への挑戦。この2年間は野球をやりたい気持ちが強かった」と新天地に懸ける意気込みを語った。

 2000年まで横浜で8年間プレーし、首位打者に1度、打点王に2度、ベストナインに6度輝いた。2年間全くプレーしていなかった点は「心配ない」ときっぱり。山本監督が「4番・二塁」を明言していることについては、「彼はいい監督。監督の期待に応えられるように、きっちりやるだけ。9番を打てというなら9番を打つ。とにかくチームに貢献することが一番」と強調した。

                                       2003.1.23

◆ 鹿児島キャンプの日程決定 ◆

■ロッテは21日、千葉市内でコーチ会議を開き、キャンプの日程などを決めた。1軍は2月1日から3月2日まで鹿児島・鴨池球場で。右肩痛からの復帰を期す黒木知ら40選手が参加する。ドラフト1巡目指名の西岡内野手(大阪桐蔭高)、5巡目の鈴木投手(王子製紙)も選ばれた。山本監督は2人の抜てきについて「西岡は守備、バッティングともチームに必要。鈴木は川井が先発に回った時の中継ぎに期待している」と説明。高卒ルーキー野手では87年の青柳以来、16年ぶりの1軍スタートとなった西岡は「一番元気を出してアピールしていきたい」と意気込んだ。山本監督はキャンプのポイントに「競争」を挙げ、紅白戦を「早いうちからやりたい」と語った。

◆一軍日程 ・2月1日(土)〜3月2日(日)
・休日 5日(水)、10日(月)、14日(金)、19日(水)、24日(月)
 移動は1月30日鹿児島入り、3月2日帰京。

◆二軍日程
・第一次 浦和 
2月1日(土)〜14日(金)
・第一次 休日 5日(水)、10日(月)、15日(土・鹿児島へ移動)
・第二次 湯之元 
2月15日(土)〜2月28日(金・練習終了後帰京)
・第二次 休日 19日(水)、24日(月)

◆一軍メンバー
・投手 藤田、吉田、鈴木、田中充、清水直、黒木詢、薮田、加藤、小野、小林雅、渡辺俊、川井、小林宏、ミンチー、山崎健、高木、シコースキー、黒木知、舩木、井上貴
・捕手 里崎、清水将、辻
・内野手 小坂、ローズ、堀、初芝、西岡、福浦、ショート、原井
・外野手 メイ、諸積、サブロー、波留、立川、垣内、井上純、佐藤幸、寺本

 また、同日広島のスタッフ会議で、3月23日のオープン戦初戦(都城)の先発が河内投手に決まった。

                                       2003.1.22

◆ 「禁煙令」の次は「茶髪禁止令」 ◆

■山本監督がチーム改革の一環として“茶髪禁止令”を打ち出した。選手の半数以上は茶、金色などのカラーリングで個性をアピールしているが「髪の毛を気にする時間があるならもっと野球のことを考えなきゃいかん」。ユニホーム着用時の禁煙令に続く改革第2弾で、襟足、もみあげも刈り上げさせる意向だ。佐々木2軍監督も「キャンプに入ったら徹底して注意していく」と“身だしなみ”を統一していく。

                                       2003.1.23

◆ 黒木知、新フォームで25球 ◆

■右肩痛で01年7月から戦列を離れている黒木知宏投手が20日、さいたま市の浦和室内練習場で今年初めてブルペンに入り、捕手を座らせて25球の投球練習を行った。

 直球の回転を確かめるため、右打者の内角高めに構えた草場ブルペン捕手の捕球音が室内に響きわたる。ホームベース方向への体重移動を長くすることによって右ひじを無理することなく引き上げ、肩への負担を軽減する新フォームで直球だけを25球。確かな手応えをつかんだ。「計画は正直立てていなかったけど、自分の想像通りにきている。回復具合を見てよかったら、あした(21日)もブルペンに入ろうと思っています。復活の舞台は本拠地開幕となる3月31日の日本ハム戦の見込み。

                                       2003.1.21

◆ 加藤康介、ピアノで指先強化 ◆

■昨年、11勝を挙げた加藤康介が“殿馬式トレーニング”で指先の強化に取り組んでいる。今年からメロディー付きの電子ピアノを自宅に設置。チャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」などのクラシックを毎日2時間弾いている。ピアノと聞くとまるで水島新司氏の野球漫画「ドカベン」の殿馬一人のようだが、これには立派な理由がある。ピアノを弾くことで利き手の左手の指先を滑らかにするのと同時に、独特の感性を引き出すという右脳を活性化させようというのだ。キャンプでも宿舎に持ち込む予定で「左の指先の感覚をつかむことによって、イメージや取り組み方が変わってくると思う」と真剣そのもの。

 マイカーにはベートーベン「第九」のCDを常備。昨年は試合に向かう車中で必ず聴いて気持ちをリラックスさせ、試合への集中力を高めていた。小学生の頃から音楽の授業は評定「4」。楽譜もスラスラと読めることから指先のタッチも滑らかだ。

 昨年は初の2ケタ勝利も黒星は両リーグワーストの15。「緩急をつけた投球で組み立てていきたい」と、直球とスローカーブに磨きをかけるが、何より“感性のボール”が最大の武器になるに違いない。

                                       2003.1.20

◆ 堀、レギュラー死守! ◆

■今季で16年目を迎えるが、レギュラー獲りに意欲を示した。19日、東京・高輪の高輪プリンスホテルで「堀幸一選手を励ます会」に出席。約100人の後援者を前に「すべての面で昨年の成績を上回ります」と決意。三塁のポジションを初芝、新外国人のショートと争うことになるが「相手がどうであれ自分の力を出すだけ」とライバル心をむき出しにしていた。

                                       2003.1.20

◆ 福浦、“脱”振り子打法 ◆

福浦が“脱”振り子打法で2年ぶりの首位打者に挑む。18日、千葉・習志野市内のグラウンドで福浦自身が所属するボランティア団体「クラブナイン」が主催する野球教室に参加。幼少時代に活躍したチームを招いた福浦は「去年は高めのボールになかなか対応できなかった。ゴロがライナーに、シングルが二塁打になればいい」と今季の抱負を語った。スタンスは肩幅よりも靴幅1足分ほど狭め、寝かせていたバットを立たせる新打法。キャンプから長さ85センチ、約1000グラムの新マスコットバットを振り込む計画で「(首位打者は)獲れればいいけど、目標はやっぱり優勝」と燃えていた。

                                       2003.1.19

◆ 今年のテーマは「機動力」 ◆

■山本監督が「機動力野球」を今季のテーマに掲げた。昨年はリーグ最低の101本塁打とあって「二塁から1本で帰ってこられるように、半分ぐらいは走れる選手を使いたい」とレギュラー陣に“足”の必要性を訴えた。また「ホームランが40本も50本も打てる選手がいないんだから」と進塁打も重視。犠打、犠飛などの査定ポイントをアップする方針で、キャンプでは徹底した右打ちの練習に取り組ませる予定だ。

                                       2003.1.19

◆ 山本監督、若手に不満爆発 ◆

■山本監督が17日、若手選手に不満を爆発させた。「若いヤツは練習が足らん。たばこ吸って酒飲んで…そんなんで、うまくなるわけがない」。Aクラスからは8年、優勝からは29年遠ざかっている。その原因のひとつを若手の伸び悩みと見ている。

 台頭できずにいるばかりか、指揮官には危機感すら感じられない。「もっと野球のことだけを考えてほしい」と嘆きは深まるばかり。ブレークできずにいる選手も入団時はみな有望株だった。それだけに指揮官は「みんな丸刈り頭にすればいいんだ」と高校球児時代の原点に戻るよう“丸刈り指令”を出した。

 短髪がトレードマークの福浦を例に出し、「福浦を見ろ。あいつはいい顔しているだろ」と丸刈りの必要性を熱く説いた山本監督。若武者にこの思いは届くか。

                                       2003.1.18

◆ 04年から新プレーオフ制導入か? ◆

■パのプレーオフが22年ぶりに復活する。パ・リーグのオーナー懇談会が16日、東京・芝の東京プリンスホテルで開かれ、04年からプレーオフ制を導入する方向で一致した。2月18日の理事会で具体的な実施方法を検討するが、前後期の2シーズン制ではなく、1シーズン制の2、3位で勝者を決め、1位とリーグ優勝を争う方式が有力となった。

 懇談会終了後、会見に臨んだ田代議長は「04年からプレーオフを実施するために研究、検討するよう理事会に指示した。いかにしてファンの支持を得られるか。04年からのパの脱皮を目指します」と語った。パ・リーグでプレーオフ導入は数年来の懸案事項だった。導入を進めたいオリックス、近鉄に対し、観客動員が見込めるダイエーは現状の公式戦実施を主張。意見集約は難航していた。しかし、昨年1000万人を割り込んだ観客動員の減少や、スター選手流出などでリーグ存続の危機感が強まり「メリット、デメリットはもちろんある。しかし、この際やろうという気持ちが強かった」(小池パ・リーグ会長)と6球団の首脳が導入に踏みきった。

 懇談会では実施方法も議論され、73年から82年まで行っていた前後期優勝チームによるプレーオフについては、消化試合が増加するとして6球団が難色を示した。ここで西武・戸田博之オーナー代行がアイスホッケー日本リーグで採用されているチャレンジ制を提案。「2位と3位がやって1位とやる。Aクラスで日本シリーズの権利があるのだから(下位の試合も)消化試合にならない」。この方式ではまた全試合を上位チームの本拠地で実施することで上位球団の優位性を反映している。同案に対して各球団の首脳とも大筋で理解を示したという。ただ梨田監督が「下位チームは3連勝しなければならないとか、1敗したら終わりとか(ペナントレースの)ゲーム差によってハンデをつけるべき」と本拠地開催権以外の優先条件を求めたように、現場サイドから不満が噴出する可能性もある。2月18日の理事会でプレーオフの試合数など細部について検討。7月のオーナー会議をめどに正式に導入を決定する。

                                       2003.1.18

◆ 重光オーナー、「東アジアリーグ」構想 ◆

■ロッテ重光昭夫オーナー代行が16日、オーナー懇談会でプロ野球の「東アジアリーグ構想」を提案した。韓国、台湾、中国のプロ球団との交流戦をパ・リーグの公式戦に組み込むというもので、将来的には各国の優勝チームによって東アジアチャンピオンを決めるという大胆な構想だ。

 「最初は年に5試合でもいいからやってみて、よければどんどん広げていきたい」韓国ロッテグループの副会長でもある重光オーナー代行が以前から温めていたアイデアだ。例えば韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツとの“日韓ロッテ対決”も実現する。昨年はダイエー・オリックス戦が台湾で開催されたが「現地のチームと対戦することで、知らないチーム同士がやるよりも営業的におもしろい」という側面もある。

 「松井がニューヨークに行くなど、日本プロ野球は内憂外患の時期。パ・リーグとして新しいことに積極的にチャレンジしていきたい」と重光オーナー代行。今後は2月18日のパ・リーグ理事会で詰めていくが、実現すればプレーオフ導入で改革を進めるパ・リーグにとって、さらなる大きな起爆剤にもなる。

                                       2003.1.18

◆ 外国人選手の来日日程が決定 ◆

■外国人選手の来日日程が決定。1/22にローズ、28日はシコースキー、29日にはミンチーメイショートの3選手が来日する。

 また、ローズは翌日から自主トレを開始する。千葉マリンスタジアムでウエートトレを中心に連日のトレーニングを行う予定だ。野球を離れた2年間もウエートトレだけは欠かしていなかった。「千葉マリンには、どんな設備があるのか、しきりに聞いていたからね」と山本監督。すでに横浜時代にサイクル安打を達成した同モデルのバットを発注しており「(DHではなく)二塁を守りたい」とアピールしている。

 指揮官もローズだけはキャンプで別格扱いする。すでに内外野の各ポジションを2人に限定するサバイバル方式を打ち出しているが、ローズだけは「(紅白戦など)実戦に出るタイミングも本人に任せる。キッチリやってくれるはずだ」。貧打からの脱出は、最強助っ人にかかっている。

                                       2003.1.15

◆ Bクラス脱出へ生き残りテスト ◆

■ロッテは7年連続Bクラスからの脱出へ向け、サバイバルキャンプを実施することになった。参加する野手は捕手を除く各ポジション2人ずつ。全体で30人前後と少数精鋭で、山本監督は「ほとんどのポジションは決まっていない。勝負事への執着心を持ってもらいたい」と説明した。紅白戦も早ければ第2クール後半の2月10日前後から開始。結果を重視しながら1、2軍の入れ替えも頻繁に行う考えだ。

                                       2003.1.14

◆ 小坂、俊足ルーキーの師匠に ◆

小坂誠が俊足新人コンビの指南役を買って出た。14日、千葉マリンスタジアムで自主トレを行った小坂は1巡目の西岡剛、8巡目の早坂圭介両内野手について「将来のチームを担う選手。分からないことがあったら相談して欲しい。ボクの答えられる範囲で答えたい」と話した。

 西岡と早坂はともに50メートル6秒を切るほどの俊足で、2度の盗塁王の経験もある小坂に弟子入りを志願している。「専門的にはコーチに教わるのが一番だと思うけど、同じ選手として話したい」とキャンプの1軍スタートも期待される2人に盗塁王魂を注入する。

 昨季は開幕直後の右ひ骨骨折でけがに泣いたが、チームの選手会長に就任して決意も新たな小坂。「自分もキャンプ初日に間に合わせないといけないですから」自身の復活と後進の指導に奔走する1年になりそうだ。

                                       2003.1.14

◆ ジョニー、初投げ97球 ◆

■年末年始も体は動かし続けたが、キャッチボールは年明け初めて。一球一球を確かめながら、相手を務めた小林宏に97球投げ込んだ。「初投げにしては、いい感じだった」と振り返った顔に、投げられるうれしさがこみ上げていた。

 一から出直してたどり着く先は、自らが聖地と呼ぶ本拠地・千葉マリンのマウンド。「めげそうにもなったけど、家族や周りの人々の声援が支えてくれた。チームメートと競争して、マリンのマウンドに上がりたい」実戦感覚を取り戻すため、キャンプ初日からブルペン入りして紅白戦の登板を目指し、若手と同じくオープン戦にも積極的に登板。右肩の負担を減らす新フォームにも着手している。

                                       2003.1.8

◆ 今季のスローガンを発表 ◆

■「Ambition for Victory」 (勝利への執念) だそうです。

                                       2003.1.06

◆ 今オフの故障者リスト・・・ ◆

富永旭 10月中旬から左ヒザに違和感を覚えていたため、都内の病院にて検査を受けた結果、関節内に異物が見られ、18日に異物を取り除く手術を行った。全治まで1ヶ月を要する見込み。

                                       2002.11.19

小坂誠 10月30日、千葉市内の病院で精密検査を受けた結果、左第7肋骨骨折と診断。全治まで1ヶ月かかる見込み。

                                       2002.11.05

塀内久雄 4月26日の大阪ドームのゲーム前の練習中に右ひざ前十字じん帯を損傷。7月から復帰していたが、11月2日、船橋市内の病院で損傷部の再建手術を行った。予定では、2週間入院、退院後リハビリを開始。

                                       2002.11.02

高橋薫 9月25日の登板後、左ヒジに違和感を覚えたため、10月8日に群馬県館林市内の病院にて精密検査を受けた結果、左上腕骨疲労骨折と診断。10月17日、同病院にて骨折部の手術を行い、10月23日退院。尚、キャッチボールの再開までに3ヶ月かかる見込み。

                                       2002.10.24

◆ 新入団選手 ◆

− トレード・テスト入団 −

年齢 入団経路 背番号
【投手】 舩木聖士 29 阪神・自由契約〜テスト入団 56
【内野手】 原井和也 34 西武・自由契約〜テスト入団 53
【内野手】 リック・ショート 30 3Aソルトレーク 44
【内野手】 ロバート・ローズ 35 元横浜(1993-2000)
【外野手】 垣内哲也 32 西武〜酒井忠晴とトレード 38
【外野手】 波留敏夫 32 横浜−中日〜椎木匠とトレード
【外野手】 井上純 32 横浜・自由契約〜テスト入団 47
【外野手】 代田建紀 28 ヤクルト・自由契約〜テスト入団 65

− 2002ドラフト獲得選手 −

年齢 ポジション 投打 出身 背番号
1巡目 西岡剛 18 内野手 大阪桐蔭高校
3巡目 浅間敬太 18 投手 左左 敬愛学園 50
4巡目 神田義英 23 投手 右右 高松商業高〜川崎製鉄水島 11
5巡目 鈴木貴志 23 投手 左左 旭川高〜王子製紙苫小牧 15
6巡目 金沢岳 18 捕手 矢板中央高校 62
7巡目 酒井泰志 23 投手 右右 大宮東高〜専修大〜いすゞ自動車 26
8巡目 早坂圭介 18 内野手 横浜商工高 68

◆ 退団 ◆

来る人があれば去る人も・・・ 第二の人生に幸多かれ

− 戦力外通告選手 −

年齢 戦力外通告日 その後の進路
【投手】 礒恒之 26 02.10.02 住友鹿島
【投手】 亮寛(小林亮寛) 23 02.10.02 中日打撃投手
【内野手】 信原拓人 26 02.10.02 未定
【外野手】 早川健一郎 28 02.10.02 テストで阪神へ入団
【投手】 竹清剛治 27 02.10.22 未定
【投手】 和田孝志 32 02.10.22 チームスタッフ
【投手】 後藤利幸 31 02.10.22 未定
【捕手】 吉鶴憲治 31 02.10.22 二軍バッテリーコーチ

− トレードなど −

年齢 発表日 その後の進路
【内野手】 酒井忠晴 32 02.11.15 トレードで中日へ
【捕手】 椎木匠 31 02.11.15 トレードで西武へ
【内野手】 ボーリック 36 −−− 未定
【外野手】 平井光親 36 02.11.13 引退〜編成部調査担当

 

◆ マリーンズ今季スタッフ ◆

一軍   二軍
86山本功児 監督 71佐々木信行(←一軍バッテリーコーチ)
87高代延博△(←日本ハムコーチ) ヘッドコーチ
79井上祐二 投手コーチ 72小野和幸(←一軍投手コーチ)
81園川一美 投手コーチ
74山下徳人(←二軍打撃コーチ) 打撃コーチ
89高柳秀樹(←ダイエーコーチ) 打撃 兼 外野守備
走塁コーチ
75高沢秀昭
85袴田英利(←二軍バッテリーコーチ) バッテリーコーチ 77吉鶴憲治(←現役)
70筒井良紀(←二軍ブルペン担当コーチ) ブルペン担当コーチ
76佐藤兼伊知 内野守備走塁コーチ 78西村徳文(←二軍外野守備走塁コーチ)
外野守備走塁コーチ
95大谷幸弘(←チームスタッフ) トレーニングコーチ 88荘勝雄(兼 投手コーチ)

○:新就任 △:移籍 ◇:復帰 青字 は02年のポストからの変更です。

退団

前ポジション その後の進路
平野謙 一軍ヘッドコーチ 未定
醍醐猛夫 二軍監督 未定
仁科時成 投手コーチ 副寮長
本西厚博 内野守備走塁コーチ 未定
高橋眞裕 外野守備走塁コーチ 未定
高畠康真 打撃コーチ (自主退団)
山中潔 ブルペン担当コーチ (自主退団)〜日本ハムコーチ