* * * * Off Season News 2001 * * * *

2001年のオフ情報はこちらで。


NEW (3月)vol.III (2月)|vol. II (12-1月)|vol. I (10-11月)

◆ メイ、シコースキー来日 ◆

29日にともに来日した2年目を迎えるメイシコースキーがオープン戦が始まる2月下旬に照準を合わせた。マイペース調整を行っているメイは「自分の成績はどうでもいいので優勝が最優先だ」とV宣言。昨年1勝に終わったシコースキーは自主トレで連日60球の投げ込みで肩の仕上がりは万全。右肩痛の回復が遅れているエース黒木知の現状を聞くと「開幕?もしできればやってみたい」と開幕投手に意欲を見せた。

                                       2002.1.31

◆ 今江、食事でパワーアップ宣言 ◆

ドラフト3巡目の今江が、体重増でパワーアップを図る。2月14日まで浦和で行われる2軍キャンプ中、球団寮の食事を完食し、現在の82キロから86キロに増やす考え。「長打が打てるように、ご飯は2杯。6〜7品出るおかずを全部食べます」。山本監督から送られた「いい選手はたくさん食べる」の言葉を実践するつもりだ。

                                       2002.1.31

◆ JTBの「キャンプ激励ツアー」は閑古鳥? ◆

ロッテの「キャンプ激励ツアー」が中止の危機に陥っている。2月16日出発で東京から空路鹿児島入り。選手と同じホテルに1泊して練習を見学。夜には懇親会も予定されているファンには何ともうれしい企画だが、28日現在で応募が1人もいない状況だ。募集は30日まで行われるが「定員の20人に満たなかった場合には中止になってしまう。なんとか集まってもらわないと…」と関係者は話している。申し込み、問い合わせはJTB団体旅行・渋谷支店まで。(オフィシャルHPに詳細アリ)

                                       2002.1.30

◆ 早くも来季のドラフト候補100人 ◆

ロッテが28日、さいたま市内の球団寮でスカウト会議を開き、今秋のドラフト指名候補に日本大の館山昌平投手(20歳、181cm、75kg、右右)ら約100選手を挙げた。今後のチーム状況を見極めながら、千葉県出身の選手を中心に指名方針を固める。また、広野功編成部長がプロキャンプに参加するアマ選手を視察するため、11球団のキャンプ地を訪れることを確認した。

 “松坂世代”と呼ばれ大学生の逸材が多い今年。館山は日大藤沢で松坂のライバルとして名勝負を繰り広げた。日大進学後も活躍し昨秋、台湾で行われたW杯で日本代表入り。MAX145キロの直球とスライダーを武器に初戦のフィリピン戦で先発を任されるなど評価も高い。ロッテは戸部、清水のほか、昨年新人ながら9勝を挙げた左腕・加藤と日大出身選手が多く、その強力なパイプを生かして徹底マークする。

                                       2002.1.30

◆ 千葉マリンがネット裏ボード改修 ◆

ロッテの本拠地、千葉マリンスタジアムが、右翼席に陣取る熱狂的なファンのため“3億円大改修”に着手した。ボード表示をより見やすく分かりやすくするもので、球団関係者によると総予算は約3億円にのぼる。

 これは、球場所有者である千葉市による工事。最大の目玉はバックネット裏上方にある通称・サブスコアボードの改築だ。これまでの得点経過、カウントなどに加え、投球のスピードガン表示が新たに追加される。27日には休日返上で配線工事などが行われ、関係者は「(3月の)オープン戦までに間に合わせます」と話した。

 ロッテといえば、右翼席に陣取るファンの一糸乱れぬ応援スタイルが有名。しかしセンター後方のスコアボードが、ややグラウンド側にせり出している構造のため、外野席からは見づらいという欠点があった。そこで「外野席ファンからも見やすい、バックネット裏のボードの項目を増やすことにしました」と関係者は説明する。

 センターのスコアボードの方も、これまでの電球から発光ダイオードに変更。選手名の文字が一回り大きくなるうえ、消費電力も大幅に削減できる。球場改造でファンを増やし、6年ぶりのAクラスへ向け勢いをつけたいところだ。

                                       2002.1.29

◆ 金髪藤田、ノリには負けない ◆

藤田が金髪に変身して元祖金髪男の近鉄中村封じを目指す。27日、千葉マリンスタジアムで自主トレを行った藤田は「今年は金髪でいきます。(中村)ノリには絶対に打たせません」。880円の髪染め液を使った自慢のニューヘアで苦手中村に挑む。

 昨年オフ、20代最後の記念で金髪にイメチェンを図った。ところが、ある日、大阪市内を歩いていたところ、通りすがりの人から声をかけられたのが「ノリ、頑張れよ!」だった。オフ限定のつもりも、昨季、2打数2安打と打ち込まれた天敵と勘違いされただけに闘志がメラメラ。「ロッテ藤田」のアピールも兼ね、金髪続行を決意した。

 左打者のワンポイント起用が多いが、近鉄は日本ハムからウィルソンを獲得。クリーンアップはローズ(左)中村(右)ウィルソン(左)とジグザグ打線となりそう。当然、中村との対戦が増える可能性が高いが「自信はありますよ」と藤田。中村対策に新球チェンジアップを駆使するプランも明かした。

 今季、史上2人目となる入団以来5年連続50試合登板の記録もかかる。金髪対決を制し、勢いをつけたいところだ。

                                       2002.1.29

◆ 小坂、盗塁王に再挑戦 ◆

昨年、32盗塁の小坂が2年ぶりの盗塁王に意欲を見せた。「キャンプでリードを大きくとる練習をして、昨年よりは多く走りたい」と自信たっぷり。27日は千葉マリンスタジアムの室内練習場で、打撃投手を相手に今オフ初のフリー打撃に臨んだ。今季からストライクとなる高めのゾーンを中心に約50球打ち込んだが「まだ感覚がつかめませんね」と戸惑い気味だった。

                                       2002.1.29

◆ 光山、米独立リーグに挑戦 ◆

昨季限りでロッテを自由契約となった光山英和捕手(36)が米独立リーグに挑戦することが27日、分かった。昨年、日本の合同トライアウトに参加したが、オファーはなかった。それでも現役続行を希望しており、渡米を決意。今後は自ら売り込みを行い、受け入れ先を探すつもりだ。

 この日はさいたま市内のロッテ浦和球場で自主トレを行い「5月ごろに(独立リーグが)開幕するので、それに合わせて向こうに行きたいと思っている。野球を続けたい」と話した。

                                       2002.1.29

◆ 田中、後援会は活躍してから ◆

ドラフト4巡目の左腕・田中が、後援会設立の申し入れを、“お断り”した。地元・栃木県にいる父・勝さん(56)の友人らから設立を打診されたが、「応援はうれしいけど、1軍でしっかりと成績が残せるようになってからにしたい」と、キッパリと拒否。後援会設立を励みに、1軍での活躍を目指す。

                                       2002.1.28

◆ ボーリックの鹿狩り野生トレ ◆

フランク・ボーリック内野手の鹿児島1軍キャンプ合流が2月7日にずれ込むことが25日、明らかになった。理由はなんと「土地購入の手続きがあるため」と球団関係者は証言。しかも、その土地でシカをハンティングしているというから、なんともゴージャスだ。

 米国ペンシルベニア州マウント・キャメルに豪邸と広大な土地を所有するボーリック。その土地を買い足すのに、本人のサインが必要なのだという。具体的な面積については球団側も把握していないが「360度見渡す限り彼のもの」(関係者)というから千葉マリン球場10個、20個ではおさまりきらない。その目的もビジネスではなく「趣味ですよ。それしかない」と球団幹部は続けた。

 来日4年目の主砲の唯一の趣味がシカ狩り。敷地内に生息しているシカを追いかけ、ボウガンで射る。草むらに長時間、身をひそめる場合もあり“野生トレ”で集中力を鍛えている。オフ中に3頭前後、仕留める。来日時に薫製にしてコーチ陣にプレゼントし好評だ。

 勝負強い打撃で4番に座り続ける強力助っ人。来日4年目の今季は年俸が3000万円増の1億9500万円(推定)とチーム最高になった。昨年は新居購入手続きのためキャンプ第2クールから合流したが、今年は“土地”。後藤球団代表は「しっかり体をつくってキャンプに来てくれればいいんだが」と気をもむが、趣味と実益を兼ねた“地主トレーニング”の効果が楽しみだ。

                                       2002.1.27

◆ 辻、1日1000スイング! ◆

ドラフト5巡目のがキャンプで1日、1000スイング以上をノルマに、正捕手争いに殴り込みをかける。強肩が評価され1軍キャンプ参加が決定。「朝に300、昼に300、夜は400スイング。それ以外に打撃練習でも振る」と打撃のパワーアップを図るつもりだ。

                                       2002.1.27

◆ 丸山、合同練習の休日を返上 ◆

ドラフト7巡目の丸山が、新人合同練習の休日を返上。さいたま市のマリーンズ寮でウエートを中心に約2時間汗を流した。10日から大学の試験が始まったため深夜まで勉強する日が続いているが、1軍キャンプ抜てきが決まったからには休んでもいられない。実家の福岡から両親をキャンプに招待する孝行息子は「存在感をアピールして開幕を1軍で迎えたい」と話していた。

                                       2002.1.27

◆ 川崎市がドームスタジアム建設中止 ◆

川崎市が25日、同市幸区に計画していた収容人員3万人規模のドームスタジアム建設を中止すると発表した。長期間、実現しないままになっている公共事業を見直したもので、ドームスタジアムは市内の別の地区で野球場整備が検討されているため、必要性がなくなったという。今後、市議会などの意見を聞いた上で、今春にも事業中止を最終決定する。

                                       2002.1.27

◆ 澤井、今季から「赤バット」を使用 ◆

澤井が赤バットで三塁のレギュラー奪取を目指す。25日に野球規則の一部改正が発表され、“赤バット”が使用可能となるが、ひと足早くメーカーに発注。7年目の今季は初の1軍キャンプ帯同も決まり「赤はグラウンドではえる。初芝さんからポジションを獲るつもりで頑張る」。プレーはもちろん、道具でも目立つつもりだ。

 →→ 日本野球規則委員会は25日、都内で開かれ、プロ野球で使用される着色バットの色の制限を今季から緩和することに決めた。これまでは焦げ茶のみが認められていたが、公認野球規則の細則が改正された。一部で特別に認められている薄い赤褐色のバットだけでなく、同委員会の許可を受ければこれ以外でも使用することができる。

                                       2002.1.26

◆ 外国人選手の来日日程が決定 ◆

25日、球団は外国人選手の来日スケジュールを発表した。

・デリック・メイ外野手        1月29日来日
・ブライアン・シコースキー投手  1月29日来日
・ネイサン・ミンチー投手      1月30日来日
・フランク・ボーリック内野手    2月 7日来日

 ボーリックは、土地購入手続きのため合流が遅れるが、3選手はチームと一緒に1月31日鹿児島入りする予定。

                                       2002.1.26

◆ 若手は二軍キャンプから”野球漬け” ◆

ロッテの二軍首脳陣は24日、コーチ会議で“野球漬け”を宣言。「選手を野球漬けにするからには、我々にもそれなりの覚悟が必要」(醍醐猛男二軍監督)と、2月1日のキャンプ開始から首脳陣に前代未聞の“夜勤”を義務付け、交代で合宿所に寝泊りすることを決めた。

 そもそも“野球漬け”に至ったのは、選手の勝負弱さにあった。「プロ野球のユニホームを着る者には集中力が必要。集中力は辛いことをやらないと身につかない。そこで、選手の自主性を取っ払うことにした」(醍醐二軍監督)

 まず第一に、浦和市内にある合宿所の入寮期間を、これまでの社会人・大学卒選手=1年、高校卒選手=3年を、各2年、5年にそれぞれ延長することを決めた。

 「やるからには、我々も徹底しないといけないからね。これまでは寮長が何かと選手の面倒をみてきたが、2月1日から1年間、コーチが交代で寮に泊まってアドバイスすることにした」と同監督。

 “放任キャンプ”を打ち出している石毛オリックスとは正反対。夜勤交代制でコーチ陣も寝泊まるのでは、外泊はおろか、門限さえ破れない。「すでに寮生たちは「覚悟しています」と声を揃えるが、誰もが表情はこわばっていた。

                                       2002.1.26

◆ 大塚・伊与田が空手の稽古 ◆

大塚明外野手が24日、東京・文京区の「空手道己会」で同僚の伊与田一範内野手とともに基本の形からミット打ちまで約1時間にわたって空手の稽古を行った。

 知人の紹介で今オフから下半身強化を目的に空手を取り入れた大塚は「乱闘になったら自分が先頭に立ちますよ」と強気の発言。指導に当たった林会長も「野球を辞めたら黒帯を目指してうちの道場に来てほしい」と太鼓判を押した。

 昨年、右ひざ痛から6月に復帰。後半戦は左翼のレギュラーに定着し72試合に出場した。今季は平井、堀と外野の定位置を争うが「ひざの不安はないので今年は1年間フル出場します」。今オフに広島からテスト入団した伊与田は「やれと言われればどこでも守ります」と新天地での飛躍を誓った。

                                       2002.1.26

◆ サブロー、外野専念でレギュラー獲り ◆

サブローがし烈な外野手の定位置争いに名乗りを上げた。元来は外野手だが、昨年キャンプ時に内野手にコンバート。昨季は二塁手と外野手の併用で108試合に出場したが今季は外野手一本に専念する。メイが右翼を守ることが濃厚のため、2つのポジションを14人で争うが「人数が多ければ多いほどやる気になりますから」。900グラムのバットは870グラムにモデルチェンジし、難関を勝ち抜く。

                                       2002.1.25

◆ 一軍キャンプメンバー38名決定 ◆

鹿児島一軍キャンプの参加者は次の通り。

投 手】:藤田、吉田、田中充、清水直、黒木純、薮田、和田、加藤、小野、小林雅、
      渡辺俊、川井、小林宏、ミンチー、山崎健、高木、シコースキー、黒木知、後藤
捕 手】:清水将、里崎、辻
内野手】:小坂、酒井、初芝、ボーリック、福浦、澤井、丸山、渡辺正、ユウゴー
外野手】:メイ、諸積、サブロー、堀、大塚、立川、早川

・キャンプの休日は、2月4、8、13、18、22、26日に変更。
・鹿児島・湯之元で行う二軍の2次キャンプは15日が移動日で練習は16日から。

また、アマチュアの日本代表候補選手からは以下の4名が参加する。(2/13まで)

投手:手嶌智(19歳 日石三菱)、中村泰広(23歳 日本IBM野洲)
内野手:藤谷大樹(23歳 日本新薬) 外野手:亀井義行(19歳 中央大)

                                       2002.1.25

ロッテが23日、春季キャンプの一、二軍振り分けを発表した。一軍は投手19、捕手3、内野手9、外野手7の計38選手で、新人では田中充投手、辻俊哉捕手、丸山泰嗣内野手の3選手も選ばれた。また、右肩故障で調整が遅れている黒木知宏投手も一軍で始動することになった。 (選手名はわかり次第掲載します)

                                       2002.1.24

◆ ロッテ・キャンプ宿舎で食中毒 ◆

キャンプの宿泊先、鹿児島サンロイヤルホテル(鹿児島市)で食中毒が発生。一部が営業停止となったことで22日、ナインの間に波紋が広がった。

 騒動は5日、同ホテルで行われた結婚披露宴の席。22歳男性が下痢やおう吐を訴えるなどし計64人が病院で手当てを受け、鹿児島市中央保健所が21、22日にメイン厨房などを営業停止処分としたもの。

 この事件は22日、千葉マリンスタジアムで行われたスタッフ会議でも話し合われた。球団側は「食事の管理は、より厳重にやってくれるだろう」(幹部)と、宿泊地を変更しないことを確認。一方、自主トレ帰りの14日に同ホテルに泊まったばかりという諸積選手会副会長は「僕らは胃袋、丈夫ですから。でも刺し身とか出ないんでしょうね」と周囲は平静だ。

 余波は意外なところに及んだ。キャンプ休日には、黒木知の釣った魚をホテルで調理するのが恒例だったが「そういった希望があっても、お断りすることになると思います。こうした事態が二度と起きぬよう、細心の注意をします」と同ホテル総務部。右肩痛からの復帰を期す黒木知はこの日、1軍帯同が決まったが休日の楽しみは半減してしまいそうだ。

                                       2002.1.24

◆ 小ネタいろいろ Part 8 ◆

24日、パ・リーグは今季公式戦の正式日程を発表した。開幕は3月30日で、2年連続で3カードともドーム球場で幕を開ける。台湾での初の公式戦となるダイエー-オリックスは5月14、15の両日にナイトゲームで行われる。

24日、セ、パ両リーグの審判団は、東京・内幸町のコミッショナー事務局で合同の団体交渉を行った。その席でNHKと民放各社に対し、いわゆる「珍プレー集」など審判の権威を失墜させる内容の放送を自粛するよう申し入れることを決めた。3月中にも各局の制作責任者を集めて、コミッショナー事務局を交えて話し合いの場を持つ意向。

23日、今年度から始まったプロ野球マスターズ・リーグが全日程を終了した。優勝は大阪で、2位以下は福岡、東京、名古屋、札幌。

23日、プロ野球巨人と日本ハムの本拠地である東京ドームは、人工芝をカナダ製の新人工芝(商品名フィールドターフ)に全面張り替えすると発表した。材質はポリエチレンとポリプロピレンの混合で、芝の部分は特殊オイルでコーティングしている。同材質の採用は国内初。東京ドームでは「限りなく天然芝に近い」としている。

23日、全日本アマチュア野球連盟は、2月のプロ野球キャンプに派遣するアマチュアの全日本候補選手48人とコーチ役の強化委員12人の計60人を発表した。アマ選手のプロキャンプ派遣は99年、00年に続き3回目。基本的に1球団投手2人、野手2人の計4人で、派遣期間は約2週間。

22日、プロ野球の実行委員会は、12球団による出身地別東西対抗を11月7日にナゴヤドームでナイターで開催し、翌8日にコンベンションを行うことを決めた。

◆ 天野が登録名を「ユウゴー」に変更 ◆

ロッテが22日、天野勇剛内野手の登録名を今季から「ユウゴー」に変更すると発表した。

                                       2002.1.24

◆ キャンプは実戦中心で ◆

山本監督が新ストライクゾーンに対応するため実戦練習中心のキャンプにする考えを示した。昨年の鹿児島キャンプでは5試合だった紅白戦を「短いイニング数でもいいから、10試合ぐらいはやりたい」。また、競争心を植え付ける目的で「紅白はレギュラー組と準レギュラー組で戦わせたい」との方針も打ち出した。2軍キャンプは浦和スタートだが、2月15日からは鹿児島に合流。激しい競争が展開されそうだ。

                                       2002.1.23

◆ 黒木の1軍キャンプ帯同が決定 ◆

ロッテは22日、千葉マリンスタジアムでスタッフ会議を開き、右肩痛からの復活を目指す黒木知を鹿児島での1軍キャンプに帯同させることを決めた。

 黒木知は当初は2月もロッテ浦和球場で調整を続ける予定だったが、患部の回復が順調なこと、オフの予定を順調に消化していることを受けて、首脳陣も1軍帯同にゴーサインを出した。ただ、今後の回復具合ではロッテ浦和球場で行われる2軍キャンプからのスタートになる可能性もある。山本監督は「本人が駄目と言えば駄目だが、今の時点では(1軍スタートで)いけるという判断のもとにやっている」と話した。

 ルーキーでは左足首骨折から回復途上の喜多が2軍スタートとなることが、同会議で決まった。喜多はこの日、千葉市内の病院で診察を受けた結果、経過は良好で、首脳陣は早ければ2月15日から鹿児島での1軍キャンプに合流させる方針だという。

 1軍メンバーは約35人で23日に発表される予定。また、今季のキャッチフレーズが「フォア・ザ・チーム」に決まった。

                                       2002.1.23

◆ 堀、後援会で活躍誓う ◆

今季15年目を迎えるベテランのが、背水のシーズンに臨む意気込みを示した。20日、都内のホテルで行われた「堀幸一を励ます会」に出席。約100人集まった後援者の前で「後ろを見ずに頑張る。後がないつもりでやる」と宣言した。かつてのバリバリのレギュラーも、ここ2年間は出場試合80を超えるのがやっと。山本監督からも「堀がやってくれないとチームの優勝はない」とメッセージが送られ、改めて気合を入れ直していた。

                                       2002.1.22

◆ 渡辺俊、Vで献血400ミリ ◆

プロ2年目の渡辺俊が“貴重な献血”を公約した。20日、船橋市のららぽーとで行われた献血キャンペーンに亮寛とともに参加。500人に1人というA型RHマイナスの血液型の渡辺俊は献血の大切さを切実に訴えた。体調を崩していたため献血は控えたが、今シーズン終了後には「優勝したら400ミリリットルの献血をします」と宣言。球界に数少ないサブマリンでもある渡辺俊は体重がしっかり乗せられるように約1センチ靴幅を広げたスパイクを作製。「新人のつもりで1勝ずつ積み重ねていきたい」と決意を語った。

                                       2002.1.22

◆ 小坂、高めの球を猛練習 ◆

小坂が19日、新ストライクゾーンの徹底攻略に乗り出した。今季からボール2〜2個半ストライクの上限が高くなるとされるが、小坂にとって「高めはどちらかというと苦手」と“逆風”になりそう。この日、千葉マリン球場で自主トレを行い、高めを意識したティー打撃を繰り返した。

 もともとバットを水平に振り抜き、ゴロで内野手の間を抜く打撃が信条だが、昨年までは、判定が微妙な高めの球は「振らずに見逃すことが多かった」という。春季キャンプでは、これまでよりグリップをやや細くしたバットも持ち込み試す。初日からブルペンの打席に入って「(講習をする)審判にいろいろ聞いてみます」と、あの手この手で課題を克服するつもりだ。

                                       2002.1.21

◆ 堂本知事、優勝したらぬいぐるみ入る ◆

低迷するロッテに勝利の女神?が出現した。千葉県の女性知事、堂本暁子知事(69)が、ロッテ熱烈応援団、通称「マリサポ」入りを宣言した。

 女性知事といえば近鉄を熱烈応援した太田房江知事(50)が有名。就任2年目の昨年、太田知事が近鉄優勝ならマスコットのぬいぐるみに入ることを公約したところ、見事に優勝を果たした。

 実は堂本知事も今年、就任2年目を迎える。そこで縁起を担いで、公約発表とあいなった。ロッテのマスコットはマーくん、リーンちゃん、ズーくん。ロッテが優勝した場合「グラウンドでマーくんのぬいぐるみを着て、ファンと喜びを分かち合いたい。私は女性ですからリーンちゃんでもいい」。定期的にマリンスタジアムに駆けつけたいと言い「応援はライトスタンドと決めています」とファンと一緒になって声をからすことを決めた。

 スポーツは山登りが専門だったというが「今ではロッテに片思いです」と熱烈野球ファンに変身した。今年はサッカーW杯が日韓で行われる。千葉県では4市が各国代表チームのキャンプ地誘致を行っているが、どこも正式に決まっていない。それだけに「ロッテの活躍は県民600万人の支えになる」とスポーツだけでなく、景気回復にもロッテの快進撃は欠かせないのだ。

 4月6日の千葉マリンスタジアムの近鉄戦を観戦予定。「堂本vs太田」ごひいき対決となるが、堂本知事は「『堂本−太田会談』を開いて、パ・リーグの盛り上げ方などを相談したい」と協調路線を示唆していた。

                                       2002.1.21

◆ 加藤が2ケタ勝利を誓う ◆

2年目の加藤康介が高めに広がるストライクゾーンを味方に2ケタ勝利を誓った。昨年は新人で9勝を挙げたものの、チーム最多の68四球も記録。荒れ球がトレードマークとなってしまったが、今回の拡大に「元来コントロールが悪いので自分にとって朗報です。これで防御率も良くなる」と自信を見せた。昨年は疲労性の腰痛で9月に登録を抹消。静岡・清水市で行っている自主トレでは体力づくりに懸命で「焦らずやっていきたい」と話した。

                                       2002.1.21

◆ キャンプ歓迎式典はグラウンドで ◆

ロッテ鹿児島キャンプの歓迎式典の会場が、市役所前広場から県立鴨池野球場に変更されたことが18日、明らかになった。山本監督ら球団側が、選手の“仕事着”であるユニホーム姿でのセレモニー参加を望んだためで、指揮官の熱い心が自治体を動かした。

 チームは例年、31日に鹿児島入り。そのままバスで鹿児島市役所向かいにある「みなと大通り公園」に移動し、歓迎式に出席していた。しかし、6年連続Bクラス返上に燃える山本監督らが「スーツは戦う男の姿ではない。我々の“仕事着”はユニホームです」と変更を申し入れ。鹿児島市側も快諾し、キャンプ初日の2月1日午前10時から球場グラウンドで歓迎セレモニーを行うことになった。

 チームの意気込みに応え、市側もとびきりのプレゼントを用意。式典では特産の黒毛和牛1頭分の高級肉などを贈呈。昨年は何かと話題になった牛肉だが「狂牛病?そんな心配は全くしていない」と球団も大歓迎。チームが当地でキャンプを張って31年目。その間、優勝したのは74年の1度きり。4年目を迎えた山本ロッテが、鹿児島のファンの期待に応えることができるか。

                                       2002.1.20

◆ 「千葉ウォーカー」が喜多に取材 ◆

喜多隆志外野手が“千葉の顔”になる。19日、さいたま市のロッテ浦和球場で、タウン情報誌「千葉ウォーカー」の取材を受けた。オープン戦開始に合わせて特集が組まれ、その主役として抜てきされた。掲載されるのは2月19日発売の同誌。「千葉の雑誌は、初めて目にしました」と最初こそ戸惑っていたが、丸々1ページを使った特集になる予定とのことで、まんざらでもなさそうだった。

 また、喜多は打撃フォームの改造に着手。一本足打法から速球に差し込まれにくい、すり足打法への改造。骨折していたことが判明した左くるぶしをかばいながら、マシンを相手に打撃練習を行った。「まだしっくりこないけど、気持ちよく振れました」。入寮と同時に本格的に筋力トレーニングを開始し、78キロだった体重は81キロ。「心も体もベストにして1軍でプレーしたい」と意気込んでいた。

                                       2002.1.20

◆ 喜多はキャンプ2軍スタート確定 ◆

喜多隆志外野手が2軍キャンプスタートになることが17日、分かった。山本監督が「途中から1軍に合流すればいい」と当初の予定だった1軍メンバーから外すことを明らかにしたもので、ロッテ浦和球場で2月1日を迎える。

 即戦力野手として期待がかかる喜多だったが、昨年末に左くるぶしを骨折していたことが自主トレ中に発覚。新人の合同自主トレでも別メニューでの調整を続けていることから、首脳陣は無理させない方針。2軍のキャンプ地が鹿児島・湯之元に移る2月15日をメドに1軍昇格を再検討する。

                                       2002.1.19

◆ 黒木、キャンプ2軍スタートも ◆

黒木知宏投手が、2軍でキャンプスタートになる可能性が出てきた。この日のパ・リーグ理事・監督会議に出席した山本監督が「今後の回復状況を見てからだが、鹿児島に連れていくと焦らせてしまうので、途中からもありえる」と話したもの。2軍のキャンプは2月1日から14日までさいたま市・浦和球場で行われ、15日に鹿児島・東市来町に移動する。

 黒木知は昨年7月末に右肩棘(きょく)上筋の炎症で戦線離脱。今月13日に2割程度の力で40球の投球練習を行ったが、キャンプイン前日に全力投球を行っていた昨年とは天と地の開きがある。黒木は始動した9日に「(開幕に)向かっていくのは必要だけど、1試合だけでなく長い目で見ていきたい」と、4年連続開幕投手を断念している。6年連続2ケタ勝利を目指すエースが、初めての長くつらいキャンプを迎えようとしている。

                                       2002.1.19

◆ 新ストライクゾーンに各監督は… ◆

パ・リーグ監督会議で、ストライクゾーン拡大が確認された。今季から6監督全員が野手出身となったパ・リーグ。投高打低を目指す新ゾーンには戸惑うばかりだ。

 高めに約20センチ広がる新ゾーンに6監督は、「野球が変わる。従来よりボール3個分は高い」(ダイエー・王監督)と改めて衝撃を受けた様子。会議後は報道陣の前で遠慮なくドタバタ劇を繰り広げた。

 特に猛打と投壊が同居するチームの近鉄・梨田監督と王監督には脅威だ。得点力が落ちるのは明白な上に、新ゾーンが有利に働く速球派投手がいない。「キャンプから顔辺りの球を打たせて慣らさないとダメ。松坂の球なんか打てないよ」と王監督が言えば、梨田監督も「松坂の速球は脅威ですよ。20勝しちゃうでしょう」と声をそろえ、松坂以外にも速球派をそろえる西武の復活を警戒した。

 しかし、その西武・伊原監督は「カブレラがいかん」と、唯一の得点源であるカブレラが高めを苦手にしているとあって大慌て。15日のスタッフ会議で2月10日ごろのキャンプ途中参加を認めたばかりだが、「1日も早く来日させて慣らさなきゃ」と心配していた。

 もちろん、新ゾーンの成否は判定する球審の技術がすべて。過去に2度も同じ審判員から退場処分を受けている日本ハム・大島監督は「審判員によって取る取らないがあってはたまらない」とジャッジの徹底を要求。ロッテ・山本監督も「判定が一定しなければ、1球ごとに打席を外して抗議されたりして、スピードアップにつながらなくなる」と、審判の技術向上を求めていた。

 さらに、6監督の中には「オープン戦で試してみて、まったく打てなかったら(元に)戻してくれ」と、パ連盟幹部に泣きついた方までいたという。来週21日にはセ・パ12球団の監督を集めた会議も開かれ、再び新ゾーンを巡る意見が噴出するのは必至。しかしその時は、少しは前向きな論議をしてほしいものだ。

                                       2002.1.19

◆ 小野、開幕投手を猛アピール ◆

小野が自身初の開幕投手を首脳陣に猛アピールすることになった。2月から始まる鹿児島キャンプ初日からブルペンに入ることを16日、明らかにし、ハイペースで調整していく。

 昨年はキャンプ中に腰痛でリタイア。シーズン中も右肩を痛めるなど故障に苦しんだ。その反省から今年は静岡・御殿場での自主トレで下半身を強化。けがに負けない体づくりを心がけた。この日、ロッテ浦和球場で軽快にノックをさばいた小野は「万全に近い状態。キャンプ初日からブルペンで投げます」と話した。

 シュート、スライダーでコーナーをつく粘りの投球が持ち味。高めに広がる新ストライクゾーンも「高いほうがいい」と歓迎している。昨年のキャンプでは黒木知が最初に投げたが、今年は小野が、ジョニーに代わって“ブルペン一番乗り”をする。

                                       2002.1.18

◆ セパ交流戦は03年に実現? ◆

パ・リーグが17日、東京都内のホテルでオーナー懇談会を開き、懸案となっているセ・リーグとの交流試合を2003年から実施するよう、22日の実行委員会と26日のオーナー会議で提案することを決めた。試合数は1球団12試合で、各球団が各2試合ずつ他リーグ全球団と対戦、リーグの試合数を現行の140試合から135試合に減らして年間計147試合にするのが理想という。このほか、今年の国際大会に主力選手を積極的に派遣することも確認した。

 小池唯夫パ・リーグ会長 「オープン戦の中で交流試合をやった時は観客動員が少なく時期尚早と言われたが、パの観客動員は昨年1000万人を越え、具体的に話を進められると考えている。選手会も賛成しているし、ファンも望んでいると思う」

 また、懇談会の冒頭で、ダイエーの中内正オーナーが球団売却に関する一連の騒動について報告、謝罪し、改めて売却を否定した。ロッテ重光オーナー代行は横浜の株譲渡問題に異論を唱えた。譲渡先に内定したTBSに対し、加盟料30億円を科さない“特例”を認めることで合意したが「今回だけ例外というのはどうか。ゼロにするなら協約を変えないと」と話した。

                                       2002.1.18

◆ オープン戦の正式日程発表 ◆

2002年のプロ野球オープン戦の正式日程が16日、発表された。2月23日を皮切りに、3月25日までの109試合が行われる予定。初開催となる札幌ドームでは、3月7日の巨人・阪神戦など3試合。公式戦はセ、パともに3月30日に開幕する。

                                       2002.1.17

◆ 山本監督が”非情采配”宣言 ◆

6年連続Bクラスに甘んじているロッテ・山本功児監督(50)は、15日、東京・新宿区の「ヒルトン東京」で行われた賀詞交換会で、これまでの“温情さい配”を一掃し、低迷打破に“非情さい配”で臨むことを明らかにした。

 これまで3年間、良き兄貴分として接してきた山本監督が、顔を紅潮させながら「選手は6年もBクラスということを忘れている。その負け慣れを打破するために、文句は言わせない」と、まくし立てた。

 『負け慣れ』とは「最終的に個人成績が良ければ、チーム成績に関係なく満足している」ことだ。「そこで、たとえ3割を打っても印象度、チームへの貢献度がなければ3割の評価はしない。逆に2割5分でも、印象度があれば、3割以上の評価をします」。

 さらに、選手の野球に対する姿勢にも言及した。「(昨年の首位打者)福浦は、オフになって休んだのは元日だけなんですよ。首位打者が昨年より高いハードルに挑もうとしているんですから、他の選手は福浦以上のことをしていいはず。2月1日に、野球ができない状態の選手がいたら、容赦なく二軍に落とします。これは口先だけでなく、必ず実行します」

 山本監督、就任4年目の春は、笑顔のないキャンプになりそうだ。

                                       2002.1.16

◆ ストライクゾーンを20cm拡大 ◆

セ、パ両リーグ合同の審判研修会が15日、神宮球場の室内練習場にセ28人、パ29人の全審判員を集めて行われ、昨年までより約20センチ(ボール2、3個分)高めの球をストライクとする点を徹底した。ストライクゾーンの変更は1986年に低めがボール1個分下がって以来、16年ぶり。

 野球規則では、ゾーンの上限ラインを「打者の肩の上部とユニホームのズボンの上部の中間点」と定めているが、実際にはそれより約20センチ低めとなっていた。しかし、米大リーグで今季から見直しされることもあり、日本も準ずることになった。この日、審判員がユニホームを着て打席に立ち、規則通りの「新ストライクゾーン」を確認。セの小林毅二審判部長は「ゾーンをいじることは非常に難しいが、ルールを徹底させたい」と話した。16日には12球団の投手と打撃コーチを対象に、新ストライクゾーンの説明会を行う。

 大リーグでは過去、投手の救済措置として63、88年に2度ストライクゾーンを拡大。昨年は「上限は肩とベルトラインの中間、下減はひざのライン」というルールの順守が決定し、そのため高めにボール1個半から2個分広がった。その結果は明らかで、各年度とも前年に比べて防御率がすべてアップ。逆に打率、得点などの数字はすべてダウンしている。

                                       2002.1.16

◆ チャリティーオークション開催 ◆

14日、千葉・美浜区の「プレナ幕張」でチャリティーオークションが開かれた。新春恒例のイベントに、清水将小林雅が参加。小林雅の用意したビジター用ユニホームとアンダーシャツなどのセットは、またたく間に値が上がり、40代男性ファンが14万円で落札した。過去10万円を超す額がついたのは黒木知のユニホーム(34万円)や小坂のユニホーム(20万円)くらい。「こんなに値がつくんですね」と、本人が目を丸くして驚いた。なお、オークションの収益金64万4200円は、福祉活動やスポーツ振興団体などに役立てられる。

                                       2002.1.16

◆ 喜多が肉体改造に着手 ◆

ドラフト1巡目の喜多が“肉体改造”に取り組む。左足くるぶし骨折で出遅れたため、ケガの防止が狙い。苦手なウエイトトレーニングを増やすほか、プロテインを飲む。体重も5キロ増の85キロに増やす考えで「ケガが一番恐いのが分かった。パワーも付け、ケガをなくしたい」と意気込んでいる。

                                       2002.1.16

◆ 小林雅、プライドより結果 ◆

守護神・小林雅が、今季はパ・リーグ他球団の主軸打者との勝負を避ることを宣言した。昨年は33セーブを挙げたが、真っ向勝負を挑んだために、勝ちを逃すこともあった。今年は己を捨てて、チームの勝ちにこだわる。特にマークするのは西武・カブレラ、近鉄・中村紀、日本ハム・小笠原という強打者。「今年からは点差とか、その時の状況とかを考えながらバッターと勝負しようと思う」。チームの勝利を優先させるため、時には歩かせることも辞さないつもりだ。

                                       2002.1.15

◆ 渡辺俊、トークショーで熱弁 ◆

2年目の渡辺俊が東京・千代田区の科学技術館で行われたベースボールフォーラムに出席。トークショーでは、真横に回転する直球で打者のタイミングを狂わす“ジャイロボール”について、集まった200人のファンの前で熱弁を振るった。昨年は即戦力として期待されたが2勝止まり。今オフは無休で体を動かし、すでにブルペンで捕手を座らせ新球のシンカーの習得に励んでいる。「数字よりもシーズン通して先発ローテーションに入りたい」と飛躍を誓った。

                                       2002.1.14

◆ 黒木に笑顔が戻った ◆

黒木が千葉マリンの室内ブルペンで約40球のキャッチボールを行い、右肩の回復ぶりをアピールした。「まだ1、2割の力。肩に刺激を与えようと思って。これで開幕に間に合えばOKなんだけどね」と久々の笑顔。昨年7月末に右肩を故障した。オフは投球を封印してリハビリに専念してきた。それだけに12日に初めてボールを投げ、2日続けて感触を確かめられたことが、素直にうれしかった。

                                       2002.1.14

◆ 日ハム江尻が”おわび”の五分刈り ◆

早大から自由獲得枠で日本ハム入りした江尻慎太郎投手が、ザンゲの五分刈りでプロでのスタートを切ることになった。早大と慶大でライバル同士だったロッテ1巡目指名の喜多が前日、左くるぶしを骨折していたことが判明。昨年10月の早慶戦で打球を追ってフェンスに激突しての負傷だったが、この打球を打ったのが江尻だったからだ。

 もちろん全くの“不可抗力”だが、喜多が無念の2軍キャンプスタートとなったことで罪の意識を感じたようだ。江尻は鎌ケ谷市の新入団選手歓迎会に出席後、自前のバリカンでバッサリ。もともと短髪だったが、高校球児のような五分刈りに変身した。

 江尻は「自分のバッティングのせいでそんな事になって申し訳ない。早く治して活躍してほしい」とすまなさそうに話し、すっかり涼しくなった頭を寒風にさらしていた。

                                       2002.1.13

◆ 正岡子規が野球殿堂入り ◆

野球体育博物館の競技者、特別両表彰委員会は11日、東京ドーム内の同博物館で今年殿堂入りする8氏を発表した。競技者表彰は打撃の職人といわれ、毎日・大毎(現ロッテ)で活躍した山内一弘氏(69)ら4氏が選ばれた。特別表彰の新世紀枠では、野球の普及に寄与した明治時代の文学者、正岡子規らが選ばれた。殿堂入りは計144人となった。

 今年から2年に限って設けられた新世紀枠で殿堂入りを果たしたのは明治の俳人、歌人、随筆家の正岡子規だった。子規は1884年、東大予備門時代にベースボールを知り、熱中した。89年には故郷の愛媛・松山にボールとバットを持ち帰り、ベースボールを後輩たちに伝えた。幼名が升(のぼる)だったこともあり雅号を「野球(の・ボール)」とした。96年には一高対横浜外国人チームの国際試合を新聞に紹介し、野球のルール、用語などについて解説。野球の訳語を考案したのは1970年に殿堂入りを果たしている中馬庚(ちゅうま・かのえ)だが、子規も「打者」「走者」「直球」「飛球」「死球」などの訳語を世に送り出した。「久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽きぬも」など多くの俳句を残し、野球を広く大衆に広めた。

 これまでも子規は殿堂入りの候補に挙がってきた。1902年に35歳で死去した子規の没後100年にあたることから故郷・松山市では「子規会」を中心に殿堂入りを働きかけてきた。子規の殿堂入りを伝えられた中村時広・松山市長は、川島広守野球博物館理事長(プロ野球コミッショナー)を訪ね「市民の願いがかなってうれしい。大きなお年玉をもらったようです」と感謝の意を伝えた。7月13日には松山坊っちゃんスタジアムで球宴第2戦が行われるが、同市長は当日をメドに同球場最寄りのJR予讃線「市坪駅」の愛称を「野球(の・ボール)駅」とすることをJR四国と検討中という。なお新世紀枠以外の6氏への表彰は7月12日、東京ドームでの球宴第1戦で行われるが、子規の表彰は翌13日、故郷の坊っちゃんスタジアムで行われることが濃厚だ。

                                       2002.1.13

◆ 春期キャンプの日程発表 ◆

11日、球団は春季キャンプの日程を発表した。

<一軍>
2月1日(金)〜3月3日(日) ▼鹿児島県立鴨池球場 (鹿児島県鹿児島市与次郎2-2-2)
 *宿舎:鹿児島サンロイヤルホテル *休日予定日:2月4日、9日、14日、19日、25日

<二軍>
第一次・浦和 2月1日(金)〜2月14日(木) ▼ロッテ浦和球場 *休日予定日は未定
第二次・湯之元 2月15日(金)〜2月28日(木)
 ▼東市来町湯之元球場 (鹿児島県日置郡東市来町湯田18951)
 *宿舎:錦龍館 *休日予定日
20日、26日(最終日は午前中のみ)

                                       2002.1.12

◆ 田中は1軍キャンプスタート ◆

ルーキー田中充の鹿児島1軍キャンプスタートが決まった。新人合同自主トレを視察に訪れた山本監督が「制球力が抜群と聞いている。昨年の加藤と同じぐらい期待しているよ」と1軍スタートを認めた。MAX145キロの本格派左腕は「先発でやりたい気持ちはありますが、やれと言われればどこでもやります。年が年なので」と26歳の田中は意欲を口にしていた。

                                       2002.1.12

◆ 喜多、左足首の骨折が判明 ◆

骨折の喜多が春季キャンプは2軍スタートとなることが明らかになった。「最初から病院へ行っていれば問題はなかったのですが…。再検査を受ける22日過ぎには、本格的な動きが出来ると思う」と石井博明トレーナー。即戦力として期待していた山本監督は「万全な状態になったらいつでも上(1軍)に上げる」と話していた。

                                       2002.1.12

慶應義塾大からドラフト1巡目で入団した喜多隆志外野手が昨年12月に左足くるぶし骨折が判明し、手術せず自然治癒で回復を待っていることが10日、明らかになった。

 首位打者に輝いた昨秋の東京六大学リーグ、10月27日の早稲田大戦でフェンスに激突した際に負傷したが、捻挫と判断して出場を続行。12月11日に球団が行った精密検査で骨折が判明したという。2月に鹿児島で行われる春季キャンプで一軍に合流できるかどうかは、今月下旬の検査で決まる。「焦りはあるが、開幕一軍を目指して頑張っていきたい」(喜多)

                                       2002.1.11

◆ 新人合同自主トレ開始 ◆

新人の合同自主トレがロッテ浦和球場で始まった。ドラフト1巡目指名の喜多ら6選手全員が参加し、ランニングやトス打撃など、昼食をはさんで約4時間のメニューを精力的にこなした。昨年末に左足を骨折した喜多は、痛みが残るためランニング抜きの別メニューだった。

                                       2002.1.11

◆ 大村が恒例のパンクラス合同トレ ◆

ロッテ・大村とヤクルト・寺村が格闘技団体・パンクラスに一日入門。ミット打ち、寝技などの“格闘技トレ”で汗を流した。同団体の菊田早苗選手らとスパーリングを行った大村は「体のバランスとか勉強になります」と収穫を強調。寺村は「集中力がいりますね。楽しめました」と話していた。

                                       2002.1.11

◆ 黒木、開幕投手断念 ◆

黒木知宏投手が9日、4年連続の開幕投手を事実上断念。開幕という栄誉よりも、年間を通じたコンスタントな活躍を目指すことを宣言した。黒木はこの日、埼玉・さいたま市にあるロッテ浦和球場で始動。ランニング、ノック、ウエートなどに約3時間、たっぷりと汗を流した。「初日にしては、いい練習ができた」と満足そうに話したが、本格的にボールを使った練習は行わないまま。「肩の仕上がりは遅れています」と正直な胸の内を明かした。

 昨年7月27日のオリックス戦登板後に右肩痛が発覚。その後のシーズンを棒に振った。このオフは、ゴムチューブを使ったリハビリを自宅や車内でひまを見つけてはやっていたが「ボールを投げたときにどうなるか」という不安は消えていない。毎年、この時期には軽いピッチングを開始。キャンプ初日からブルペンで飛ばしていたが、今年はその元気な「ジョニー」の姿は見られそうにない。「(キャンプ前半に)ガンガン投げることはありません」と超スローペースでの調整を決めた。

 3月30日の西武との開幕戦(札幌ドーム)に合わせた調整もしない。「(開幕を)意識すると見切りを誤る。長い目で見てやっていきたい。1年を通して働いた方が、チームにとってもいいはず」。ここまで3年連続で任されていた大役を、今季は自ら“放棄”。松坂との開幕ライバル対決も、お流れになりそうだ。「あせらず、じっくり」が復活を期する黒木のテーマになる。

                                       2002.1.11

◆ 黒木が本格的に始動 ◆

エース・黒木知が本格的に始動、ロッテ浦和球場と室内練習場で自主トレーニングを始めた。すでに故郷の宮崎で走り込みを続けてきたという黒木知は日焼けした顔で姿を現し、柔軟体操、ランニングを行った後、室内練習場でゴムチューブを使ったトレーニングなどを約2時間、意欲的にこなした。ノックでは軽い送球もした。昨年後半戦は右肩の故障で1試合の登板にとどまったが、「肩は6、7割まで回復している。ボールを投げるまでは下半身をつくらないといけない」と話した。

 今年は4年連続開幕投手の期待もかかる。だが、本人は「開幕にこだわりたい気持ちはあるが、1年を通して貢献したい。自分の体と相談して無理をせずにやっていく」と慎重な姿勢を見せていた。

                                       2002.1.10

◆ 仕事始め 「150万人動員目指す」 ◆

昨年、チームはスタートでつまずいたのが響いて5位に終わったものの、観客動員は8年ぶりに130万人台に乗った。仕事始めの8日、後藤球団代表は職員を前に「優勝、そして150万人の観客動員を目指そう!」と、28年ぶりの優勝と球団史上初の150万人動員を掲げた。

                                       2002.1.9

◆ 小野、自主トレ好スタート ◆

小野が昨年に続いて地元の静岡・御殿場市内の体育館で本格的な自主トレを開始した。吉田、礒とともにバドミントンやキャッチボールなどのメニューを消化。午後からはウエートトレーニングを精力的に行った。昨年の自主トレ初日にぎっくり腰を起こし、その影響からキャンプ6日目でリタイアした苦い経験もあるが「周囲に惑わされないで、140試合フル稼働できる体をつくって(キャンプ地)鹿児島に行く」と気合を入れていた。

 また、今季はグラブの色を昨年の赤から青に変えて臨むことを決めた。オフに占い師からの勧めで、青色のグラブをメーカーに発注したことを明かした。「去年は(赤のグラブで)冷静さを欠いたことがあった」。冷静さを保てる色として取り入れ、3年連続の2ケタ勝利を目指す。

                                       2002.1.8

◆ 木樽氏が巨人のスカウトに ◆

巨人が7日、昨年までロッテのスカウト部長を務めていた木樽正明氏と業務委託契約を結んだと発表した。同氏は昨年のドラフト会議直前にロッテを解雇されていた。巨人では編成部のスカウト部門などを担当する。また、一昨年までロッテのブルペン捕手を務めていた内田強氏をスコアラーとして採用した。

                                       2002.1.8

◆ 田中・丸山ら新人が入寮開始 ◆

ドラフト5巡目のがマリーンズ寮に入寮。卒業まで26単位を残しているため辞書、参考書を持参してきた。「必修が5つのうち2つしか取れていないんです。たぶん大丈夫だとは思うんですけど…」。元日には母校・甲府工の先輩の近鉄・山村と初詣に出掛け「開幕マスク」と絵馬に祈願。2月1日のキャンプインまで自主トレと勉強に励むことになりそうだ。

                                       2002.1.10

ドラフト6巡目の富永がさいたま市内の球団寮に入寮。契約金で購入したという約40万円の高級羽毛布団を持ち込んだ。「プロ選手は体が資本ですから。1年間、ケガをしないように頑張れるようにしたい」。体のケアに気配りするルーキーはポスト初芝を目指す。

                                       2002.1.9

6日、ロッテ4巡目の田中が新人の先陣を切って浦和市内の「マリーンズ寮」に入寮。99年度ドラフト1位の高橋と昨年新人で9勝を挙げた加藤が使った左腕部屋に入った。中継ぎとして期待される26歳の即戦力左腕は「年も年ですし、前の人たちが活躍しているので頑張らないといけない」。またこの日は7巡目の丸山も入寮。「いよいよ始まるんだという感じです」と表情を引き締め荷物を置くと、浦和球場でランニングに汗を流していた。

 続いて8日に今江・富永・辻が、9日には喜多が引越しを行ない、入寮が完了する。10日から浦和球場で新人合同自主トレを行なう予定。

                                       2002.1.8

◆ 丸山、地元で無名ぶりを痛感 ◆

ドラフト7巡目・丸山泰嗣内野手が、故郷・福岡でプロ入りしたことを気付かれていなかったという“珍事件”があった。

 年末に意気揚々と乗り込んだ地元で、まさかの体験が待っていた。東福岡高時代の仲間からは祝福されたものの、中学時代の同級生は「どこに就職するの?」と質問攻め。「ロッテだよ」と答えると「お菓子メーカーだね」と、ロッテ本社入りと間違われる始末。プロ野球だと説明して、やっと「じゃあドラフトにかかったのか!」と驚かれるなど散々。先月行われた入団発表でも「ぼくは“隠し玉”。だれからも注目されなかった」と爆笑スピーチした丸山。6日、オーダーメードしたという1万円の「マイ枕」を持って入寮を済ませると、すぐさまロッテ浦和球場に飛び出しランニングやウエートトレで汗を流した。無名の悔しさはプロの舞台で晴らす。

                                       2002.1.8

◆ 立花さんが福浦に秘策伝授 ◆

昨年の首位打者・福浦が元コンディショニング・ディレクターの立花龍司氏と1年ぶりに対面。2年連続の首位打者へ“秘策”を伝授された。昨季の終盤は左右のひざ痛に泣かされた。ケガ防止のアドバイスを受け「いろいろと聞けました」。立花氏も「たくましくなった」と感心していた。

                                       2002.1.8

◆ 小林雅、亡き父と恩人に誓うV ◆

今年は優勝しかない。守護神・小林雅英投手が4日、千葉マリンスタジアムで始動。ランニングやウエートトレなど約4時間汗を流し、昨年亡くなった2人の墓前で優勝報告をすることを誓った。

 昨年は33セーブを挙げ年俸も1億円の大台に乗るなど大ブレークした小林雅だが、私生活では8月に父・雅雄さんが51歳で亡くなり、プロの世界に導いてくれた水谷則博スカウトも11月に亡くなるなど、悲しい出来事が次々と襲った。

 「2人は同い年で仲も良かったんです」と小林雅。喪中ということで初もうでには行かず、静かに新年を迎えたが、今年にかける意気込みは相当なものだ。「昨年は個人的には良かった。今年はチームの優勝しかないです」ときっぱり。年末には水谷さんの自宅に家族で出向き、シーズンの報告をした。

 「あの人がいなければ、プロ野球選手になれたかどうか分からない。また来年、今度は優勝を報告しにきます、と言いました」恩人と交わした約束を守るため、今季は大車輪の活躍を誓った。

                                       2002.1.7

◆ 福浦、今季の目標は.350・25本 ◆

イチローの後を継いだ昨年の首位打者、福浦が今季の目標に140試合フル出場で打率.350、本塁打25本以上を掲げた。「3割5分を打とうと思わないとダメ。ホームランは25本くらい」と自己ベストを目指すことを宣言。今オフはケガを克服するため、ウエイトトレーニングを下半身中心に切り換え、ランニングの量も増やしている。目標が達成されれば、2年連続の首位打者は間違いない。

 打率3割の大台に乗せることさえ出来なかった福浦が1軍定着5年目となった昨季は大きく飛躍。それを陰で支えたのが、シーズン途中から使い始めたバットだ。横浜・鈴木尚典外野手と近鉄・中村紀洋内野手からバットを譲り受け研究。「自分が使っていたものより20グラム軽い900グラム。グリップも少しだけ細く、中距離打者用という感じですね」と福浦。シンを外してバットを折るといったミスも激減した。

 球界を代表する2選手のバットを合体させた相性抜群のバットを今季は初めて開幕戦から使用、フルシーズンを戦うことを誓った。双方の長所をかけあわせた「ノリノリ・バット」に2年連続タイトル取りと優勝の夢を託す。

                                       2002.1.5

◆ サイン会で加藤・福浦「V宣言」 ◆

3日、福浦加藤が三越千葉店でサイン会を行った。昨季、打率.346で初の首位打者を獲得した福浦は「(2年連続首位打者の)プレッシャーという大きな課題を乗り越え、優勝を狙いたい」と約300人のファンに宣言。また、今オフに浮き上がるスライダーの習得に励んでいる加藤は「40%ぐらいは完成している」と2年目のジンクスを破る武器に手応えを感じていた。

                                       2002.1.5

◆ 澤井、レギュラー獲れなきゃ丸刈り? ◆

澤井が決意の五厘刈り宣言を行った。30日、千葉・銚子市内で高校時代のライバルだった広島の長谷川と対面。以前は銚子商出身の澤井の方が市立銚子出身の長谷川よりも知名度は上だったが、今ではすっかり立場が逆転。今季9勝を挙げて年俸も3倍増の1800万円に跳ね上がった長谷川に大きく差をつけられた。これに奮起した澤井は「来季レギュラーを獲れなかったら頭を丸める」とライバルの前で断言。来季に向けて並々ならぬ意気込みを見せていた。

                                       2001.12.31

◆ 加藤が退寮 年越しは練習で ◆

今季9勝を挙げた活躍が認められ、加藤が念願の退寮を果たした。29日、東京・品川区内の高層マンションに引っ越しを済ませた加藤は「荷物が多くて大変ですけど、見晴らしがいいんです」とご満悦。年俸は1500万円増の2800万円にはね上がり、車の免許取得のため教習所にも通うなどまさにバラ色のオフを満喫している。山本監督からは来季2ケタ勝利を期待されており「寮を出たから成績が落ちたと言われないようにしないと」と決意を新たにしていた。

 また、加藤は静岡県清水市の実家で“年越しトレ”を行う。大みそか、除夜の鐘が鳴り始めるのと同時にランニングを始め、走り続けて新年を迎える。「トレーニングウエアで初もうでするのは僕だけでしょう。でも、引き締まった気持ちで2年目を迎えたい」と“2年目のジンクス”を吹き飛ばす決意だ。

                                       2001.12.31

◆ 小林雅、藤田、吉田が年間シート寄贈 ◆

ロッテ版「勝利の方程式」を担う小林雅英藤田宗一吉田篤史の3投手が来季公式戦に共同でシートを用意。恵まれない子供たちに提供することが29日、明らかになった。

 千葉マリンスタジアムでの主催試合が観戦できる「シーズンシート」を3人で購入し、千葉県内の社会福祉団体に寄贈する予定だ。

 「ジョニー(黒木知)も家族向けにシートを用意しているしね。3人で話し合って一塁ベンチ上に4席用意することにしました」と選手会副会長の吉田。ロッテでは、首位打者の福浦が母子家庭の子供らを招待するプランを表明したばかり。実力派3投手がタッグを組んだ座席も、野球少年に夢を与えそうだ。

                                       2001.12.31

◆ 御用納め&球団代表あいさつ ◆

29日、球団事務所で仕事納め。今季は6年連続のBクラスに終わったが、後藤球団代表は「残念だったが、全体的な力はついてきたと思う」とあいさつ。「来年の目標は当然、優勝。観客動員も150万人の確保をしたい」と、職員にゲキを飛ばした。

                                       2001.12.30

◆ 来季から「ドカベン・チケット」販売へ ◆

パ・リーグのチケットが「ドカベン」で変わる。パ・リーグは来季から一部試合で人気野球漫画「ドカベン」(水島新司作)のキャラクターがデザインされた特別チケットを販売する。「ドカベン・チケット」と名づけられ、今季4年ぶりに観客動員1000万人を突破したパの新たな人気獲得作戦として期待されている。

 幅広い年代に人気の「ドカベン」は現在、プロ野球編を連載中。主人公山田太郎捕手は西武、ロッテに里中、ダイエーに岩鬼など全球団に人気キャラクターが分散して戦っている。特別チケットは各カードごとにその球団のキャラクターをデザインする。例えば3月30日の開幕戦「西武−ロッテ」は山田と里中が登場。同カードはすでに発売されており、好調な売れ行きを見せている。

 2月中旬から順を追って他のカードも発売され、多彩なキャラクターの組み合わせが実現する。販売方法は「ドカベン・チケット」のホームページを通じたインターネット販売に限定される。通常のチケットも大手チケットセンターやプレイガイド、球場窓口でもこれまで通り販売されるが、コレクターには注目の企画となりそうだ。

 http://www.dokaben.co.jp/ (インターネット、iモード、J-PHONE、EZwebで利用可能)

                                       2001.12.30

◆ 初芝が年末始動 ◆

28日、初芝が早くも打撃練習をスタート。千葉マリンの室内練習場で約30分間、マシンに向かった。今季は打率.253と不本意な成績に終わったベテラン。14年目の来季に「身を粉にして頑張る」と意気込む。異例の早さでの打撃練習開始に「いつ始動とか、そんなこと言ってられない」。年末年始も休まずに打ち込む。

                                       2001.12.29

◆ 藤田、3度目の交渉でサイン ◆

中継ぎとしてチーム最多の60試合に登板した藤田が3度目の交渉に臨み、1000万円増の7500万円で更改した。藤田は「(希望額とは)多少の差があったが、きちんと中継ぎ投手としての評価をしてくれた」と話した。さらに、「中継ぎをアピールするには何か変わったことをしないと。髪を赤にするとか」と赤髪を公約。今季、広島・菊地原の作った78試合登板も更新するとハナ息が荒かった。これでロッテは全選手の契約更改を終了した。

                                       2001.12.26

◆ 小野、初の開幕投手に意欲 ◆

2年連続2ケタ勝利をマークした小野晋吾が、来季は自身初の開幕投手に備えることになった。24日、千葉マリンスタジアムで女房役の橋本と自主トレを行った小野は「やっぱり開幕は黒木さんでしょ。でも覚悟はします」と話した。

 最大の理由は右肩痛のエース黒木知が来年3月30日の対西武開幕戦(札幌ドーム)について「自分の体と相談する」と慎重な姿勢をみせているからだった。小野も右肩に不安を抱えてきたが、この日は遠投を披露するなど順調さをアピール。ファーム時代から小野の体を熟知している菊池広保2軍トレーナーが来年から1軍に昇格することも重なり、開幕投手となれば万全の態勢で迎えられそうだ。

                                       2001.12.26

◆ 交流試合を討議、147試合制へ? ◆

来年1月17日に開かれるパ・リーグのオーナー懇談会で、長年の懸案であるセ・リーグとの交流試合実施に向けての具体案が本格的に討議されることが25日、分かった。1チーム当たりの試合数を現行の140から1355に減らし、セとの交流12試合を加えた「147試合制」などが検討されるもよう。

 交流試合の実施については、これまでセ側が反対してきたが、11月のオーナー会議で巨人の渡辺恒雄オーナーが実施に向け前向きな発言をしている。「147試合制」の場合、巨人を除くセ5球団にとっては興行収入を見込める巨人戦が1試合減ることになるが、パ・リーグの村田繁事務局長は「(観客動員が好調な)ダイエー戦が加わることで、ある程度対応できると思う」と話した。

 また、理事会では、来季から外国人選手枠が拡大されることを受け、その起用法の見直しについても話し合われる。

                                       2001.12.26

◆ 加藤、カブ封じの新球に挑戦 ◆

加藤が西武・カブレラ対策として“浮きスラ”の習得に着手する。今季打率.556、2本塁打と打ち込まれた反省から胸元を突く球の必要性を実感。これまでもスライダーは投げていたが、投球時に中指を横に切る感覚で横回転を与えるとホップする球道に変化するという。東京・錦糸町のロッテ会館で球団イベントに参加した加藤は「これを覚えれば相手も踏み込んでこられないと思います」と天敵封じに自信を見せていた。

                                       2001.12.25

◆ 恒例の忘年会です ◆

23日、若手選手とファン300人による忘年会が東京・錦糸町の「ロッテプラザ」で行われ、加藤、渡辺俊、寺本、山崎貴ら8選手が参加した。

 ビンゴ大会の景品に、田中良が“使用済み”のスライディングパンツを、加藤が野球ワールドカップ(台湾)で使った帽子やバッグを提供。21歳の寺本もホロ酔いになってステージに飛び出すなど、場内を沸かせた。ルーキーで9勝を挙げた加藤は「こういうファンとのふれあいはいいですね。来年こそは2ケタ勝利をします」と誓っていた。

                                       2001.12.25

◆ 打者転向 〜 シロー・46に? ◆

打者に転向した寺本が、来季の活躍と引き換えに登録名と背番号の変更を球団に申し出る考えだ。登録名を「シロー」にすると同時に、それにちなんで背番号も「46」に変えるのが目標。「来年、バッターで活躍して両方、変えてもらえるようにしたい」と力を込めていた。

                                       2001.12.24

◆ 松本の引退試合が3/25に決定 ◆

今季限りで現役を引退した松本尚樹内野手の“引退試合”が、選手会の強い要望で行われることになった。

 練習熱心で人望も厚かった松本の引退は急遽決まった。秋季キャンプも参加していたが、構想から外れスカウトに転身することに。いい形で送り出してあげたい。選手会副会長の諸積が球団に直談判。来年3月25日の巨人とのオープン戦(千葉マリン)を松本の“引退試合”とすることになった。

 「松本さんの最後の打席は止めたバットの内野安打だったんです。どんな形でもいいから、気持ち良くやめてもらいたかった」と22日、千葉・幕張で行われたトークショーに出席した諸積は言う。契約更改の席では「球団と選手の間に溝がある」と対話を要求した熱血漢・諸積が、早くもその効果を現実にした。

                                       2001.12.24

◆ 「気持ちに打たれた」 黒木更改 ◆

21日、黒木知が2度目の交渉に臨み、1300万円増の1億7500万円で更改した。前回提示額から300万円の上積みがあり、約40分の交渉を終えた黒木知は「球団にはパ・リーグの投手で一番の評価をしていると言われた。年内には(判を)押したかった」と納得の表情だった。今季は前半戦だけで11勝をマークし、5年連続の2ケタ勝利を達成。しかし右肩の故障で後半戦の登板は1試合だけに終わった。それだけに「来季は1年を通じて戦えるように、しっかりと体づくりをしたい」と語った。

                                       2001.12.22

◆ 開幕戦チケットをネットで先行発売 ◆

西武は21日、来年3月30日、31日に札幌ドームで行うロッテとの開幕2連戦の入場券を、来月中旬に予定されている一般発売に先駆けて、24日午前10時からインターネット上で発売すると発表した。6種類の席があり、各2000枚限定。ドカベンチケットデジシートチケットぴあイープラスから申し込むことができる。問い合わせ先は球団事務所(042-924-1155)。

                                       2001.12.22

◆ 福浦グッズ販売決定 ◆

球団が首位打者を獲得した福浦のグッズを作成し、“チームの顔”として売り出す。Tシャツ、帽子などを発売する予定で来季の開幕から店頭に並ぶ予定。グッズの人気があった石井が横浜へ移籍したこともあり、営業部は「いい形で売り出してあげたい」と話した。

                                       2001.12.21

◆ 幸彦・和田が更改 藤田は保留 ◆

来季16年目のベテラン佐藤が2度目の交渉に臨み、前回提示額と同じ1000万円増の4250万円で更改した。和田は3度目の交渉で740万円増の2200万円でサインした。

 チーム最多の60試合に登板した左腕の藤田は、中継ぎ投手の評価基準についての話し合いに終始し、2度目の交渉でも金額提示に至らなかった。

                                       2001.12.20

◆ 酒井、粘りの交渉で堀を上回る ◆

酒井が18日、2度目の契約更改交渉に臨み、約5時間も粘って、前回より300万円の上積みに成功。1300万円増の6100万円でサインした。交渉が始まったのは午前11時。途中で昼食、休憩時間をはさみ、午後3時40分まで続いた。今季は自己最多の125試合に出場。打率.266、3本塁打だった。定位置は確保したが、打撃面で球団と評価が分かれ、銭闘を延々と展開するはめになった。300万円アップを勝ち取り「金額の差はあったけど評価を聞いて納得して押しました」と話した。

                                       2001.12.19

◆ 小野、来季は最多勝で1億狙う ◆

17日、小野が2度目の契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸6000万円に出来高500万円でサインした。提示額は前回交渉と同額だったが、規定投球回数のクリアを基準とした出来高払い500万円がプラスされた。

 今季は10勝を挙げ、2年連続2ケタ勝利を達成。日本人投手としてチーム最多の163回2/3を投げるなど活躍したが、「3年続けて数字を残さなければ一流の選手になったと言えない」と表情を引き締めた。同期入団の福浦が1億円に達し「夢にも思わなかった数字だが、ここまできたら来季は自己最多(14勝)を狙い、目標を達成したい」と闘志を燃やしていた。

                                       2001.12.18

◆ 諸積が契約更改 金額よりも… ◆

17日、諸積が千葉マリンで2度目の契約更改交渉に臨み、975万円ダウンの年俸5525万円でサイン。年俸提示は1度目の交渉と同じ。だが選手会の副会長が問題視したのは年俸ではなく、チーム内のコミュニケーション不足だった。

 諸積は「これだけがチーム低迷の原因ではないんだけど…」と前置きした上で「シーズン中、球団、選手、コーチ陣(の気持ち)がバラバラだった」とズバリ。「少しは溝が埋まるんじゃないか」と交渉の場には、約50項目の要望を書き込んだノートを持参。約1時間、フロントを質問攻めにした。「選手と球団間で話し合いの場を増やしてほしいとお願いしたが、“遠征先だったら夜中でもホテルの部屋を訪ねてきてくれれば何でも聞く”と言ってくれた。きょうのことは仲間に伝えます」と納得顔。6年連続Bクラスに終わり、優勝に飢えているナイン全員が同じ気持ちだ。

 球団側から前向きな回答を得られ「いつも言おうとしていることを忘れてしまうの、でやってよかったです」。交渉に当たった川北球団本部長から「おまえみたいなキャラクターが必要だ」と激励され「雨で中止になったらシートの上でヘッドスライディングをして盛り上げたい」と宣言していた。

                                       2001.12.18

◆ 阪神の監督に星野氏就任 ◆

阪神の次期監督に前中日監督の星野仙一氏が就任することが17日、正式に決まった。この日、星野氏から久万俊二郎オーナーに要請受諾の連絡が入った。就任会見は18日に大阪市内のホテルで行われる。両者は12、15日の2度にわたり交渉を行い、契約金2億円、年俸2億円の1年契約で合意、背番号も中日時代と同じ「77」に決まっている。また、星野氏が熱望している田淵幸一氏のコーチ就任も決まっていることが明らかになった。野崎勝義球団社長が田淵氏と電話で交渉し、合意しているという。

                                       2001.12.18

◆ 加藤は元日始動 石段登りトレ決行 ◆

16日、ルーキーながら9勝を挙げ先発ローテにも定着した加藤康介投手が来年1月1日未明、地元・静岡の古寺で「単独石段登りトレ」を決行。過酷な精神鍛錬で来季へ始動することが明らかになった。

 清水商出身の加藤が選んだのは、東照宮で有名な久能山近くにある鉄舟(てっしゅう)寺。500年以上の歴史を持ち、幕末の士・山岡鉄舟が山頂にあった寺を今の場所に移したことで知られる。石段は約250。自宅から5キロの距離を走りそのまま駆け上がる。

 2ケタ勝利に1勝足りず、新人王のタイトルを57票の大差でオリックス・大久保に奪われた。悔しさをバネに、左腕の気迫は全開だ。

                                       2001.12.18

◆ メッツ新庄移籍 小宮山とすれ違い ◆

16日、米大リーグのメッツは新庄剛志外野手をジャイアンツへ2対1の交換トレードで放出したと発表した。新庄とデシー・レラフォード内野手がジャイアンツに移り、メッツは先発左腕のショーン・エステス投手を獲得した。
 今季大リーグ入りした新庄は、打率.268、10本塁打、56打点をマーク。好機に強い打撃でバレンタイン監督の信頼を得るなど、俊足と強肩を生かした好守備でも高い評価を受けていた。シーズン終了後、1年目の7倍増近くになる基本給135万ドル(約1億7100万円)で来季の契約を更改したが、積極的なトレードやFA選手の獲得を目指すメッツが、先発投手を獲得するための交換要員とした。

 また、メッツへの入団が決まった前横浜の小宮山悟投手が16日、ケネディ国際空港着の航空機でニューヨーク入りした。
 健康診断などをして正式契約を結び、18日(日本時間19日)に入団の記者会見をする予定。バレンタイン監督との6年ぶりの再会、食事の予定もある。同投手は「駄目だったら、という不安もあるが(大リーグでプレーする)うれしい気持ちがある」と話した。

 新庄の移籍に関しては、「話を聞いて驚いた。彼と一緒にやれると思っていたので、残念。でも、彼も新しいチームで、きっと自分の仕事をきっちりとこなしていくことでしょう」と語った。

                                       2001.12.18

◆ 『福浦弁当』発売に待った?! ◆

本拠地・千葉マリンスタジアムの名物は、スター選手の名前がついた弁当。ジョニー黒木弁当などが人気だが、今季首位打者に輝いた福浦は、自分の名前がついた弁当の製作、発売に難色を示している。

 平成8年の「伊良部弁当」に始まり、ロッテではスター選手の弁当を球場で販売。ジョニー黒木弁当や石井浩朗弁当は、今季の人気商品だった。当然、首位打者の福浦は新メニューの最右翼。球団側もプロジェクトチーム立ち上げを考えていた矢先に、本人が“待った”をかけた。

 「弁当を出した選手のことを気にしてるみたいなんです」と球団関係者がもらす。今季、石井は故障がちで36試合(打率.253)の出場で横浜に移籍、黒木知も右肩痛で後半戦を棒に振るなど不振、不運が目立つ。

 「今季の成績に甘んじないで頑張る」と誓う福浦にとっては、弁当発売を見送りたいのが本音。「新たなスターだから、盛り上げたい」(同関係者)という球団の思惑と、どう決着をつけるのか。福浦弁当問題が、ロッテのオフを過熱させている。

                                       2001.12.15

◆ 2軍キャンプ地が変更に ◆

来春の2軍キャンプを千葉県館山市から鹿児島県東市来町の湯之元に変更することが21日、明らかになった。鹿児島でキャンプを行う一軍との交流を積極的に行いたいとする現場の意向があり、前日に館山市の市長や関係部署に事情説明した上で決定した。期間は2月中旬から2月末までの予定。

                                       2001.12.24

来春の2軍キャンプ地が千葉・館山から鹿児島市にほど近い湯之元へ変更されることが濃厚になった。1、2軍のキャンプ地を近くに置き、選手の競争意識を高めるのが狙い。山本監督から要望があったもので、後藤球団代表は「現場の意見に沿うように努力している。来週中21日までに決めたい」と話した。

                                       2001.12.15

◆ 黒木が福浦を選手会幹部に指名 ◆

選手会の会長を務める黒木が、首位打者となった福浦を次期幹部候補に指名した。「まだ役員ではありませんが、若手選手の相談役という立場になってもらうことにしました。若手選手との風通しをよくするためでもあります」と黒木。黒木会長の任期は来年まで。それ以降、福浦が選手会役員に“入閣”するのは確実となった。

                                       2001.12.14

◆ 初芝は大幅ダウンも納得の更改 ◆

13日、初芝が3000万円減の7000万円で更改した。今季は2度の二軍落ちを経験。打率.253(規定打席到達者の中でワースト2位)、16本塁打と、主砲としては期待外れの成績に終わった。「成績を残していないので、下がってもしょうがない。(減俸分を)取り戻せるように来季頑張るしかない」と話した。

                                       2001.12.14

◆ 小坂が1億到達 黒木は微増を保留 ◆

12日、小坂が1500万円増の1億円で契約更改した。今季は1番打者に定着し、全140試合に出場。特に守備面で高い評価を受けた。小坂は「打率は低かったが、守備などの数字に表れない部分を評価してもらえた」と話した。入団5年目での1億到達は球団野手最速。

 また、エースの黒木知は1000万円増の1億7200万円を保留。今季は前半戦だけで11勝。しかし右肩の故障で後半戦は1試合しか登板できず、大幅アップはならなかった。黒木知は「希望金額と開きがあった。11勝4敗という数字を、1年間トータルの成績として評価してほしい。5年で60勝しているのでいい契約をしてくれると思ったんですが」とプロ入り初となる保留に渋い表情を浮かべた。

 黒木知の希望額は1億9000万円とみられ、球団提示とは1800万円の開きがある。年内にもう1度交渉が予定されているが「正直、年は越したくないけど自己主張は必要。ゆっくり(交渉を)やりたい」と越年も辞さない構えだ。川北球団本部長は「今年中に終わらせなければいけないという取り決めはない」と話しており、長期戦が予想される。

 9勝(10敗)を挙げ、新人王争いに加わった加藤は、2度目の交渉で前回と同じ1500万円増の2800万円でサインした。

                                       2001.12.13

◆ 堀、大幅ダウンで契約更改 ◆

が11日、球団史上最高となる4500万円減(約43%減)の年俸6000万円プラス出来高払いで契約更改した。レギュラーに定着できず、打率.233の不振だった今季は事前交渉で50%減の提示を受けた。「正直、きつかった」と言うように、一時は自由契約を申し出る考えもあったが、減額幅が縮まったほか、出来高払いの基準を軽めに設定してもらい、「働いていないのでしょうがない。来年頑張れば今年の年俸と変わらないくらいになる」と話した。

 また、藤田は金額面の話し合いをせず、中継ぎの査定の見直しを訴えた。事前から「ハンコは持っていきませんよ。2回でも3回でもやる」と、保留は“内定”していたが、「マサ以上に仕事していると思う。ぼくら(中継ぎ)の評価を見直してほしいんです」とも語っていた藤田。今季の年俸は、日本人投手ではエース黒木知に次ぐ6500万円。小林雅の来季年棒が1億円ということもあり、大台に乗るなどしない限り、話し合いはまとまりそうもない。

                                       2001.12.12

◆ オープン戦の日程が発表 ◆

セ、パ両リーグは11日、来春のオープン戦日程を発表した。2月23日の阪神−西武(安芸)、中日−日本ハム(北谷)、横浜−ヤクルト(宜野湾)でスタートし、3月25日まで昨年より10試合多い109試合を行う。試合数が最も多いのは中日、阪神の20試合、最少はロッテの16試合。
 今年開場した札幌ドームでは3月7日の巨人−阪神など3試合を行う。北海道では初開催となり、これまでは1998年の福島県いわき市(日本ハム−巨人)が最北の開催地だった。試合開始時間など詳しい日程は、来年1月16日に発表される。

                                       2001.12.12

◆ 喜多、”卒業”のほうは大丈夫? ◆

喜多がいきなりキャンプで遅刻宣言?山本監督からは「一軍帯同は確定的」と太鼓判を押されたが、本人は「卒業試験が2月上旬まであるんです。どうしても大学は出たい」と訴えた。残る単位は16だが、卒業への“勝算”は「五分五分」。第1クールを欠席してでも『慶大卒』にこだわる。

                                       2001.12.12

◆ 新人6選手の入団発表 ◆

■ロッテはドラフト指名した新人6選手の入団発表を、東京・西新宿のロッテ本社で行った。1巡目で指名した喜多隆志外野手(21)=慶大=は、背番号「3」のユニホームにそでを通し「自分の名前のように喜びの多い野球人生にしたい。首位打者や最多安打のタイトル獲得が目標」と抱負を語った。

 3巡目指名の今江敏晃内野手(18)=PL学園高=の背番号は「25」に決まり、「中学、高校を通じてのライバルで、近鉄から1巡目指名された朝井秀樹投手に負けないように頑張りたい。首位打者と打点王を狙いたい」とコメントした。

 4巡目以下指名の選手と背番号は次の通り。
田中充投手(26)=NTT東日本「16」、辻俊哉捕手(22)=国士大「45」、
富永旭内野手(18)=春野高「59」、丸山泰嗣内野手(22)=武蔵大「37」

 山本監督は「プロ入りした以上、1日でも早く1軍で活躍してほしい」と期待を寄せた。

                                       2001.12.11

◆ 藤田が徹底抗戦 移籍も辞さず ◆

■中継ぎエーズの藤田が、球団の評価次第では他球団への移籍も辞さない構えを見せた。同投手は11日に契約更改交渉を行うが、ロッテ本社主催の野球教室終了後「今年は徹底的にやります。球団が『他球団へ出すぞ』と言われれば『出してくれ』と言う。2月まで契約できなければキャンプには行きません」と断言した。藤田が強く訴えているのは、中継ぎ投手の待遇改善だ。「僕らの仕事の評価を変えてほしいだけです」。マウンドに上がらない時でも、常にブルペンで肩作りを強いられる。その苦労に報いて欲しいというのだ。

                                       2001.12.10

◆ 更改保留の小野はハワイへ ◆

■契約更改を保留している小野が9日、家族とハワイ旅行へ出発。17日に予定されている2度目の交渉に向けて英気を養う。初回提示は2000万円増の推定6000万円だったがハンは押さなかった。チームから小林雅、福浦ら1億円プレーヤーが誕生したこともあって「やっぱり頑張った分だけもらわないと」と話していた。

                                       2001.12.10

◆ 初芝はオフ返上 12月中旬に始動 ◆

■プロ13年目の初芝清内野手が、初のオフ返上自主トレを敢行する。 「(今年は)期待を裏切ったからね。いつもは12月中旬から何もしなかったけど、今回は一定の状態を保っていきたい」元日を含め毎日3〜4時間、千葉マリンで走り込みとマシン打撃を行う。8日は後援会主催の慈善野球に参加。臓器移植のNGOへの寄付金20万円以上が集まった。13日以降に予定されている契約更改では、今季年俸1億1000万円からの50%ダウン提示を、すんなり受け入れるつもり。「(オフ返上で)自分でもどうなるか楽しみ」と気合がみなぎっていた。

                                       2001.12.10

◆ 澤井挙式 来季こそレギュラーを ◆

■来季で入団7年目になる澤井が8日、千葉・美浜区の幕張プリンスホテルで妻・貴戸(たかこ)さんと結婚式を挙げた。チームメートの福浦、大塚ら200人の招待客の前で、式の最後にスピーチした澤井は「こういうあいさつは苦手なのでひとつだけ誓ってあいさつとさせていただきます。幸せにします」と話し、大きな拍手を浴びた。来季は初芝と三塁の定位置を争うが「チャンスなので死ぬ気で頑張ります」と飛躍を誓っていた。

                                       2001.12.10

◆ 福浦、苦節8年の大台突破! ◆

■パ・リーグの首位打者に輝いた福浦和也内野手が、倍増の1億800万円(プラス、タイトル料500万円)で更改。現役日本人野手ではチーム最高年俸となった。地元・習志野高からドラフト最下位で入団して、8年目でつかんだ“ジャパニーズドリーム”だ

 6日に1億円でサインした小林雅が入団4年目での「球団最速」の到達なら、こちらは苦節8年の大台突破だった。
 「入団当時は、だれも想像してなかったでしょうね。大台に届くか不安でしたが、最高の評価をもらいました。球団から“今年は花マルだよ”と褒めてもらいました」

 平成6年、地元・千葉の習志野高から、ドラフト最後尾の7位で入団。しかも希望した投手では不合格の烙印を押され、1年目の途中で打者転向。イチローが7年間君臨した首位打者の座を獲得する夢物語とは、当初はかけ離れた存在だった。
 「でも、当時から練習量はすごかった。若手も参考にしてほしい」。そう話すのは、当時二軍監督だった山本功児監督。練習中、日射病になり、冷房の効いた部屋に担ぎ込まれ、連日の猛練習の疲れで大いびきをかいて熟睡したこともあった。

 今でも、ただひとり元日から千葉マリンに来て練習する。「来季も自分がライバル。一生懸命やれば、結果がついてくるんです」。苦労人の1億円プレーヤーは、来季もハードワークを武器に2年連続首位打者を狙う。

 そして、さらなる飛躍へ、データの充実を切望。「例えば、西武の松坂でも、捕手が伊東さんと和田さんじゃ配球が違う。投手だけじゃなく、個々の捕手別にもデータが必要」。要望を受けた川北球団本部長は「たぶんデータは出せるだろうし、できる限り協力したい」と快諾した。マークが厳しくなる勝負の年へ、福浦の準備はすでに始まっている。

                                       2001.12.9

◆ 池田小で黒木らが児童との交流会 ◆

■校内児童殺傷事件があった大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)で6日、プロ野球選手と児童の交流会が開かれた。参加したのは阪神・桧山、巨人・川相、横浜・佐伯、ロッテ・黒木の4選手。児童約680人と野球教室などで汗を流した。交流会は日本プロ野球選手会などが事件の後遺症から、1日も早く立ち直ってもらおうという計らいで企画。児童らに大阪城ホールで7日に開かれるプロ野球オールスタースポーツフェスティバルの招待券などが贈られた。同校の津田一司教諭は「子供たちの笑顔が戻ってきたときにこういうことをやってくれて、非常にうれしいです」と話した。

                                       2001.12.9

◆ 今江と仮契約 全6選手の入団決定 ◆

■3日、ドラフト3巡目のPL学園高・今江敏晃内野手と仮契約を結んだと発表した。鈴木皖武スカウトが2日に大阪府富田林市内の同校を訪れ、契約金7500万円、年俸720万円で合意に達していた。背番号は「25」。ロッテはこれでドラフト指名6選手の入団が決まった。

▼今江敏晃内野手:「たくさんの先輩がいらっしゃるので、一日でも早くその先輩のように一軍で活躍したいです」

                                       2001.12.4

◆ 契約更改 :各選手のコメント Part 2 ◆

■7日、福浦が倍増の1億800万円で一発更改した。入団8年目の今季は3番打者に定着し、打率.346で首位打者のタイトルを獲得。156安打、18本塁打はともにプロ入り最高の数字だった。1億円の大台を突破し、タイトル料500万円も手にした福浦は「本当に最高の評価をしてくれた。自分が希望していた通りの金額だった」と満面の笑顔を見せた。
 また、後半戦から主に中継ぎとして登板し6勝を挙げた
清水直は、3度目の交渉で700万円増の2400万円で更改した。

■6日、球団新の年間33セーブを挙げた小林雅が、4000万円増の1億円で一発更改した。入団3年目の今季は、リーグ新記録を更新する12試合連続セーブをマークするなど、球界を代表するストッパーに成長。投手陣では最高クラスの評価を受けての大台到達となった。小林雅は「プロ入りしてからずっと目標にしてきた金額だった。来季はチームの顔として期待していると言われたので、それにふさわしい活躍をしたい」と語った。
 二塁のレギュラーに定着し、プロ入り最多の125試合に出場した
酒井は800万円増の5600万円を保留した。

■4日、吉田が契約更改に臨み、1200万円増の7000万円でサイン。席上、選手会副会長の立場から球団との定期的な話し合いの場を求めた。「強いチームになるため協力して欲しいと訴えた。話し合いは1カ月に1回でもいい」と、風通しのいい球団への変身を求めた。

■3日、2年連続2ケタ勝利を達成した小野が、2000万円増の6000万円を保留した。希望額の7000万円には届かず、「後半戦は肩がきつかったけど、何とか自分の仕事はできたと思う。球団には投手の肩のコンディショニングに配慮してほしいと要請しました。去年と同じくらい評価はしてもらったが、金額に開きがあった。他の選手の更改を見てみたい」と話した。

■3日、諸積が15%ダウンの5525万円を保留、「金額についてはもめたくない。ただサインをすると話したいことも話せなくなるから」。2度目の交渉の清水直も800万円増の2500万円を保留し、「来年、肩とか痛めて登板数や勝ち星が減ったらどう評価されるのか。明確な評価基準を聞きたい」と語った。

→→ この日から主力の登場で注目されたが、諸積、小野、清水直と3人とも1時間以上も話し合いを行いながら、全員が険しい表情で交渉を終えた。結果は3人とも保留。これで初回提示を保留したのは計8人という異常事態だ。

 初回保留8人(うち3人は2回目でサイン)のうち4人が投手。交渉が難航している背景にはエース黒木の公傷問題がある。先の川北智一球団本部長による「相撲じゃないんだから公傷なんてない」との発言が、投手陣に今後に対する不安感を募らせた。それでも強気で鳴る交渉役の川北本部長は「時間はたっぷりある。今年中に終わらせなければいけないという取り決めはないんだから。別に開幕を過ぎてもいいんだから(保留者が多いことは)全然気にしてない」と豪快に言い放った。

 チーム防御率3.93は西武(3.88)に次ぐリーグ2位の好成績。投手陣に今後も保留者が続出することは十分に予想される。昨年は1人も越年者を出さなかったロッテだが、今年は一転波乱のオフとなった。

◆ 「弱点克服」 喜多がバント練習 ◆

■2日、千葉・八街市の千葉黎明高での少年野球教室に参加していた喜多は、「バント練習をしたいんです」と開幕1軍へ予想外の練習を志願。オフの練習で“小技”を磨くことを口にした。

 東京六大学の最高打率を更新した安打製造機から意外な言葉が飛び出した。「プロはレベルが高いし必死にやるだけです」高校、大学と中軸を打ち続けた喜多はバントのサインを出されたことは皆無で、バントは大の苦手。アマ時代にスラッガーとして鳴らした選手が陥りやすい“弱点”をプロ入り前に克服するのが狙いだ。

 「あこがれはヨシノブさん。野球に取り組む姿勢は手本になります」と、目標は大学の先輩である巨人・高橋由。打撃技術はヨシノブ2世の呼び声も高いだけに、小技をマスターすればすでに参加が決定している来春の鹿児島1軍キャンプからレギュラー取りへ一気に突っ走るかもしれない。

                                       2001.12.4

◆ 丸山は秘密兵器?鹿児島へ帯同予定 ◆

■1日、山本監督がドラフト7巡目指名の武蔵大・丸山泰嗣内野手を1軍の鹿児島キャンプに参加させる意向を明らかにした。ビデオで丸山の動きをチェックした指揮官は「うちの秘密兵器だ。自主トレを見るのが楽しみだね」と評価を上げた。内野手補強を狙うチームにとって思わぬ掘り出し物となるか。注目だ。

                                       2001.12.2

◆ 納会&ダブルストッパー構想 ◆

■30日、納会が千葉・天津小湊町のホテルで行われ、選手やチーム関係者ら122人が参加した。冒頭であいさつに立った重光オーナー代行は「個々の選手はレベルアップしていると思います。来年は山本監督も4年目を迎えます。ぜひ優勝という結果を出してほしい」と話した。あいさつに立った山本監督も「来年は優勝に向かって心を一つにして頑張りましょう」と巻き返しを誓っていた。

 また、山本監督が来季巻き返しのカギになる小林雅清水直のダブルストッパー構想を明かした。「今年はマサ(小林雅)に相当無理をさせてしまった。来年は疲れているときは連投させたくない。ナオ(清水直)もいるから」。今季33セーブを挙げた小林雅だが、後半は疲れから球の切れを失った。小林雅は「初めて1年間ストッパーをやってみて課題も見つかった。来年は調子の波を少なくしたい」と意欲を口にしたが、救援で6勝を挙げた清水直も「僕の中では抑えはマサさん。でも、疲れているときには助けてあげたい」とフル回転を誓っていた。

                                       2001.12.1

◆ 7巡目・丸山と仮契約 ◆

■29日、武蔵大学にてドラフト7巡目指名・丸山泰嗣選手と仮契約を結んだ。

▼丸山泰嗣内野手:「契約が決まってホッとしています。対戦したい相手は寺原君。ストライクが来れば打てると思います。憧れの選手はイチロー選手。プロに入れたのもこの大学の環境があったおかげです。早く一軍に上がって大学に恩返ししたいです」

                                       2001.12.1

◆ 水谷則博スカウト死去 ◆

■ロッテの水谷則博スカウト(51歳)が29日午前11時27分、急性硬膜下腫のため東京都内で死去した。名古屋市出身で、中京商から1968年のドラフト2位で投手として中日に入団。73年のシーズン途中にロッテに移籍し、74年の日本一、78年後期、80年・81年前期の各優勝に貢献した。88年限りで現役を引退するまで通算476試合に登板して108勝111敗2S、防御率4.01を記録。89年からは東海地区担当のスカウトを務め、小林雅英投手、小野晋吾投手らを発掘した。

 ロッテ投手王国の礎を築いた名スカウトの死に、ナインは一様にショックを隠せなかった。特に小野はぼう然とするしかなかった。プロ7年目の昨季、13勝を挙げ最優秀勝率のタイトルを獲得。“サンデー晋吾“の活躍を誰よりも喜んでくれたのが担当スカウトの水谷さんだった。「報告した時は本当に喜んでくれていました」と悲しみに暮れた。小野だけではない。今季は球団新記録の33セーブを挙げ、守護神に成長した小林雅、新人王を争った加藤、サブマリンの渡辺俊らを見い出した。パ・リーグ1の力を誇るロッテ投手陣を影から支えてきた最大の功労者だった。今年5月から闘病生活に入っていたが、今ドラフト3巡目のNTT東日本・田中投手、4巡目の国士大・辻捕手の指名にも尽力した。

                                       2001.12.1

▽山本功児監督:「ちょっと悪いくらいにしか思っていなかった。現役でずっと一緒にやってきて、面倒見のいい人だった。突然のことでびっくりしている」

▽袴田英利二軍バッテリーコーチ:「緩いカーブ、真っすぐ、スライダー。その組み合わせで最高のピッチャーだった。思い出がありすぎる」

▽小林雅英投手:「入団したころ、ウチの実家(山梨・大月)まで来てくれた。(8月に亡くなった)オヤジと同い年でもあり、妙に気が合っていた。2人とも亡くなってしまい、今年はキツいです…」

▽小野晋吾投手「(93年に)指名された時、プロでやる自信がなくて拒否していたんです。水谷さんに、自信はプロに入ってからつくるもんだ、って言われて決意できた。2軍で苦しかった時にも気遣ってくれたのに…」

                                       2001.12.2

◆ 小ネタいろいろ Part 7 ◆

5日、今季のセ・パ12球団の監督の年俸をまとめると、皮肉な結果が浮かび上がった。最高額は阪神・野村克也監督の2億円。一番低いのは近鉄・梨田昌孝監督と、ヤクルト・若松勉監督の各5000万円。年俸は過去の実績を反映するため、3年連続リーグ最下位の監督が、両リーグを制した2人の4倍にも及ぶ結果となった。(金額は推定)

セ 阪神(6)野村克也 20000 中日(5)星野仙一 16500 横浜(3)森祇晶 15000
  巨人(2)長嶋茂雄 12000 広島(4)山本浩二 8000 ヤクルト(1)若松勉 5000

パ ダイエー(2)王貞治 15000 西武(3)東尾修 12000 オリックス(4)仰木彬 12000
  日本ハム(6)大島康徳 7000 ロッテ(5)山本功児 6000 近鉄(1)梨田昌孝 5000

1日、米大リーグのニューヨーク・メッツは、小宮山悟投手と入団の仮契約を結んだと発表した。日本人大リーガーは13人目となるが、36歳でのメジャー入りは過去最高齢。条件は公表されなかったが、契約は1年で2003年に関しては球団がオプション(選択権)を持つ。正式契約は17日にニューヨークの球団本部で行われる予定。

30日、巨人の納会後の選手会ゴルフで、河本が選手会の部で優勝。「初めての優勝だからうれしいよ」と笑みを浮かべた。

29日、日本野球機構はフジサンケイグループによる横浜、ヤクルト両球団の株式所有問題で、緊急の実行委員会を開き、横浜の筆頭株主がマルハからニッポン放送に移ることを認めた15日の実行委の決議は野球協約に抵触するとして白紙撤回した。今回の決定で横浜の筆頭株主は、マルハが継続するかニッポン放送以外の企業となる。

28日、米大リーグのメッツが、横浜からFA宣言した小宮山悟投手と契約する意向を固めたことが明らかになった。同日の米紙ニューズデーによると、メッツは中継ぎでの起用を予定し、30日にも正式契約する。入団が決まれば来季は新庄剛志外野手とともに日本選手2人が同一チームでプレーすることになる。

28日、東京運動記者クラブアマチュア野球分科会は、2001年の表彰選手として東京六大学秋季リーグで史上最高打率をマークした慶大の喜多隆志外野手を選出した。また、表彰校として夏の全国高校選手権を制した日大三高(東京)、特別賞に慶大監督を勇退した後藤寿彦日本代表監督を選び、都内で表彰した。

26日、西武が来季から着用する新ユニホームを発表した。1996年以来の変更で、右袖に日本一の回数を示す8個の星をつけたロゴが付く。ビジター用は灰色と青の2色に一新し、帽子のマークから緑の縁取りをなくした。また、ホーム用を基本に背番号などの字体を変えた“サードユニホーム”が加わり、札幌ドームなど特別な試合で着用する予定という。

◆ 11月のヘッドライン ◆

◆投手陣の契約更改は長期化の様相 ◆松本が引退、スカウトに転身
◆富永、田中の入団決定 ◆選手会ゴルフの商品に酒井困惑
◆光山の横浜入団は谷繁次第? ◆小林雅、1億越えなるか ◆黒木に愛の後援会発足◆ファン感&来季の開幕投手は… ◆来季から罰金制度導入
◆結局、寺本の来季登録は外野手に ◆喜多らは鹿児島で鍛えます
◆契約更改 :各選手のコメント Part 1 ◆田中に指名挨拶、辻は仮契約
◆喜多に指名挨拶、入団内定 ◆草野球vsマリーンズ!(日刊スポーツマリン杯)
◆ドラフト会議終了 ◆喜多・辻のW獲得絶望 補強失敗か?
◆慶大・喜多をドラフト1位指名検討 ◆橋本将が12.21入籍 挙式は来オフ
◆小ネタいろいろ Part 6 ◆中継ぎ陣が待遇改善を要求
◆大村・吉鶴・平井には25%ダウン提示 ◆契約更改、大荒れ必至
◆球団は黒木に公傷認めず ◆黒木、4年連続の開幕投手を目指す
◆渡辺俊介、親子でシンカー習得 ◆慶応・喜多外野手獲得へ
◆小坂が
ゴールデングラブ賞を受賞 ◆黒木にもダウン提示、初の保留も
◆初芝にも年俸50%ダウンの提示 ◆野球のW杯開幕/日本の試合結果
◆河合楽器・久本投手獲得へ ◆首位打者・福浦、自社CMに?
◆黒木、復活への始動は12月半ばから ◆小ネタいろいろ Part 5
◆館山は休日返上です ◆山本監督の実父、死去 ◆SM式ノックで守備力アップ?
◆03開幕から千葉マリンが天然芝に

◆ 10月のヘッドライン ◆

◆”ポスト初芝”に星川学内野手を指名 ◆小ネタいろいろ Part 4
◆山本監督が”地獄のキャンプ”宣言 ◆館山・秋期キャンプ情報
◆今季のMVP・ベストナイン発表 ◆契約更改、始まる
◆石井獲得へ阪神が名乗り → 横浜に入団 ◆石井浩郎に戦力外通告
◆館山キャンプはポジション争奪戦 ◆館山秋期キャンプの日程発表
◆光山の中南米リーグ挑戦が微妙に ◆寺原獲りはほぼ断念か・・・
◆寺本、山崎らが打者に挑戦 ◆堀に年棒50%ダウンを提示 ◆小ネタいろいろ Part 3
◆武藤(M)と黒木(F)のトレードが成立 ◆パ・リーグが来年の公式戦日程発表
◆於保、右手首を手術 ◆FA資格選手を公示 ◆小ネタいろいろ Part 2
◆他4投手も入団テスト ◆米国放浪男が入団テストを受験 ◆リフレッシュでケガ人撲滅
◆マリーンズ来季スタッフ発表 ◆小ネタいろいろ Part 1
◆コスモスリーグに一軍選手が参加 ◆ファーム日本選手権は西武初優勝
◆パリーグ終了、個人タイトルは… ◆パリーグの観客動員数、2.1%増
◆竹清、右肩の手術 ◆6選手に戦力外通告、本西は引退 ◆ 福浦、首位打者が確定
◆出身地別東西対抗戦は11月4日に ◆パ・リーグ東西対抗戦は11月3日に
◆シーズン中のドラフト関連の話題 ◆12球団の監督の動向 ◆戦力外通告 ◆退団
◆2001年千葉ロッテマリーンズ ご声援ありがとうございました